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2008年9月 6日 (土)

今季のスパイラルシークエンスの流行はこれ?

クールシュヴェルの大会の映像が、いくつかあがっています。男子はインターネットでフリーの放映がありましたので、その映像が見られますが、女子の映像も撮影していた方がYouTubeにあげてくださっています。
こちらはステファニア・ベルトン選手のショートプログラム。
http://jp.youtube.com/watch?v=seaHS4mCf2A

スパイラルに注目してください。構成上は明らかにレベル4狙いです。
RFI-アラベスク→チェンジエッジ→RFO-キャッチフット→足換え→LBI-ケリガン6秒
これでレベル2以上の要件である「支持なしポジションを含む」(アラベスク)とレベル3以上の要件である「両方のスケーティングフット、進行方向、エッジのポジションを含む」(RFI,RFO,LBI)を満たしています。
さらにレベルを上げる特徴として
・スパイラルポジションのままチェンジエッジし前後3秒ポジションを保つ
・難しいバリエーション(キャッチフット)
・完全なスプリットポジション(ケリガン)
・6秒間のポジションの維持(ケリガン)
の4つを満たそうという狙いだと思います。
しかしこのスパイラルシークエンスは、レベル1にとどまっています。最初のアラベスクからチェンジエッジまでに3秒維持していないためです。これでアラベスクのポジションが認められず、残念ながら最低のレベル1となってしまいました。
また、ケリガンスパイラルも、完全なスプリットと認められるかどうか、微妙なところだと思われます。これはレベルの問題にはならないですが、助走時間もどうしても長くなってしまいますね。
しかし、こういった最後のスプリットや難しいバリエーションのバックスパイラルで6秒というのが、今年のモードになりそうな予感がします。

http://jp.youtube.com/watch?v=cnByJoipyTs
こちらは安藤選手がハッケンサックのショーで披露したショートプログラム。基本は昨シーズンと変わりませんが、最後のI字スパイラルが6秒になっています。
LFO-アラベスク→チェンジエッジ→LFI-キャッチフット→足換え→RBO-I字6秒
I字は安藤選手が最も得意なポジションですから、助走が短くても安定しています。チェンジエッジも今季からは前後で明瞭なカーブを必要としますからかなり思い切って倒していますね。脚の角度を維持したままできるようになればいいのですが、簡単ではないと思います。
これはI字でスプリットの狙える選手にとっては最も現実的な方法になりそうです。

中野選手もショーでショートプログラムを披露していますが、全体を通じて競技用の構成にはなっていませんでしたので、これから変えてくるのではないかと思います。ザ・アイスの演技は昨シーズンまでと同じ構成です。アラベスクの脚のあがりがかなりいいですが、完全なスプリットと認められるかは微妙な感じです。

以前指摘したとおり、6秒を入れなくても4つの特徴をそろえられるのは支持なしの完全スプリットか難しいバリエーションを持つ選手だけ。具体的にはアラベスクで完璧なスプリットができているジャン選手らや、ファンスパイラルで難しいバリエーションを見せた真央選手くらいです(これが実際難しいバリエーションになるかはわかりませんが、テクニカルスペシャリストの岡崎さんは独創的で技術的にも素晴らしいバリエーションだと評しています)。

しかし、ジュニアの選手も果敢に6秒のスパイラルに挑戦しているようですので、案外レベル4はこれからどんどん認定されるかもしれませんね。

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