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試合結果

2008年12月10日 (水)

グランプリファイナル・女子シングル

12/11訂正
グランプリファイナル、女子シングルのシニア、ジュニア総合のエントリーです。
結果詳細ページはこちら

11日はジュニアのショートプログラムとなります。
滑走順はこちら
第1グループ
1 Diane SZMIETT         CAN
2 Angela MAXWELL       USA
3 Becky BERESWILL   USA
4 Amanda DOBBS         USA
第2グループ
5 Kanako MURAKAMI      JPN
6 Alexe GILLES           USA
7 Yukiko FUJISAWA        JPN
8 Kristine MUSADEMBA USA

もう嫌になるくらいアメリカの出場選手が多く、ヨーロッパからは一人もいないという悲しい状況。しかし日本勢二人は得点のポテンシャルからいけば優勝候補といってもいい二人。ただし、彼女らはまだ若年ですから調子の波が大きい(実は安藤選手は、ジュニア時代はジャンプの難度とともに安定感がウリの選手でした。真央選手は12才でシニアの表彰台に上がっていた選手ですし、彼女らと比べたらどうしても心配になるかもしれませんが、ジュニアはこれがいたって普通なのです)。どうなるか予想がつきません。

12日はシニアのショートプログラムです。
滑走順です。
1 Miki ANDO        JPN
2 Yukari NAKANO        JPN
3 Carolina KOSTNER  ITA
4 Mao ASADA        JPN
5 Joannie ROCHETTE CAN
6 Yu-Na KIM            KOR

これだけの選手がそろいましたので、3-3を跳ぶ選手が3-3を決めるかがショートの勝敗のカギです。3-2の選手に関してはジャンプをミスなく跳ぶこと。中野選手もロシェット選手もジャンプ以外の評価が高い選手ですから、それでも十分な得点が出せるはずです。あとは3-3の選手次第、というところはありますが、3-3の選手にちょっとしたジャンプのミスがあればひっくり返る可能性は高いです。
ただし金選手は地元であること、これまでのショートの流れのよさから考えると、ショートは3-3を決めたら勝ち!といってもいいかもしれません。真央選手が彼女に勝つにはジャンプを決めるだけでなく、全ての要素を流れよく(要素自体の質が高いだけでなく、要素の入りと出を滑らかに美しく)行い、なおかつ曲想をアピールしていかなければなりません。金選手の曲は観客の盛り上がりも期待できますが、真央選手はとにかく観衆をうっとりさせること! 月の光の安らぎに真央選手自身が身を委ねるように演じてほしいです。

12/13追記
まずは11日のジュニアショートプログラムの結果です。
1 Alexe GILLES        54.24 31.04 + 23.20 - 0.00
2 Kanako MURAKAMI     51.04 28.08 + 22.96 - 0.00
3 Angela MAXWELL     48.84 27.88 + 21.96 - 1.00
4 Becky BERESWILL      48.68 26.72 + 21.96 - 0.00
5 Amanda DOBBS      47.48 25.40 + 22.08 - 0.00
6 Diane SZMIETT      45.64 25.64 + 20.00 - 0.00
7 Yukiko FUJISAWA     44.48 24.20 + 21.28 - 1.00
8 Kristine MUSADEMBA   43.04 21.92 + 22.12 - 1.00

シリーズランキングでは上位だったムサデンバ選手と藤澤選手が残念なことに下位スタートとなってしまいました。しかし村上佳菜子選手はがんばりました。ダブルアクセルのダウングレードがあったようですが、気にせずどんどん強気で跳んでほしいです。ギルス選手はジュニアとは思えない大人っぽいムードの選手。そういう風格ある演技が評価されたのかもしれませんね。

そして昨日行われたシニアのショートプログラムです。
1 Yu-Na KIM       65.94 35.50 + 30.44 - 0.00
2 Mao ASADA          65.38 35.70 + 29.68 - 0.00
3 Yukari NAKANO    62.08 34.20 + 27.88 - 0.00
4 Carolina KOSTNER  55.88 28.80 + 28.08 - 1.00
5 Miki ANDO          55.44 28.60 + 27.84 - 1.00
6 Joannie ROCHETTE 50.48 23.00 + 27.48 - 0.00

金選手と浅田選手、ぱっと見たときは浅田選手の方が上かなぁと思いましたが、金選手の地元ということで、ちょっとGOEやPCSでおまけしたジャッジが何人かいたのかな、と思います。でも1点未満の差は順位としては同順と同じだと私はとらえています。ジャッジがその順位を意図したというものではなく、ちょっとの救済のつもりでの加点だったのではないでしょうか。浅田選手も、NHK杯よりは生き生きとはしていましたがやはりかなり慎重で、持ち味のやわらかさ、優しさが全身にあふれるようには感じられませんでした。そこで気難しいところを表面に出さない工夫ができれば、PCSでも金選手を上回れたのではないかと思います。
中野選手はあのNHK杯の失敗をしっかり克服してきました。よい滑り出しになりました。安藤選手は転倒こそあったものの、それ以外の部分が中国までよりとてもよくなっていましたねぇ。情感はあるけれど優雅さという点では他の同じレベルの選手に比べ課題があるな、と思っていた安藤選手なので、この曲想を上手に表現できるようになるのかちょっと心配がありましたが、だいぶ演技に流れができてきたと思います。フリーは音楽を変えたとのこと。サンサーンスのオルガンシンフォニーは非常に「かっこいい」曲なので、彼女に似合うだろうなと思います(楽章によっては真央選手に合うような安らかで美しいパートもあるのですが)。安藤選手は力強さを見てほしいと言ってましたが、曲のかっこよさを感じながらかっこよく演じてほしいです。
ロシェット選手は今年は安定していたと思っていましたが、今回はちょっと崩れましたね。このメンバーの中でトリプルトリプルは跳ばなければと張りつめすぎたでしょうか。コストナー選手はまあ、いつものことといってしまうのはかわいそうですが、跳べるときは跳べて跳べないときは跳べない選手ですからね。ツーフット癖が最近でてきたのは気になります。

今日はジュニアとシニアのフリー。シニアは特に盛り上がると思いますが、韓国のファンに負けないよう日本からも応援していきましょう。

12/14追記
ジュニアフリーの結果です。
1 Yukiko FUJISAWA      101.44 57.44 + 44.00 - 0.00
2 Becky BERESWILL     98.01 51.85 + 46.16 - 0.00
3 Kanako MURAKAMI   90.59 42.35 + 48.24 - 0.00
4 Alexe GILLES            90.25 44.17 + 46.08 - 0.00
5 Angela MAXWELL         82.91 39.51 + 44.40 - 1.00
6 Kristine MUSADEMBA  79.82 39.06 + 41.76 - 1.00
7 Amanda DOBBS     69.59 27.15 + 43.44 - 1.00
8 Diane SZMIETT           67.61 29.77 + 39.84 - 2.00

藤澤選手、フリーでは唯一の100点台を叩きだし見事トップ。しかしショートの遅れが響いて最終的には2位になりました。ベレズウィル選手と比べると、PCSでちょっと差をつけられているのがわかります。早熟な選手もいるわけですが、こういうところは年相応にゆっくり成長させていっても構わないと思います。村上佳菜子選手はジャンプのダウングレードに泣き惜しくも表彰台を逃しました。しかしPCSの評価は飛び抜けて高く、彼女のコケティッシュな魅力ある演技は十分に評価されただろうと思います。それぞれに個性的な日本人が活躍しました。
アメリカ勢大活躍な今回のジュニアでしたが、日本もやはり底力があるということを見せつけてくれたと思います。こんな二人が世界ジュニアの切符は逃しているんですからね!

そして、シニアのフリーです。
1 Mao ASADA          123.17 64.57 + 59.60 - 1.00
2 Yu-Na KIM       120.41 60.69 + 60.72 - 1.00
3 Joannie ROCHETTE  115.88 57.48 + 58.40 - 0.00
4 Carolina KOSTNER  112.13 55.45 + 57.68 - 1.00
5 Miki ANDO          102.81 47.45 + 55.36 - 0.00
6 Yukari NAKANO        99.85 44.17 + 55.68 - 0.00

真央選手は6分間練習を見てもトリプルアクセルにまったく危なげがなく、これは認定されるとしたら今かもしれない、という期待を持ちましたが、見事にそれを実行してくれました。本当におめでとうございます! 3-3が入りませんでしたが、それはまた次への課題ということで。一つ一つでも、前進しているならば決して無為な失敗ではありません。前進した結果次に取り組むべきことが見えてきた、ということです。
金選手も、地元の大声援の中大きな国際大会に臨むのは初めての経験だったでしょう。精神的な緊張は体の自由を奪い、消耗を激しくします。今回はちょっと後半元気がありませんでした。課題とされてきたスタミナを克服してきましたが、オリンピックのような舞台で力を発揮するにはそれだけでは不十分なのです。この経験がきっと彼女を大きくすると思います。
ロシェット選手は後半に畳みかけるジャンプシークエンスが今回はばっちりでした。最初のジャンプが決まらなかったときはどうなるかと思いましたが、やっぱりこの辺りがベテランの強さです。
コストナー選手はいつものような演技でいつものように表彰台、といいますか。ジャンプをクリーンに降りられたならどれほど素晴らしい演技になるだろうといつも思うのですが、だいたい夢に終わってしまいます…(笑)。
中野選手、安藤選手は、厳しくダウングレードをとられましたが、決して悪い演技ではなかったと私は思います。勝つためには真央選手がトリプルアクセルで取り組んできたようにジャンプの高さを上げてしっかり回りきることが必要でしょう。どれほど高難度の構成でも美しいジャンプでなければ今はどうしようもないのです。それでも、彼女らの挑戦は彼女らの中で大きな進歩へと繋がると思います。
特に、安藤選手。しばらく試合に入れていなかった4回転とセカンドトウループの両方を入れてきました。これは大きな自信になりますし、自分を客観的に見ることのできる一つの参照記録ができたということでもあります。真央選手も1度目では成功できなかったのです。しかし1度の失敗をその後に生かし切る力が真央選手にはあります。安藤選手も、ただ跳んだことに満足するだけでなく、次にこれを生かし切ってほしい。それは簡単なことではありません。普通の人は頭では課題がわかっても体がついていかないのですから。
しかし今は自分の体を自分で管理できるようになってきたという安藤選手ですから、自分のコンディションも含め、客観的に見ながら次への戦略を練っていってほしいです。

ジュニアの最終結果です
1 Becky BERESWILL      146.69 48.68 + 98.01
2 Yukiko FUJISAWA     145.92 44.48 + 101.44
3 Alexe GILLES            144.49 54.24 + 90.25
4 Kanako MURAKAMI   141.63 51.04 + 90.59
5 Angela MAXWELL         131.75 48.84 + 82.91
6 Kristine MUSADEMBA  122.86 43.04 + 79.82
7 Amanda DOBBS     117.07 47.48 + 69.59
8 Diane SZMIETT           113.25 45.64 + 67.61

シニアの最終結果です
1 Mao ASADA          188.55 65.38 + 123.17
2 Yu-Na KIM       186.35 65.94 + 120.41
3 Carolina KOSTNER  168.01 55.88 + 112.13
4 Joannie ROCHETTE  166.36 50.48 + 115.88
5 Yukari NAKANO    161.93 62.08 + 99.85
6 Miki ANDO          158.25 55.44 + 102.81

グランプリファイナル・男子シングル

12/11訂正
グランプリファイナル、男子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

男子はまず11日にジュニアのショートプログラムが行われます。記事を直している今このときまさに始まりそうなところです。
滑走順です。
第1グループ
1 Artur GACHINSKI            RUS
2 Elladj BALDE                CAN
3 Denis TEN                     KAZ
4 Ivan BARIEV                  RUS
第2グループ
5 Florent AMODIO              FRA
6 Alexander JOHNSON        USA
7 Armin MAHBANOOZADEH USA
8 Richard DORNBUSH         USA

優勝候補かと思われたチェコのブジェジナ選手は膝を傷めて今季前半の試合はキャンセルとなりました。国内選手権は出なくても回復が間に合えば世界ジュニアの代表は確定しているそうですが、まず目先の結果よりこれからのキャリアのことを考えて判断してほしいところです。
戦いは、滑りの素性が良いアメリカ勢にジャンプの強いヨーロッパ勢がどう対抗していくか。まずヨーロッパ勢は得意のジャンプでミスをしないことが求められます。ひとり小国から出場、カザフスタンのデニス・テン選手は、拠点は今モスクワということで、振付もタラソワさんに依頼したりしているようですが、期待の選手の一人ですね。

12日はお昼にジュニアのフリーのあと、夕方シニアのショートプログラムとなります。
滑走順です。
第1グループ
1 Tomas VERNER    CZE
2 Jeremy ABBOTT      USA
3 Brian JOUBERT    FRA
4 Johnny WEIR          USA
5 Takahiko KOZUKA  JPN
6 Patrick CHAN     CAN

ヴェルネル選手は滑り込みでファイナル初出場。ブジェジナ選手の分もここで発奮してほしいところです。スケート年齢ではジュベール選手やウィアー選手と同じになるアボット選手も初出場。そして我らが小塚選手も初出場となります。彼は年上の選手達のことはあんまり意識しないらしいですが、唯一年下のチャン選手が優勝候補なのですから、闘志をバリバリと燃やして勝ちに行ってほしいです。

12/12追記
11日に行われたジュニアのショートプログラムの結果です。
1 Florent AMODIO        68.20 39.10 + 29.10 - 0.00
2 Armin MAHBANOOZADEH 67.05 38.20 + 28.85 - 0.00
3 Richard DORNBUSH          66.50 38.00 + 28.50 - 0.00
4 Alexander JOHNSON         64.85 35.80 + 29.05 - 0.00
5 Ivan BARIEV             63.75 35.70 + 28.05 - 0.00
6 Artur GACHINSKI            62.20 35.70 + 26.50 - 0.00
7 Denis TEN              60.59 33.14 + 27.45 - 0.00
8 Elladj BALDE               59.89 33.94 + 25.95 - 0.00

トリプルアクセルが武器のアモディオ選手がトップ。PCSも高く出ています。フランスは若手が順調に育っている印象。やはり世界チャンピオンが出ると活気が出ますよね。
しかし他の欧州の選手はアメリカ勢の下。やはりアメリカ勢は演技の流れが優れていると思われます。

そして本日のジュニアフリーの結果です。
1 Florent AMODIO              131.38 71.48 + 59.90 - 0.00
2 Armin MAHBANOOZADEH 126.43 69.53 + 56.90 - 0.00
3 Denis TEN                    119.75 64.35 + 55.40 - 0.00
4 Richard DORNBUSH          117.43 61.73 + 55.70 - 0.00
5 Ivan BARIEV             116.90 62.20 + 54.70 - 0.00
6 Alexander JOHNSON         113.55 55.85 + 57.70 - 0.00
7 Elladj BALDE               110.45 58.45 + 52.00 - 0.00
8 Artur GACHINSKI            106.48 55.98 + 51.50 - 1.00

アモディオ選手がフリーもトップとなりました。デニス・テン選手がショートの遅れを取り戻す演技。しかし表彰台には届かなかったですね。
ガチンスキー選手は身軽にトリプルアクセルを跳んでいますがセカンドトリプルの精度や体力面などまだまだ年少で不十分なようです。ジャンプは跳べるだけでは不十分で、演技の一部にできなければ今は得点にならないのです…

12/13追記
シニアショートプログラムの結果です。
1 Takahiko KOZUKA  83.90 47.00 + 36.90 - 0.00
2 Jeremy ABBOTT      78.26 42.46 + 35.80 - 0.00
3 Brian JOUBERT     74.55 39.80 + 35.75 - 1.00
4 Johnny WEIR          72.50 37.50 + 36.00 - 1.00
5 Tomas VERNER    69.34 37.34 + 34.00 - 2.00
6 Patrick CHAN         68.00 33.30 + 36.70 - 2.00

チャン選手がまさかのジャンプ不調、ジュベール選手やウィアー選手も転倒となり、なんとなんと、小塚選手がトップに立ちました。演技としても緊張は伝わったもののリズムをよくとれていたこと、ジャンプがこれまでよりだいぶ流れがよくなっていたことなど、きちんと練習してきたものが出せたんだろうな、という印象です。これまではやや着氷でつまる(それでも転んだりステップアウトしたりするよりずっといいのですが)ところがあって、チャン選手の方が演技全体が流れるような印象がありましたが、今回はそのあたりにおおきな改善が見られたと思います。
アボット選手は大きなミスはなかったのですが、ちょっと普段よりエッジが不安定でした。やはり緊張かという感じです。それでも初出場でこれだけまとめたのですから立派です。
ジュベール選手はロシア杯のときのような体のキレがありませんでしたね。ジャンプは成功したものも質がよいという印象があまりありませんでしたし、有無をいわせないようなチャンピオンのオーラはちょっと影を潜めていました。体調があまりよくなかったようですが、フリーではムリのない程度に、彼らしい演技を見せてほしいです。

12/14追記
シニア、フリーの結果です。ジュベール選手は残念ながら背中を傷めて棄権。お大事に。
1 Jeremy ABBOTT   159.46 82.56 + 76.90 - 0.00
2 Johnny WEIR      143.00 71.30 + 71.70 - 0.00
3 Takahiko KOZUKA    140.73 69.43 + 73.30 - 2.00
4 Tomas VERNER      137.31 63.21 + 74.10 - 0.00
5 Patrick CHAN     137.16 65.96 + 73.20 - 2.00

アボット選手はほぼパーフェクトな演技。着氷の流れはちょっと足りないかな、というところもありましたが、とにかく安定感があり最後までスピードを保って演じきりました。
ウィアー選手もトリプルアクセルは見事に決まり、コンビネーションとループがダブルになった他はまとめてきました。しかし彼は他でレベルの取りこぼしをすることが多いし、体力を消耗するような密度の濃いプログラムは嫌う傾向があり、他の4選手がみんな忙しいプログラムを演じていることでちょっと見劣りした部分がありました。しかし、今彼のようなゆったりしたプログラムを見ることが、私は嫌いではありません。
小塚選手は、最終滑走という緊張の中でしっかり4回転に挑戦してきて、まさに挑戦者の気持ちで演じてくれたと思います。その中で体力を消耗し後半のジャンプに影響が出てしまいましたが、これはきっといい経験になると思います。優勝争いをする中でどうやって自分のコンディションを最良にもっていくのか、冷静な彼ならばきっと何かを学べたと思います。
ヴェルネル選手も今回最も楽しいプログラムではありましたが、ずいぶん最後にバテてしまいました。チャン選手はトリプルアクセルが今回鬼門でしたね。こんな試合もあります。経験を積み重ねることで、評判に違わない確かな実力を身につけていってほしいです。

ジュニアの最終結果です
1 Florent AMODIO         199.58 68.20 + 131.38
2 Armin MAHBANOOZADEH  193.48 67.05 + 126.43
3 Richard DORNBUSH     183.93 66.50 + 117.43
4 Ivan BARIEV              180.65 63.75 + 116.90
5 Denis TEN               180.34 60.59 + 119.75
6 Alexander JOHNSON    178.40 64.85 + 113.55
7 Elladj BALDE          170.34 59.89 + 110.45
8 Artur GACHINSKI       168.68 62.20 + 106.48

シニアの最終結果です
1 Jeremy ABBOTT      237.72 78.26 + 159.46
2 Takahiko KOZUKA  224.63 83.90 + 140.73
3 Johnny WEIR          215.50 72.50 + 143.00
4 Tomas VERNER    206.65 69.34 + 137.31
5 Patrick CHAN         205.16 68.00 + 137.16
WD Brian JOUBERT       -    74.55

グランプリファイナル・ペア、アイスダンスなど

ジュニアとシニア、初の同時開催となるグランプリファイナルですが、今回は両方一緒のエントリーにしてみます。
それによってバンクーバーのみならずソチを睨んだフィギュアスケートの勢力図をなんとなく感じて頂ければ、と思います。とはいえ、このペアとアイスダンスはジュニアが5年でシニアトップレベルに上がってくることは稀な種目といえるかもしれません。
結果詳細ページはこちら

まずは11日となりますが、ジュニアのアイスダンス、オリジナルダンスとペアのショートプログラムが行われます。
アイスダンスオリジナルダンスの滑走順です。
第1グループ
1 Marina ANTIPOVA / Artem KUDASHEV       RUS
2 Ekaterina PUSHKASH / Dmitri KISELEV           RUS
3 Kharis RALPH / Asher HILL                         CAN
4 Alisa AGAFONOVA / Dmitri DUN                    UKR
第2グループ
5 Ekaterina RIAZANOVA / Jonathan GUERREIRO RUS
6 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI                USA
7 Madison CHOCK / Greg ZUERLEIN                  USA
8 Madison HUBBELL / Keiffer HUBBELL            USA

アメリカのカップルがとにかく強い。しかしロシアのカップルもそれなりに強いですね。
実はアメリカのカップルを教えているのは、渡米したロシアのコーチばかり。実際、以前は北米のアイスダンスはあまり強くなく、ソヴィエトが圧倒していたといいます。そのノウハウがどんどんと今アメリカに流出しているんですね。ロシアの連盟もソチに向けて何人かのコーチをロシアに引き戻そうとしていたようですが、もともと名コーチ揃いのロシアですし、北米の方が待遇はいいのかもしれません。
そんななか、日系人であるシブタニ兄妹の活躍が楽しみです。

続いてペア、
第1グループ
1 Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR                  USA
2 Yue ZHANG / Lei WANG                               CHN
3 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN                      JPN
4 Ksenia OZEROVA / Alexander ENBERT                RUS
第2グループ
5 Ksenia KRASILNIKOVA / Konstantin BEZMATERNIKH RUS
6 Sabina IMAIKINA / Andrei NOVOSELOV                RUS
7 Anastasia MARTIUSHEVA / Alexei ROGONOV       RUS
8 Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE        RUS

こちらはロシアが圧倒。やっぱりペアもバレエの歴史が深いロシアのお家芸なんですね。そんな中に高橋&トラン組が輝いて見えます。練習環境は悪いものの日本の女性はペアに適性があると思いますし、是非日本ペア界のニュースターになってほしいところです。

12日にはいよいよシニアの競技が開始。
まずはアイスダンス
第1グループ
1 Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO          USA
2 Meryl DAVIS / Charlie WHITE             USA
3 Jana KHOKHLOVA / Sergei NOVITSKI         RUS
第2グループ
4 Federica FAIELLA / Massimo SCALI             ITA
5 Oksana DOMNINA / Maxim SHABALIN      RUS
6 Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER FRA

シニアもロシアとアメリカが強いのですが、その中に西欧のフランス、イタリアと入っているのが印象的ですね。西欧の国は元々派手なリフトは得意とするところだったので、新採点となってからもベテランの選手が活躍できています。そのうえ、年期の必要なステップワークにもしっかり磨きがかかっているので、新採点対策で得点を稼ぐのとは違う、確かな地力をもっています。スケート大国ばかりでなく西欧の伝統国からの選手を、これからもじっくりと輩出していってほしいんですけれどね。

続いてペアのショートプログラム
第1グループ
1 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV         RUS
2 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV UKR
3 Qing PANG / Jian TONG                            CHN
第2グループ
4 Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV    RUS
5 Dan ZHANG / Hao ZHANG                        CHN
6 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY      GER

こちらはまだ中国が強い。ロシアはトットミアニーナ&マリニンに続くタレントが上手に育ちませんでしたが、ここにきてようやく、川口&スミルノフ組とムホルトワ&トランコフ組が競い合いながら育ってきました。
川口選手はもちろんロシアでも本当に技術の高い選手ですが、ロシアの伝統とは個性の違う選手なので、複雑な心境の関係者もいるでしょう。しかしそういう「複雑な心境にさせ強いロシアのペアというものを真剣に考えさせる」ということそのものがロシアのペア界に必要なことで、そういう意味でもいい影響をもたらしているのではないかと感じます。
このファイナルで益々ロシアのペア界を刺激するような結果を出し、たくさん出場している後輩達のお尻を叩いてほしいところです。

12/12追記
ジュニア、アイスダンスオリジナルダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          51.84 28.60 + 23.24 - 0.00
2 RIAZANOVA / GUERREIRO 50.85 28.00 + 22.85 - 0.00
3 AGAFONOVA / DUN         49.45 27.20 + 22.25 - 0.00
4 RALPH / HILL                48.72 28.10 + 20.62 - 0.00
5 PUSHKASH / KISELEV    48.59 28.40 + 20.19 - 0.00
6 HUBBELL / HUBBELL         47.98 24.90 + 24.08 - 1.00
7 SHIBUTANI /SHIBUTANI      47.05 25.00 + 22.05 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV    43.64 24.40 + 19.24 - 0.00

シブタニ兄妹組はちょっと厳しい7位発進となりましたが、得点差は7位までまずまずつまっていますね。実力に大きな差があるというわけではなく、ちょっとした出来映えの差なのではと思います。一位は彼らと同じシュピルバンドコーチの生徒ですが、ロシアやウクライナのカップルも頑張っています。

続いてペア、ショートプログラムの結果です。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    56.88 33.28 + 23.60 - 0.00
2 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 51.54 31.50 + 21.04 - 1.00
3 MARTIUSHEVA / ROGONOV       50.60 29.64 + 21.96 - 1.00
4 ZHANG / WANG                  50.22 29.74 + 20.48 - 0.00
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        46.04 27.20 + 19.84 - 1.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            44.84 25.36 + 19.48 - 0.00
7 OZEROVA / ENBERT          43.46 27.06 + 19.40 - 3.00
8 TAKAHASHI / TRAN           34.24 18.96 + 18.28 - 3.00

ちょっと発音がわからないロシアのペアが頭一つ抜けて1位です。高橋&トラン組は辛いショートプログラムになってしまいました。けれどもこれも一つの経験。着々と力をつけていることは確かだと思いますから、これを次へのステップにつなげてほしいです。
7位のペアは途中に演技中断がありました。その負傷のためか、フリーは棄権したようです。将来を背負う若い選手ですから、ムリをしないのは賢明な判断だと思います。

さて、そして今日のジュニアペアフリーです
早速結果を。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    92.50 45.82 + 47.68 - 1.00
2 IMAIKINA / NOVOSELOV         88.87 47.91 + 40.96 - 0.00
3 ZHANG / WANG                   87.70 46.34 + 41.36 - 0.00
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       86.43 41.07 + 45.36 - 0.00
5 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 85.68 42.48 + 43.20 - 0.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            81.56 41.68 + 40.88 - 1.00
7 TAKAHASHI / TRAN           71.80 35.36 + 37.44 - 1.00

こちらも残念ながら高橋&トラン組は最下位。TESが低かったことからやっぱりミスが多かったと考えられます。でもファイナルに出られたのですからすばらしいことです。中国のペアが健闘しましたね。これから後継者が出てくるのか心配していましたが、うれしい兆しです。

12/13追記
シニアのオリジナルダンスの結果です。ホフロワ&ノヴィツキー選手はなんとノヴィツキー選手の食中毒で棄権だそうです。残念ですが、お大事に!
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 60.35 29.80 + 30.55
2 DOMNINA / SHABALIN     59.33 29.80 + 29.53
3 FAIELLA / SCALI           57.89 29.90 + 27.99
4 BELBIN / AGOSTO         57.33 28.30 + 29.03
5 DAVIS / WHITE             55.89 28.00 + 27.89

デロベル&シェーンフェルダー組が、最初はあまり高くなかったTESを改善してきて1点のマージンを稼ぎ出しました。ドムニナ&シャバリン組はPCSで及びませんでしたが、まだまだ若い組なので年期の差といえるかもしれません。ファイエラ&スカリはNHK杯の借りを返すように最高のTESをマークして3位に。こういう舞台での経験が自信になっていけば、存在感も増しPCSの評価も高まってくると思いますので、がんばってほしいです。
ベルビン&アゴスト組、デイヴィス&ホワイト組は上の3組に比べるとTESが伸び切りませんでした。アメリカのカップルでTESが下位というのもちょっと珍しいことですが、これだけの名選手達が参加していればちょっとのミスが響くのかもしれません。

続いてペアのショートプログラム。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY       70.14 39.66 + 30.48 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG             68.34 40.22 + 29.12 - 1.00
3 PANG / TONG            66.24 37.52 + 28.72 - 0.00
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV   64.08 36.44 + 27.64 - 0.00
5 MUKHORTOVA / TRANKOV       61.56 34.40 + 27.16 - 0.00
6 KAWAGUCHI / SMIRNOV       55.42 28.50 + 27.92 - 1.00

こちらは差が大きくつきました。川口&スミルノフ組は調子がよくありませんでしたね。PCSは結成間もないペアということでしかたがありませんが、TESがこれでは点数は伸びてきません。フリーはなんとかミスのない演技をお願いしたいところです。
サフチェンコ&ソルコヴィ組は、TESこそ張&張組には及びませんでしたがそれでも素晴らしい得点が出ました。世界チャンピオンにふさわしい堂々たる70点台です。張&張選手は今季はとても調子がいい。この二組の優勝争いとなりそうです。

本日はジュニアのアイスダンス、フリーダンスとシニアのアイスダンス、ペアのフリーです。どの組も怪我なくいい演技ができるといいですね。

12/14追記
ジュニア、フリーダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          79.31 40.00 + 39.31 - 0.00
2 HUBBELL / HUBBELL         76.70 39.20 + 37.50 - 0.00
3 SHIBUTANI / SHIBUTANI     73.55 38.10 + 35.45 - 0.00
4 RIAZANOVA / GUERREIRO 73.45 38.30 + 36.15 - 1.00
5 PUSHKASH / KISELEV    71.76 37.90 + 33.86 - 0.00
6 RALPH / HILL                71.37 37.20 + 34.17 - 0.00
7 AGAFONOVA / DUN          69.93 35.00 + 34.93 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV     67.79 38.20 + 29.59 - 0.00

ここでアメリカ勢がぐんと点を伸ばしました。首位のチームはもう盤石の勝利ですね。男性が小塚選手と同じスケート年齢ですし、来年のシニアグランプリシリーズの枠は確定でしょう。こういう選手達が毎年のようにアメリカから出てきて、シニアでも中堅選手と競うようなレベルで活躍する。本当に恐ろしい国です。シブタニ兄妹組はお兄さんのアレックス選手がチャン選手と同じスケート年齢。まだ妹のマイア選手はシニアの選手権に出られる年齢ではないですし、あと2、3年ジュニアで修行を積めばきっと優勝のカップルのような力がついてくるでしょう。ジュニア初年でよくがんばりました。
しかしアイスダンス大国の意地を見せてアメリカの表彰台独占を阻止したロシアのカップルも頑張りました。伝統あるヨーロッパの国々にも、もっとがんばってほしいところです。

ジュニア選手達が熱い戦いを繰り広げた一方、シニアのアイスダンスはちょっと寂しいことになってしまいました。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 95.75 47.00 + 48.75
2 DOMNINA / SHABALIN     93.62 46.30 + 47.32
3 DAVIS / WHITE             92.15 47.70 + 44.45
4 FAIELLA / SCALI           87.23 42.80 + 44.43

アゴスト選手の故障でベルビン&アゴスト組が欠場。ファイエラ選手も指を切る怪我をし、デロベル選手もお腹の調子がよくなかったみたいです。たまに面白いことを言うシャバリン選手は「誰がいい演技をしたかというより誰が生き残ったか、みたいな大会」と評しました。そんななかよくぞこれだけの点が出る演技をしたものです。
デロベル選手は牡蠣にあたったということらしいので、ちょっとうかつだったかな、と日本人としては感じますが、違う土地の発酵食品などもあまりおなかにとっては良くないことがあるそうなので、キムチの美味しい韓国は危険かもしれません。
まずはどの組も、お疲れ様でした。特にデイヴィス&ホワイト組は高いTESを出しよくオリジナルダンスから挽回しました。ファイエラ&スカリ組はちょっとレベルの取りこぼしが多かったようですので、ヨーロッパ選手権までに見直しをしなければなりませんね。

そして今回の競技の最後に行われた、ペアのフリーです。
1 PANG / TONG              125.25 64.93 + 60.32 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG              119.88 62.16 + 58.72 - 1.00
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  114.95 55.35 + 61.60 - 2.00
4 KAWAGUCHI / SMIRNOV        112.03 56.51 + 55.52 - 0.00
5 VOLOSOZHAR / MOROZOV    111.75 57.27 + 54.48 - 0.00
6 MUKHORTOVA / TRANKOV      91.60 40.36 + 52.24 - 1.00

張&張組とサフチェンコ&ソルコヴィ組にばかり注目していましたが、ここでパン&トン組がほぼノーミスの演技を決めて優勝を飾りました。尻上がりに調子をあげてきたのですね。張&張組はスロージャンプでミス。サフチェンコ&ソルコヴィ組はスロージャンプとソロジャンプでそれぞれ乱れてしまいました。(減点のうち1点はタイムオーバーですが)
川口&スミルノフ組はスロー4回転サルコウに挑戦、着氷で乱れたものの認定を受け、基礎点では張&張組に迫るほどの得点でした。しかし、GOEでは技の大きい張&張組には及びません。とにかく課題はツイストリフトとソロジャンプ。あとは体格差が目立つペアなので二人で組んで行う要素には余裕がほしいところでしょうか。
ムホルトワ&トランコフ組はトランコフ選手がやっぱりお腹の調子を悪くしたようだ、という話をちらりと見かけました。本当であれば大変だったとは思いますがよく滑りきりました。
なんだか一昨年のサンクトペテルブルクファイナルを思い出すような状況ですね。あのときは北米とアジアの選手がいろいろ調子を崩していましたが…
皆さまも観戦疲れから風邪などこじらせないよう、お気をつけ下さい。

ジュニア、ペアの最終結果
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    149.38 56.88 + 92.50
2 ZHANG / WANG                  137.92 50.22 + 87.70
3 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 137.22 51.54 + 85.68
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       137.03 50.60 + 86.43
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        134.91 46.04 + 88.87
6 CASTELLI / SHNAPIR            126.40 44.84 + 81.56
7 TAKAHASHI / TRAN                 106.04 34.24 + 71.80
WD OZEROVA / ENBERT              -  43.46

ジュニア、アイスダンスの最終結果
1 CHOCK / ZUERLEIN            131.15 51.84 + 79.31
2 HUBBELL / HUBBELL     124.68 47.98 + 76.70
3 RIAZANOVA / GUERREIRO   124.30 50.85 + 73.45
4 SHIBUTANI / SHIBUTANI       120.60 47.05 + 73.55
5 PUSHKASH / KISELEV      120.35 48.59 + 71.76
6 RALPH / HILL            120.09 48.72 + 71.37
7 AGAFONOVA / DUN           119.38 49.45 + 69.93
8 ANTIPOVA / KUDASHEV      111.43 43.64 + 67.79

シニア、ペアの最終結果
1 PANG / TONG              191.49 66.24 + 125.25
2 ZHANG / ZHANG              188.22 68.34 + 119.88
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  185.09 70.14 + 114.95
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV    175.83 64.08 + 111.75
5 KAWAGUCHI / SMIRNOV        167.45 55.42 + 112.03
6 MUKHORTOVA / TRANKOV  153.16 55.42 + 91.60

シニア、アイスダンスの最終結果
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 156.10 60.35 + 95.75
2 DOMNINA / SHABALIN     152.95 59.33 + 93.62
3 DAVIS /  WHITE            148.04 55.89 + 92.15
4 FAIELLA / SCALI           145.12 57.89 + 87.23
WD BELBIN / AGOSTO             -  57.33 
WD KHOKHLOVA / NOVITSKI

2008年11月27日 (木)

NHK杯・男子シングル

NHK杯、男子シングルのエントリーです。

ちょっと更新時間がなくなってしまったのでとりあえず滑走順のみ。
第1グループ
1 Anton KOVALEVSKI
2 Peter LIEBERS
3 Jamal OTHMAN
4 Yasuharu NANRI
5 Andrei LUTAI
6 Takahito MURA
第2グループ
7 Adrian SCHULTHEISS
8 Nobunari ODA
9 Kevin REYNOLDS
10 Yannick PONSERO
11 Stephen CARRIERE
12 Johnny WEIR

11/29追記
ショートプログラムの結果です。
1 Nobunari ODA         81.63 45.78 + 35.85 - 0.00
2 Johnny WEIR         78.15 41.70 + 36.45 - 0.00
3 Yannick PONSERO     74.39 42.04 + 32.35 - 0.00
4 Takahito MURA            69.70 39.30 + 30.40 - 0.00
5 Stephen CARRIERE      68.99 37.24 + 31.75 - 0.00
6 Kevin REYNOLDS          67.51 37.46 + 30.05 - 0.00
7 Adrian SCHULTHEISS    66.31 37.46 + 28.85 - 0.00
8 Yasuharu NANRI       63.87 35.72 + 28.15 - 0.00
9 Anton KOVALEVSKI    58.84 32.94 + 25.90 - 0.00
10 Peter LIEBERS        58.27 33.62 + 24.65 - 0.00
11 Andrei LUTAI            56.34 31.34 + 26.00 - 1.00
12 Jamal OTHMAN     55.94 29.94 + 26.00 - 0.00

こちらも大きなミスは少なめのハイレベルな試合になりました。トリプルアクセルがダブルアクセルになったり、セカンドトリプルがダブルになったりというミスのあった選手もいましたが、みんなTESはかなり高いです。
南里選手は下位の選手と比べても体の動きに精彩がありませんでしたが、力強くなくても無理なく滑れている点は評価されたのではないでしょうか。疲れていることとは思いますが、今日一日はしっかり休んで、せっかくのチャンスから何か収穫が得られるようなフリーにしてほしいです。怪我をした高橋選手だって、その怪我を成長の機会ととらえて乗り越えようとしているのですしね。
無良選手は見事なシニアデビュー。国内の大会でシニアも経験し注目を浴びていたのもあると思うのですが、なんというか、親が国の代表で演技をしたことのあるような選手の場合、大きな舞台でも飲まれずにマイペースでいられるという印象があります。いい意味で「自分は自分」という感覚が身に付いているのかもしれませんね。ジャンプはすごく高いし、動きは「キレ」という意味では成長の余地がありますが、スケールの大きさを感じさせますね。スケートの流れもそれを引き立てています。姿勢も、本人が気をつけて、顎を引いて首をきちんと立てようと心がけて滑っているのがよくわかりました。慣れて板に付いてくればまたいちだんと美しい表現が可能になると思います。
レイノルズ選手は動きは元気いっぱいという感じですが、やっぱり少し子どもっぽいですね。いうほどひどい滑りではないと感じたのですが、動きと滑りの相乗効果のようなもの、男性的な迫力があまりないです。無良選手と同学年なんですが。
ウィアー選手はジャンプの出来が織田選手と比べてしまうといまひとつ。織田選手が彼の本来の味ではない路線で自分の可能性を広げようとしているのに対して、やはり保守的な印象を受けました。素晴らしいんですが驚きの要素がないというのか。それでもステップシークエンスは本当に流れがあり素晴らしかったです。
織田選手はやっぱりジャンプが見事のひとこと。ロシア杯の時、ジャンプの入りがやや慎重といったのですが、ルッツとフリップに関しては「失礼しました」という気分。スピードも十分ありましたしステップも複雑でした。ステップシークエンスのスピードはやはりウィアー選手、ポンセロ選手などには劣るかもしれませんが、それでも十分見応えがありました。
フリーは30日1時から! 楽しみです!

12/1追記
フリーの結果です。
1 Nobunari ODA              154.55 78.15 + 77.40 - 1.00
2 Johnny WEIR              146.27 69.97 + 76.30 - 0.00
3 Yannick PONSERO    142.85 70.65 + 72.20 - 0.00
4 Kevin REYNOLDS         132.23 72.53 + 59.70 - 0.00
5 Takahito MURA           128.37 62.57 + 65.80 - 0.00
6 Stephen CARRIERE     123.31 56.81 + 66.50 - 0.00
7 Adrian SCHULTHEISS   111.44 55.54 + 55.90 - 0.00
8 Andrei LUTAI         110.02 56.92 + 53.10 - 0.00
9 Peter LIEBERS           107.63 56.93 + 51.70 - 1.00
10 Yasuharu NANRI        103.86 50.76 + 53.10 - 0.00
11 Jamal OTHMAN          101.96 48.86 + 53.10 - 0.00
12 Anton KOVALEVSKI   99.10 46.60 + 53.50 - 1.00

織田選手は4回転こそ残念でしたが、全体にはよくまとまりましたね。プログラムのインパクトはそれほど感じなかったのですが、こういった曲想によくマッチした動作ができてきているという風に感じました。すっかり「シニア」の演技になったなぁと。21の選手に対していうのも失礼なんですが。
ウィアー選手は体調がよくなかったそうですが、3連続ジャンプなども入れてよくまとめました。しかし4回転を入れなかったことを「浅田選手と対照的に」などとアナウンサーがいっていたのはちょっと気になりました。真央選手だって「はじめから跳びたいと思っていたけれど最終的には調子を見て決めようと考えていた」といっていました。成功する目算があったから挑んだのです。しかもこのような大技はそれ自体の成功率のみならずプログラム後半の体力にも不安があっては挑めません。真央選手がウィアー選手と同じ体調だったら回避したのかもしれないのですから、ちょっとウィアー選手がかわいそうな言いぐさだったのではないかと。
ポンセロ選手はプログラム後半がちょっとしんどそうでしたが、こんなによくまとまった演技は初めて見たかもしれません。アップテンポな音楽にマッチしたスピーディなスケーティング、美しいジャンプ。本当に楽しめました。
無良選手は200点まであと一歩、惜しかったですね。やはりシニアではしっかり最後まで体力と集中力を保たせてジャンプを決めていくことが大切になります。しかしスケーティングはいいですし、こういった演技を続けていけば自然とPCSで高い評価が出るようになっていくでしょう。
南里選手、あの体調でよくトリプルアクセル2回跳びました。上体はほどんど動いていませんでしたがスケートはそこそこ滑っていましたしとにかく最後まで滑りきれました。しんどかった、散々だったという気持ちもあるかもしれませんが、これを何らかの糧にして全日本では無良選手に負けないように! 気合いを入れてがんばってほしいです。
コヴァレフスキー選手、リーバース選手はコンビネーションを跳びすぎてしまいましたね。コヴァレフスキー選手など、ジャンプを適正に跳んでいたらルタイ選手と同じくらいの点が出たのではないでしょうか。ここはひとつ先輩の織田選手(よく3Aコンビを失敗したのを跳び直さなかった! 成長しましたね!)に学んでルールをよくよく確認してほしいところです。

最終結果です。
1 Nobunari ODA        236.18 81.63 + 154.55
2 Johnny WEIR              224.42 78.15 + 146.27
3 Yannick PONSERO    217.24 74.39 + 142.85
4 Kevin REYNOLDS         199.74 67.51 + 132.23
5 Takahito MURA           198.07 69.70 + 128.37
6 Stephen CARRIERE     192.30 68.99 + 123.31
7 Adrian SCHULTHEISS   177.75 66.31 + 111.44
8 Yasuharu NANRI      167.73 63.87 + 103.86
9 Andrei LUTAI         166.36 56.34 + 110.02
10 Peter LIEBERS       165.90 58.27 + 107.63
11 Anton KOVALEVSKI     157.94 58.84 + 99.10
12 Jamal OTHMAN          157.90 55.94 + 101.96

GPランキングです。
Patrick CHAN          30pt 2戦終了 最高位1位 453.54
Takahiko KOZUKA   28pt 2戦終了 最高位1位 456.96
Johnny WEIR           26pt 2戦終了 最高位2位 449.62
Brian JOUBERT      24pt 2戦終了 最高位1位 451.91
Jeremy ABBOTT       24pt 2戦終了 最高位1位 450.92
Tomas VERNER     24pt 2戦終了 最高位2位 428.42

Alban PREAUBERT   22pt 2戦終了 最高位3位 441.46
Evan LYSACEK    22pt 2戦終了 最高位3位 432.48
Yannick PONSERO  20pt 2戦終了 最高位3位 426.21

NHK杯・女子シングル

NHK杯女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

28日午後6時55分のゴールデンタイムから、女子シングルのショートプログラムとなります。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Katarina GERBOLDT
2 Anastasia GIMAZETDINOVA
3 Annette DYTRT
4 Cynthia PHANEUF
5 Katrina HACKER
6 Akiko SUZUKI
第2グループ
7 Na-Young KIM
8 Ashley WAGNER
9 Mirai NAGASU
10 Laura LEPISTO
11 Yukari NAKANO
12 Mao ASADA

真央選手は、ジャンプさえきちんと跳ぶことができればまず勝てるかと思います。表現の面では私はごく個人的な不満を述べましたが、技術的なところには特に問題がないように感じています。それはもう精神的なものだと思うので、開き直って自信を持って跳んでほしいですね。
中野選手はアメリカ大会ではやや技術的な課題がありましたが、それを克服できているか注目です。長洲選手は怪我明けでアメリカ大会で力を発揮できなかったという話ですので、ムリしない程度に楽しく演じてほしいです。レピスト選手も、出来次第では安藤選手のファイナルを阻む存在になり得ます。ワグナー選手も楽しみです。
しかし今回一番応援したいのは、鈴木明子選手。久々の大舞台だと思うのですが、素直にスケートを楽しむ気持ちがプレッシャーに打ち勝てばきっと素晴らしい演技を見せてくれると思います。

11/29追記
ショートプログラムの結果です。
1 Mao ASADA                   64.64 34.40 + 30.24 - 0.00
2 Ashley WAGNER           61.52 35.60 + 25.92 - 0.00
3 Laura LEPISTO            59.14 32.50 + 26.64 - 0.00
4 Akiko SUZUKI                 55.56 30.40 + 25.16 - 0.00
5 Yukari NAKANO             54.82 26.98 + 27.84 - 0.00
6 Katrina HACKER              53.80 30.80 + 23.00 - 0.00
7 Cynthia PHANEUF             53.48 30.20 + 23.28 - 0.00
8 Mirai NAGASU                50.14 23.46 + 26.68 - 0.00
9 Na-Young KIM               47.92 26.44 + 21.48 - 0.00
10 Anastasia GIMAZETDINOVA 42.84 23.60 + 20.24 - 1.00
11 Katarina GERBOLDT       42.42 23.50 + 19.92 - 1.00
12 Annette DYTRT              37.62 19.30 + 20.32 - 2.00

最初の方の選手は見られませんでしたが、ファヌフ選手がいい演技で流れを作ってからは殆どの選手が50点を超える転倒のないいい試合になりましたね。
60点台も二人出ましたから、全体にいい大会です。そんな中でジャンプがダブルになってしまった中野選手は得点以上に順位が伸びず非常に残念でした。けれども最終グループに入れましたから、フリーはまだまだ巻き返せると思います。あとは本人の調子次第。
鈴木選手はジャンプをひとつ失敗してしまいましたが、それ以外は本当に伸び伸びと滑っていました。フリーもこの気持ちを忘れずにいってほしいです。
真央選手はジャンプを決めようというのでちょっとおっかなびっくり滑っていたようでしたが、それでもスパイラルでよろけた以外スピード感などは去年に比べてもよくなっていますので、このジャンプの成功で自信をつけてもう少し明るいイメージで滑ることができれば演技もぐんとよくなりそうに思いました。振りに気持ちが入ってくれば、大きな動きでもちゃんとニュアンスを出せるようになってくるのではないか、と。
ワグナー選手の演技はすばらしかったですね。TESがばっちり出る演技だったのはもちろん、表現も多彩で、去年まであった粗さもすっかりとれて、いい選手になってきたなぁと。プリシラ・ヒルコーチのことを、昨シーズン彼女から離れたウィアー選手は「プリシラはアメリカ人としては最高のコーチだと思っているので、コーチを変えるとき他のアメリカ人は考えなかった」といっていたのですが、贔屓目でなく実際に優れた手腕を持ったコーチだったんだと再確認しました。

11/30追記
フリーの結果です。
1 Mao ASADA                126.49 64.25 + 62.24 - 0.00
2 Akiko SUZUKI              112.08 56.96 + 55.12 - 0.00
3 Yukari NAKANO                112.05 56.93 + 55.12 - 0.00
4 Laura LEPISTO                   99.71 47.19 + 53.52 - 1.00
5 Ashley WAGNER                  99.58 45.02 + 54.56 - 0.00
6 Katrina HACKER               85.66 38.78 + 46.88 - 0.00
7 Cynthia PHANEUF              85.42 38.70 + 46.72 - 0.00
8 Annette DYTRT                   77.95 36.43 + 41.52 - 0.00
9 Mirai NAGASU                 74.08 30.32 + 45.76 - 2.00
10 Anastasia GIMAZETDINOVA  72.26 33.70 + 38.56 - 0.00
11 Na-Young KIM                  71.85 31.93 + 39.92 - 0.00
12 Katarina GERBOLDT        71.53 34.21 + 38.32 - 1.00

真央選手は、ここまでやってしまうとプログラムの芸術性とか関係ないな、というようなすごいものを見せてくれました。ちょうど四大陸選手権の高橋選手のような。けれどもこちらの方が、歴史的に見ても間違いなくフィギュアスケートを進化させる大きな一歩になる名演です。残念ながら認定はなりませんでしたが、今後自信をつけていけば国際大会の認定は時間の問題だと思います。また、ジャンプを次々と決めていきますと、この一定テンポの音楽はテンションを途切れさせずに最後まで観客の興奮を冷まさない。そのことを考えての選曲だとしたらタラソワコーチはやはり考えているんですね。
それでいてこのプログラムはまだここで終わりではないですよね。ルッツもループもまだ入れる余地があります。そこまで極めるのは非常に難しいとは思いますが、せっかくこのようにスポーティでチャレンジングなプログラムを与えられたのですから、ジャンプの調子を見つつ果敢に挑戦してみてほしいです。それがゆくゆくはオリンピックシーズンの余裕に繋がっていくはずです。
鈴木選手、中野選手も素晴らしい演技でした。この二人を見ると、本当に強い!と思います。鈴木選手は「私は失うものは何もないので」といいながらの演技でしたが、これまでさまざまなものを失いながら「私にはスケートさえあればいいんだ」という境地に至ったゆえの強さだと思います。この難構成は滑りこなせれば現在の世界選手権メダルクラスの選手にまったくひけをとりません。中野選手は、もう日本代表としてさまざまな大会を経験し、期待を受けて、表彰台を落とすわけにはいかない、しかし調子はよくないという崖っぷちでした。そこで見事に踏みとどまった。トリプルアクセルこそ挑戦できなかったものの、このときできることはやりつくしたという感じでした。
日本人の3人、それぞれに、本当にその順位にふさわしい演技をしたと思います。おめでとうございました。

最終結果です。
1 Mao ASADA                   191.13 64.64 + 126.49
2 Akiko SUZUKI                 167.64 55.56 + 112.08
3 Yukari NAKANO             166.87 54.82 + 112.05
4 Ashley WAGNER           161.10 61.52 + 99.58
5 Laura LEPISTO            158.85 59.14 + 99.71
6 Katrina HACKER              139.46 53.80 + 85.66
7 Cynthia PHANEUF             138.90 53.48 + 85.42
8 Mirai NAGASU                124.22 50.14 + 74.08
9 Na-Young KIM               119.77 47.92 + 71.85
10 Annette DYTRT              115.57 37.62 + 77.95
11 Anastasia GIMAZETDINOVA 115.10 42.84 + 72.26
12 Katarina GERBOLDT       113.95 42.42 + 71.53

GPランキング。下3人はファイナルの補欠となります。
Yu-Na KIM               30pt 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE    30pt 最高位1位 369.62
Mao ASADA            28pt 最高位1位 358.72
Carolina KOSTNER    24pt 最高位1位 323.48
Yukari NAKANO      24pt 最高位2位 339.40
Miki ANDO            24pt 最高位2位 339.30

Fumie SUGURI           24pt 最高位2位 325.90
Rachael FLATT         22pt 最高位2位 321.79
Alissa CZISNY       20pt 最高位3位 308.95

NHK杯・ペア、アイスダンスなど

いよいよGPシリーズ最終戦、日本で開催されるNHK杯となりました。
ペアとアイスダンスのエントリーです。結果詳細ページはこちら

競技開始は28日午後2時15分。アイスダンス、コンパルソリーダンスからとなります。
課題はパソドブレ。滑走順はこちらになります。
第1グループ
1 Xiaoyang YU / Chen WANG
2 Cathy REED / Chris REED
3 Isabella PAJARDI / Stefano CARUSO
4 Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE
5 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV
第2グループ
6 Kimberly NAVARRO / Brent BOMMENTRE
7 Nathalie PECHALAT / Fabian BOURZAT
8 Federica FAIELLA / Massimo SCALI
9 Emily SAMUELSON / Evan BATES
10 Kristina GORSHKOVA / Vitali BUTIKOV

ジュニアからあがってきたサミュエルソン&ベイツ組とゴルシュコワ&ブティコフ組が滑走順では後になりますが、むしろ注目はシニアとしてもトップスケーターに仲間入りしつつあるファイエラ&スカリ組と、カナダ大会ではちょっと不本意な結果となってしまったペシャラ&ブルザ組です。優勝候補だったヴァーチュー&モイア組の欠場はかえすがえすも残念ですが、この二組にとってはやはり大きなチャンス。いい演技をして評価をあげてほしいです。
今季初戦となるリード姉弟組の仕上がり具合も気になります。クリス選手の怪我がきちんと回復していればいいのですが…。まずは順位を気にせず演技を楽しんでほしいところです。

続いて3時35分からはペアのショートプログラムです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Meeran TROMBLEY / Laureano IBARRA
2 Monica PISOTTA / Michael STEWART
3 Laura MAGITTERI / Ondrej HOTAREK
4 Maria SERGEJEVA / Ilja GLEBOV
第2グループ
5 Stacey KEMP / David KING
6 Rena INOUE / John BALDWIN
7 Jessica DUBE / Bryce DAVISON
8 Qing PANG / Jian TONG

まだ十分仕上がっていない様子のパン&トン組と勢いのあるデュベ&デヴィソン組の一騎打ちといった感じでしょうか。井上&ボルドウィン組にも日本の観客の前で気持ちよく演じてほしいところです。

11/29追記
コンパルソリーダンスの結果です。
1 FAIELLA / SCALI         35.61 17.72 + 17.89
2 PECHALAT / BOURZAT    33.20 16.80 + 16.40
3 SAMUELSON / BATES        32.18 16.56 + 15.62
4 GORSHKOVA / BUTIKOV  31.54 16.36 + 15.18
5 NAVARRO / BOMMENTRE  31.01 15.82 + 15.19
6 BOBROVA / SOLOVIEV   29.80 15.30 + 14.50
7 WEAVER / POJE          28.70 14.86 + 13.84
8 REED / REED                 27.17 14.32 + 12.85
9 YU / WANG               25.46 13.68 + 11.78
10 PAJARDI / CARUSO        23.86 12.90 + 10.96

世界選手権のメダル候補のようなずば抜けた点はまだ出ませんが、やはりファイエラ&スカリ組がこの中では飛び抜けた格好。ジュニアから上がってきた選手達もがんばっています。

続いてペア、ショートプログラム。
1 PANG / TONG         63.10 34.94 + 29.16 - 1.00
2 INOUE / BALDWIN      57.60 31.12 + 26.48 - 0.00
3 DUBE / DAVISON       55.24 29.40 + 26.84 - 1.00
4 KEMP / KING               49.36 29.04 + 20.32 - 0.00
5 PISOTTA / STEWART     47.78 28.34 + 19.44 - 0.00
6 SERGEJEVA / GLEBOV  45.32 26.32 + 19.00 - 0.00
7 MAGITTERI / HOTAREK  45.10 25.66 + 19.44 - 0.00
8 TROMBLEY / IBARRA      44.40 25.88 + 18.52 - 0.00

デュベ&デヴィソン組はデュベ選手の調子がいまひとつでしたね。パン&トン組はソロジャンプで転んだ他はよく洗練されてまとまった演技。常に対向で行うスパイラルなどはアイスダンスのMIFのような個性を感じさせて楽しかったです。井上&ボルドウィン組も、ソロジャンプで回転が合わなかった他は一体感のある滑らかな演技で本当に素敵でした。ペア小国でちょっと盛り上がらない日本で、こういう演技を見せてもらえるというのは本当に嬉しいです。
フリーはダイナミックな演技を、ということですので、体力が保つように、しっかり最後まで滑りぬいてほしいですね。

そしてアイスダンス、オリジナルダンス。
1 PECHALAT / BOURZAT    54.27 28.30 + 25.97 - 0.00
2 FAIELLA / SCALI         53.78 27.40 + 27.38 - 1.00
3 GORSHKOVA / BUTIKOV  51.80 28.40 + 23.40 - 0.00
4 SAMUELSON / BATES        50.92 25.90 + 25.02 - 0.00
5 BOBROVA / SOLOVIEV   49.61 27.70 + 21.91 - 0.00
6 NAVARRO / BOMMENTRE  47.91 25.80 + 23.11 - 1.00
7 WEAVER / POJE          46.58 25.00 + 21.58 - 0.00
8 YU / WANG               40.78 22.50 + 18.28 - 0.00
9 PAJARDI / CARUSO      40.52 22.70 + 17.82 - 0.00
10 REED / REED             39.87 20.40 + 19.47 - 0.00

リード姉弟組は、スピードがありませんでしたね。プログラムも十分仕上がっていないようで、ちょっとこわごわ滑っている印象でした。けれどもとにかく試合を楽しんでほしいです。
ファイエラ&スカリ組は、ファイエラ選手のまさかの転倒でオリジナルダンス2位になってしまったものの、やはり全体的な雰囲気の作り方は楽しいし、女性が水兵というのも、ちょっとレトロなショーガールだったりダンスホールではじける女の子のような古いアメリカ文化を象徴する典型的衣装がそろう中ではとてもユニークで印象的。総合ではかろうじてトップを守りました。
ペシャラ&ブルザ組はペシャラ選手の華やかさ、セクシーさが強烈で、ブルザ選手がちょっとかすんでしまっていたかも…。男の方が見たら目のやり場に困る衣装でしたよね…
どの組もまだ細かなミスがありましたが、それぞれのレベルでミスを最小限にとどめた組が上にきました。

本日29日は、午後2時15分からペアのフリー、そして3時56分から引き続きアイスダンスのフリーダンスとなります。どの組も日本の記念すべき大会を楽しんでベストを尽くしてほしいです!

11/30追記
ペア、フリーの結果です。
1 PANG / TONG         122.96 62.00 + 60.96 - 0.00
2 INOUE / BALDWIN      103.89 52.49 + 52.40 - 1.00
3 DUBE / DAVISON       101.52 50.04 + 52.48 - 1.00
4 KEMP / KING             83.53 44.85 + 39.68 - 1.00
5 SERGEJEVA / GLEBOV      82.38 45.62 + 37.76 - 1.00
6 MAGITTERI / HOTAREK      82.08 44.64 + 39.44 - 2.00
7 TROMBLEY / IBARRA    80.52 43.96 + 36.56 - 0.00
8 PISOTTA / STEWART         77.02 40.70 + 38.32 - 2.00

パン&トン組が圧倒的な勝利。彼らに対抗できるかと思われたデュベ&デヴィソン組はまったく元気がありませんでしたね。デュベ選手が演技後笑顔を浮かべる気力さえありませんでした。それでもリフトなどは素晴らしいものでしたが…。あのヴィットさんも見守る中であのしょんぼりしたカルメンではちょっと悲しいですね。
井上&ボルドウィン組は彼らの持っているものを十分出せたと思います。リフトは若い組に比べれば幾分シンプルかもしれませんがステップやスピンのユニゾンなどはさすが、スロージャンプも美しかったです。この舞台でこんなに素晴らしい演技をしてくれて、本当にありがとうといいたいです。
しかし、彼らの出したかった力強さという部分ではやっぱり中国の組が圧倒してしまいますね。特にパン&トン組は情熱的で雄大な表現という意味では中国一番手の張&張組よりも素晴らしく、申&趙組のよい部分を受け継いでいます。それに、過去ダンスをやっていた時期もある彼ららしさを加えて、音楽をいかした鋭く切れ味のあるタンゴに仕上がっていました。

続いてアイスダンス、フリーダンス。
1 PECHALAT / BOURZAT    87.95 44.80 + 43.15 - 0.00
2 FAIELLA / SCALI         87.28 43.20 + 44.08 - 0.00
3 BOBROVA / SOLOVIEV   80.55 43.20 + 37.35 - 0.00
4 SAMUELSON / BATES        78.35 40.30 + 39.05 - 1.00
5 NAVARRO / BOMMENTRE  76.68 40.40 + 36.28 - 0.00
6 GORSHKOVA / BUTIKOV  76.17 39.40 + 37.77 - 1.00
7 WEAVER / POJE          75.82 40.90 + 34.92 - 0.00
8 REED / REED           68.79 37.40 + 32.39 - 1.00
9 YU / WANG               65.66 35.60 + 30.06 - 0.00
10 PAJARDI / CARUSO        63.97 36.70 + 28.27 - 1.00

楽しい演技で観客を沸かせたペシャラ&ブルザ組と、表情をあえて抑えて静かで内面的な演技をしたファイエラ&スカリ組。得点も僅差で甲乙つけがたい名演でした。これこそアイスダンスという競技の醍醐味です。ただ、あえて比較するなら、ということでいえば、ペシャラ&ブルザ組は攻める演技をし、ファイエラ&スカリ組は守る演技をした。これがフリーダンスのみの順位に現れたかな、と思います。コンパルソリーダンスを見ることができれば、最終順位もきっと納得のものになったのかなと思いますが。
リード姉弟組はオリジナルダンスよりずっとフリーの方が良かったですね。樋口さんもおっしゃっていましたが彼らのスタイルにこちらの方がよく馴染んでいると思いました。でも、いつも同じような演技ばかりと思われないためには、タンゴやワルツばかりでなくラテンからブルースなどまでさまざまなリズムのスタイルを得手不得手なく身につけていくことも必要になってきます。これは今後の課題になるかな、と思います。

ペアの最終結果です。
1 PANG / TONG         186.06 63.10 + 122.96
2 INOUE / BALDWIN     161.49 57.60 + 103.89
3 DUBE / DAVISON      156.76 55.24 + 101.52
4 KEMP / KING        132.89 49.36 + 83.53
5 SERGEJEVA / GLEBOV 127.70 45.32 + 82.38
6 MAGITTERI / HOTAREK 127.18 45.10 + 82.08
7 TROMBLEY / IBARRA     124.92 44.40 + 80.52
8 PISOTTA / STEWART    124.80 47.78 + 77.02

アイスダンスの最終結果です。
1 FAIELLA / SCALI           176.67 35.61 + 53.78 + 87.28
2 PECHALAT / BOURZAT      175.42 33.20 + 54.27 + 87.95
3 SAMUELSON / BATES    161.45 32.18 + 50.92 + 78.35
4 BOBROVA / SOLOVIEV    159.96 29.80 + 49.61 + 80.55
5 GORSHKOVA / BUTIKOV   159.51 31.54 + 51.80 + 76.17
6 NAVARRO / BOMMENTRE   155.60 31.01 + 47.91 + 76.68
7 WEAVER / POJE           151.10 28.70 + 46.58 + 75.82
8 REED / REED            135.83 27.17 + 39.87 + 68.79
9 YU / WANG                131.90 25.46 + 40.78 + 65.66
10 PAJARDI / CARUSO         128.35 23.86 + 40.52 + 63.97

GPランキングペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY     30pt 最高位1位 369.27
ZHANG / ZHANG                 30pt 最高位1位 359.64
KAWAGUCHI / SMIRNOV      28pt 最高位1位 346.24
PANG / TONG                 26pt 最高位1位 357.92
VOLOSOZHAR / MOROZOV  24pt 最高位2位 342.91
MUKHORTOVA / TRANKOV     24pt 最高位2位 338.54

MCLAUGHLIN / BRUBAKER  24pt 最高位2位 334.20
DUBE / DAVISON               24pt 最高位2位 333.30
INOUE / BALDWIN              20pt 最高位2位 308.00

GPランキングアイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER 30pt 2戦終了 最高位1位 372.45
DOMNINA / SHABALIN     28pt 2戦終了 最高位1位 371.43
FAIELLA / SCALI                 28pt 2戦終了 最高位1位 356.25
KHOKHLOVA / NOVITSKI      26pt 2戦終了 最高位1位 367.12
DAVIS / WHITE             26pt 2戦終了 最高位1位 349.50
BELBIN / AGOSTO         26pt 2戦終了 最高位2位 372.94

PECHALAT / BOURZAT      24pt 2戦終了 最高位2位 334.48
CRONE / POIRIER          22pt 2戦終了 最高位2位 333.62
KERR / KERR               22pt 2戦終了 最高位3位 357.16

2008年11月22日 (土)

ロシア杯・男子シングル

ロシア杯、男子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

ショートプログラム、何人かの選手の演技をテレビ放送で見られました。男子は要素数の変わらないショートからつなぎに凝っている選手が多い!
その中でもジャンプを決めればやっぱりこの人が強かった…
1 Brian JOUBERT            86.10 47.90 + 38.20 - 0.00
2 Tomas VERNER           73.20 37.80 + 36.40 - 1.00
3 Adam RIPPON              71.62 40.62 + 31.00 - 0.00
4 Alban PREAUBERT         71.60 39.20 + 32.40 - 0.00
5 Kevin VAN DER PERREN 69.68 37.88 + 31.80 - 0.00
6 Jeremy ABBOTT       68.80 35.90 + 33.90 - 1.00
7 Kristoffer BERNTSSON  66.21 35.26 + 30.95 - 0.00
8 Chengjiang LI            62.95 36.30 + 26.65 - 0.00
9 Alexander USPENSKI      62.60 35.30 + 28.30 - 1.00
10 Vaughn CHIPEUR      59.60 31.90 + 28.70 - 1.00
11 Artem BORODULIN        58.84 29.44 + 29.40 - 0.00
12 Sergei VORONOV        58.50 27.00 + 31.50 - 0.00

エリックボンパール杯のジュベール選手、「ジャンプ以外はいい演技だと思ったけれど、確かに4回転のコンビネーションが決まったら87点出ていたんだな…」と思いながら見ていましたが、まさしくそうだったという得点が出ました。これまで4回転を決めてきた選手達の他の要素がすこーし問題アリだったということなんですかね。いきなりベテランが勝てなくなっていきましたから心配もしましたが、ヴェルネル選手も4回転が決まれば大丈夫だという出来です。少し安心しましたね。
緻密なトランジッション故に一カ所崩れると連鎖的に崩れるというのを見せたのは、アボット選手。本当に難しいプログラムなんですが、要素2つがおじゃんになってしまうとやはり得点は伸びませんね…
ヴァン・デル・ペレン選手、手術後ちょっと回復が思わしくなく欠場もあったのですが、今回はとりあえずまとめてこられてよかったです。フリーの体力がちょっと心配なのですが、まずはムリせず、マイペースで最後まで滑りきってほしいですね。禿げ山の一夜、面白い動きが多くて彼らしいユニークなプログラムになってて好きです。
リッポン選手は、地元アメリカの大会は緊張してしまったのかもしれませんが、今回トリプルアクセルをなんとか降りてからは本当にうれしそうに伸び伸び滑っていましたね。彼はアクセルナシでジュニアチャンピオンになったくらい滑りの素性はいいので、こうやって乗ってくればもう恐いものナシです。私も、がんばってるね、よかったね、という気持ちです。本人としても、ここは何としてもアクセル成功するまで挑戦し続ける!という意地があるかもしれません。ジュニアでは挑戦できなかったからこそ、です。ジュニアでは、試合に勝ってアクセルに負けていた。誰がライバルというよりもトリプルアクセルがライバルって状態ですよね。フリーでは是非、クリーンなものが見たいです!
プレオベール選手も、シリアスな音楽を表現できるだけの滑りの滑らかさ、姿勢のよさができてきて、新しい彼の一面を見せていますね。やってることはリッポン選手よりハイレベルだったと思いますが、ジャンプの軸があまりきれいでなくて、ジャンプの加点がつかなかったのかもしれません。
李選手は4回転を決めたみたいですね。素晴らしいジャンプを持ちながら、彼は喘息などに苦しみ、フリーの4分半体力がもたなくなってきています。しかし中国の後輩達がなかなか育ってきてくれないというので、衰えを感じながらも懸命に後輩に手本を見せているようです。昨シーズンジュニアで活躍した関選手が今シーズンはなぜか出てきていませんが、呉選手、徐選手などもいいトリプルアクセルももっていることですし、発奮してほしいですね! フリーも彼ができることを見せてほしいです。

11/24追記
フリーの結果です。
1 Tomas VERNER            149.74 73.04 + 76.70 - 0.00
2 Jeremy ABBOTT        148.68 77.98 + 70.70 - 0.00
3 Alban PREAUBERT          147.48 79.98 + 67.50 - 0.00
4 Brian JOUBERT             144.68 69.48 + 75.20 - 0.00
5 Adam RIPPON               136.31 70.01 + 66.30 - 0.00
6 Sergei VORONOV       131.81 67.61 + 64.20 - 0.00
7 Kevin VAN DER PERREN  129.45 65.85 + 64.60 - 1.00
8 Artem BORODULIN       121.20 61.20 + 60.00 - 0.00
9 Kristoffer BERNTSSON   118.86 56.26 + 63.60 - 1.00
10 Alexander USPENSKI   111.64 55.64 + 57.00 - 1.00
11 Vaughn CHIPEUR       101.89 45.09 + 56.80 - 0.00
12 Chengjiang LI         100.65 46.15 + 54.50 - 0.00

ヴェルネル選手は4回転を決めてフリーでトップ。アボット選手は高い加点でTESを稼いで2位につけました。プレオベール選手は基礎点は抜群に高い(78.38)のですが、どうしても加点とPCSで負けてしまいますね。なぜアボット選手などの加点がこんなにも高いのかというと、ひとつには流れの中で要素を実施しているということがあります。ジャンプにしろスピンにしろ、要素の前も要素の後も同じようなペースで演技が続いていきます。プレオベール選手は要素の前はスピーディで好もしいと思うのですが、要素の後に「止まる」。織田選手はこの逆で、ジャンプの入りはやや慎重ですがジャンプの後はよく流れてスムーズに演技に戻っていきます。チャン選手はいいところ両方を兼ね備えています。女子では金選手がこれにあたります。ヴェルネル選手も、成功した4回転だけなら現役男子で一番美しいと思います。それくらい流れのあるものを降りている。
そして、スピードの中で要素を次々と決めていく人というのは基礎的なスケート技術が高い。これは佐藤信夫コーチが著書の中で述べていたことです。伊藤みどりさんはジャンプだけの選手と思われがちだったけれど、あのスピードであれだけ質の高いジャンプを成功させられるのは、基本的にスケート技術が高く安定しているということなのだ、と。ですからジャンプに加点のつく選手というのはたいがいSSも高くなります。SSが高いとPCS全体が高くなります。というのは、SSの高さというのはフィギュアスケートで第一に求められるものなんです。どんなに柔軟性があっても、どんなにジャンプ力があっても、どんなに腕や顔の表現が素晴らしくても、SSが高くなければ「屁のつっぱりにもなりません」。
とはいえ、難易度の高いプログラムをミスなくまとめていったということは、もっと評価されてもいいんじゃないかと私は感じます。まあ、私見ですから、もっと詳しい方には詳しい方なりの考え方というものがあるのだとは思いますが。

最終結果です。
1 Brian JOUBERT             230.78 86.10 + 144.68
2 Tomas VERNER            222.94 73.20 + 149.74
3 Alban PREAUBERT          219.08 71.60 + 147.48
4 Jeremy ABBOTT        217.48 68.80 + 148.68
5 Adam RIPPON               207.93 71.62 + 136.31
6 Kevin VAN DER PERREN  199.13 69.68 + 129.45
7 Sergei VORONOV       190.31 58.50 + 131.81
8 Kristoffer BERNTSSON   185.07 66.21 + 118.86
9 Artem BORODULIN       180.04 58.84 + 121.20
10 Alexander USPENSKI   174.24 62.60 + 111.64
11 Chengjiang LI         163.60 62.95 + 100.65
12 Vaughn CHIPEUR       161.49 59.60 + 101.89

GPランキングです。
Patrick CHAN          30pt 2戦終了 最高位1位 453.54
Takahiko KOZUKA   28pt 2戦終了 最高位1位 456.96
Brian JOUBERT      24pt 2戦終了 最高位1位 451.91
Jeremy ABBOTT       24pt 2戦終了 最高位1位 450.92

Tomas VERNER     24pt 2戦終了 最高位2位 428.42
Alban PREAUBERT   22pt 2戦終了 最高位3位 441.46
Evan LYSACEK          22pt 2戦終了 最高位3位 432.48
Ryan BRADLEY          17pt 2戦終了 最高位2位 388.37
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位 406.54
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Stephen CARRIERE   13pt 1戦終了 217.25
Brandon MROZ        11pt 2戦終了 最高位5位 381.69
Adam RIPPON         10pt 2戦終了 最高位5位 382.75
Yannick PONSERO      9pt 1戦終了 208.97
Kevin REYNOLDS     9pt 1戦終了 204.89

ロシア杯・女子シングル

ロシア杯、女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

今日はテレビ放送がお昼だったので、まずは放送を見ました。
結果はこちらになります。
1 Fumie SUGURI      58.30 32.50 + 25.80 - 0.00
2 Carolina KOSTNER     57.02 30.30 + 27.72 - 1.00
3 Rachael FLATT          55.92 31.80 + 24.12 - 0.00
4 Julia SEBESTYEN   53.64 29.00 + 24.64 - 0.00
5 Alissa CZISNY        53.50 30.50 + 25.00 - 2.00
6 Elena GLEBOVA     51.02 30.62 + 21.40 - 1.00
7 Alena LEONOVA      50.96 30.68 + 20.28 - 0.00
8 Kimmie MEISSNER   48.08 22.76 + 25.32 - 0.00
9 Nina PETUSHKOVA   43.30 25.74 + 18.56 - 1.00
10 Na-Young KIM     43.26 26.74 + 17.52 - 1.00

60点台こそ出なかったものの、全体に前の試合よりよくなっていた選手が多かったですね。そのなかでマイズナー選手はやっぱりルッツの回転不足があったでしょうか。周囲が少しずつ仕上がってきた中でこの点数になってしまいましたから、順位が伸びず残念でした。
村主選手は演技の中で余裕が出てきて、恋する女の子のいじらしさのようなものが演技から感じられるようになってきました。NHK杯の過去の映像を見ましたが(NHKさん、本当にいい番組を3日間もありがとうございます!)、表現は今より拙くても非常に生き生きと演じて見ていて幸福感のある演技をしていましたね。昨シーズンはそういうものが出てこないのが少し心配だったのですが、なんだかそういったものが戻ってきつつあるように感じます。フリーでもカナダよりレベルアップしたものを見せてくれるのではないかという予感がします。
レオノワ選手も、今回はとっても楽しそうに演じていたのが印象的でした。今後もこの気持ちを忘れずに成長していってほしいですね。
コストナー選手は、ジャンプにいまひとつ高さが出ていないかな、と感じます。以前はメンタルの問題だと思われていて、ショートはだいたいよかったのですが、今シーズンはジャンプそのものに問題があるのかショートから調子を崩しがちですね。スパイラルもめずらしくちょっと不安定でした。けれども、ステップはやはり圧巻です。リズムをしっかりとってエッジをしっかり使いながら、笑顔を絶やすことなく、楽しそうに品よく踏んでいるのが他の選手とはちょっと違います。今はどの選手も難しいステップを踏むために「必死!」という感じなのですが、そういう感じがしないのがいいですね。

11/24追記
フリーの結果です。
1 Carolina KOSTNER  113.70 56.22 + 58.48 - 1.00
2 Rachael FLATT       110.14 60.86 + 49.28 - 0.00
3 Fumie SUGURI        103.74 47.26 + 56.48 - 0.00
4 Alissa CZISNY        97.53 47.13 + 52.40 - 2.00
5 Alena LEONOVA      94.97 51.33 + 44.64 - 1.00
6 Elena GLEBOVA     89.65 46.77 + 42.88 - 0.00
7 Kimmie MEISSNER   83.28 34.64 + 48.64 - 0.00
8 Na-Young KIM         82.69 45.33 + 37.36 - 0.00
9 Nina PETUSHKOVA   82.31 47.39 + 35.92 - 1.00
10 Julia SEBESTYEN     77.90 32.66 + 46.24 - 1.00

村主選手は後半のジャンプのパンクが残念でした。スピードはありましたが、微妙な集中の面で体力が影響したでしょうか。あるF1レーサーの言葉ですが、集中力の基礎は体力、スタミナなのだそうです。その選手は抜群の精神力、レース中の冷静さを高く評価されていましたが、それは日頃の肉体の鍛錬によって培われたものだと。首以外、強い筋力は特に必要でないカーレーサーがそうなのですから、自分の筋力で動き続けるフィギュアスケーターならなおさらでしょう。村主選手はもちろんずば抜けた精神力、集中力がありますから、それを下支えする体力をしっかり維持できるようになれば、ジャンプもきちんと決めてこられると思います。
コストナー選手は昨シーズンのフリー。ジャンプはなかなかきっちりとは決まってきませんが、このプログラムはやっぱりいいですね。決まったジャンプはさすがの迫力。最後のダブルアクセルも決めればなお印象がよいのですが…
フラット選手の「海」も、他の選手は使わないようなテーマの難しいプログラムです。ドビュッシーなら「月の光」や「牧神の午後」のようなゆったりした曲がよく使われますが、「海」は曲想もリズムも難しい音楽です。その中でよく音楽を感じて表現しようとしているな、と思います。でもこういう曲だともっとスピードを出して、体を大きく使わないと上位選手に対してはインパクトが弱いかな。ちょっと彼女自身、首の短い体型なので、首を長く使えるように、要所要所では肩甲骨をしめて肩を低く、首はしっかり立てて滑れるようになるとよりきれいに見えるかなぁと思います。

この結果を受けてコストナー選手が逆転でファイナル確定。残り3つの枠を4人の日本人とレピスト選手、ワグナー選手で争うということになりました。得点上安藤選手を下回ってしまった村主選手はファイナルは厳しくなりましたが、全日本に向けてじっくりプログラムを練り上げていくのも、現在の村主選手にとっては決して不利な戦略ではないと思います。

最終結果です。
1 Carolina KOSTNER  170.72 57.02 + 113.70
2 Rachael FLATT       166.06 55.92 + 110.14
3 Fumie SUGURI        162.04 58.30 + 103.74
4 Alissa CZISNY          151.03 53.50 + 97.53
5 Alena LEONOVA        145.93 50.96 + 94.97
6 Elena GLEBOVA       140.67 51.02 + 89.65
7 Julia SEBESTYEN     131.54 53.64 + 77.90
8 Kimmie MEISSNER     131.36 48.08 + 83.28
9 Na-Young KIM     125.95 43.26 + 82.69
10 Nina PETUSHKOVA 125.61 43.30 + 82.31

GPランキングです。今回はファイナルの可能性がある選手まで。
Yu-Na KIM         30pt 2戦終了 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE     30pt 2戦終了 最高位1位 369.62
Carolina KOSTNER     24pt 2戦終了 最高位1位 323.48

Miki ANDO             24pt 2戦終了 最高位2位 339.30
Fumie SUGURI            24pt 2戦終了 最高位2位 325.90
Rachael FLATT          22pt 2戦終了 最高位2位 321.79
Alissa CZISNY        20pt 2戦終了 最高位3位 308.95
Caroline ZHANG          20pt 2戦終了 最高位3位 307.34
Yukari NAKANO       13pt 1戦終了 172.53
Mao ASADA             13pt 1戦終了 167.59
Susanna POYKIO     12pt 2戦終了 最高位5位 290.17
Beatrisa LIANG           12pt 2戦終了 最高位5位 276.71
Alena LEONOVA      11pt 2戦終了 最高位5位 283.20
Laura LEPISTO      11pt 1戦終了 159.42
Ashley WAGNER         9pt 1戦終了 155.59

ロシア杯・ペア、アイスダンスなど

GPシリーズ第5戦、ロシア杯のアイスダンス、ペアに関するエントリーです。
結果詳細ページはこちら

なかなか試合前の更新が難しくなっているのですが、大会初日はアイスダンスコンパルソリーと、ペアショートプログラム。結果が出ています。
まずはコンパルソリーダンス。課題はヴィーニーズ・ワルツです。
1 DOMNINA / SHABALIN          38.77 20.00 + 18.77
2 KHOKHLOVA / NOVITSKI     36.19 18.40 + 17.79
3 DAVIS / WHITE                  35.77 18.16 + 17.61
4 CAPPELLINI / LANOTTE     32.57 16.36 + 16.21
5 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  30.16 16.00 + 14.16
6 COPELY / STAGNIUNAS     29.57 15.48 + 14.09
7 ZARETSKI / ZARETSKI      29.33 15.02 + 14.31
8 PLATONOVA / GRACHEV       28.46 14.98 + 13.48
9 HANN-MCCURDY / CORENO     26.43 14.32 + 12.11
10 BLANC / BOUQUET          24.43 13.46 + 10.97

カナダで優勝したデイヴィス&ホワイト組ですが、さすがに世界選手権の表彰台に乗るカップルと、コンパルソリーダンスでの勝負は分が悪いですね。木戸さんが雑誌の中で若手選手とベテラン選手、若手コーチとベテランコーチを比較していましたが、若手選手、若手コーチは新採点で評価されるところを抵抗なく強化しているので、そこに抵抗のあるベテランよりぽんと点が出る、とのこと。けれどもコンパルソリーダンスは、昔ながらのステップですから技術的ごまかしがききません。

続いてペアのショートプログラム
1 ZHANG / ZHANG                67.06 38.30 + 29.76 - 1.00
2 KAWAGUCHI / SMIRNOV           58.76 32.00 + 27.76 - 1.00
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       58.34 33.54 + 26.80 - 2.00
4 OZEROVA / ENBERT             52.26 32.58 + 19.68 - 0.00
5 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 49.96 29.88 + 22.08 - 2.00
6 PISOTTA / STEWART            47.86 28.82 + 19.04 - 0.00
7 VELENOSI / FERNANDEZ        35.56 19.84 + 17.72 - 2.00
8 SOKOLOVA / SOKOLOV          31.06 17.42 + 15.64 - 2.00

ややミスがおおい競技になりました。しかし川口&スミルノフ組はちょっと張&張組に離されてしまいましたね。やはり張昊選手のスローやキャッチの技術の方が熟練していて、高難度の技術が成功しやすいのでしょう。こういうところはこのペアの持ち味ですから、ロシア勢はロシアらしい、美しさで見せていけるといいですね。

11/24追記
オリジナルダンスの結果です。
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI     59.33 31.00 + 28.33 - 0.00
2 DOMNINA / SHABALIN          58.64 29.10 + 29.54 - 0.00
3 CAPPELLINI / LANOTTE     54.25 28.70 + 25.55 - 0.00
4 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  48.38 25.70 + 22.68 - 0.00
5 COPELY / STAGNIUNAS           47.65 25.40 + 22.25 - 0.00
6 PLATONOVA / GRACHEV       47.04 25.80 + 21.24 - 0.00
7 ZARETSKI / ZARETSKI            45.99 24.30 + 21.69 - 0.00
8 DAVIS / WHITE                  43.68 19.90 + 25.78 - 2.00
9 HANN-MCCURDY / CORENO     41.49 22.50 + 18.99 - 0.00
10 BLANC / BOUQUET          40.47 23.30 + 17.17 - 0.00

デイヴィス&ホワイト組がまさかの2転倒で大乱調。ホフロワ&ノヴィツキー組がトップに立ちました。ドムニナ&シャバリン組はまあ怪我から復帰してから間がないですので、技術的なところはゆっくりとつめていけばいいかと思います。特にリニチュクのプログラムはシーズン序盤から簡単に仕上がるようなものではないそうですから!

続いてペアのフリー。
1 KAWAGUCHI / SMIRNOV           110.51 54.55 + 56.96 - 1.00
2 ZHANG / ZHANG                110.36 51.88 + 58.48 - 0.00
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       109.52 54.00 + 55.52 - 0.00
4 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 100.83 55.15 + 45.68 - 0.00
5 OZEROVA / ENBERT                 95.62 52.02 + 45.60 - 2.00
6 PISOTTA / STEWART                81.47 45.03 + 37.44 - 1.00
7 SOKOLOVA / SOKOLOV        66.67 36.51 + 30.16 - 0.00
8 VELENOSI / FERNANDEZ      63.29 32.05 + 32.24 - 1.00

川口&スミルノフ組があってないような差の首位に立ったものの、この結果は3位まで引き分けのようなもの。結局ショートプログラムの差がそのまま最終結果の差になりました。
全体にジャンプの出来はよくなくて、着氷は乱れながらもスロー4回転が認定されたことで少しアドバンテージがあった感じです。張&張組はリフトがまるまる1つ無効になりTESは伸びませんでしたが、PCSの高さが目を引きます。
ペアとしての一体感のようなものがこの差になっていくのかなと思います。川口&スミルノフ組は二人がすでにもっているよいものはそれぞれに素晴らしいのですが、まだ解け合っていない。ペアを見ている人にとって、ロシア的な美しさを見たいという人には川口選手が足を引っ張っているように見え、技術の高さを見たいという人にはスミルノフ選手が足を引っ張っているように見える。まだ、「ひとつのもの」として語られることの少ない組なのが、ちょっと他に比べてPCSで不利な感じがします。無名の頃からずっと二人で技術を向上させてきた張&張組には、体格差はあるものの技巧派としての一体感、同じ個性を感じます。

最後にアイスダンス、フリーダンスです。
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI       92.10 46.40 + 45.70 - 0.00
2 DAVIS / WHITE                    91.16 47.20 + 43.96 - 0.00
3 DOMNINA / SHABALIN            87.25 41.50 + 45.75 - 0.00
4 CAPPELLINI / LANOTTE       82.94 42.70 + 40.24 - 0.00
5 ZARETSKI / ZARETSKI        76.11 40.40 + 35.71 - 0.00
6 PLATONOVA / GRACHEV    75.64 39.80 + 35.84 - 0.00
7 COPELY / STAGNIUNAS        73.97 37.60 + 36.37 - 0.00
8 HANN-MCCURDY / CORENO  70.59 40.00 + 30.59 - 0.00
9 BLANC / BOUQUET           67.38 39.70 + 28.68 - 1.00
10 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 67.18 34.80 + 35.38 - 3.00

オリジナルダンスで失敗したデイヴィス&ホワイト組は、フリーは気持ちを切り替えて最高のTESをマーク。しかし評価を上げてきた地元メダリスト、ホフロワ&ノヴィツキー組が高いPCSでトップに立ち、総合でも優勝を果たしました。ドムニナ&シャバリン組はTESがやはり上がりきらなかった。スピンにミスがあったほか、ステップのレベルもとれませんでした。このあたりはこれから、少しずつ改善してほしいですね。
オリジナルダンスまではなかなかいい得点を出していたザドロジュニュク&ヴェルヴィッロはフリーで大きく崩れてしまい、残念でした。

最終結果、ペア
1 ZHANG / ZHANG                177.42 67.06 + 110.36
2 KAWAGUCHI / SMIRNOV           169.27 58.76 + 110.51
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       167.86 58.34 + 109.52
4 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 150.79 49.96 + 100.83
5 OZEROVA / ENBERT             147.88 52.26 + 95.62
6 PISOTTA / STEWART            129.33 47.86 + 81.47
7 VELENOSI / FERNANDEZ            98.85 35.56 + 63.29
8 SOKOLOVA / SOKOLOV        97.73 31.06 + 66.67

最終結果、アイスダンス
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI     187.62 36.19 + 59.33 + 92.10
2 DOMNINA / SHABALIN          184.66 38.77 + 58.64 + 87.25
3 DAVIS / WHITE                  170.61 35.77 + 43.68 + 91.16
4 CAPPELLINI / LANOTTE     169.76 32.57 + 54.25 + 82.94
5 ZARETSKI / ZARETSKI            151.43 29.33 + 45.99 + 76.11
6 COPELY / STAGNIUNAS     151.19 29.57 + 47.65 + 73.97
7 PLATONOVA / AGRACHEV     151.14 28.46 + 47.04 + 75.64
8 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  145.72 30.16 + 48.38 + 67.18
9 HANN-MCCURDY / CORENO     138.51 26.43 + 41.49 + 70.59
10 BLANC / BOUQUET          132.28 24.43 + 40.47 + 67.38

GPランキング、ペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY  30pt 2戦終了 最高位1位 369.27
ZHANG / ZHANG             30pt 2戦終了 最高位1位 359.64
KAWAGUCHI / SMIRNOV        28pt 2戦終了 最高位1位 346.24
VOLOSOZHAR / MOROZOV    24pt 2戦終了 最高位2位 342.91

MUKHORTOVA / TRANKOV  24pt 2戦終了 最高位2位 338.54
MCLAUGHLIN / BRUBAKER    24pt 2戦終了 最高位2位 334.20
DUHAMEL / BUNTIN            20pt 2戦終了 最高位3位 326.43
BRODEUR / MATTATALL    14pt 2戦終了 最高位4位 290.73
VISE / TRENT                 14pt 2戦終了 最高位5位 288.52
DUBE / DAVISON           13pt 1戦終了 176.54
PANG / TONG             11pt 1戦終了 171.86

GPランキング、アイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER  30pt 2戦終了 最高位1位 372.45
DOMNINA / SHABALIN      28pt 2戦終了 最高位1位 371.43
KHOKHLOVA / NOVITSKI       26pt 2戦終了 最高位1位 367.12
DAVIS / WHITE              26pt 2戦終了 最高位1位 349.50

BELBIN / AGOSTO          26pt 2戦終了 最高位2位 372.94
CRONE / POIRIER           22pt 2戦終了 最高位2位 333.62
KERR / KERR                22pt 2戦終了 最高位3位 357.16
CAPPELLINI / LANOTTE       18pt 2戦終了 最高位4位 342.87
CARRON / JOST               14pt 2戦終了 最高位5位 333.76
FAIELLA / SCALI            13pt 1戦終了 179.58
PECHALAT / BOURZAT       11pt 1戦終了 159.06
ZARETSKI / ZARETSKI        11pt 2戦終了 最高位5位 299.60
ZADOROZHNIUK / VERBILLO   10pt 2戦終了 最高位5位 304.62
SAMUELSON / BATES        9pt 1戦終了 175.66
GORSHKOVA / BUTIKOV        9pt 1戦終了 157.83

2008年11月15日 (土)

エリックボンパール杯・女子シングル

エリックボンパール杯、女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

さて、みなさんこの大会を楽しみにしていたと思うのですが、点数からいって会心の演技は出なかったとおぼしき女子のショートプログラム。
とりあえず、結果を。
テレビを見てから結果を知りたい人はまだ下を見ないでくださいね!

1 Joannie ROCHETTE        59.54 32.50 + 28.04 - 1.00
2 Mao ASADA                      58.12 29.00 + 29.12 - 0.00
3 Caroline ZHANG             51.76 26.80 + 24.96 - 0.00
4 Beatrisa LIANG              49.60 28.20 + 22.40 - 1.00
5 Candice DIDIER               47.96 28.24 + 19.72 - 0.00
6 Gwendoline DIDIER            47.58 28.34 + 19.24 - 0.00
7 Anastasia GIMAZETDINOVA  45.44 24.40 + 21.04 - 0.00
8 Emily HUGHES               44.32 22.44 + 22.88 - 1.00
9 Elene GEDEVANISHVILI    41.48 20.40 + 22.08 - 1.00
10 Binshu XU                      40.68 20.92 + 19.76 - 0.00

とりあえず、内容についてはテレビ放送のあとで。

11/16追記
テレビで演技を見ました。真央選手はジャンプの調子がどうもよくないみたいで、残念でした。しかしまだ初戦ですし、今後じっくりと調整していってほしいです。
新しいプログラムについて。これは全くの主観なので、反論等はもちろんあると思いますが、まあこんな見方もあるか、程度に思ってください。コメントでご意見を聞かせていただいてもありがたいです。
技術的には相当に難しいプログラムです。ストロークがあまりなくて、ほとんどが複雑なステップとMIFで構成されています。上体の動きも多い。しかし、この構成を「月の光」という音楽で実施することが果たして芸術的に正しいのか、私には疑問です。もちろん、まだ初戦なので、プログラムが体に身に付いていなくてうまく表現できなかったのかもしれない、とも思います。でも、感覚的には「もっと動きをそぎ落としていいんじゃないか」という気持ちの方が強い。佐藤有香さんのスタイルなどがふさわしいような。月の光は大好きな音楽なので、その音楽の甘美で安らかなムードに酔いたいんです。複雑なことをする技術も優しい音楽を表現する技術も、両方持っているからと、ちょっと欲張りすぎたんではないかと感じます。
全体にジャンプが決まらない試合でしたが、氷が少し柔らかいようですね。そういえばトリノも氷が柔らかかったと聞きます。バンクーバーなら氷は硬そうですが、今後こういう氷の状態に対する調整も各選手大切になってきますね。

さて、フリーの結果も出ていますので結果を張ります。
例によって結果はテレビを見てから…という方は下はご覧にならないでください。

1 Joannie ROCHETTE          121.19 60.87 + 60.32 - 0.00
2 Mao ASADA                  109.47 51.59 + 58.88 - 1.00
3 Caroline ZHANG               104.78 55.66 + 49.12 - 0.00
4 Candice DIDIER               87.29 48.05 + 40.24 - 1.00
5 Beatrisa LIANG              84.69 41.33 + 45.36 - 2.00
6 Binshu XU                          83.15 46.59 + 36.56 - 0.00
7 Elene GEDEVANISHVILI    80.30 41.74 + 40.56 - 2.00
8 Anastasia GIMAZETDINOVA  71.55 30.75 + 40.80 - 0.00
9 Emily HUGHES               71.16 34.32 + 39.84 - 3.00
10 Gwendoline DIDIER        63.60 31.44 + 34.16 - 2.00

内容については、テレビ放送のあとで。

11/17追記
演技を見ました。真央選手はジャンプはよくありませんでしたが、体はよく動いていましたね。今までよりも力強い印象がありました。しかし、これも「むやみやたらと動いている」という印象で、プログラムの世界観というようなものはちょっと見えない感じがしました。もちろん、あれだけ動ける選手は他にちょっといないだろう、と思いはするのですが。タラソワコーチはあえて速い一定テンポの音楽を使っているとのことでしたが、その中でもワルツらしい優美さや、あるいは音楽を補完するストーリー性などを見せるパートがあればよかったのかな、と感じます。タラソワコーチはこの曲を昨シーズンアイスダンスのドムニナ&シャバリン組にも勧めていたそうなので、思い入れのある音楽なのかもしれません。ドムニナ&シャバリン組はトップのアイスダンスカップルだけあってワルツの基礎ができていますし、男女で演じるということでストーリー性を出すのにも成功していました。
しかし、このプログラムは昨シーズンの高橋選手のフリープログラムと同様、独創性や芸術性がどうというよりも技術的な課題を克服する、養成ギプス的なプログラムなのかな、とも思います。これをこなせるようになれば、オリンピックシーズン、同じくらいの技術レベルでも芸術性を意識することが楽になる、という長期計画もあるのかもしれません。
ジャン選手はいい演技を見せてくれましたね。ジャンプのダウングレードだけが少し残念でしたが、もう少しスケーティングにスピードがでて、その中でジャンプが跳べるようになれば、滞空時間も増すのではないかなぁと思います。まあ、すぐにできるようになることではありませんが。
この結果でロシェット選手はファイナル進出を決めました。彼女は大人の気品があり音楽性もあると感じます。派手で大きな動きをするわけではありませんが、表現として的確だと感じるし世界観があります。少し硬い表現が多かった気もしていたのですが、あえて崩したかわいい感じやエモーショナルなところも出せるようになりましたよね。しっかしりた体つきですから、線の細い真央選手、金選手にはできない表現もありますし、そういう個性の異なるメダル候補として成長してきたことを嬉しく感じます。

最終結果です。
1 Joannie ROCHETTE        180.73 59.54 + 121.19
2 Mao ASADA                      167.59 58.12 + 109.47
3 Caroline ZHANG             156.54 51.76 + 104.78
4 Candice DIDIER               135.25 47.96 + 87.29
5 Beatrisa LIANG              134.29 49.60 + 84.69
6 Binshu XU                    123.83 40.68 + 83.15
7 Elene GEDEVANISHVILI    121.78 41.48 + 80.30
8 Anastasia GIMAZETDINOVA  116.99 45.44 + 71.55
9 Emily HUGHES               115.48 44.32 + 71.16
10 Gwendoline DIDIER        111.18 47.58 + 63.60

GPランキングです
Yu-Na KIM               30pt 2戦終了 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE    30pt 2戦終了 最高位1位 369.62

Miki ANDO            24pt 2戦終了 最高位2位 339.30
Caroline ZHANG         20pt 2戦終了 最高位3位 307.34
Yukari NAKANO      13pt 1戦終了 172.53
Mao ASADA            13pt 1戦終了 167.59
Fumie SUGURI           13pt 1戦終了 163.86
Susanna POYKIO    12pt 2戦終了 最高位5位 290.17
Beatrisa LIANG          12pt 2戦終了 最高位5位 276.71