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2008年12月30日 (火)

GPシリーズ、スケートアメリカ男子FSのPCS分析

前回のショートに引き続き、フリーの分析です。比較できるデータが出てくると、もうすこしいろいろな見方ができるようになってくる気がします。

スケートアメリカ・男子シングルフリースケーティング

★PCS全項目全選手平均
公式スコア    6.37
全ジャッジ平均  6.39
(抽選の結果最も影響を受けた選手:8位 -0.16 スコアでは-1.60)

☆項目別全選手平均
項目            SS      TR    PE      CH      IN
公式スコア    6.50   6.15   6.42   6.43   6.34
全ジャッジ平均  6.51   6.18   6.44   6.44   6.39

・SP同様、INで特に平均と公式スコアの差が出ています。しかし、SPと比較すると他の項目は得点が高くなっているのにINのみ点が低くなっています。この大会のみなのか、どの大会でも見られるのか、ちょっと興味深いところです。

★各項目平均点の標準偏差

公式スコア    0.80
全ジャッジ平均  0.79

・SP同様大きな差はありません。

☆項目別の標準偏差
項目            SS      TR    PE      CH      IN
公式スコア    0.80   0.78   0.81   0.78   0.86
全ジャッジ平均  0.78   0.78   0.81   0.78   0.82

・公式スコアではINがばらつきが大きくなっています。INで低得点だった選手にとっては、厳しいジャッジのみが抽選で残ってしまったようです。

★5項目のばらつき
公式スコア    0.15
全ジャッジ平均  0.13

・ややSPよりばらつきは小さくなっています。

ここからは選手別、ジャッジ別の評価です。
★各ジャッジの全選手全項目の平均点
J1   J2   J3   J4   J5   J6   J7   J8   J9
6.27 6.39 6.52 6.49 6.79 6.65 5.95 6.19 6.32

・今回はJ5とJ7で0.8点程度の差が出ました。

★5項目のばらつきが最大、最小の選手
           最大 偏差  最小 偏差
公式スコア    1位   0.21    5位  0.09
全ジャッジ平均   3位  0.16   5位  0.08

・公式スコアでは、1位の小塚選手について、SSと他の項目に大きな差をつけたジャッジの方が多めに採用されてしまったようです。

★5項目のばらつきが最大、最小のジャッジ
         最大 偏差  最小 偏差
(全選手平均) J8  0.33     J4  0.15

・今回はJ8が5項目の違いを重視した得点を付けています。後半3項目でも選手によってはかなりはっきりした差をつけていますね。

☆5項目のばらつきが最大、最小の選手とジャッジの組み合わせ
最大 J8 1位   0.48
最小 J1 5位   0.10
    J3 1位
    J6 1,2位

・J8が1位の小塚選手につけたSSは7.75点と最高の評価ですが、TRとINは6.50点となっています。PEも高く評価しているので、表現力はあるけれど音楽にあったリズミカルなトランジッションになっていないという解釈かもしれません。一方のJ6は、小塚選手のTRをSSよりも高くしています。本当に人により解釈はさまざまですね…

★ジャッジごとの得点のばらつきが最大、最小の選手
        最大 偏差  最小 偏差
5項目平均  8位   0.51  4位  0.29
SS       6位   0.46  4位  0.17
TR            9位   0.45  4位  0.21
PE            8位   0.60  4位  0.24
CH         10位    0.51  9位  0.25
IN       8位   0.70  5位  0.30

・今回ばらついたのは8位のマチプラ選手。一方でレイノルズ選手の得点がジャッジによりあまり変わらないのは相変わらずのようです。

★選手ごとのばらつきが最大、最小のジャッジ
        最大 偏差  最小 偏差
5項目平均  J1    1.10   J5    0.60
SS       J1    1.00   J5    0.53
TR            J1    1.08   J5    0.63
PE            J8    1.10   J5    0.58
CH        J1    1.21   J5    0.68
IN       J1    1.16   J5    0.65

・今回はJ1が最も選手によってPCSに差をつけるジャッジになっています。J5はショートプログラムのJ2と同じ人物でしょうかね?

ここからの評価は選手の偏差値です。

★全ジャッジ平均による各選手の偏差値
    SS   TR   PE  CH  IN  全項目平均
1位  61.2 59.8 58.7 59.2 57.4  59.3
2位  63.7 63.4 63.1 65.6 64.5  64.1
3位  64.9 65.5 67.2 65.2 67.2  66.3
4位  50.6 49.5 49.8 50.0 49.3  49.7
5位  51.2 55.2 54.2 52.5 54.7  53.7
6位  43.1 41.6 41.2 42.6 42.2  41.8
7位  46.3 45.5 47.4 45.7 45.9  46.2
8位  39.4 39.8 39.8 39.0 38.1  39.5
9位  44.4 45.2 42.6 44.7 42.9  43.9
10位   34.4 34.5 36.1 35.5 37.8  35.6

・フリーでは5位のソーヤー選手が素敵な演技を見せ、上位3人との差を少し縮めましたね。レイノルズ選手も相対的に見れば評価が上がっています。SPとフリーとの差を考えるとき、相対評価が上がっている選手は体力があるという見方もできると思います。

☆各ジャッジによる偏差値で、全ジャッジ平均の偏差値と5以上の差がある数(ジャッジによる各選手の評価のばらつきが極端に大きいもの)
選手 SS TR PE CH IN 全項目平均
1位  0  0  0  0  2   0
2位  0  0  2  0  0   0
3位  0  1  0  2  0   0
4位  1  1  1  1  3   1
5位  0  3  0  0  0   0
6位  2  3  2  2  2   1
7位  0  2  0  1  4   0
8位  1  0  2  0  3   1
9位  0  1  0  1  1   0
10位   1  0  1  1  2   0

・6位のウスペンスキー選手がややばらついていますね。一人低い得点を一貫してつけているジャッジはいるのですが、他の極端値をつけているジャッジはさまざまです。

審判 SS TR PE CH IN 全項目平均
J1    1  1  1  1  0   0
J2    0  2  0  0  2   0
J3    0  0  0  0  0   0
J4    1  0  2  1  2   2
J5    1  0  1  1  4   0
J6    0  2  0  0  3   0
J7    2  2  1  1  3   1
J8    0  2  3  1  2   0
J9    0  2  0  3  1   0

・J7がやや極端値が多いですが、ショートプログラムほど多くはありませんね。公式練習など長く選手の滑りを見て、またショートの結果を受けて、ジャッジの見解もやや統一されてきたといえるかもしれません。

いかがでしょうか?
まだまだちょっとPCSというものの出方がよくわからない部分もあるのですが、どんどんと統計を取っていってみたいと思います。

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