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2008年10月 6日 (月)

JGPベラルーシ大会inゴメル

さてさて、JGPも第6戦と、しだいに佳境にさしかかってまいりました。潤沢な自国枠をしっかりとより多くのファイナリスト輩出のために使ってきたアメリカ勢、とにかく一人でも多くの選手を出してファイナリストは最低限の選手にかけた日本勢と、ここベラルーシで互いに誤算が出たような気がします。
日本勢は「うれしい誤算」ではありますが…

まずは男子の結果から
1 Denis TEN            188.07 68.36 + 119.71
2 Chao YANG          183.47 59.88 + 123.59
3 Gongming CHENG   179.56 61.11 + 118.45
4 Stanislav KOVALEV    170.48 63.17 + 107.31
5 Curran OI               166.06 53.02 + 113.04
6 Alexander NIKOLAEV 163.12 57.97 + 105.15
7 Yukihiro YOSHIDA   162.51 53.71 + 108.80
8 Austin KANALLAKAN  153.53 56.12 + 97.41

得点を見ると非常にハイレベルな争いとなりました。見たところ、これまでの優勝者のような圧倒的なPCSは出ていませんが、全体に高くなっています。従来はPCSで突出していたアメリカ勢は、東欧勢、アジア勢の従来より高めの(かといってバカ高い!というほどでもない)PCSに埋もれてしまった格好に見えます。もちろん、それだけではないのでしょうが…。
とりあえず、優勝したデニス・テン選手は一戦目が4位でしたから、これでファイナルの目が出てきました。
吉田選手はパーソナルベストを大幅に更新しました。順位こそ7位と羽生選手よりも低くなってしまいましたが、これは周囲のレベルが高かったので仕方がないことです。ショートはコンビネーションの失敗、フリーはフリップのパンクがありましたが、スピン、ステップではきっちりレベルをとっていますし、とにかくフリーのエレメント内容がよくまとまっています。ジャンプの難度こそ男子としては決して高くはありませんが、それをしっかりと滑りきっている印象です。今週末のブロックには間に合わないかもしれませんが、全日本に向けてしっかり準備して欲しいところです。

続いて女子
1 Haruka IMAI        145.00 47.60 + 97.40
2 Oksana GOZEVA    142.24 51.84 + 90.40
3 Kana MURAMOTO  124.50 50.42 + 74.08
4 Evgenia TARASOVA 118.09 37.63 + 80.46
5 Brittney RIZO       117.29 42.91 + 74.38
6 Zhenni RUAN        115.08 42.88 + 72.20
7 Johanna ALLIK     112.58 35.16 + 77.42
8 Isabelle OLSSON    108.50 33.54 + 74.96

今井選手が堂々の得点で優勝。村元哉中選手もすばらしい銅メダル。対照的にアメリカ勢はブランハギ選手がまさかの9位。リゾ選手も5位ではファイナルは難しいでしょう。
ロシア勢ががんばったのはベラルーシですから準ホームアドバンテージがあったのでしょうが、日本勢は本当に会心の成績だったと思います。
今井選手のフリーのジャンプ構成はシニアでも通用する5種6トリプル。ループと2A+3Tの加点がすばらしいです。最後のダブルアクセルをトリプルトウかサルコウにできれば7トリプル構成にできますが、今のものも相当の高難度なので、まずは今の構成をしっかりと滑りながら、「!」判定を受けてしまったルッツの修正を頑張ってもいいかもしれません。
哉中選手はショートはみごとでしたが、フリーは後半ちょっとバテてしまったかもしれませんね。けれどもスピンやステップで加点がもらえています。最初のフリップは冒険という面もあり失敗はやむを得ませんが、とりあえず後半のジャンプをがんばってほしいです。

うれしいことにこれで日本勢の表彰台は5人となりました。しかし、これから2戦目に進めるのは4人だけなうえ、次の南アフリカにエントリーが決まっているのはメダリストの中では水津選手だけ、もう一人は石川翔子選手という布陣になっています。今からエントリー変更は難しいですから、イギリス大会を藤澤選手と今井選手という布陣で戦い、村上佳菜子選手、村元哉中選手は、好成績ながら涙をのむことになってしまいます。
しかし女子に関しては、2戦目に進めるのを4人と限った時点でこうなってしまうリスクはありました。1戦目にたくさん出場させて、2戦目の枠を激しく争わせる、というのは、とにかく人材豊富な女子ジュニアをどう育てるかという連盟の方針としては、十分理解できるものです。
男子に関しては、もう本当に悔しい大失敗だと思います。

もう一つ嬉しいニュース。
イタリアのメラーノで開催されたシニア大会「メラーノ・カップ」で南里康晴選手が優勝。振付師カメレンゴさんの地元で見事な月光ソナタを披露できたようです。フリーは少し後半疲労が見えたようですが、この優勝を自信に変えて、スケートカナダでは堂々としたフリーを演じてほしいものです。
この大会の優勝候補だったシュルタイス選手は怪我のため欠場。グランプリシリーズの出場も危うくなってしまいました。せっかく鳴り物入りでシニアに本格参戦というシーズンに、なんとも残念ですが、とにかく一日も早い回復を祈っております。

さて、今週末は南アフリカ大会。日本からはようやく村上大介選手、女子は2戦目の水津選手、石川翔子選手が登場。
男子はメキシコ大会で対戦する予定だったドーンブッシュ選手やバルデ選手、それにチェコ大会2位のバリエフ選手といった面々がライバル。ジャンプが確実に決まれば村上選手は十分に戦えると思いますが、高難度の構成であるためリスクも高い。まずは順位を気にせず伸び伸び戦ってほしいところです。
女子はアメリカのドブス選手、ギルス選手に、ドイツのヘッケン選手とこちらも強豪揃い。水津選手も全力を尽くさなければこのメンバーでファイナルを確定させるのは難しいでしょう。とにかく、守りにはいることなくベストを尽くしてくれればいいなと思います。石川選手もジャンプの調子が上がっていれば十分チャンスはあります。1戦目の反省を生かして落ち着いて演じてほしいです。

国内のブロック大会も今週末は4カ所で一挙開催。私も最寄りのブロックの大会に1日は足を運んでみようかな…などと思っています。

10/9追記
南アフリカ大会の詳細ページです。男子はメキシコ大会よりさらに参加者が少ないですね…。四大陸地域の大会だと、ヨーロッパの小国の選手などは敬遠するのでしょう。なかなか規模の大きな国際大会が開けないのもうなずけます。
そんななか、最初の内は豪華な景品で有力選手を呼んだ大会だったにせよ、NHK杯のような30年の歴史のある大会というのは本当に大変な努力の中で継続されてきたのではないかと思います。何かスペシャル番組のようなもので過去の名演技を美しい映像で見られればありがたいのですが、そういう企画はなしですかね、NHKさん?

なお、今週はシニアのフィンランディアトロフィーも開催されています。日本からは無良選手、鈴木明子選手が参戦しています。
女性陣はスケーティングの美しいフィンランド勢がずらり。日本人選手としては本当に優れたスケーティングを持っている鈴木選手ですが、この中で個性を出していくには、ジャンプと熱い表現力をアピールしていかなければならないと思います。また、ジャンプを決めても、安定感のある優勝候補のマイヤー選手に勝つのは相当難しいでしょう。けれども、とにかく鈴木選手らしさを国際舞台で存分にアピールしてほしいものです。
男子はヴォロノフ選手とルータイ選手のロシア勢、怪我明けなので読めませんが世界選手権では素晴らしいフリーを見せたヴァン・デル・ペレン選手など、これまた有力な選手達が出場しています。無良選手は、国内ではシニア大会に慣れていますが、とにかく思い切った演技をして国際シニアレベルというものを体感してほしいと思います。以前からジュニア離れした存在感は持っていましたが、シニアに上がればそういった美点は持っているのが当たり前になっていきます。ジャッジの藤森さんは「とにかくクリーンに滑りきることがシニア1年目の課題」とおっしゃっています。クリーンな演技を見せていくことでPCSが上がっていく部分もありますから、これは大切なことでしょう。どんな評価が下されるかはわかりませんが、まずはシニアでいかに戦っていくべきかということを学ぶ場になればいいのではと感じます。

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コメント

いつも楽しく読ませていただいております。

既にご存知かもしれませんが、HNK杯の特別番組あるみたいですよ。
スケ連のHPに出ておりました。

koheiさん、いらっしゃいませ。
特番についての情報、ありがとうございます!
50分の番組だと、過去の演技の紹介などがどの程度できるかはわかりませんが、伊藤みどりさんなどの名スケーターたちのお話を聞けるのは楽しみですね。
ありがとうございました。また気が向いたらお気軽にコメントくださいね。

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