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2008年3月 9日 (日)

男子フリーのスピン

GPシリーズのスピン集計、今回は男子FS。

女子と比べて男子に見られる特徴はレイバックスピンを行わないこと。その代わりに足換えのスピンが多くなっています。
これは単に難しいレイバックの代わりに、というだけの理由ではなさそうです。フライングスピンの数はむしろ女子よりやや少ないくらい。その分やはり足換えスピンが多いのです。

これは推論ですが、男子は女子に比べてジャンプが1回だけ多くなっているのですが、それでも30秒の演技時間があればもう少し余裕ができるのだと思います。そこで少し構成の長いスピンを入れることができるのでしょう。そのことにより、チェンジエッジを2度行うなどして、柔軟性を要するディフィカルトポジションが少なくても高いレベルを狙う構成が可能、ということではないかと思っています。

とりあえず、その内訳を見ていきましょう。

<単一姿勢スピン>

◇レベル認定なし(CSp) 1

◇レベル1(BV1.2) 2
・SSp1 1 GOE 高嵩(エリックボンパール杯) -0.12
・USp1 1 GOE ブライアン・ジュベール(スケートカナダ) 0.0

◇レベル2(BV1.5) 2
・SSp2 2 ベストGOE 高橋大輔(スケートアメリカ) 0.2
0.0≦GOE<0.5 2

◇レベル3(BV1.8) 6
・SSp3 1 GOE ケヴィン・ヴァン・デル・ペレン(GPファイナル) -0.06
・USp3 5 ベストGOE ジャマル・オスマン(スケートカナダ) 0.2
0.0≦GOE<0.5 5

◇レベル4(BV2.4) 2
・SSp4 2 ベストGOE ヤニック・ポンセロ(スケートカナダ) 0.2
0.0≦GOE<0.5 2

◎シットスピン 6(7.8%)
◎キャメルスピン 1(1.3%)
◎アプライトスピン 6(7.8%)
合計 13

<単一姿勢の足換えスピン>

◇レベル1(BV1.7) 7
・CSSp1 5 ベストGOE セルゲイ・ダヴィドフ、カレル・ゼレンカ、呉家亮(中国杯) 0.0
0.0≦GOE<0.5 3
GOE<0.0 2
・CUSp1 2 ベストGOE グレゴール・ウルバス(ロシア杯) 0.0
0.0≦GOE<0.5 1
GOE<0.0 1

◇レベル2(BV2.0) 11
・CSSp2 8 ベストGOE スティーヴン・キャリエール(スケートアメリカ) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 4
GOE<0.0 3
・CUSp2 3 ベストGOE セルゲイ・ダヴィドフ(中国杯) 0.1
0.0≦GOE<0.5 2
GOE<0.0 1

◇レベル3(BV2.3) 23
・CSSp3 15 ベストGOE ステファン・ランビエール(中国杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 13
GOE<0.0 1
・CUSp3 8 ベストGOE ケヴィン・レイノルズ(ロシア杯) 0.2
0.0≦GOE<0.5 6
GOE<0.0 2

◇レベル4(BV3.0) 22
・CSSp4 17 ベストGOE パトリック・チャン(エリックボンパール杯) 0.6
0.5≦GOE<1.0 3
0.0≦GOE<0.5 14
・CCSp4 2 ベストGOE ヤニック・ポンセロ(ロシア杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 1
・CUSp4 3 ベストGOE ジェフリー・バトル(スケートカナダ) 0.6
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 2

◎足換えシットスピン 45(58.4%)
◎足換えキャメルスピン 2(2.6%)
◎足換えアプライトスピン 16(20.8%)
合計 63

<単一姿勢のフライングスピン>

◇レベル1(BV1.7) 6
・FSSp1 6 ベストGOE クリストファー・ベルントソン(スケートアメリカ) 0.2
0.0≦GOE<0.5 4
GOE<0.0 2

◇レベル2(BV2.0) 14
・FSSp2 12 ベストGOE 小塚崇彦(スケートアメリカ) 0.3
0.0≦GOE<0.5 9
GOE<0.0 3
・FCSp2 2 ベストGOE アンドレイ・ルータイ(ロシア杯) 0.0
0.0≦GOE<0.5 1
GOE<0.0 1

◇レベル3(BV2.3) 27
・FSSp3 24 ベストGOE ステファン・ランビエール(中国杯、ロシア杯)、ヤニック・ポンセロ、アレクサンドル・ウスペンスキー(ロシア杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 4
0.0≦GOE<0.5 20
・FCSp3 2 ベストGOE セルゲイ・ドブリン(NHK杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 1
・FUSp3 1 GOE ケヴィン・レイノルズ(スケートアメリカ) -0.06

◇レベル4(BV3.0) 27
・FSSp4 26 ベストGOE トマシュ・ヴェルネル(エリックボンパール杯)、ジョニー・ウィアー(ロシア杯) 0.7
0.5≦GOE<1.0 10
0.0≦GOE<0.5 15
GOE<0.0 1
・FUSp4 1 GOE ケヴィン・レイノルズ(ロシア杯) 0.2

◎フライングシットスピン 68(88.3%)
◎フライングキャメルスピン 4(5.2%)
◎フライングアプライトスピン 2(2.6%)
合計 74

<単一姿勢のフライング足換えスピン>

◇レベル1(BV1.7) 2
・FCSSp1 2 GOE 南里康晴(スケートアメリカ、NHK杯) -0.06
0.0≦GOE<0.5 2

◇レベル2(BV2.0) 0

◇レベル3(BV2.3) 1
・FCSSp3 1 GOE エヴァン・ライサチェク(GPファイナル) 0.2

◇レベル4(BV3.0) 7
・FCSSp4 4 ベストGOE エヴァン・ライサチェク(中国杯)、小塚崇彦(ロシア杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 2
0.0≦GOE<0.5 2
・FCUSp4 3 ベストGOE ジャマル・オスマン(中国杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 2

◎フライング足換えシットスピン 7(9.1%)
◎フライング足換えアプライトスピン 3(3.9%)
合計 10

<コンビネーションスピン>

・CoSp1(BV1.7) 5 ベストGOE パトリック・チャン(スケートアメリカ)、10(中国杯) 0.0
0.0≦GOE<0.5 2
GOE<0.0 3

・CoSp2(BV2.1) 6 ベストGOE クリストファー・ベルントソン(スケートアメリカ) 0.3
0.0≦GOE<0.5 3
GOE<0.0 3

・CoSp3(BV2.5) 16 ベストGOE 柴田嶺(中国杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 13
GOE<0.0 2

・CoSp4(BV3.0) 21 ベストGOE ステファン・ランビエール(ロシア杯) 1.0
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 9
0.0≦GOE<0.5 9
GOE<0.0 2

◎合計 48(62.3%)

<フライングコンビネーションスピン>

・FCoSp1(BV1.7) 1 GOE アルバン・プレオベール(スケートアメリカ) -0.12

・FCoSp2(BV2.1) 1 GOE 高橋大輔(NHK杯) 0.2

・FCoSp3(BV2.5) 4 ベストGOE ケヴィン・レイノルズ(ロシア杯)、高橋大輔(GPファイナル) 0.0
0.0≦GOE<0.5 2
GOE<0.0 2

・FCoSp4(BV3.0) 1 GOE ジャマル・オスマン(中国杯) 0.4

◎合計 7(9.1%)

<足換えコンビネーションスピン>

・CCoSp1(BV2.0) 11 ベストGOE 高橋大輔(スケートアメリカ) 0.5
0.5≦GOE<1.0 1
0.0≦GOE<0.5 5
GOE<0.0 5

・CCoSp2(BV2.5) 9 ベストGOE ジェフリー・バトル(スケートカナダ) 0.7
0.5≦GOE<1.0 4
0.0≦GOE<0.5 4
GOE<0.0 1

・CCoSp3(BV3.0) 28 ベストGOE ステファン・ランビエール(GPファイナル) 1.0
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 8
0.0≦GOE<0.5 19

・CCoSp4(BV3.5) 28 ベストGOE ステファン・ランビエール(ロシア杯) 1.2
1.0≦GOE<1.5 2
0.5≦GOE<1.0 6
0.0≦GOE<0.5 19
GOE<0.0 1

◎合計 76(98.7%)

<フライング足換えコンビネーションスピン>

・FCCoSp1(BV2.0) 2 GOE 南里康晴(スケートアメリカ) -0.06
GOE<0.0 2

・FCCoSp2(BV2.5) 3 ベストGOE 小塚崇彦(スケートアメリカ) 0.4
0.0≦GOE<0.5 1
GOE<0.0 2

・FCCoSp3(BV3.0) 4 ベストGOE スティーヴン・キャリエール(スケートアメリカ、NHK杯) 0.2
0.0≦GOE<0.5 3
GOE<0.0 1

・FCCoSp4(BV3.5) 7 ベストGOE ショーン・ソーヤー(中国杯) 0.9
0.5≦GOE<1.0 3
0.0≦GOE<0.5 4

◎合計 16(20.8%)

さて、いかがでしょう。

キャメルスピンの認定なしはチャン選手のエリック杯の転倒スピン。本来はコンビネーションスピンとして実施される予定だったものです。
ですから、単一姿勢のキャメルスピンを試みた選手はいない、ということになります。

ランビエール選手はさすがのGOE。同じスイスのオスマン選手も、がんばっていますね。バトル選手、チャン選手とカナダ勢の名前もあがっています。彼らはやはり印象的なポジションの美しさを持っていますね。
キャリエール選手はとても速いスピンを持っているのですが、チェンジエッジをほとんどしないため、高いレベルをとるのは難しいようです。
日本人の名前は低いレベルの中に多いのが少し残念。回転数などをしっかり維持し、明瞭なポジションを練習することが求められますね。

個人的にはソーヤー選手の柔軟性を生かしただけでない個性的なスピンが印象に残ります。

スピンというのは実は非常に味のある、面白い要素。新採点になって、旧採点下では苦手なために簡単に3,4回転程度でお茶を濁していた選手もスピンに時間を割かざるを得なくなり、観客にとってもスピンの時間が苦痛な場合が多くなってきた、と言われたりもしますが、やはり優れたスピンのよさとは採点が変わっても色あせないものです。
チェンジエッジの見分けなどは難しいのですが、まずは形の面白さを楽しみつつ、レベルのことに興味がわいてきましたなら、今のところ「解説」カテゴリー唯一の記事、「スピンのチェンジエッジ」を参考にしてみてくださいませ。

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コメント

こんばんはっ!

前のコメントのお返事で動画を教えていただいてありがとうございました。
ジ・ウン・チョイ選手と読むみたいです。可愛らしい雰囲気の選手ですね。確かにジャンプやステップなどまだ弱いところも見受けられますが、確かにパールスピンをしてました!!
私は割と好きな感じの選手なのでもっと国際大会に出るレベルまで来て欲しいですね♪

男子は確かにキャメルスピンが少ない気がしますが、長い手足でキレイなキャメルスピンをするとすごくカッコイイんですけどね。
個人的にはライサチェック選手のシットスピンと織田選手のキャノンボールが好きです。(ランビエール選手は言うに及ばすshine)

チェンジエッジはよほど分かりやすいものでない限りまだ見分けがついていないので、勉強させていただきますね☆

まゆさん、こんにちは。
読み方の情報、ありがとうございます。チョイ選手ですね。漢字ではどう書くんだろう…?

ライサチェク選手のシットはあんなに身長があるのにすばらしく低いですね。長い脚なのでとても迫力があります。
織田選手もスピンの得意な選手ですね。やはり膝の柔らかさを生かしたシットスピンがとりわけ素晴らしいです。夏にキャノンボールのバリエーションでキューブ状の形をとるもの(海外の選手のしているのも見かけたのですが、誰だったかちょっと思い出せない…)をやっていましたが、早く競技会でもそのスピンを見たいです。
サマースケートに出場する予定と聞いているので、今から楽しみにしています。

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