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2008年3月20日 (木)

GPシリーズ女子のPCS

世界選手権、試合が進んでいますね。ペアの結果が出ました。
ペアはシングルと同じ感覚でジャンプの着氷だけ見ていると、ピンとこない得点になってしまうことがあります。しかし、リフトやデススパイラルなどシングルにはない要素、また同調性や同調した上での自然なスケーティング、男女の距離感など、ペアならではの部分がとても大切だったりします。
私はペアはシングルよりさらにまだまだ勉強が足りないのですが、フリーの放送された分はそのうち簡単にレビューしてみたいと思います。ショートは…予約録画している間にリフォームの電気屋さんがアンテナ線を抜いてしまったそうで全然録画できていませんでした…。

さて、GPシリーズの集計も大詰め、今回はPCSの点の出方の傾向を見てみたいと思います。GOEもそうなのですが、PCSは結構大会によって点の出方が違ったりします。出場者の顔ぶれや競技自体の出来映えも大会によって違いますから、違うから即偏っているとは言えないのですが、やはり実際甘さ辛さはありますから、その傾向も合わせて表記しておきます。

◆女子SP◆
大会ごとのPCS平均(ファイナル以外)
1 NHK杯 (24.29)
2 スケートカナダ (23.02)
3 中国杯 (22.99)
4 スケートアメリカ (22.97)
5 エリックボンパール杯 (22.40)
6 ロシア杯 (22.01)
ちなみにファイナルは27.77
SSと他観点との得点の差(ファイナル以外。小さいほど他観点の得点が高い)
1 NHK杯 (0.59)
2 スケートアメリカ (0.83)
3 中国杯 (0.87)
4 エリックボンパール杯 (0.88)
5 ロシア杯 (0.95)
6 スケートカナダ (1.08)
ちなみにファイナルは1.08

その上で
・SS分布 最高点 金妍兒(GPファイナル) 7.65
7点台 15
6点台 22
5点台 31
4点台 7
・TR分布 最高点 安藤美姫(NHK杯) 7.30
7点台 3
6点台 22
5点台 21
4点台 29
・PE分布 最高点 安藤美姫(NHK杯)、金妍兒(GPファイナル) 7.50
7点台 9
6点台 23
5点台 29
4点台 14
・CH分布 最高点 浅田真央(エリックボンパール杯) 7.45
7点台 12
6点台 20
5点台 29
4点台 14
・IN分布 最高点 金妍兒(GPファイナル) 7.50
7点台 12
6点台 22
5点台 27
4点台 14

・SS-TR 最低差 安藤美姫(NHK杯) 0.15
0.75~ 0.99 3
0.50~ 0.74 32
0.25~ 0.49 36
0.00~ 0.24 4
・SS-PE 最低差 エレナ・グレボワ(スケートカナダ) -0.35
0.50~ 0.74 2
0.25~ 0.49 25
0.00~ 0.24 36
-0.25~-0.01 11
-0.50~-0.26 1
・SS-CH 最低差 エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(スケートアメリカ) -0.20
0.25~ 0.49 20
0.00~ 0.24 48
-0.25~-0.01 7
・SS-IN 最低差 エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(スケートアメリカ) -0.40
0.50~ 0.74 1
0.25~ 0.49 19
0.00~ 0.24 43
-0.25~-0.01 10
-0.50~-0.26 2

・トータル 最低差 エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(NHK杯) -0.15
2.00~ 2.99 1
1.00~ 1.99 30
0.00~ 0.99 40
-1.00~-0.01 4

◆女子FS◆
大会ごとのPCS平均(ファイナル以外)
1 NHK杯 (46.98)
2 ロシア杯 (46.33)
3 スケートカナダ (46.27)
4 エリックボンパール杯 (46.02)
5 スケートアメリカ (45.49)
6 中国杯 (43.97)
ちなみにファイナルは56.99
SSと他観点との得点の差(ファイナル以外。小さいほど他観点の得点が高い)
1 スケートアメリカ (0.89)
2 ロシア杯 (0.96)
3 スケートカナダ (1.06)
4 NHK杯 (1.07)
5 中国杯 (1.10)
6 エリックボンパール杯 (1.22)
ちなみにファイナルは0.88

その上で
・SS分布 最高点 浅田真央(エリックボンパール杯) 7.85
7点台 15
6点台 23
5点台 28
4点台 9
・TR分布 最高点 浅田真央(エリックボンパール杯) 7.40
7点台 5
6点台 22
5点台 29
4点台 19
3点台 1
・PE分布 最高点 金妍兒(GPファイナル) 7.85
7点台 11
6点台 20
5点台 27
4点台 17
・CH分布 最高点 浅田真央(エリックボンパール杯) 7.65
7点台 11
6点台 20
5点台 31
4点台 13
・IN分布 最高点 金妍兒(ロシア杯、GPファイナル) 7.65
7点台 11
6点台 20
5点台 28
4点台 16

SS-TR 最低差 ラウラ・レピスト(スケートカナダ)、キーラ・コルピ(ロシア杯) 0.20
0.75~ 0.99 1
0.50~ 0.74 34
0.25~ 0.49 28
0.00~ 0.24 2
SS-PE 最低差 金妍兒(GPファイナル) -0.15
0.50~ 0.74 5
0.25~ 0.49 31
0.00~ 0.24 36
-0.25~-0.01 3
SS-CH 最低差 キャロライン・ジャン(スケートアメリカ) -0.15
0.25~ 0.49 22
0.00~ 0.24 49
-0.25~-0.01 4
SS-IN 最低差 ジョアニー・ロシェット(スケートカナダ) -0.20
0.50~ 0.74 2
0.25~ 0.49 27
0.00~ 0.24 41
-0.25~-0.01 5

トータル 最低差 キーラ・コルピ(ロシア杯) 0.20
2.00~ 2.99 1
1.00~ 1.99 42
0.00~ 0.99 32

3/21追記
時間がなくて昨日はデータだけ丸投げみたいな感じで解析も何もしませんでしたが…今日も十分な時間がありません。
PCS全体の得点で言えることは、プログラムがただの要素の羅列になっておらず全体を通して質が高く中身が濃いプログラムになっているかどうかということです。とりわけストローク自体の美しさやスピード感をはかるSS(スケーティングスキル)は全ての構成点の基準になっています。
一方でSSと他観点の差は、スケート技術に関係なく、小さいほどスケーターの能力を最大に魅せるよう工夫された、芸術性やエンターテイメント性の高い演技であるということができます。
他の観点の得点においてSSが基準になっているのは、やはりフィギュアスケートは第一にスケートの美しさを表現してなんぼであるためです。スケート技術以外の部分を使っていくら表現しても、それはスケートとしては評価されないものなのです。
けれどもやはりスケート技術以外何も要らないというわけではありません。音楽に合わせて、美しいと思わせるように滑るには、また観客を飽きさせず数分間魅せるには、ただ滑るだけではいけないのです。その工夫の積み上げが他観点とSSの得点差に反映されます。全体で見るとこれによって、ショート、フリー合わせて最大およそ5点くらいの差がつくとみられます。

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