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2008年1月27日 (日)

女子のフリップとルッツの意外な数字

またしてもGPシリーズの自己満足統計です。

今回は、女子シングルのルッツとフリップについて調べてみました。
母体となるデータは、GPシリーズの全プロトコル。のべ75のショートプログラムと74のフリースケーティングのエレメンツです。
ただし詳しく調べたのは単独ジャンプのみです。参考のためにコンビネーションなどの総数も表記しましたが、その質についてはまったく考慮していません。プロトコルから機械的に出していまして、コンビネーションジャンプや、シングルやダブルになってしまったジャンプなど、調査の甘いところは多々あるのですが、話半分でみてやってください。

<トリプルフリップ>

◆SP
・GOE0以上のジャンプ 7
・GOEマイナスのジャンプ 11
・e判定を受けたジャンプ 6
・ダウングレードのジャンプ 1
・ダウングレード+e判定のジャンプ 1
合計26
ベストGOE ユリア・シェベスチェン(中国杯) +1.0

下2項目はジャンプの質を考慮しないでの参考統計。
・コンビネーション(少なくとも+COMBOのついた)ジャンプ 21
・ダブルやシングルになってしまったジャンプ 6

・フリップを全く試みなかったプログラム 21

◆FS
・GOE0以上のジャンプ 13
・GOEマイナスのジャンプ 11
・e判定を受けたジャンプ 3
・ダウングレードのジャンプ 6
・ダウングレード+e判定のジャンプ 3
合計36
ベストGOE ジョアニー・ロシェット(ロシア杯) +1.2

下4項目はジャンプの質を考慮しないでの参考統計。
・コンビネーション、シークエンスのジャンプ(2度目の単独ジャンプ+SEQを含む) 37
 ・うち、2回のトリプルフリップを跳んだもの 18※
・ダブルやシングルになってしまったジャンプ(単独、コンボ問わず) 19
 ・うち、ダブルやシングルしか跳べなかったプログラム 7

・フリップを全く試みなかったプログラム 13

単独ジャンプの成功率32.3%

(※このうちの3回はコンビネーションジャンプが2回のプログラム! つまり、2回跳んだプログラムよりコンボのみを1度だけ跳んだプログラムの方が多いように錯覚するが、実際にはコンボのみを1度だけ跳んだプログラムは37-18-3=16回ということになる)

<トリプルルッツ>

◆SP
・GOE0以上のジャンプ 8
・GOEマイナスのジャンプ 11
・e判定を受けたジャンプ 6
・ダウングレードのジャンプ 1
・ダウングレード+e判定のジャンプ 1
合計27
ベストGOE 金妍兒(GPファイナル) +1.8

下2項目はジャンプの質を考慮しないでの参考統計。
・コンビネーション(少なくとも+COMBOのついた)ジャンプ 29
・ダブルやシングルになってしまったジャンプ 5

・ルッツを全く試みなかったプログラム 14

◆FS
・GOE0以上のジャンプ 19
・GOEマイナスのジャンプ 8
・e判定を受けたジャンプ 7
・ダウングレードのジャンプ 9
・ダウングレード+e判定のジャンプ 8
合計51
ベストGOE キミー・マイズナー(エリック・ボンパール杯)、金妍兒(GPファイナル) +1.2

下4項目はジャンプの質を考慮しないでの参考統計。
・コンビネーション、シークエンスのジャンプ(2度目の単独ジャンプ+SEQを含む) 39
 ・うち、2回のトリプルルッツを跳んだもの 28
・ダブルやシングルになってしまったジャンプ(単独、コンボ問わず) 18
 ・うち、ダブルやシングルしか跳べなかったプログラム 6

・ルッツを全く試みなかったプログラム 6

単独ジャンプの成功率34.6%

単独ジャンプの成功率といっても、コンビネーションをやろうとしたけれどセカンドジャンプがつけられなかった、というのまで成功とか失敗とか出していますから、あまり質のいい数字ではありません。
それにしても、フリップよりルッツを試みているスケーターの方がかなり多い上に、成功率も大差ないというかフリップの方がちょっと低いです。
しかし、実は失敗の内訳の方がちょっと様子が違います。
フリップジャンプの失敗は、プロトコル表記はそのままのGOE減が35%を占めるのに対し、ルッツではそれは24%に過ぎません。ルッツではe判定、ダウングレード+e判定の割合がかなり多いのです。成功失敗に関わらずのリアルフリップ判定は49件で79%、リアルルッツ判定は56件で71.8%です。

ついでにフリップのコンビネーション2回のプログラムとは、ピンと来た方もおられると思いますが、浅田真央選手の3回のプログラムです。
コンビネーション2回はザヤックルールには抵触しない、ということも、ご存知なかった方はぜひ覚えておいてくださいね。

別にこのデータから、何かしらの一般的な結論を導き出そうというつもりはこれっぽっちもありません。
母体に「シニアグランプリシリーズに招待されるようなレベルの高いスケーター」というバイアスがかかっているうえに、無名選手は1回、有名選手は2回、さらにファイナリストは3回の試合をのべ計算していますから、余計にレベルの高いスケーターを多く取り上げていることになります。
ですから、これをもとに基礎点がどうとか、エッジの判定方法がどうとかという一般化した議論をするのは、あまり意味のないものと思ってくださいね。

1/28 データをとばしてしまってもう一度集計し直したところ、いくつかの数字が間違っていましたので訂正しました。まだ間違っているかも…

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