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2008年3月 6日 (木)

女子ショートプログラムのスピン

GPシリーズの集計、今回からスピンです。
まずは課題の設定されているSPのスピンから。

<レイバックスピン>

・LSp1 13(17.1%) ベストGOE アリサ・ドレイ(スケートカナダ) 0.6
0.5≦GOE<1.0 2
0.0≦GOE<0.5 10
GOE<0.0 1

・LSp2 23(30.3%) ベストGOE 中野友加里(スケートカナダ) 0.6
0.5≦GOE<1.0 7
0.0≦GOE<0.5 15
GOE<0.0 1

・LSp3 30(39.5%) ベストGOE キャロライン・ジャン(スケートアメリカ) 1.4
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 16
0.0≦GOE<0.5 12
GOE<0.0 1

・LSp4 10(13.2%) ベストGOE キャロライン・ジャン(GPファイナル) 1.4
1.0≦GOE<1.5 2
0.5≦GOE<1.0 6
0.0≦GOE<0.5 2

<足換えコンビネーションスピン>

・CCoSp1 10(13.2%) ベストGOE アシュリー・ワグナー(スケートカナダ) 0.3
0.0≦GOE<0.5 3
GOE<0.0 7

・CCoSp2 15(19.7%) ベストGOE 安藤美姫(スケートアメリカ)、浅田真央(スケートカナダ) 0.6
0.5≦GOE<1.0 3
0.0≦GOE<0.5 7
GOE<0.0 5

・CCoSp3 27(35.5%) ベストGOE 中野友加里(ロシア杯) 0.8
0.5≦GOE<1.0 4
0.0≦GOE<0.5 21
GOE<0.0 2

・CCoSp4 24(31.6%) ベストGOE アリッサ・シズニー(NHK杯) 1.0
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 10
0.0≦GOE<0.5 11
GOE<0.0 2

<フライングスピン>
レベル認定なし(FSSp) 1(1.3%)

レベル1 8(10.5%)
・FSSp1 6 ベストGOE エレナ・グレボワ(スケートカナダ、エリックボンパール杯) 0.3
0.0≦GOE<0.5 4
GOE<0.0 2
・FCSp1 2 ベストGOE ヴィクトリア・パヴク(エリックボンパール杯) 0.1
0.0≦GOE<0.5 1
GOE<0.0 1

レベル2 15(19.7%)
・FSSp2 9 ベストGOE エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(スケートアメリカ) 0.3
0.0≦GOE<0.5 5
GOE<0.0 4
・FCSp2 6 ベストGOE アリーナ・マルティノワ(中国杯、ロシア杯)、ニーナ・ペトゥシコワ(ロシア杯)、サラ・マイヤー(NHK杯) 0.0
0.0≦GOE<0.5 4
GOE<0.0 2

レベル3 26(34.2%)
・FSSp3 17 ベストGOE 金妍兒(中国杯、ロシア杯) 0.5
0.5≦GOE<1.0 2
0.0≦GOE<0.5 12
GOE<0.0 3
・FCSp3 9 ベストGOE 中野友加里(ロシア杯) 1.0
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 2
0.0≦GOE<0.5 6

レベル4 26(34.2%)
・FSSp4 19 ベストGOE ベアトリサ・リャン(ロシア杯)、エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(NHK杯)、金妍兒(GPファイナル) 0.5
0.5≦GOE<1.0 3
0.0≦GOE<0.5 14
GOE<0.0 2
・FCSp4 7 ベストGOE 中野友加里(スケートカナダ) 1.0
1.0≦GOE<1.5 1
0.5≦GOE<1.0 2
0.0≦GOE<0.5 4

フライングシットスピン 52(68.4%)
フライングキャメルスピン 24(31.6%)

高得点者はジャンプ、ステップともまた違った顔ぶれですね~。
とりわけ中野選手の健闘が光ります。フライングスピンはフライングシットの方がレベルが得やすいというのが定説ですが、キャメルに自信のある選手だけがキャメルを実施するために、キャメルの方が全体にGOEが高くなっています。
キャメルがレベルを得づらいのは、変形ポジションのバラエティが少ないからです。中野選手はすばらしいドーナツスピンを持っていますが昨シーズンまでは低レベルにとどまっていましたが、同じポジションで8回転することでレベルアップという新しい認定要素に高速ドーナツスピンがばっちりハマり、レベル3やレベル4をコンスタントに認定されるようになりました。中野選手は長いときは10回転以上のドーナツスピンをまるで簡単そうにしています。
しかし、中野選手ほど8回転ルールの恩恵を受けている選手は他にいないようです…。

キム・ヨナ選手はフライングシットスピンで高得点を得ていますが、彼女も非常に軸の安定した、チェンジエッジも巧みなスピンを回ります。柔軟性がないのが難点ですが、フライングのダイナミックさで個性を出してGOEをもらっていますね。

レイバックスピンはジャン選手の独壇場。あのパールスピンからビールマンへの移行、その間まったく回転スピードが落ちず軸がしっかりしたスピンを見せつけられるとお手上げという感じです。
あと、実は韓国の選手に、非常に素晴らしいレイバックを持っている選手がいるのですが、他の要素がいまひとつで、韓国の代表にはなれていません。その選手は元祖パールスピン、そしてフライングレイバックスピンでチェンジエッジを行うなど本当に柔軟性も基本的なスピン技術も優れているのですが、スピンだけでは上位にこられないのが実に残念です。

コンビネーションスピンが得意なシズニー選手は、ポジションの美しいスピンに定評があります。

スピンは柔軟性と回転速度の両方を必要とする要素。
女子では柔軟性がより求められますが、そこそこの柔軟性でもオリジナリティがあるスピンも見たいなぁと思っています。

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コメント

こんばんは!
いつも貴重な情報ありがとうございますhappy01

>(中野選手)同じポジションで8回転することでレベルアップという新しい認定要素に高速ドーナツスピンがばっちりハマり

そういうことだったんですね!
気付いていませんでした・・・勉強になりますshine

その韓国の選手の演技も見てみたいです!
ジャン選手の他にパールスピンをする選手がいるとは・・・
大会で見られないのは残念ですが、もし動画などお持ちでしたら教えていただきたいです。

まゆさん、こんにちは。
中野選手の件は、7月に行われたドリームオンアイスで八木沼純子さんが「今年はスピンのルールに変更があって、彼女には有利になると思う」とおっしゃっていましたので、注意して見ていました。
8回転は生かせている選手はあまりいませんが、私はとてもいいルールだと思っています。

パールスピンの選手は、資料室でも2度ほど話題に出したことがあるのですが、韓国のJi Eun Choiという選手です(読み方がわからないのです。すみませんっ)。
一番身近な大会では、オリンピックの年の四大陸選手権に出ていました。YouTubeでよろしければどうぞ。
http://jp.youtube.com/watch?v=OcQvL27eivQ

こんばんは!なっつさんのブログ全部読みました。まだまだ理解出来ない部分の方が多いですが、知らなかった事を知るって楽しいです。

8回転ルール、知りませんでした。中野選手大好きだからとっても嬉しいルールです。中野選手のドーナツスピンはたくさん回転してるはずなのに、あっという間というか、もっと見ていたいと思わせるスピンですよね。

チョイ選手のパールスピンとフライングレイバック見ました!とてもカワイイし、スピンもスパイラルも美しいからキムヨナ選手くらい人気出そうな気がするけれど、韓国ではどうなんでしょうね?
ジャンプはサルコウ・ループを跳んでるのは分かりましたが(2007年ユニバーシアードSP)、ルッツ・フリップも跳んでましたか?(まだ見分けがつかなくて・・・)

スピンで加点をもらう要素はなんでしょうか?ポジション・回転軸・回転速度などでしょうか?

うりさん、いらっしゃいませ。
全ての記事を読んでくださって本当にありがとうございます!

チョイ選手、私が上のコメントでリンクした動画ではパールスピンの後にトリプルルッツを実施していますね。
けれど、フリップはダブルまでしかできていないみたいで、昨年の世界ジュニアのSPでは課題のフリップもダブルでした。
また、ループまでのジャンプでもコンスタントに質のいいものを決められ、スケーティングの滑らかさや自在さがあれば、武田選手のようにシニアでも活躍することができます。チョイ選手はそういったところも課題なのではと思いますね。
笑顔が柔らかくて表現力はありますし、振り付けや選曲もさすが樋口豊さんだけあって気品とセンスがあります。
今後韓国も次第に競争が激しくなってくるでしょうが、できることならいい環境でスケートを続けてほしいものです。

スピンは、入りと出の滑らかさ、できるだけ1点を中心に回転を続けること、それに何よりポジションの明瞭さと回転の速さが重要です。
また、いくら得意なポジションや軸足で回転が速くても、苦手なポジションや軸足で遅くなってしまったり、チェンジエッジで極端に速度が落ちたりするとあまり加点はもらえないようです。一定の速度で回る必要はないのですが、難しいからスピードが落ちたという印象を与えない楽な感じが求められます。

中野選手のドーナツスピンは、空いた腕を本当に美しく使って、回転速度が非常に速いのに楽々と優美に見えるのが良い点ですね。また、フリーのスペイン奇想曲では力強さも見せています。スピンで何かを表現する選手というのはランビエール選手のようなごく一握りの選手だけですが、中野選手のドーナツスピンにはいつも表現があると思って見ています。

なっつさん、丁寧なお返事ありがとうございます。
男子のスピン構成も読んだのですが、理解に至りませんでした(笑)でもこれから男子のスピンにも大注目して見てみますね!!

チョイ選手はまだスケーティングにも課題があるのですね、私はすっごく好きな感じなのでこれから大きな大会に出て欲しいです。今回四大陸を見て韓国のフィギュアブームにはびっくりしました。韓国の方は体が細いのでフィギュアに向いてそうな気がします。
チョイ選手がんばれ!

スピンの入りと出というのは気付きませんでした。私が見るとどの選手も滑らかに入ってる気がします。
チェンジエッジしてるかどうかも分からないので、これからはスピードの変化などにも注目して見てみます!
いつもトップ選手の演技ばかり見ているので、今回初めて世界ジュニアを観て、トップ選手の素晴らしさに気付きました。当たり前の様にやっている演技が当たり前じゃないんだと・・・。

中野選手の今季フリーは今までに見たことないドーナツスピンで驚きました。世界選手権でも素晴らしい演技楽しみです♪
生中継で見たくてスカパー申し込んだのですが、起きていられるかどうか・・・sweat01


うりさん、こんにちは。

韓国のファンは非常に熱心ですね。
スポーツ雑誌では日本の選手のことも好意的に取り上げ、スポーツ競技としての敬意が感じられる記事だったといいますし、単にキムヨナ選手の活躍だけに頼るまいとするファンやメディアの姿勢が見受けられます。日本と同様、ヨナ選手の人気を追いかける層とは別個のメディアやファンなのでしょうが。
四大陸の会場はあまり大きくなく、またキムヨナ選手の欠場でチケットの払い戻しも相当あったようですが、そんな状況でも世界レベルのスケートが見たいという熱心なファンがたくさん会場を訪れてくれたようです。
女子選手はもちろんのこと、その他の競技でも韓国から活躍する選手がもっと出てくるといいですね。

スピンの入りは、不安定だと中心点がすぐには定まらず少し軸が移動してしまったりするようです。とりわけフライングスピンの入りは難しいです。出は体を開くと同時に体がぐらつく場合があります。

スカパー!導入されたんですねー。Jスポーツの放送はストレスがなくたくさんの演技が見られると聞いています。私の環境では見ることが難しいのでうらやましいです。
Jスポーツでは再放送も何度もやっているようですから、何日も徹夜などしないように、ほどほどに追いかけてくださいね!

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