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2008年12月10日 (水)

グランプリファイナル・ペア、アイスダンスなど

ジュニアとシニア、初の同時開催となるグランプリファイナルですが、今回は両方一緒のエントリーにしてみます。
それによってバンクーバーのみならずソチを睨んだフィギュアスケートの勢力図をなんとなく感じて頂ければ、と思います。とはいえ、このペアとアイスダンスはジュニアが5年でシニアトップレベルに上がってくることは稀な種目といえるかもしれません。
結果詳細ページはこちら

まずは11日となりますが、ジュニアのアイスダンス、オリジナルダンスとペアのショートプログラムが行われます。
アイスダンスオリジナルダンスの滑走順です。
第1グループ
1 Marina ANTIPOVA / Artem KUDASHEV       RUS
2 Ekaterina PUSHKASH / Dmitri KISELEV           RUS
3 Kharis RALPH / Asher HILL                         CAN
4 Alisa AGAFONOVA / Dmitri DUN                    UKR
第2グループ
5 Ekaterina RIAZANOVA / Jonathan GUERREIRO RUS
6 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI                USA
7 Madison CHOCK / Greg ZUERLEIN                  USA
8 Madison HUBBELL / Keiffer HUBBELL            USA

アメリカのカップルがとにかく強い。しかしロシアのカップルもそれなりに強いですね。
実はアメリカのカップルを教えているのは、渡米したロシアのコーチばかり。実際、以前は北米のアイスダンスはあまり強くなく、ソヴィエトが圧倒していたといいます。そのノウハウがどんどんと今アメリカに流出しているんですね。ロシアの連盟もソチに向けて何人かのコーチをロシアに引き戻そうとしていたようですが、もともと名コーチ揃いのロシアですし、北米の方が待遇はいいのかもしれません。
そんななか、日系人であるシブタニ兄妹の活躍が楽しみです。

続いてペア、
第1グループ
1 Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR                  USA
2 Yue ZHANG / Lei WANG                               CHN
3 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN                      JPN
4 Ksenia OZEROVA / Alexander ENBERT                RUS
第2グループ
5 Ksenia KRASILNIKOVA / Konstantin BEZMATERNIKH RUS
6 Sabina IMAIKINA / Andrei NOVOSELOV                RUS
7 Anastasia MARTIUSHEVA / Alexei ROGONOV       RUS
8 Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE        RUS

こちらはロシアが圧倒。やっぱりペアもバレエの歴史が深いロシアのお家芸なんですね。そんな中に高橋&トラン組が輝いて見えます。練習環境は悪いものの日本の女性はペアに適性があると思いますし、是非日本ペア界のニュースターになってほしいところです。

12日にはいよいよシニアの競技が開始。
まずはアイスダンス
第1グループ
1 Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO          USA
2 Meryl DAVIS / Charlie WHITE             USA
3 Jana KHOKHLOVA / Sergei NOVITSKI         RUS
第2グループ
4 Federica FAIELLA / Massimo SCALI             ITA
5 Oksana DOMNINA / Maxim SHABALIN      RUS
6 Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER FRA

シニアもロシアとアメリカが強いのですが、その中に西欧のフランス、イタリアと入っているのが印象的ですね。西欧の国は元々派手なリフトは得意とするところだったので、新採点となってからもベテランの選手が活躍できています。そのうえ、年期の必要なステップワークにもしっかり磨きがかかっているので、新採点対策で得点を稼ぐのとは違う、確かな地力をもっています。スケート大国ばかりでなく西欧の伝統国からの選手を、これからもじっくりと輩出していってほしいんですけれどね。

続いてペアのショートプログラム
第1グループ
1 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV         RUS
2 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV UKR
3 Qing PANG / Jian TONG                            CHN
第2グループ
4 Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV    RUS
5 Dan ZHANG / Hao ZHANG                        CHN
6 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY      GER

こちらはまだ中国が強い。ロシアはトットミアニーナ&マリニンに続くタレントが上手に育ちませんでしたが、ここにきてようやく、川口&スミルノフ組とムホルトワ&トランコフ組が競い合いながら育ってきました。
川口選手はもちろんロシアでも本当に技術の高い選手ですが、ロシアの伝統とは個性の違う選手なので、複雑な心境の関係者もいるでしょう。しかしそういう「複雑な心境にさせ強いロシアのペアというものを真剣に考えさせる」ということそのものがロシアのペア界に必要なことで、そういう意味でもいい影響をもたらしているのではないかと感じます。
このファイナルで益々ロシアのペア界を刺激するような結果を出し、たくさん出場している後輩達のお尻を叩いてほしいところです。

12/12追記
ジュニア、アイスダンスオリジナルダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          51.84 28.60 + 23.24 - 0.00
2 RIAZANOVA / GUERREIRO 50.85 28.00 + 22.85 - 0.00
3 AGAFONOVA / DUN         49.45 27.20 + 22.25 - 0.00
4 RALPH / HILL                48.72 28.10 + 20.62 - 0.00
5 PUSHKASH / KISELEV    48.59 28.40 + 20.19 - 0.00
6 HUBBELL / HUBBELL         47.98 24.90 + 24.08 - 1.00
7 SHIBUTANI /SHIBUTANI      47.05 25.00 + 22.05 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV    43.64 24.40 + 19.24 - 0.00

シブタニ兄妹組はちょっと厳しい7位発進となりましたが、得点差は7位までまずまずつまっていますね。実力に大きな差があるというわけではなく、ちょっとした出来映えの差なのではと思います。一位は彼らと同じシュピルバンドコーチの生徒ですが、ロシアやウクライナのカップルも頑張っています。

続いてペア、ショートプログラムの結果です。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    56.88 33.28 + 23.60 - 0.00
2 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 51.54 31.50 + 21.04 - 1.00
3 MARTIUSHEVA / ROGONOV       50.60 29.64 + 21.96 - 1.00
4 ZHANG / WANG                  50.22 29.74 + 20.48 - 0.00
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        46.04 27.20 + 19.84 - 1.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            44.84 25.36 + 19.48 - 0.00
7 OZEROVA / ENBERT          43.46 27.06 + 19.40 - 3.00
8 TAKAHASHI / TRAN           34.24 18.96 + 18.28 - 3.00

ちょっと発音がわからないロシアのペアが頭一つ抜けて1位です。高橋&トラン組は辛いショートプログラムになってしまいました。けれどもこれも一つの経験。着々と力をつけていることは確かだと思いますから、これを次へのステップにつなげてほしいです。
7位のペアは途中に演技中断がありました。その負傷のためか、フリーは棄権したようです。将来を背負う若い選手ですから、ムリをしないのは賢明な判断だと思います。

さて、そして今日のジュニアペアフリーです
早速結果を。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    92.50 45.82 + 47.68 - 1.00
2 IMAIKINA / NOVOSELOV         88.87 47.91 + 40.96 - 0.00
3 ZHANG / WANG                   87.70 46.34 + 41.36 - 0.00
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       86.43 41.07 + 45.36 - 0.00
5 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 85.68 42.48 + 43.20 - 0.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            81.56 41.68 + 40.88 - 1.00
7 TAKAHASHI / TRAN           71.80 35.36 + 37.44 - 1.00

こちらも残念ながら高橋&トラン組は最下位。TESが低かったことからやっぱりミスが多かったと考えられます。でもファイナルに出られたのですからすばらしいことです。中国のペアが健闘しましたね。これから後継者が出てくるのか心配していましたが、うれしい兆しです。

12/13追記
シニアのオリジナルダンスの結果です。ホフロワ&ノヴィツキー選手はなんとノヴィツキー選手の食中毒で棄権だそうです。残念ですが、お大事に!
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 60.35 29.80 + 30.55
2 DOMNINA / SHABALIN     59.33 29.80 + 29.53
3 FAIELLA / SCALI           57.89 29.90 + 27.99
4 BELBIN / AGOSTO         57.33 28.30 + 29.03
5 DAVIS / WHITE             55.89 28.00 + 27.89

デロベル&シェーンフェルダー組が、最初はあまり高くなかったTESを改善してきて1点のマージンを稼ぎ出しました。ドムニナ&シャバリン組はPCSで及びませんでしたが、まだまだ若い組なので年期の差といえるかもしれません。ファイエラ&スカリはNHK杯の借りを返すように最高のTESをマークして3位に。こういう舞台での経験が自信になっていけば、存在感も増しPCSの評価も高まってくると思いますので、がんばってほしいです。
ベルビン&アゴスト組、デイヴィス&ホワイト組は上の3組に比べるとTESが伸び切りませんでした。アメリカのカップルでTESが下位というのもちょっと珍しいことですが、これだけの名選手達が参加していればちょっとのミスが響くのかもしれません。

続いてペアのショートプログラム。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY       70.14 39.66 + 30.48 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG             68.34 40.22 + 29.12 - 1.00
3 PANG / TONG            66.24 37.52 + 28.72 - 0.00
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV   64.08 36.44 + 27.64 - 0.00
5 MUKHORTOVA / TRANKOV       61.56 34.40 + 27.16 - 0.00
6 KAWAGUCHI / SMIRNOV       55.42 28.50 + 27.92 - 1.00

こちらは差が大きくつきました。川口&スミルノフ組は調子がよくありませんでしたね。PCSは結成間もないペアということでしかたがありませんが、TESがこれでは点数は伸びてきません。フリーはなんとかミスのない演技をお願いしたいところです。
サフチェンコ&ソルコヴィ組は、TESこそ張&張組には及びませんでしたがそれでも素晴らしい得点が出ました。世界チャンピオンにふさわしい堂々たる70点台です。張&張選手は今季はとても調子がいい。この二組の優勝争いとなりそうです。

本日はジュニアのアイスダンス、フリーダンスとシニアのアイスダンス、ペアのフリーです。どの組も怪我なくいい演技ができるといいですね。

12/14追記
ジュニア、フリーダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          79.31 40.00 + 39.31 - 0.00
2 HUBBELL / HUBBELL         76.70 39.20 + 37.50 - 0.00
3 SHIBUTANI / SHIBUTANI     73.55 38.10 + 35.45 - 0.00
4 RIAZANOVA / GUERREIRO 73.45 38.30 + 36.15 - 1.00
5 PUSHKASH / KISELEV    71.76 37.90 + 33.86 - 0.00
6 RALPH / HILL                71.37 37.20 + 34.17 - 0.00
7 AGAFONOVA / DUN          69.93 35.00 + 34.93 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV     67.79 38.20 + 29.59 - 0.00

ここでアメリカ勢がぐんと点を伸ばしました。首位のチームはもう盤石の勝利ですね。男性が小塚選手と同じスケート年齢ですし、来年のシニアグランプリシリーズの枠は確定でしょう。こういう選手達が毎年のようにアメリカから出てきて、シニアでも中堅選手と競うようなレベルで活躍する。本当に恐ろしい国です。シブタニ兄妹組はお兄さんのアレックス選手がチャン選手と同じスケート年齢。まだ妹のマイア選手はシニアの選手権に出られる年齢ではないですし、あと2、3年ジュニアで修行を積めばきっと優勝のカップルのような力がついてくるでしょう。ジュニア初年でよくがんばりました。
しかしアイスダンス大国の意地を見せてアメリカの表彰台独占を阻止したロシアのカップルも頑張りました。伝統あるヨーロッパの国々にも、もっとがんばってほしいところです。

ジュニア選手達が熱い戦いを繰り広げた一方、シニアのアイスダンスはちょっと寂しいことになってしまいました。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 95.75 47.00 + 48.75
2 DOMNINA / SHABALIN     93.62 46.30 + 47.32
3 DAVIS / WHITE             92.15 47.70 + 44.45
4 FAIELLA / SCALI           87.23 42.80 + 44.43

アゴスト選手の故障でベルビン&アゴスト組が欠場。ファイエラ選手も指を切る怪我をし、デロベル選手もお腹の調子がよくなかったみたいです。たまに面白いことを言うシャバリン選手は「誰がいい演技をしたかというより誰が生き残ったか、みたいな大会」と評しました。そんななかよくぞこれだけの点が出る演技をしたものです。
デロベル選手は牡蠣にあたったということらしいので、ちょっとうかつだったかな、と日本人としては感じますが、違う土地の発酵食品などもあまりおなかにとっては良くないことがあるそうなので、キムチの美味しい韓国は危険かもしれません。
まずはどの組も、お疲れ様でした。特にデイヴィス&ホワイト組は高いTESを出しよくオリジナルダンスから挽回しました。ファイエラ&スカリ組はちょっとレベルの取りこぼしが多かったようですので、ヨーロッパ選手権までに見直しをしなければなりませんね。

そして今回の競技の最後に行われた、ペアのフリーです。
1 PANG / TONG              125.25 64.93 + 60.32 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG              119.88 62.16 + 58.72 - 1.00
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  114.95 55.35 + 61.60 - 2.00
4 KAWAGUCHI / SMIRNOV        112.03 56.51 + 55.52 - 0.00
5 VOLOSOZHAR / MOROZOV    111.75 57.27 + 54.48 - 0.00
6 MUKHORTOVA / TRANKOV      91.60 40.36 + 52.24 - 1.00

張&張組とサフチェンコ&ソルコヴィ組にばかり注目していましたが、ここでパン&トン組がほぼノーミスの演技を決めて優勝を飾りました。尻上がりに調子をあげてきたのですね。張&張組はスロージャンプでミス。サフチェンコ&ソルコヴィ組はスロージャンプとソロジャンプでそれぞれ乱れてしまいました。(減点のうち1点はタイムオーバーですが)
川口&スミルノフ組はスロー4回転サルコウに挑戦、着氷で乱れたものの認定を受け、基礎点では張&張組に迫るほどの得点でした。しかし、GOEでは技の大きい張&張組には及びません。とにかく課題はツイストリフトとソロジャンプ。あとは体格差が目立つペアなので二人で組んで行う要素には余裕がほしいところでしょうか。
ムホルトワ&トランコフ組はトランコフ選手がやっぱりお腹の調子を悪くしたようだ、という話をちらりと見かけました。本当であれば大変だったとは思いますがよく滑りきりました。
なんだか一昨年のサンクトペテルブルクファイナルを思い出すような状況ですね。あのときは北米とアジアの選手がいろいろ調子を崩していましたが…
皆さまも観戦疲れから風邪などこじらせないよう、お気をつけ下さい。

ジュニア、ペアの最終結果
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    149.38 56.88 + 92.50
2 ZHANG / WANG                  137.92 50.22 + 87.70
3 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 137.22 51.54 + 85.68
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       137.03 50.60 + 86.43
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        134.91 46.04 + 88.87
6 CASTELLI / SHNAPIR            126.40 44.84 + 81.56
7 TAKAHASHI / TRAN                 106.04 34.24 + 71.80
WD OZEROVA / ENBERT              -  43.46

ジュニア、アイスダンスの最終結果
1 CHOCK / ZUERLEIN            131.15 51.84 + 79.31
2 HUBBELL / HUBBELL     124.68 47.98 + 76.70
3 RIAZANOVA / GUERREIRO   124.30 50.85 + 73.45
4 SHIBUTANI / SHIBUTANI       120.60 47.05 + 73.55
5 PUSHKASH / KISELEV      120.35 48.59 + 71.76
6 RALPH / HILL            120.09 48.72 + 71.37
7 AGAFONOVA / DUN           119.38 49.45 + 69.93
8 ANTIPOVA / KUDASHEV      111.43 43.64 + 67.79

シニア、ペアの最終結果
1 PANG / TONG              191.49 66.24 + 125.25
2 ZHANG / ZHANG              188.22 68.34 + 119.88
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  185.09 70.14 + 114.95
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV    175.83 64.08 + 111.75
5 KAWAGUCHI / SMIRNOV        167.45 55.42 + 112.03
6 MUKHORTOVA / TRANKOV  153.16 55.42 + 91.60

シニア、アイスダンスの最終結果
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 156.10 60.35 + 95.75
2 DOMNINA / SHABALIN     152.95 59.33 + 93.62
3 DAVIS /  WHITE            148.04 55.89 + 92.15
4 FAIELLA / SCALI           145.12 57.89 + 87.23
WD BELBIN / AGOSTO             -  57.33 
WD KHOKHLOVA / NOVITSKI

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