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書籍・雑誌

2008年3月 3日 (月)

ワールド・フィギュアスケート 32

普段は立ち読みが多くてちょっと手が出ない雑誌なのですが、今号は買ってみました。

試合の写真などは私はインターネットとかで見てしまうので、手元にあまり残しておきたいという気持ちがないのですが、この雑誌は選手や各国の関係者へのインタビューがたくさんあるのがとてもいいです。
ただこの試合はどうだったということだけではなく、どのような環境で練習を積んでいるか、スケートに対してどのような情熱を抱いているのか、そういったことが見えてくる興味深いインタビューも数多くあります。

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今回ここで取り上げたい記事は天野真さんのインタビュー。
今季変更になったいくつかのルールに関するコメントの中に、くだんの不正エッジ判定に関するものがありました。コーラーによって不正エッジに対する考え方も少し違う、としたうえで、天野さんの場合は踏み切りのとき深く間違ったエッジに踏み込んでしまう場合のみを判定しているようです。
Daysの岡崎さんも同様のことを述べていましたが、コーラーは「スケーター」に対してe判定はしていません。同じスケーターでもそのときそのときで踏み切りは違う、という考えが一般的なようです。
他にもスパイラルやスピン、ステップなどの話が出てきました。ジャンプについて、高難度ジャンプの基礎点は今のままで十分ではないか、というコメントもしておられました。
もう一つ非常に興味深い話題が、スケーティングのよさには3つのポイントがある、というお話。
一つはストレートでの加速力
一つはインアウトのエッジの深さ
一つはエッジの前後の変化
ということです。ステップで高い評価を受ける選手でもどこか1つくらい弱い部分があるそうですが、どれも使いこなしているのは小塚選手だと評しています。確かに彼のサーペンタインステップは惚れ惚れするほどスムーズでスピードがあって気持ちいいんですよね。他のトップ選手に比べて体を大きく使えているわけではないのに、ものすごい迫力があります。
エッジの前後の変化というのはちょっと難しいのですが、以前恩田さんが高橋選手のスケーティングを評したとき「氷に力を伝えるのにブレードのカーブを使っている」というようなことを言っていて、なにやら非常に納得したことがありました。それに近い感覚なのかな、と思っています。今後ビデオなどで研究してみたいですねー。

まあ私の解釈よりご本人の説明をちゃんと読んだ方がきっと理解できますよー、ということで。

その他にももりだくさんのインタビュー。どのインタビューがよかったかとか、かいつまんではちょっと説明しきれないくらい。ランビエール選手の振付師、サロメ・ブルナーさんなどのお話をかなり興味深く読みました。

専門誌はやっぱり、結構なお値段ですが、なにしろ話題満載写真満載ですから、興味のある方はぜひどうぞ。

2008年2月 6日 (水)

フィギュアスケートDays vol.5

今日発売された『フィギュアスケートDays』、ここで紹介させていただくのは、新採点に関して関係者の言及された記事が載っているためです。
解説してくださっているのはISUテクニカルスペシャリストの岡崎真さん。今回は不正エッジ判定の現状について語っておられます。

私にとって勉強になったポイントは
・なぜスペシャリストが不正エッジの判定をするようになったのか
・実際の判定はどのように行われているのか
・減点に関する関係者の考え方
・実際どのような踏み切りが判定を受けるのか、その考え方の多様さ
・今後の課題
といったところでしょうか。

私はルールについて「そもそもかくあるべき」論をするつもりはないし、ただの一ファンがすべきではないとも思っていますが、できるだけ多くの選手やコーチらが、公正だ、安心してジャッジを受けられると感じるルールになっていけばいいなと思ってはいます。
そういうとき、実際滑っている人達の中でどういう考え方があるのか知っておくと、実際の試合の得点で戸惑わなくて済むようになりますし、ルールがいざ変更になるというときにもなるほどと思えることがあります。

そのほかにも、木戸さんのアイスダンスに関する連載記事や定番曲のプログラム紹介(今回は『白鳥の湖』)など、興味深く勉強になる記事もいくつかあります。
選手のインタビューや対談なども、彼らに興味のある方々なら楽しめることうけあいです。

部数が少ない雑誌ですのでちょっと値がはりますが、単に楽しむだけでなく、フィギュアスケートという競技により親しみたいと感じているファンにとっては読み応えのある内容です。

フィギュアスケートDays vol.5 (5) フィギュアスケートDays vol.5 (5)

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これ以前の号にも、新採点講座はもちろん、競技を知るのに役立つ内容、読み応えのあるインタビューが掲載されていました。
取り上げる選手は日本人がほとんどです。有名選手だけでなく、期待される、また一部で人気のあるような無名選手達の隠れた魅力も再発見できます。

とにかくフィギュアスケート誌はちょっと高いことだけがオススメしにくい理由なのですが、そうしょっちゅう出ている雑誌ではありませんし、スケートやスケーターに対してとても敬意が感じられる内容ですので、興味がありそうな内容の号だけでも、一度読んでみてほしい雑誌です。