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2008年10月31日 (金)

スケートカナダ・男子シングル

スケートカナダの男子シングルに関するエントリーです。追記形式で結果を追加していきます。結果の詳細ページはこちら

ショートプログラムは日本時間11月1日朝8時45分からです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Anton KOVALEVSKI
2 Yasuharu NANRI
3 Vladimir USPENSKI
4 Jeremy TEN
5 Ryan BRADLEY
第2グループ
6 Shawn SAWYER
7 Sergei VORONOV
8 Yannick PONSERO
9 Patrick CHAN
10 Brandon MROZ
11 Evan LYSACEK

ライサチェク選手は連戦ですが、ここでも優勝候補です。しかしバトル選手が引退してカナダの若きエースとなったチャン選手が迎え撃ちます。チャン選手もスピン、ステップと確固とした技術を持っていますから、スケートアメリカのようにライサチェク選手にレベルの取りこぼしがあり、チャン選手がいい演技をすればどうなるかわかりません。ただし、小塚選手がほとんどノープレッシャーだったのに対し、チャン選手は17才にして国の期待を一身に背負わなければならない立場。どれだけ伸び伸びと演じられるか、それは彼がバンクーバーでどれだけやれるかの試金石にもなるでしょう。
今季は安定しつつある予感もあるポンセロ選手、怪我でジャンプの種類に難があるもののロシアの一番手であるヴォロノフ選手も楽しみです。ムロズ選手は運悪く世界ジュニアの表彰台には乗れなかったものの、表彰台組と同等の実力は備えていた選手です。シニアの初戦ですが、あまり硬くならずに楽しんでほしいところ。
さて、南里選手は、とにかくこのショートプログラムでジャンプを決めて、フリーは第2グループに入ってきてほしいところです。彼のジャンプの力、滑り込んだ「月光」のプログラムにはそれくらいのポテンシャルがありますから、あとはいかに緊張せず、精神的に落ち着いた状況でリンクに立てるかだけです。ムロズ選手やウラジミル・ウスペンスキー選手、ジェレミー・テン選手など、ジュニアから上がってきたばかりの選手もいますから、彼らには負けない!彼らよりはシニアを知っている!という強い気持ちで、自信を持って滑ってほしいです。

11/1追記
ショートプログラムの結果です。
1 Yannick PONSERO    78.05 44.70 + 33.35 - 0.00
2 Patrick CHAN       77.47 41.42 + 36.05 - 0.00
3 Ryan BRADLEY       72.50 42.70 + 29.80 - 0.00
4 Evan LYSACEK       71.40 36.30 + 35.10 - 0.00
5 Sergei VORONOV   70.45 39.50 + 30.95 - 0.00
6 Brandon MROZ         67.03 36.78 + 30.25 - 0.00
7 Shawn SAWYER         64.20 32.70 + 31.50 - 0.00
8 Anton KOVALEVSKI  64.06 36.26 + 27.80 - 0.00
9 Yasuharu NANRI     63.36 36.26 + 27.10 - 0.00
10 Vladimir USPENSKI  56.17 29.32 + 26.85 - 0.00
11 Jeremy TEN         50.93 25.18 + 26.75 - 1.00

今年はどうやら違う!と噂だったポンセロ選手がなんとショートプログラムトップ! PCSはまだあまり高くありませんが、フリーでも同じようにいい演技をすればSSで7点台がでてもいい選手です。いや、数年前ジュニアで特に滑りがいいと言われてきた小塚選手、チャン選手、そして彼の中で、もっとも表現力があるとされていたのも彼です(とはいえ、彼は織田選手と同じスケート年齢ですから、他の二人より少しお兄さんです)。とにかく課題はジャンプの安定!フリーもいい演技をして、一皮むけてくれることを期待します。
ライサチェク選手はPCSもかろうじて7点台というちょっと残念な演技になってしまったようです。気持ちを切り替えて、フリーでは自分の演技をしてほしいです。
ジュニアから上がってきた選手ではムロズ選手がかなり健闘したようです。南里選手はもう少しTESもPCSも出せたはずです。緊張してしまったのでしょうね…これさえ克服すればもっと上に行ける選手だと思うのですが。フリーでは無心で演技してほしいところです。

男子のフリーは日本時間2日の朝6時5分からです。

11/4追記
フリーの結果です。
1 Shawn SAWYER      142.36 75.16 + 67.20 - 0.00
2 Ryan BRADLEY         140.25 74.45 + 65.80 - 0.00
3 Patrick CHAN         137.98 61.58 + 77.40 - 1.00
4 Evan LYSACEK         137.87 67.17 + 70.70 - 0.00
5 Sergei VORONOV     131.14 67.94 + 63.20 - 0.00
6 Yannick PONSERO      130.92 62.02 + 69.90 - 1.00
7 Brandon MROZ      125.20 67.20 + 59.00 - 1.00
8 Jeremy TEN           118.86 60.16 + 59.70 - 1.00
9 Yasuharu NANRI        114.48 64.68 + 49.80 - 0.00
10 Anton KOVALEVSKI 106.55 56.05 + 51.50 - 1.00
11 Vladimir USPENSKI    94.33 47.13 + 48.20 - 1.00

南里選手、よくがんばったと思うのですがPCSがちょっと残念でした。後半失速してしまうと印象が尻すぼみになってしまいますので、とにかく体力が重要です。滑りや表現力はさして問題ではないと思います。ポンセロ選手も滑り、表現、振付の密度などは素晴らしかったですが、後半明らかに疲れで動きが粗くなっていきました。それがPCSの伸びきらなかった理由だと思います。体力を使ってしまうのは試合で余分に緊張してしまうからというところもあると思います。心身両面で、タフになること…どうすればそうなれるのか、わかりませんが、それが彼の課題ではないかと思います。
ソーヤー選手のフリープログラムは、ジャンプの前のトランジッションがきわめて複雑な、密度の濃いプログラムになっていました。伊藤みどりさんの解説をお聞きになった方ですと、「~からのトリプル~!」と連発していたのをご記憶だと思います。イーグルから、得点表にないジャンプから、などなど、本当に工夫が満載でした。彼はスピンのポジションも多彩でうまいですし、ジャンプが回転不足両足着氷気味になる傾向もかなり克服してきました。
ジャンプという点では小さなミスもありましたがブラッドリー選手が高さのあるジャンプで素晴らしかったですし、プログラムも非常に楽しいものでした。少しスピードがなかったことのみが残念でしたが、私はとても好きなプログラムです。ヴォロノフ選手も4回転をクリーンに決めて見事でした。でも、終わった直後早くもウルマノフコーチが表情を曇らせていましたので、何か細かなミスがある演技だったのかもしれません。
チャン選手に関しては…複雑です。彼の滑りが本当に素晴らしいものであること、ポジションが美しく表現にも品があること、スピンやステップが非常に質の高いものであること、ジャンプも決まれば流れがありとても迫力があること、緻密なトランジッションで要素の構成以上に難度の高いプログラムを滑っていること、などなど、もろもろのことは理解できるのです。しかし…それをもってしても、4回転を跳ばず、トリプルアクセルは成功せず、要素がまるまる一つ抜けてしまったプログラムに、8点近くものPCSをつけるのか…と思ってしまうのです。他の選手のPCSはけっこう辛かったと思いますから、なおさらです。チャン選手自身、点が出たあとに戸惑っていたのを見て、その戸惑いがわかるように思いました。
とはいえ、私はジャッジのように長年、しかも真剣にフィギュアスケートを見てきたわけではありませんし実践経験もありません。もしかしたら、チャン選手は現代的なスケートと、そこに至るまでに失われてしまった古き良きフィギュアスケートを併せ持つ、長年のスケート関係者にとっては真に理想のスケーターなのかもしれません。素人の私には何も言えません。代わりに、現代のトップ選手やその指導者がよく言っている言葉を紹介するにとどめましょう。
”トリプルジャンプすら跳んだことのないジャッジ達には、4回転を跳ぶということがどういうことなのか理解できないのだ。”

最終結果です。
1 Patrick CHAN            215.45 77.47 + 137.98
2 Ryan BRADLEY     212.75 72.50 + 140.25
3 Evan LYSACEK     209.27 71.40 + 137.87
4 Yannick PONSERO   208.97 78.05 + 130.92
5 Shawn SAWYER        206.56 64.20 + 142.36
6 Sergei VORONOV       201.59 70.45 + 131.14
7 Brandon MROZ         192.23 67.03 + 130.92
8 Yasuharu NANRI     177.84 63.36 + 114.48
9 Anton KOVALEVSKI  170.61 64.06 + 106.55
10 Jeremy TEN          169.79 50.93 + 118.86
11 Vladimir USPENSKI   150.50 56.17 + 94.33

GPランキングです
Evan LYSACEK          22pt 2戦終了 最高位3位
Takahiko KOZUKA    15pt 1戦終了 226.18
Patrick CHAN           15pt 1戦終了 215.45
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Ryan BRADLEY           13pt 1戦終了 212.75
Yannick PONSERO       9pt 1戦終了 208.97
Kevin REYNOLDS     9pt 1戦終了 204.89
Sergei VORONOV     5pt 1戦終了 201.59

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コメント

コメント有り難う御座います、遅くなりました。
安藤美姫選手には華が有りますね。
南里選手には無二の境地でリンクに立って貰いたいですね。

seekletさん、いらっしゃいませ。

安藤選手はリンクで存在感があると思います。いろいろと欠点もありますがそれ以上に個性、魅力があると感じています。
南里選手、伸び伸び滑ればもっとできる選手だと思いますが、やっとGPシリーズのポイントがつきましたので、これを自信にして次につなげてほしいです。自分の演技に魅力があることに気付いて、お客さんの前でも堂々と自然に演じられるようになるといいのかな、と思います。

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