2013年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 男子FSの2連続コンビネーション | トップページ | 男子FSの3連続とジャンプシークエンス »

2008年2月10日 (日)

女子FSの3連続とジャンプシークエンス

GPシリーズのジャンプ集計、今回は女子フリーの3連続とシークエンスです。
この辺になると母体が少ないのに選手の名前がバンバンでてきますが、レアなものをやっているということ自体をフィーチャーしていきたいので、あえてバンバン出していきます。


<3連続コンビネーション>

★セカンドトリプルの3連続★
2A+3T+2T エレーナ・グレボワ(スケートカナダ) GOE +1.0
合計 1

☆その他の3連続☆
◆ルッツから 7
3Lz+2T+2Lo 4 (うちGOE0以上 4)
      e 1
3Lz+2T+2Lo< 1
2Lz+2T+2Lo< 1

◆フリップから 2
3F+2Lo+2Lo 2 (うちGOE0以上 1)

◆ループから 4
3Lo+2T+2Lo 3 (うちGOE0以上 3)
3Lo<+2T+2Lo 1

◆サルコウから 2
3S+2T+2T 1 (うちGOE0以上 1)
2S+2T+2T 1 (うちGOE0以上 0)

◆トウから 9
3T+2Lo+2Lo 1 (うちGOE0以上 1)
3T+2T+2Lo 4 (うちGOE0以上 4)
3T+2T+2Lo< 1
3T+2T+2T 2 (うちGOE0以上 2)
3T+2T+2T< 1

◆アクセルから 12
2A+2Lo+2Lo 2 (うちGOE0以上 1)
2A+2Lo+2Lo< 1
2A+2T+2Lo 5 (うちGOE0以上 4)
2A+2T+2T 3 (うちGOE0以上 2)
2A+1T+1T 1 (うちGOE0以上 1)

合計 36

3連続の総合計 37 (1プログラムあたりの平均回数0.5回)

△ファースト2A、セカンド以降2T以上でGOE0以上のジャンプのベストGOE▽
3Lz+2T+2Lo ジョアニー・ロシェット(ロシア杯) 1.2
3F+2Lo+2Lo ミラ・リュン(エリックボンパール杯) 0.0
3Lo+2T+2Lo キーラ・コルピ(ロシア杯) 0.2
3S+2T+2T 中野友加里(GPファイナル) 0.0
3T+2Lo+2Lo 安藤美姫(スケートアメリカ) 0.0
3T+2T+2Lo 中野友加里(スケートカナダ) 0.6
3T+2T+2T エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(スケートアメリカ)、澤田亜紀(エリックボンパール杯) 0.0
2A+2Lo+2Lo 浅田真央(GPファイナル) 0.2
2A+2T+2Lo キミー・マイズナー(スケートアメリカ) 0.2
2A+2T+2T 武田奈也(スケートカナダ)、グウェンドリーヌ・ディディエ(エリックボンパール杯) 0.0

<ジャンプシークエンス>

3Lo+2A+SEQ 2 (うちGOE0以上 2)
3S+2A+SEQ 1 (うちGOE0以上 1)
3T+3S+SEQ 1 (うちGOE0以上 0)
3T+2A+SEQ 2 (うちGOE0以上 1)
3T+1S+SEQ 1 (うちGOE0以上 1)
2A+2A+SEQ 3 (うちGOE0以上 1)
2A+1A+SEQ 1 (うちGOE0以上 1)

合計 11 (1プログラムあたりの平均回数0.15回)

△2A以上で構成されるGOE0以上のジャンプのベストGOE▽
3Lo+2A+SEQ 武田奈也(スケートカナダ) 1.0
3S+2A+SEQ レスリー・ホーカー(NHK杯) 0.0
3T+2A+SEQ 村主章枝(中国杯) 0.8
2A+2A+SEQ アリサ・ドレイ(スケートカナダ) 1.0

<単独ジャンプ+SEQ※>

3Lz+SEQ 3 (うちGOE0以上 1)
3Lz<+SEQ 3
      e 1
3F+SEQ 1 (うちGOE0以上 0)
3F<+SEQ 3
      e 1
3Lo+SEQ 1 (うちGOE0以上 0)
3S+SEQ 1 (うちGOE0以上 0)
3S<+SEQ 3
2A+SEQ 1

合計 18 (1プログラムあたりの平均回数0.24回)

※「単独ジャンプ+SEQ」には、(1)ザヤックルールに抵触したジャンプ、(2)コンビネーション、シークエンスの定義に違反したジャンプ、の2種がある。
(1)は、「重複して跳ぶトリプル以上のジャンプの少なくともひとつはコンビネーションかシークエンスにしなくてはならない。もし単独で2度跳んでしまった場合は後に跳んだものを『セカンドジャンプ不明のジャンプシークエンス』とみなす」というもの。
GOEにプラスのついているものは間違いなくこれだと思ってよい。
(2)は「ジャンプシークエンスはターン、ステップでジャンプをつなぐことができない」という今季からのルール。ただしスケーティングフットを変えずダブルスリーターンのみ挟んだ場合依然コンビネーションジャンプと認められます(全日本選手権の安藤選手のフリーで実施された3T+2Lo+2Loなど)。
これにより前のジャンプでステップアウトした後に跳んだジャンプが無効になってしまうだけでなく、そのシリーズそのものはシークエンス扱いで基礎点が0.8倍になってしまいます。厳しくなってしまいましたが、2つの単独ジャンプと見なされるよりはまだ救済措置だといえるかもしれません。
ザヤックルールとは関係ない2A+SEQ、また1度しか跳んでいないジャンプでのこの表記は間違いなくこれだと思ってよい。


というわけで、3連続の実施率は半分と、あまり高くないということが明らかになりました。その中で日本の選手たちの健闘がやたらと目立ちますね。
最後にダブルループをつけると1.5点、後半なら1.65点。けれど「その程度の基礎点をムリにあげるよりは、できる範囲でクリーンに演じた方がマシ」という考えも少なくはなさそうですね。
セカンドトリプルを含む3連続は、単純な足し算でなされる今の採点方式では無駄に難しいだけということなのか、ほとんど見られなくなりました。男子の4回転にも言えることですが、一点豪華主義ではなかなか勝てないという現状を反映しているといえるかもしれません。

ちょうど資料室の質問掲示板でも出ていたお話ですが、ジャンプシークエンスのバラエティもあまり多くはありませんね。ロシェット選手らががんばっていますが、トリプルトリプルを跳べない選手の、苦肉の策という印象もぬぐえません。
かといって、こういうものをルールとして優遇してしまうと、今度はみんながそればかりをやるようになってしまうのが競技の常です。どれくらい得点に反映されるかはわからないけれど、自分らしさを出したい、といったジャンプが見られるようになるには、まだ新採点システムは、作った側にとっても競技する側にとっても研究不足の段階にあると思います。作る側は今後いっそう、選手達の創り出すスケートの価値をよりきめ細かく、バランス良く掬い上げていくものを目指す必要があるでしょうし、競技する側も、ただむやみに自分を殺してルールに合わせるのではなく、自分の持ち味をルールを生かして評価させていく方法を工夫していく必要があると思います。
とはいえ、それは周囲が思うよりもずっと難しいことなのでしょうが…

« 男子FSの2連続コンビネーション | トップページ | 男子FSの3連続とジャンプシークエンス »

データベース-GPシリーズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/527645/10390270

この記事へのトラックバック一覧です: 女子FSの3連続とジャンプシークエンス:

« 男子FSの2連続コンビネーション | トップページ | 男子FSの3連続とジャンプシークエンス »