2009年11月
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試合結果

2008年12月10日 (水)

グランプリファイナル・女子シングル

12/11訂正
グランプリファイナル、女子シングルのシニア、ジュニア総合のエントリーです。
結果詳細ページはこちら

11日はジュニアのショートプログラムとなります。
滑走順はこちら
第1グループ
1 Diane SZMIETT         CAN
2 Angela MAXWELL       USA
3 Becky BERESWILL   USA
4 Amanda DOBBS         USA
第2グループ
5 Kanako MURAKAMI      JPN
6 Alexe GILLES           USA
7 Yukiko FUJISAWA        JPN
8 Kristine MUSADEMBA USA

もう嫌になるくらいアメリカの出場選手が多く、ヨーロッパからは一人もいないという悲しい状況。しかし日本勢二人は得点のポテンシャルからいけば優勝候補といってもいい二人。ただし、彼女らはまだ若年ですから調子の波が大きい(実は安藤選手は、ジュニア時代はジャンプの難度とともに安定感がウリの選手でした。真央選手は12才でシニアの表彰台に上がっていた選手ですし、彼女らと比べたらどうしても心配になるかもしれませんが、ジュニアはこれがいたって普通なのです)。どうなるか予想がつきません。

12日はシニアのショートプログラムです。
滑走順です。
1 Miki ANDO        JPN
2 Yukari NAKANO        JPN
3 Carolina KOSTNER  ITA
4 Mao ASADA        JPN
5 Joannie ROCHETTE CAN
6 Yu-Na KIM            KOR

これだけの選手がそろいましたので、3-3を跳ぶ選手が3-3を決めるかがショートの勝敗のカギです。3-2の選手に関してはジャンプをミスなく跳ぶこと。中野選手もロシェット選手もジャンプ以外の評価が高い選手ですから、それでも十分な得点が出せるはずです。あとは3-3の選手次第、というところはありますが、3-3の選手にちょっとしたジャンプのミスがあればひっくり返る可能性は高いです。
ただし金選手は地元であること、これまでのショートの流れのよさから考えると、ショートは3-3を決めたら勝ち!といってもいいかもしれません。真央選手が彼女に勝つにはジャンプを決めるだけでなく、全ての要素を流れよく(要素自体の質が高いだけでなく、要素の入りと出を滑らかに美しく)行い、なおかつ曲想をアピールしていかなければなりません。金選手の曲は観客の盛り上がりも期待できますが、真央選手はとにかく観衆をうっとりさせること! 月の光の安らぎに真央選手自身が身を委ねるように演じてほしいです。

12/13追記
まずは11日のジュニアショートプログラムの結果です。
1 Alexe GILLES        54.24 31.04 + 23.20 - 0.00
2 Kanako MURAKAMI     51.04 28.08 + 22.96 - 0.00
3 Angela MAXWELL     48.84 27.88 + 21.96 - 1.00
4 Becky BERESWILL      48.68 26.72 + 21.96 - 0.00
5 Amanda DOBBS      47.48 25.40 + 22.08 - 0.00
6 Diane SZMIETT      45.64 25.64 + 20.00 - 0.00
7 Yukiko FUJISAWA     44.48 24.20 + 21.28 - 1.00
8 Kristine MUSADEMBA   43.04 21.92 + 22.12 - 1.00

シリーズランキングでは上位だったムサデンバ選手と藤澤選手が残念なことに下位スタートとなってしまいました。しかし村上佳菜子選手はがんばりました。ダブルアクセルのダウングレードがあったようですが、気にせずどんどん強気で跳んでほしいです。ギルス選手はジュニアとは思えない大人っぽいムードの選手。そういう風格ある演技が評価されたのかもしれませんね。

そして昨日行われたシニアのショートプログラムです。
1 Yu-Na KIM       65.94 35.50 + 30.44 - 0.00
2 Mao ASADA          65.38 35.70 + 29.68 - 0.00
3 Yukari NAKANO    62.08 34.20 + 27.88 - 0.00
4 Carolina KOSTNER  55.88 28.80 + 28.08 - 1.00
5 Miki ANDO          55.44 28.60 + 27.84 - 1.00
6 Joannie ROCHETTE 50.48 23.00 + 27.48 - 0.00

金選手と浅田選手、ぱっと見たときは浅田選手の方が上かなぁと思いましたが、金選手の地元ということで、ちょっとGOEやPCSでおまけしたジャッジが何人かいたのかな、と思います。でも1点未満の差は順位としては同順と同じだと私はとらえています。ジャッジがその順位を意図したというものではなく、ちょっとの救済のつもりでの加点だったのではないでしょうか。浅田選手も、NHK杯よりは生き生きとはしていましたがやはりかなり慎重で、持ち味のやわらかさ、優しさが全身にあふれるようには感じられませんでした。そこで気難しいところを表面に出さない工夫ができれば、PCSでも金選手を上回れたのではないかと思います。
中野選手はあのNHK杯の失敗をしっかり克服してきました。よい滑り出しになりました。安藤選手は転倒こそあったものの、それ以外の部分が中国までよりとてもよくなっていましたねぇ。情感はあるけれど優雅さという点では他の同じレベルの選手に比べ課題があるな、と思っていた安藤選手なので、この曲想を上手に表現できるようになるのかちょっと心配がありましたが、だいぶ演技に流れができてきたと思います。フリーは音楽を変えたとのこと。サンサーンスのオルガンシンフォニーは非常に「かっこいい」曲なので、彼女に似合うだろうなと思います(楽章によっては真央選手に合うような安らかで美しいパートもあるのですが)。安藤選手は力強さを見てほしいと言ってましたが、曲のかっこよさを感じながらかっこよく演じてほしいです。
ロシェット選手は今年は安定していたと思っていましたが、今回はちょっと崩れましたね。このメンバーの中でトリプルトリプルは跳ばなければと張りつめすぎたでしょうか。コストナー選手はまあ、いつものことといってしまうのはかわいそうですが、跳べるときは跳べて跳べないときは跳べない選手ですからね。ツーフット癖が最近でてきたのは気になります。

今日はジュニアとシニアのフリー。シニアは特に盛り上がると思いますが、韓国のファンに負けないよう日本からも応援していきましょう。

12/14追記
ジュニアフリーの結果です。
1 Yukiko FUJISAWA      101.44 57.44 + 44.00 - 0.00
2 Becky BERESWILL     98.01 51.85 + 46.16 - 0.00
3 Kanako MURAKAMI   90.59 42.35 + 48.24 - 0.00
4 Alexe GILLES            90.25 44.17 + 46.08 - 0.00
5 Angela MAXWELL         82.91 39.51 + 44.40 - 1.00
6 Kristine MUSADEMBA  79.82 39.06 + 41.76 - 1.00
7 Amanda DOBBS     69.59 27.15 + 43.44 - 1.00
8 Diane SZMIETT           67.61 29.77 + 39.84 - 2.00

藤澤選手、フリーでは唯一の100点台を叩きだし見事トップ。しかしショートの遅れが響いて最終的には2位になりました。ベレズウィル選手と比べると、PCSでちょっと差をつけられているのがわかります。早熟な選手もいるわけですが、こういうところは年相応にゆっくり成長させていっても構わないと思います。村上佳菜子選手はジャンプのダウングレードに泣き惜しくも表彰台を逃しました。しかしPCSの評価は飛び抜けて高く、彼女のコケティッシュな魅力ある演技は十分に評価されただろうと思います。それぞれに個性的な日本人が活躍しました。
アメリカ勢大活躍な今回のジュニアでしたが、日本もやはり底力があるということを見せつけてくれたと思います。こんな二人が世界ジュニアの切符は逃しているんですからね!

そして、シニアのフリーです。
1 Mao ASADA          123.17 64.57 + 59.60 - 1.00
2 Yu-Na KIM       120.41 60.69 + 60.72 - 1.00
3 Joannie ROCHETTE  115.88 57.48 + 58.40 - 0.00
4 Carolina KOSTNER  112.13 55.45 + 57.68 - 1.00
5 Miki ANDO          102.81 47.45 + 55.36 - 0.00
6 Yukari NAKANO        99.85 44.17 + 55.68 - 0.00

真央選手は6分間練習を見てもトリプルアクセルにまったく危なげがなく、これは認定されるとしたら今かもしれない、という期待を持ちましたが、見事にそれを実行してくれました。本当におめでとうございます! 3-3が入りませんでしたが、それはまた次への課題ということで。一つ一つでも、前進しているならば決して無為な失敗ではありません。前進した結果次に取り組むべきことが見えてきた、ということです。
金選手も、地元の大声援の中大きな国際大会に臨むのは初めての経験だったでしょう。精神的な緊張は体の自由を奪い、消耗を激しくします。今回はちょっと後半元気がありませんでした。課題とされてきたスタミナを克服してきましたが、オリンピックのような舞台で力を発揮するにはそれだけでは不十分なのです。この経験がきっと彼女を大きくすると思います。
ロシェット選手は後半に畳みかけるジャンプシークエンスが今回はばっちりでした。最初のジャンプが決まらなかったときはどうなるかと思いましたが、やっぱりこの辺りがベテランの強さです。
コストナー選手はいつものような演技でいつものように表彰台、といいますか。ジャンプをクリーンに降りられたならどれほど素晴らしい演技になるだろうといつも思うのですが、だいたい夢に終わってしまいます…(笑)。
中野選手、安藤選手は、厳しくダウングレードをとられましたが、決して悪い演技ではなかったと私は思います。勝つためには真央選手がトリプルアクセルで取り組んできたようにジャンプの高さを上げてしっかり回りきることが必要でしょう。どれほど高難度の構成でも美しいジャンプでなければ今はどうしようもないのです。それでも、彼女らの挑戦は彼女らの中で大きな進歩へと繋がると思います。
特に、安藤選手。しばらく試合に入れていなかった4回転とセカンドトウループの両方を入れてきました。これは大きな自信になりますし、自分を客観的に見ることのできる一つの参照記録ができたということでもあります。真央選手も1度目では成功できなかったのです。しかし1度の失敗をその後に生かし切る力が真央選手にはあります。安藤選手も、ただ跳んだことに満足するだけでなく、次にこれを生かし切ってほしい。それは簡単なことではありません。普通の人は頭では課題がわかっても体がついていかないのですから。
しかし今は自分の体を自分で管理できるようになってきたという安藤選手ですから、自分のコンディションも含め、客観的に見ながら次への戦略を練っていってほしいです。

ジュニアの最終結果です
1 Becky BERESWILL      146.69 48.68 + 98.01
2 Yukiko FUJISAWA     145.92 44.48 + 101.44
3 Alexe GILLES            144.49 54.24 + 90.25
4 Kanako MURAKAMI   141.63 51.04 + 90.59
5 Angela MAXWELL         131.75 48.84 + 82.91
6 Kristine MUSADEMBA  122.86 43.04 + 79.82
7 Amanda DOBBS     117.07 47.48 + 69.59
8 Diane SZMIETT           113.25 45.64 + 67.61

シニアの最終結果です
1 Mao ASADA          188.55 65.38 + 123.17
2 Yu-Na KIM       186.35 65.94 + 120.41
3 Carolina KOSTNER  168.01 55.88 + 112.13
4 Joannie ROCHETTE  166.36 50.48 + 115.88
5 Yukari NAKANO    161.93 62.08 + 99.85
6 Miki ANDO          158.25 55.44 + 102.81

グランプリファイナル・男子シングル

12/11訂正
グランプリファイナル、男子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

男子はまず11日にジュニアのショートプログラムが行われます。記事を直している今このときまさに始まりそうなところです。
滑走順です。
第1グループ
1 Artur GACHINSKI            RUS
2 Elladj BALDE                CAN
3 Denis TEN                     KAZ
4 Ivan BARIEV                  RUS
第2グループ
5 Florent AMODIO              FRA
6 Alexander JOHNSON        USA
7 Armin MAHBANOOZADEH USA
8 Richard DORNBUSH         USA

優勝候補かと思われたチェコのブジェジナ選手は膝を傷めて今季前半の試合はキャンセルとなりました。国内選手権は出なくても回復が間に合えば世界ジュニアの代表は確定しているそうですが、まず目先の結果よりこれからのキャリアのことを考えて判断してほしいところです。
戦いは、滑りの素性が良いアメリカ勢にジャンプの強いヨーロッパ勢がどう対抗していくか。まずヨーロッパ勢は得意のジャンプでミスをしないことが求められます。ひとり小国から出場、カザフスタンのデニス・テン選手は、拠点は今モスクワということで、振付もタラソワさんに依頼したりしているようですが、期待の選手の一人ですね。

12日はお昼にジュニアのフリーのあと、夕方シニアのショートプログラムとなります。
滑走順です。
第1グループ
1 Tomas VERNER    CZE
2 Jeremy ABBOTT      USA
3 Brian JOUBERT    FRA
4 Johnny WEIR          USA
5 Takahiko KOZUKA  JPN
6 Patrick CHAN     CAN

ヴェルネル選手は滑り込みでファイナル初出場。ブジェジナ選手の分もここで発奮してほしいところです。スケート年齢ではジュベール選手やウィアー選手と同じになるアボット選手も初出場。そして我らが小塚選手も初出場となります。彼は年上の選手達のことはあんまり意識しないらしいですが、唯一年下のチャン選手が優勝候補なのですから、闘志をバリバリと燃やして勝ちに行ってほしいです。

12/12追記
11日に行われたジュニアのショートプログラムの結果です。
1 Florent AMODIO        68.20 39.10 + 29.10 - 0.00
2 Armin MAHBANOOZADEH 67.05 38.20 + 28.85 - 0.00
3 Richard DORNBUSH          66.50 38.00 + 28.50 - 0.00
4 Alexander JOHNSON         64.85 35.80 + 29.05 - 0.00
5 Ivan BARIEV             63.75 35.70 + 28.05 - 0.00
6 Artur GACHINSKI            62.20 35.70 + 26.50 - 0.00
7 Denis TEN              60.59 33.14 + 27.45 - 0.00
8 Elladj BALDE               59.89 33.94 + 25.95 - 0.00

トリプルアクセルが武器のアモディオ選手がトップ。PCSも高く出ています。フランスは若手が順調に育っている印象。やはり世界チャンピオンが出ると活気が出ますよね。
しかし他の欧州の選手はアメリカ勢の下。やはりアメリカ勢は演技の流れが優れていると思われます。

そして本日のジュニアフリーの結果です。
1 Florent AMODIO              131.38 71.48 + 59.90 - 0.00
2 Armin MAHBANOOZADEH 126.43 69.53 + 56.90 - 0.00
3 Denis TEN                    119.75 64.35 + 55.40 - 0.00
4 Richard DORNBUSH          117.43 61.73 + 55.70 - 0.00
5 Ivan BARIEV             116.90 62.20 + 54.70 - 0.00
6 Alexander JOHNSON         113.55 55.85 + 57.70 - 0.00
7 Elladj BALDE               110.45 58.45 + 52.00 - 0.00
8 Artur GACHINSKI            106.48 55.98 + 51.50 - 1.00

アモディオ選手がフリーもトップとなりました。デニス・テン選手がショートの遅れを取り戻す演技。しかし表彰台には届かなかったですね。
ガチンスキー選手は身軽にトリプルアクセルを跳んでいますがセカンドトリプルの精度や体力面などまだまだ年少で不十分なようです。ジャンプは跳べるだけでは不十分で、演技の一部にできなければ今は得点にならないのです…

12/13追記
シニアショートプログラムの結果です。
1 Takahiko KOZUKA  83.90 47.00 + 36.90 - 0.00
2 Jeremy ABBOTT      78.26 42.46 + 35.80 - 0.00
3 Brian JOUBERT     74.55 39.80 + 35.75 - 1.00
4 Johnny WEIR          72.50 37.50 + 36.00 - 1.00
5 Tomas VERNER    69.34 37.34 + 34.00 - 2.00
6 Patrick CHAN         68.00 33.30 + 36.70 - 2.00

チャン選手がまさかのジャンプ不調、ジュベール選手やウィアー選手も転倒となり、なんとなんと、小塚選手がトップに立ちました。演技としても緊張は伝わったもののリズムをよくとれていたこと、ジャンプがこれまでよりだいぶ流れがよくなっていたことなど、きちんと練習してきたものが出せたんだろうな、という印象です。これまではやや着氷でつまる(それでも転んだりステップアウトしたりするよりずっといいのですが)ところがあって、チャン選手の方が演技全体が流れるような印象がありましたが、今回はそのあたりにおおきな改善が見られたと思います。
アボット選手は大きなミスはなかったのですが、ちょっと普段よりエッジが不安定でした。やはり緊張かという感じです。それでも初出場でこれだけまとめたのですから立派です。
ジュベール選手はロシア杯のときのような体のキレがありませんでしたね。ジャンプは成功したものも質がよいという印象があまりありませんでしたし、有無をいわせないようなチャンピオンのオーラはちょっと影を潜めていました。体調があまりよくなかったようですが、フリーではムリのない程度に、彼らしい演技を見せてほしいです。

12/14追記
シニア、フリーの結果です。ジュベール選手は残念ながら背中を傷めて棄権。お大事に。
1 Jeremy ABBOTT   159.46 82.56 + 76.90 - 0.00
2 Johnny WEIR      143.00 71.30 + 71.70 - 0.00
3 Takahiko KOZUKA    140.73 69.43 + 73.30 - 2.00
4 Tomas VERNER      137.31 63.21 + 74.10 - 0.00
5 Patrick CHAN     137.16 65.96 + 73.20 - 2.00

アボット選手はほぼパーフェクトな演技。着氷の流れはちょっと足りないかな、というところもありましたが、とにかく安定感があり最後までスピードを保って演じきりました。
ウィアー選手もトリプルアクセルは見事に決まり、コンビネーションとループがダブルになった他はまとめてきました。しかし彼は他でレベルの取りこぼしをすることが多いし、体力を消耗するような密度の濃いプログラムは嫌う傾向があり、他の4選手がみんな忙しいプログラムを演じていることでちょっと見劣りした部分がありました。しかし、今彼のようなゆったりしたプログラムを見ることが、私は嫌いではありません。
小塚選手は、最終滑走という緊張の中でしっかり4回転に挑戦してきて、まさに挑戦者の気持ちで演じてくれたと思います。その中で体力を消耗し後半のジャンプに影響が出てしまいましたが、これはきっといい経験になると思います。優勝争いをする中でどうやって自分のコンディションを最良にもっていくのか、冷静な彼ならばきっと何かを学べたと思います。
ヴェルネル選手も今回最も楽しいプログラムではありましたが、ずいぶん最後にバテてしまいました。チャン選手はトリプルアクセルが今回鬼門でしたね。こんな試合もあります。経験を積み重ねることで、評判に違わない確かな実力を身につけていってほしいです。

ジュニアの最終結果です
1 Florent AMODIO         199.58 68.20 + 131.38
2 Armin MAHBANOOZADEH  193.48 67.05 + 126.43
3 Richard DORNBUSH     183.93 66.50 + 117.43
4 Ivan BARIEV              180.65 63.75 + 116.90
5 Denis TEN               180.34 60.59 + 119.75
6 Alexander JOHNSON    178.40 64.85 + 113.55
7 Elladj BALDE          170.34 59.89 + 110.45
8 Artur GACHINSKI       168.68 62.20 + 106.48

シニアの最終結果です
1 Jeremy ABBOTT      237.72 78.26 + 159.46
2 Takahiko KOZUKA  224.63 83.90 + 140.73
3 Johnny WEIR          215.50 72.50 + 143.00
4 Tomas VERNER    206.65 69.34 + 137.31
5 Patrick CHAN         205.16 68.00 + 137.16
WD Brian JOUBERT       -    74.55

グランプリファイナル・ペア、アイスダンスなど

ジュニアとシニア、初の同時開催となるグランプリファイナルですが、今回は両方一緒のエントリーにしてみます。
それによってバンクーバーのみならずソチを睨んだフィギュアスケートの勢力図をなんとなく感じて頂ければ、と思います。とはいえ、このペアとアイスダンスはジュニアが5年でシニアトップレベルに上がってくることは稀な種目といえるかもしれません。
結果詳細ページはこちら

まずは11日となりますが、ジュニアのアイスダンス、オリジナルダンスとペアのショートプログラムが行われます。
アイスダンスオリジナルダンスの滑走順です。
第1グループ
1 Marina ANTIPOVA / Artem KUDASHEV       RUS
2 Ekaterina PUSHKASH / Dmitri KISELEV           RUS
3 Kharis RALPH / Asher HILL                         CAN
4 Alisa AGAFONOVA / Dmitri DUN                    UKR
第2グループ
5 Ekaterina RIAZANOVA / Jonathan GUERREIRO RUS
6 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI                USA
7 Madison CHOCK / Greg ZUERLEIN                  USA
8 Madison HUBBELL / Keiffer HUBBELL            USA

アメリカのカップルがとにかく強い。しかしロシアのカップルもそれなりに強いですね。
実はアメリカのカップルを教えているのは、渡米したロシアのコーチばかり。実際、以前は北米のアイスダンスはあまり強くなく、ソヴィエトが圧倒していたといいます。そのノウハウがどんどんと今アメリカに流出しているんですね。ロシアの連盟もソチに向けて何人かのコーチをロシアに引き戻そうとしていたようですが、もともと名コーチ揃いのロシアですし、北米の方が待遇はいいのかもしれません。
そんななか、日系人であるシブタニ兄妹の活躍が楽しみです。

続いてペア、
第1グループ
1 Marissa CASTELLI / Simon SHNAPIR                  USA
2 Yue ZHANG / Lei WANG                               CHN
3 Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN                      JPN
4 Ksenia OZEROVA / Alexander ENBERT                RUS
第2グループ
5 Ksenia KRASILNIKOVA / Konstantin BEZMATERNIKH RUS
6 Sabina IMAIKINA / Andrei NOVOSELOV                RUS
7 Anastasia MARTIUSHEVA / Alexei ROGONOV       RUS
8 Lubov ILIUSHECHKINA / Nodari MAISURADZE        RUS

こちらはロシアが圧倒。やっぱりペアもバレエの歴史が深いロシアのお家芸なんですね。そんな中に高橋&トラン組が輝いて見えます。練習環境は悪いものの日本の女性はペアに適性があると思いますし、是非日本ペア界のニュースターになってほしいところです。

12日にはいよいよシニアの競技が開始。
まずはアイスダンス
第1グループ
1 Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO          USA
2 Meryl DAVIS / Charlie WHITE             USA
3 Jana KHOKHLOVA / Sergei NOVITSKI         RUS
第2グループ
4 Federica FAIELLA / Massimo SCALI             ITA
5 Oksana DOMNINA / Maxim SHABALIN      RUS
6 Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER FRA

シニアもロシアとアメリカが強いのですが、その中に西欧のフランス、イタリアと入っているのが印象的ですね。西欧の国は元々派手なリフトは得意とするところだったので、新採点となってからもベテランの選手が活躍できています。そのうえ、年期の必要なステップワークにもしっかり磨きがかかっているので、新採点対策で得点を稼ぐのとは違う、確かな地力をもっています。スケート大国ばかりでなく西欧の伝統国からの選手を、これからもじっくりと輩出していってほしいんですけれどね。

続いてペアのショートプログラム
第1グループ
1 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV         RUS
2 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV UKR
3 Qing PANG / Jian TONG                            CHN
第2グループ
4 Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV    RUS
5 Dan ZHANG / Hao ZHANG                        CHN
6 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY      GER

こちらはまだ中国が強い。ロシアはトットミアニーナ&マリニンに続くタレントが上手に育ちませんでしたが、ここにきてようやく、川口&スミルノフ組とムホルトワ&トランコフ組が競い合いながら育ってきました。
川口選手はもちろんロシアでも本当に技術の高い選手ですが、ロシアの伝統とは個性の違う選手なので、複雑な心境の関係者もいるでしょう。しかしそういう「複雑な心境にさせ強いロシアのペアというものを真剣に考えさせる」ということそのものがロシアのペア界に必要なことで、そういう意味でもいい影響をもたらしているのではないかと感じます。
このファイナルで益々ロシアのペア界を刺激するような結果を出し、たくさん出場している後輩達のお尻を叩いてほしいところです。

12/12追記
ジュニア、アイスダンスオリジナルダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          51.84 28.60 + 23.24 - 0.00
2 RIAZANOVA / GUERREIRO 50.85 28.00 + 22.85 - 0.00
3 AGAFONOVA / DUN         49.45 27.20 + 22.25 - 0.00
4 RALPH / HILL                48.72 28.10 + 20.62 - 0.00
5 PUSHKASH / KISELEV    48.59 28.40 + 20.19 - 0.00
6 HUBBELL / HUBBELL         47.98 24.90 + 24.08 - 1.00
7 SHIBUTANI /SHIBUTANI      47.05 25.00 + 22.05 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV    43.64 24.40 + 19.24 - 0.00

シブタニ兄妹組はちょっと厳しい7位発進となりましたが、得点差は7位までまずまずつまっていますね。実力に大きな差があるというわけではなく、ちょっとした出来映えの差なのではと思います。一位は彼らと同じシュピルバンドコーチの生徒ですが、ロシアやウクライナのカップルも頑張っています。

続いてペア、ショートプログラムの結果です。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    56.88 33.28 + 23.60 - 0.00
2 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 51.54 31.50 + 21.04 - 1.00
3 MARTIUSHEVA / ROGONOV       50.60 29.64 + 21.96 - 1.00
4 ZHANG / WANG                  50.22 29.74 + 20.48 - 0.00
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        46.04 27.20 + 19.84 - 1.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            44.84 25.36 + 19.48 - 0.00
7 OZEROVA / ENBERT          43.46 27.06 + 19.40 - 3.00
8 TAKAHASHI / TRAN           34.24 18.96 + 18.28 - 3.00

ちょっと発音がわからないロシアのペアが頭一つ抜けて1位です。高橋&トラン組は辛いショートプログラムになってしまいました。けれどもこれも一つの経験。着々と力をつけていることは確かだと思いますから、これを次へのステップにつなげてほしいです。
7位のペアは途中に演技中断がありました。その負傷のためか、フリーは棄権したようです。将来を背負う若い選手ですから、ムリをしないのは賢明な判断だと思います。

さて、そして今日のジュニアペアフリーです
早速結果を。
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    92.50 45.82 + 47.68 - 1.00
2 IMAIKINA / NOVOSELOV         88.87 47.91 + 40.96 - 0.00
3 ZHANG / WANG                   87.70 46.34 + 41.36 - 0.00
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       86.43 41.07 + 45.36 - 0.00
5 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 85.68 42.48 + 43.20 - 0.00
6 CASTELLI / SHNAPIR            81.56 41.68 + 40.88 - 1.00
7 TAKAHASHI / TRAN           71.80 35.36 + 37.44 - 1.00

こちらも残念ながら高橋&トラン組は最下位。TESが低かったことからやっぱりミスが多かったと考えられます。でもファイナルに出られたのですからすばらしいことです。中国のペアが健闘しましたね。これから後継者が出てくるのか心配していましたが、うれしい兆しです。

12/13追記
シニアのオリジナルダンスの結果です。ホフロワ&ノヴィツキー選手はなんとノヴィツキー選手の食中毒で棄権だそうです。残念ですが、お大事に!
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 60.35 29.80 + 30.55
2 DOMNINA / SHABALIN     59.33 29.80 + 29.53
3 FAIELLA / SCALI           57.89 29.90 + 27.99
4 BELBIN / AGOSTO         57.33 28.30 + 29.03
5 DAVIS / WHITE             55.89 28.00 + 27.89

デロベル&シェーンフェルダー組が、最初はあまり高くなかったTESを改善してきて1点のマージンを稼ぎ出しました。ドムニナ&シャバリン組はPCSで及びませんでしたが、まだまだ若い組なので年期の差といえるかもしれません。ファイエラ&スカリはNHK杯の借りを返すように最高のTESをマークして3位に。こういう舞台での経験が自信になっていけば、存在感も増しPCSの評価も高まってくると思いますので、がんばってほしいです。
ベルビン&アゴスト組、デイヴィス&ホワイト組は上の3組に比べるとTESが伸び切りませんでした。アメリカのカップルでTESが下位というのもちょっと珍しいことですが、これだけの名選手達が参加していればちょっとのミスが響くのかもしれません。

続いてペアのショートプログラム。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY       70.14 39.66 + 30.48 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG             68.34 40.22 + 29.12 - 1.00
3 PANG / TONG            66.24 37.52 + 28.72 - 0.00
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV   64.08 36.44 + 27.64 - 0.00
5 MUKHORTOVA / TRANKOV       61.56 34.40 + 27.16 - 0.00
6 KAWAGUCHI / SMIRNOV       55.42 28.50 + 27.92 - 1.00

こちらは差が大きくつきました。川口&スミルノフ組は調子がよくありませんでしたね。PCSは結成間もないペアということでしかたがありませんが、TESがこれでは点数は伸びてきません。フリーはなんとかミスのない演技をお願いしたいところです。
サフチェンコ&ソルコヴィ組は、TESこそ張&張組には及びませんでしたがそれでも素晴らしい得点が出ました。世界チャンピオンにふさわしい堂々たる70点台です。張&張選手は今季はとても調子がいい。この二組の優勝争いとなりそうです。

本日はジュニアのアイスダンス、フリーダンスとシニアのアイスダンス、ペアのフリーです。どの組も怪我なくいい演技ができるといいですね。

12/14追記
ジュニア、フリーダンスの結果です。
1 CHOCK / ZUERLEIN          79.31 40.00 + 39.31 - 0.00
2 HUBBELL / HUBBELL         76.70 39.20 + 37.50 - 0.00
3 SHIBUTANI / SHIBUTANI     73.55 38.10 + 35.45 - 0.00
4 RIAZANOVA / GUERREIRO 73.45 38.30 + 36.15 - 1.00
5 PUSHKASH / KISELEV    71.76 37.90 + 33.86 - 0.00
6 RALPH / HILL                71.37 37.20 + 34.17 - 0.00
7 AGAFONOVA / DUN          69.93 35.00 + 34.93 - 0.00
8 ANTIPOVA / KUDASHEV     67.79 38.20 + 29.59 - 0.00

ここでアメリカ勢がぐんと点を伸ばしました。首位のチームはもう盤石の勝利ですね。男性が小塚選手と同じスケート年齢ですし、来年のシニアグランプリシリーズの枠は確定でしょう。こういう選手達が毎年のようにアメリカから出てきて、シニアでも中堅選手と競うようなレベルで活躍する。本当に恐ろしい国です。シブタニ兄妹組はお兄さんのアレックス選手がチャン選手と同じスケート年齢。まだ妹のマイア選手はシニアの選手権に出られる年齢ではないですし、あと2、3年ジュニアで修行を積めばきっと優勝のカップルのような力がついてくるでしょう。ジュニア初年でよくがんばりました。
しかしアイスダンス大国の意地を見せてアメリカの表彰台独占を阻止したロシアのカップルも頑張りました。伝統あるヨーロッパの国々にも、もっとがんばってほしいところです。

ジュニア選手達が熱い戦いを繰り広げた一方、シニアのアイスダンスはちょっと寂しいことになってしまいました。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 95.75 47.00 + 48.75
2 DOMNINA / SHABALIN     93.62 46.30 + 47.32
3 DAVIS / WHITE             92.15 47.70 + 44.45
4 FAIELLA / SCALI           87.23 42.80 + 44.43

アゴスト選手の故障でベルビン&アゴスト組が欠場。ファイエラ選手も指を切る怪我をし、デロベル選手もお腹の調子がよくなかったみたいです。たまに面白いことを言うシャバリン選手は「誰がいい演技をしたかというより誰が生き残ったか、みたいな大会」と評しました。そんななかよくぞこれだけの点が出る演技をしたものです。
デロベル選手は牡蠣にあたったということらしいので、ちょっとうかつだったかな、と日本人としては感じますが、違う土地の発酵食品などもあまりおなかにとっては良くないことがあるそうなので、キムチの美味しい韓国は危険かもしれません。
まずはどの組も、お疲れ様でした。特にデイヴィス&ホワイト組は高いTESを出しよくオリジナルダンスから挽回しました。ファイエラ&スカリ組はちょっとレベルの取りこぼしが多かったようですので、ヨーロッパ選手権までに見直しをしなければなりませんね。

そして今回の競技の最後に行われた、ペアのフリーです。
1 PANG / TONG              125.25 64.93 + 60.32 - 0.00
2 ZHANG / ZHANG              119.88 62.16 + 58.72 - 1.00
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  114.95 55.35 + 61.60 - 2.00
4 KAWAGUCHI / SMIRNOV        112.03 56.51 + 55.52 - 0.00
5 VOLOSOZHAR / MOROZOV    111.75 57.27 + 54.48 - 0.00
6 MUKHORTOVA / TRANKOV      91.60 40.36 + 52.24 - 1.00

張&張組とサフチェンコ&ソルコヴィ組にばかり注目していましたが、ここでパン&トン組がほぼノーミスの演技を決めて優勝を飾りました。尻上がりに調子をあげてきたのですね。張&張組はスロージャンプでミス。サフチェンコ&ソルコヴィ組はスロージャンプとソロジャンプでそれぞれ乱れてしまいました。(減点のうち1点はタイムオーバーですが)
川口&スミルノフ組はスロー4回転サルコウに挑戦、着氷で乱れたものの認定を受け、基礎点では張&張組に迫るほどの得点でした。しかし、GOEでは技の大きい張&張組には及びません。とにかく課題はツイストリフトとソロジャンプ。あとは体格差が目立つペアなので二人で組んで行う要素には余裕がほしいところでしょうか。
ムホルトワ&トランコフ組はトランコフ選手がやっぱりお腹の調子を悪くしたようだ、という話をちらりと見かけました。本当であれば大変だったとは思いますがよく滑りきりました。
なんだか一昨年のサンクトペテルブルクファイナルを思い出すような状況ですね。あのときは北米とアジアの選手がいろいろ調子を崩していましたが…
皆さまも観戦疲れから風邪などこじらせないよう、お気をつけ下さい。

ジュニア、ペアの最終結果
1 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE    149.38 56.88 + 92.50
2 ZHANG / WANG                  137.92 50.22 + 87.70
3 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 137.22 51.54 + 85.68
4 MARTIUSHEVA / ROGONOV       137.03 50.60 + 86.43
5 IMAIKINA / NOVOSELOV        134.91 46.04 + 88.87
6 CASTELLI / SHNAPIR            126.40 44.84 + 81.56
7 TAKAHASHI / TRAN                 106.04 34.24 + 71.80
WD OZEROVA / ENBERT              -  43.46

ジュニア、アイスダンスの最終結果
1 CHOCK / ZUERLEIN            131.15 51.84 + 79.31
2 HUBBELL / HUBBELL     124.68 47.98 + 76.70
3 RIAZANOVA / GUERREIRO   124.30 50.85 + 73.45
4 SHIBUTANI / SHIBUTANI       120.60 47.05 + 73.55
5 PUSHKASH / KISELEV      120.35 48.59 + 71.76
6 RALPH / HILL            120.09 48.72 + 71.37
7 AGAFONOVA / DUN           119.38 49.45 + 69.93
8 ANTIPOVA / KUDASHEV      111.43 43.64 + 67.79

シニア、ペアの最終結果
1 PANG / TONG              191.49 66.24 + 125.25
2 ZHANG / ZHANG              188.22 68.34 + 119.88
3 SAVCHENKO / SZOLKOWY  185.09 70.14 + 114.95
4 VOLOSOZHAR / MOROZOV    175.83 64.08 + 111.75
5 KAWAGUCHI / SMIRNOV        167.45 55.42 + 112.03
6 MUKHORTOVA / TRANKOV  153.16 55.42 + 91.60

シニア、アイスダンスの最終結果
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 156.10 60.35 + 95.75
2 DOMNINA / SHABALIN     152.95 59.33 + 93.62
3 DAVIS /  WHITE            148.04 55.89 + 92.15
4 FAIELLA / SCALI           145.12 57.89 + 87.23
WD BELBIN / AGOSTO             -  57.33 
WD KHOKHLOVA / NOVITSKI

2008年11月27日 (木)

NHK杯・男子シングル

NHK杯、男子シングルのエントリーです。

ちょっと更新時間がなくなってしまったのでとりあえず滑走順のみ。
第1グループ
1 Anton KOVALEVSKI
2 Peter LIEBERS
3 Jamal OTHMAN
4 Yasuharu NANRI
5 Andrei LUTAI
6 Takahito MURA
第2グループ
7 Adrian SCHULTHEISS
8 Nobunari ODA
9 Kevin REYNOLDS
10 Yannick PONSERO
11 Stephen CARRIERE
12 Johnny WEIR

11/29追記
ショートプログラムの結果です。
1 Nobunari ODA         81.63 45.78 + 35.85 - 0.00
2 Johnny WEIR         78.15 41.70 + 36.45 - 0.00
3 Yannick PONSERO     74.39 42.04 + 32.35 - 0.00
4 Takahito MURA            69.70 39.30 + 30.40 - 0.00
5 Stephen CARRIERE      68.99 37.24 + 31.75 - 0.00
6 Kevin REYNOLDS          67.51 37.46 + 30.05 - 0.00
7 Adrian SCHULTHEISS    66.31 37.46 + 28.85 - 0.00
8 Yasuharu NANRI       63.87 35.72 + 28.15 - 0.00
9 Anton KOVALEVSKI    58.84 32.94 + 25.90 - 0.00
10 Peter LIEBERS        58.27 33.62 + 24.65 - 0.00
11 Andrei LUTAI            56.34 31.34 + 26.00 - 1.00
12 Jamal OTHMAN     55.94 29.94 + 26.00 - 0.00

こちらも大きなミスは少なめのハイレベルな試合になりました。トリプルアクセルがダブルアクセルになったり、セカンドトリプルがダブルになったりというミスのあった選手もいましたが、みんなTESはかなり高いです。
南里選手は下位の選手と比べても体の動きに精彩がありませんでしたが、力強くなくても無理なく滑れている点は評価されたのではないでしょうか。疲れていることとは思いますが、今日一日はしっかり休んで、せっかくのチャンスから何か収穫が得られるようなフリーにしてほしいです。怪我をした高橋選手だって、その怪我を成長の機会ととらえて乗り越えようとしているのですしね。
無良選手は見事なシニアデビュー。国内の大会でシニアも経験し注目を浴びていたのもあると思うのですが、なんというか、親が国の代表で演技をしたことのあるような選手の場合、大きな舞台でも飲まれずにマイペースでいられるという印象があります。いい意味で「自分は自分」という感覚が身に付いているのかもしれませんね。ジャンプはすごく高いし、動きは「キレ」という意味では成長の余地がありますが、スケールの大きさを感じさせますね。スケートの流れもそれを引き立てています。姿勢も、本人が気をつけて、顎を引いて首をきちんと立てようと心がけて滑っているのがよくわかりました。慣れて板に付いてくればまたいちだんと美しい表現が可能になると思います。
レイノルズ選手は動きは元気いっぱいという感じですが、やっぱり少し子どもっぽいですね。いうほどひどい滑りではないと感じたのですが、動きと滑りの相乗効果のようなもの、男性的な迫力があまりないです。無良選手と同学年なんですが。
ウィアー選手はジャンプの出来が織田選手と比べてしまうといまひとつ。織田選手が彼の本来の味ではない路線で自分の可能性を広げようとしているのに対して、やはり保守的な印象を受けました。素晴らしいんですが驚きの要素がないというのか。それでもステップシークエンスは本当に流れがあり素晴らしかったです。
織田選手はやっぱりジャンプが見事のひとこと。ロシア杯の時、ジャンプの入りがやや慎重といったのですが、ルッツとフリップに関しては「失礼しました」という気分。スピードも十分ありましたしステップも複雑でした。ステップシークエンスのスピードはやはりウィアー選手、ポンセロ選手などには劣るかもしれませんが、それでも十分見応えがありました。
フリーは30日1時から! 楽しみです!

12/1追記
フリーの結果です。
1 Nobunari ODA              154.55 78.15 + 77.40 - 1.00
2 Johnny WEIR              146.27 69.97 + 76.30 - 0.00
3 Yannick PONSERO    142.85 70.65 + 72.20 - 0.00
4 Kevin REYNOLDS         132.23 72.53 + 59.70 - 0.00
5 Takahito MURA           128.37 62.57 + 65.80 - 0.00
6 Stephen CARRIERE     123.31 56.81 + 66.50 - 0.00
7 Adrian SCHULTHEISS   111.44 55.54 + 55.90 - 0.00
8 Andrei LUTAI         110.02 56.92 + 53.10 - 0.00
9 Peter LIEBERS           107.63 56.93 + 51.70 - 1.00
10 Yasuharu NANRI        103.86 50.76 + 53.10 - 0.00
11 Jamal OTHMAN          101.96 48.86 + 53.10 - 0.00
12 Anton KOVALEVSKI   99.10 46.60 + 53.50 - 1.00

織田選手は4回転こそ残念でしたが、全体にはよくまとまりましたね。プログラムのインパクトはそれほど感じなかったのですが、こういった曲想によくマッチした動作ができてきているという風に感じました。すっかり「シニア」の演技になったなぁと。21の選手に対していうのも失礼なんですが。
ウィアー選手は体調がよくなかったそうですが、3連続ジャンプなども入れてよくまとめました。しかし4回転を入れなかったことを「浅田選手と対照的に」などとアナウンサーがいっていたのはちょっと気になりました。真央選手だって「はじめから跳びたいと思っていたけれど最終的には調子を見て決めようと考えていた」といっていました。成功する目算があったから挑んだのです。しかもこのような大技はそれ自体の成功率のみならずプログラム後半の体力にも不安があっては挑めません。真央選手がウィアー選手と同じ体調だったら回避したのかもしれないのですから、ちょっとウィアー選手がかわいそうな言いぐさだったのではないかと。
ポンセロ選手はプログラム後半がちょっとしんどそうでしたが、こんなによくまとまった演技は初めて見たかもしれません。アップテンポな音楽にマッチしたスピーディなスケーティング、美しいジャンプ。本当に楽しめました。
無良選手は200点まであと一歩、惜しかったですね。やはりシニアではしっかり最後まで体力と集中力を保たせてジャンプを決めていくことが大切になります。しかしスケーティングはいいですし、こういった演技を続けていけば自然とPCSで高い評価が出るようになっていくでしょう。
南里選手、あの体調でよくトリプルアクセル2回跳びました。上体はほどんど動いていませんでしたがスケートはそこそこ滑っていましたしとにかく最後まで滑りきれました。しんどかった、散々だったという気持ちもあるかもしれませんが、これを何らかの糧にして全日本では無良選手に負けないように! 気合いを入れてがんばってほしいです。
コヴァレフスキー選手、リーバース選手はコンビネーションを跳びすぎてしまいましたね。コヴァレフスキー選手など、ジャンプを適正に跳んでいたらルタイ選手と同じくらいの点が出たのではないでしょうか。ここはひとつ先輩の織田選手(よく3Aコンビを失敗したのを跳び直さなかった! 成長しましたね!)に学んでルールをよくよく確認してほしいところです。

最終結果です。
1 Nobunari ODA        236.18 81.63 + 154.55
2 Johnny WEIR              224.42 78.15 + 146.27
3 Yannick PONSERO    217.24 74.39 + 142.85
4 Kevin REYNOLDS         199.74 67.51 + 132.23
5 Takahito MURA           198.07 69.70 + 128.37
6 Stephen CARRIERE     192.30 68.99 + 123.31
7 Adrian SCHULTHEISS   177.75 66.31 + 111.44
8 Yasuharu NANRI      167.73 63.87 + 103.86
9 Andrei LUTAI         166.36 56.34 + 110.02
10 Peter LIEBERS       165.90 58.27 + 107.63
11 Anton KOVALEVSKI     157.94 58.84 + 99.10
12 Jamal OTHMAN          157.90 55.94 + 101.96

GPランキングです。
Patrick CHAN          30pt 2戦終了 最高位1位 453.54
Takahiko KOZUKA   28pt 2戦終了 最高位1位 456.96
Johnny WEIR           26pt 2戦終了 最高位2位 449.62
Brian JOUBERT      24pt 2戦終了 最高位1位 451.91
Jeremy ABBOTT       24pt 2戦終了 最高位1位 450.92
Tomas VERNER     24pt 2戦終了 最高位2位 428.42

Alban PREAUBERT   22pt 2戦終了 最高位3位 441.46
Evan LYSACEK    22pt 2戦終了 最高位3位 432.48
Yannick PONSERO  20pt 2戦終了 最高位3位 426.21

NHK杯・女子シングル

NHK杯女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

28日午後6時55分のゴールデンタイムから、女子シングルのショートプログラムとなります。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Katarina GERBOLDT
2 Anastasia GIMAZETDINOVA
3 Annette DYTRT
4 Cynthia PHANEUF
5 Katrina HACKER
6 Akiko SUZUKI
第2グループ
7 Na-Young KIM
8 Ashley WAGNER
9 Mirai NAGASU
10 Laura LEPISTO
11 Yukari NAKANO
12 Mao ASADA

真央選手は、ジャンプさえきちんと跳ぶことができればまず勝てるかと思います。表現の面では私はごく個人的な不満を述べましたが、技術的なところには特に問題がないように感じています。それはもう精神的なものだと思うので、開き直って自信を持って跳んでほしいですね。
中野選手はアメリカ大会ではやや技術的な課題がありましたが、それを克服できているか注目です。長洲選手は怪我明けでアメリカ大会で力を発揮できなかったという話ですので、ムリしない程度に楽しく演じてほしいです。レピスト選手も、出来次第では安藤選手のファイナルを阻む存在になり得ます。ワグナー選手も楽しみです。
しかし今回一番応援したいのは、鈴木明子選手。久々の大舞台だと思うのですが、素直にスケートを楽しむ気持ちがプレッシャーに打ち勝てばきっと素晴らしい演技を見せてくれると思います。

11/29追記
ショートプログラムの結果です。
1 Mao ASADA                   64.64 34.40 + 30.24 - 0.00
2 Ashley WAGNER           61.52 35.60 + 25.92 - 0.00
3 Laura LEPISTO            59.14 32.50 + 26.64 - 0.00
4 Akiko SUZUKI                 55.56 30.40 + 25.16 - 0.00
5 Yukari NAKANO             54.82 26.98 + 27.84 - 0.00
6 Katrina HACKER              53.80 30.80 + 23.00 - 0.00
7 Cynthia PHANEUF             53.48 30.20 + 23.28 - 0.00
8 Mirai NAGASU                50.14 23.46 + 26.68 - 0.00
9 Na-Young KIM               47.92 26.44 + 21.48 - 0.00
10 Anastasia GIMAZETDINOVA 42.84 23.60 + 20.24 - 1.00
11 Katarina GERBOLDT       42.42 23.50 + 19.92 - 1.00
12 Annette DYTRT              37.62 19.30 + 20.32 - 2.00

最初の方の選手は見られませんでしたが、ファヌフ選手がいい演技で流れを作ってからは殆どの選手が50点を超える転倒のないいい試合になりましたね。
60点台も二人出ましたから、全体にいい大会です。そんな中でジャンプがダブルになってしまった中野選手は得点以上に順位が伸びず非常に残念でした。けれども最終グループに入れましたから、フリーはまだまだ巻き返せると思います。あとは本人の調子次第。
鈴木選手はジャンプをひとつ失敗してしまいましたが、それ以外は本当に伸び伸びと滑っていました。フリーもこの気持ちを忘れずにいってほしいです。
真央選手はジャンプを決めようというのでちょっとおっかなびっくり滑っていたようでしたが、それでもスパイラルでよろけた以外スピード感などは去年に比べてもよくなっていますので、このジャンプの成功で自信をつけてもう少し明るいイメージで滑ることができれば演技もぐんとよくなりそうに思いました。振りに気持ちが入ってくれば、大きな動きでもちゃんとニュアンスを出せるようになってくるのではないか、と。
ワグナー選手の演技はすばらしかったですね。TESがばっちり出る演技だったのはもちろん、表現も多彩で、去年まであった粗さもすっかりとれて、いい選手になってきたなぁと。プリシラ・ヒルコーチのことを、昨シーズン彼女から離れたウィアー選手は「プリシラはアメリカ人としては最高のコーチだと思っているので、コーチを変えるとき他のアメリカ人は考えなかった」といっていたのですが、贔屓目でなく実際に優れた手腕を持ったコーチだったんだと再確認しました。

11/30追記
フリーの結果です。
1 Mao ASADA                126.49 64.25 + 62.24 - 0.00
2 Akiko SUZUKI              112.08 56.96 + 55.12 - 0.00
3 Yukari NAKANO                112.05 56.93 + 55.12 - 0.00
4 Laura LEPISTO                   99.71 47.19 + 53.52 - 1.00
5 Ashley WAGNER                  99.58 45.02 + 54.56 - 0.00
6 Katrina HACKER               85.66 38.78 + 46.88 - 0.00
7 Cynthia PHANEUF              85.42 38.70 + 46.72 - 0.00
8 Annette DYTRT                   77.95 36.43 + 41.52 - 0.00
9 Mirai NAGASU                 74.08 30.32 + 45.76 - 2.00
10 Anastasia GIMAZETDINOVA  72.26 33.70 + 38.56 - 0.00
11 Na-Young KIM                  71.85 31.93 + 39.92 - 0.00
12 Katarina GERBOLDT        71.53 34.21 + 38.32 - 1.00

真央選手は、ここまでやってしまうとプログラムの芸術性とか関係ないな、というようなすごいものを見せてくれました。ちょうど四大陸選手権の高橋選手のような。けれどもこちらの方が、歴史的に見ても間違いなくフィギュアスケートを進化させる大きな一歩になる名演です。残念ながら認定はなりませんでしたが、今後自信をつけていけば国際大会の認定は時間の問題だと思います。また、ジャンプを次々と決めていきますと、この一定テンポの音楽はテンションを途切れさせずに最後まで観客の興奮を冷まさない。そのことを考えての選曲だとしたらタラソワコーチはやはり考えているんですね。
それでいてこのプログラムはまだここで終わりではないですよね。ルッツもループもまだ入れる余地があります。そこまで極めるのは非常に難しいとは思いますが、せっかくこのようにスポーティでチャレンジングなプログラムを与えられたのですから、ジャンプの調子を見つつ果敢に挑戦してみてほしいです。それがゆくゆくはオリンピックシーズンの余裕に繋がっていくはずです。
鈴木選手、中野選手も素晴らしい演技でした。この二人を見ると、本当に強い!と思います。鈴木選手は「私は失うものは何もないので」といいながらの演技でしたが、これまでさまざまなものを失いながら「私にはスケートさえあればいいんだ」という境地に至ったゆえの強さだと思います。この難構成は滑りこなせれば現在の世界選手権メダルクラスの選手にまったくひけをとりません。中野選手は、もう日本代表としてさまざまな大会を経験し、期待を受けて、表彰台を落とすわけにはいかない、しかし調子はよくないという崖っぷちでした。そこで見事に踏みとどまった。トリプルアクセルこそ挑戦できなかったものの、このときできることはやりつくしたという感じでした。
日本人の3人、それぞれに、本当にその順位にふさわしい演技をしたと思います。おめでとうございました。

最終結果です。
1 Mao ASADA                   191.13 64.64 + 126.49
2 Akiko SUZUKI                 167.64 55.56 + 112.08
3 Yukari NAKANO             166.87 54.82 + 112.05
4 Ashley WAGNER           161.10 61.52 + 99.58
5 Laura LEPISTO            158.85 59.14 + 99.71
6 Katrina HACKER              139.46 53.80 + 85.66
7 Cynthia PHANEUF             138.90 53.48 + 85.42
8 Mirai NAGASU                124.22 50.14 + 74.08
9 Na-Young KIM               119.77 47.92 + 71.85
10 Annette DYTRT              115.57 37.62 + 77.95
11 Anastasia GIMAZETDINOVA 115.10 42.84 + 72.26
12 Katarina GERBOLDT       113.95 42.42 + 71.53

GPランキング。下3人はファイナルの補欠となります。
Yu-Na KIM               30pt 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE    30pt 最高位1位 369.62
Mao ASADA            28pt 最高位1位 358.72
Carolina KOSTNER    24pt 最高位1位 323.48
Yukari NAKANO      24pt 最高位2位 339.40
Miki ANDO            24pt 最高位2位 339.30

Fumie SUGURI           24pt 最高位2位 325.90
Rachael FLATT         22pt 最高位2位 321.79
Alissa CZISNY       20pt 最高位3位 308.95

NHK杯・ペア、アイスダンスなど

いよいよGPシリーズ最終戦、日本で開催されるNHK杯となりました。
ペアとアイスダンスのエントリーです。結果詳細ページはこちら

競技開始は28日午後2時15分。アイスダンス、コンパルソリーダンスからとなります。
課題はパソドブレ。滑走順はこちらになります。
第1グループ
1 Xiaoyang YU / Chen WANG
2 Cathy REED / Chris REED
3 Isabella PAJARDI / Stefano CARUSO
4 Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE
5 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV
第2グループ
6 Kimberly NAVARRO / Brent BOMMENTRE
7 Nathalie PECHALAT / Fabian BOURZAT
8 Federica FAIELLA / Massimo SCALI
9 Emily SAMUELSON / Evan BATES
10 Kristina GORSHKOVA / Vitali BUTIKOV

ジュニアからあがってきたサミュエルソン&ベイツ組とゴルシュコワ&ブティコフ組が滑走順では後になりますが、むしろ注目はシニアとしてもトップスケーターに仲間入りしつつあるファイエラ&スカリ組と、カナダ大会ではちょっと不本意な結果となってしまったペシャラ&ブルザ組です。優勝候補だったヴァーチュー&モイア組の欠場はかえすがえすも残念ですが、この二組にとってはやはり大きなチャンス。いい演技をして評価をあげてほしいです。
今季初戦となるリード姉弟組の仕上がり具合も気になります。クリス選手の怪我がきちんと回復していればいいのですが…。まずは順位を気にせず演技を楽しんでほしいところです。

続いて3時35分からはペアのショートプログラムです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Meeran TROMBLEY / Laureano IBARRA
2 Monica PISOTTA / Michael STEWART
3 Laura MAGITTERI / Ondrej HOTAREK
4 Maria SERGEJEVA / Ilja GLEBOV
第2グループ
5 Stacey KEMP / David KING
6 Rena INOUE / John BALDWIN
7 Jessica DUBE / Bryce DAVISON
8 Qing PANG / Jian TONG

まだ十分仕上がっていない様子のパン&トン組と勢いのあるデュベ&デヴィソン組の一騎打ちといった感じでしょうか。井上&ボルドウィン組にも日本の観客の前で気持ちよく演じてほしいところです。

11/29追記
コンパルソリーダンスの結果です。
1 FAIELLA / SCALI         35.61 17.72 + 17.89
2 PECHALAT / BOURZAT    33.20 16.80 + 16.40
3 SAMUELSON / BATES        32.18 16.56 + 15.62
4 GORSHKOVA / BUTIKOV  31.54 16.36 + 15.18
5 NAVARRO / BOMMENTRE  31.01 15.82 + 15.19
6 BOBROVA / SOLOVIEV   29.80 15.30 + 14.50
7 WEAVER / POJE          28.70 14.86 + 13.84
8 REED / REED                 27.17 14.32 + 12.85
9 YU / WANG               25.46 13.68 + 11.78
10 PAJARDI / CARUSO        23.86 12.90 + 10.96

世界選手権のメダル候補のようなずば抜けた点はまだ出ませんが、やはりファイエラ&スカリ組がこの中では飛び抜けた格好。ジュニアから上がってきた選手達もがんばっています。

続いてペア、ショートプログラム。
1 PANG / TONG         63.10 34.94 + 29.16 - 1.00
2 INOUE / BALDWIN      57.60 31.12 + 26.48 - 0.00
3 DUBE / DAVISON       55.24 29.40 + 26.84 - 1.00
4 KEMP / KING               49.36 29.04 + 20.32 - 0.00
5 PISOTTA / STEWART     47.78 28.34 + 19.44 - 0.00
6 SERGEJEVA / GLEBOV  45.32 26.32 + 19.00 - 0.00
7 MAGITTERI / HOTAREK  45.10 25.66 + 19.44 - 0.00
8 TROMBLEY / IBARRA      44.40 25.88 + 18.52 - 0.00

デュベ&デヴィソン組はデュベ選手の調子がいまひとつでしたね。パン&トン組はソロジャンプで転んだ他はよく洗練されてまとまった演技。常に対向で行うスパイラルなどはアイスダンスのMIFのような個性を感じさせて楽しかったです。井上&ボルドウィン組も、ソロジャンプで回転が合わなかった他は一体感のある滑らかな演技で本当に素敵でした。ペア小国でちょっと盛り上がらない日本で、こういう演技を見せてもらえるというのは本当に嬉しいです。
フリーはダイナミックな演技を、ということですので、体力が保つように、しっかり最後まで滑りぬいてほしいですね。

そしてアイスダンス、オリジナルダンス。
1 PECHALAT / BOURZAT    54.27 28.30 + 25.97 - 0.00
2 FAIELLA / SCALI         53.78 27.40 + 27.38 - 1.00
3 GORSHKOVA / BUTIKOV  51.80 28.40 + 23.40 - 0.00
4 SAMUELSON / BATES        50.92 25.90 + 25.02 - 0.00
5 BOBROVA / SOLOVIEV   49.61 27.70 + 21.91 - 0.00
6 NAVARRO / BOMMENTRE  47.91 25.80 + 23.11 - 1.00
7 WEAVER / POJE          46.58 25.00 + 21.58 - 0.00
8 YU / WANG               40.78 22.50 + 18.28 - 0.00
9 PAJARDI / CARUSO      40.52 22.70 + 17.82 - 0.00
10 REED / REED             39.87 20.40 + 19.47 - 0.00

リード姉弟組は、スピードがありませんでしたね。プログラムも十分仕上がっていないようで、ちょっとこわごわ滑っている印象でした。けれどもとにかく試合を楽しんでほしいです。
ファイエラ&スカリ組は、ファイエラ選手のまさかの転倒でオリジナルダンス2位になってしまったものの、やはり全体的な雰囲気の作り方は楽しいし、女性が水兵というのも、ちょっとレトロなショーガールだったりダンスホールではじける女の子のような古いアメリカ文化を象徴する典型的衣装がそろう中ではとてもユニークで印象的。総合ではかろうじてトップを守りました。
ペシャラ&ブルザ組はペシャラ選手の華やかさ、セクシーさが強烈で、ブルザ選手がちょっとかすんでしまっていたかも…。男の方が見たら目のやり場に困る衣装でしたよね…
どの組もまだ細かなミスがありましたが、それぞれのレベルでミスを最小限にとどめた組が上にきました。

本日29日は、午後2時15分からペアのフリー、そして3時56分から引き続きアイスダンスのフリーダンスとなります。どの組も日本の記念すべき大会を楽しんでベストを尽くしてほしいです!

11/30追記
ペア、フリーの結果です。
1 PANG / TONG         122.96 62.00 + 60.96 - 0.00
2 INOUE / BALDWIN      103.89 52.49 + 52.40 - 1.00
3 DUBE / DAVISON       101.52 50.04 + 52.48 - 1.00
4 KEMP / KING             83.53 44.85 + 39.68 - 1.00
5 SERGEJEVA / GLEBOV      82.38 45.62 + 37.76 - 1.00
6 MAGITTERI / HOTAREK      82.08 44.64 + 39.44 - 2.00
7 TROMBLEY / IBARRA    80.52 43.96 + 36.56 - 0.00
8 PISOTTA / STEWART         77.02 40.70 + 38.32 - 2.00

パン&トン組が圧倒的な勝利。彼らに対抗できるかと思われたデュベ&デヴィソン組はまったく元気がありませんでしたね。デュベ選手が演技後笑顔を浮かべる気力さえありませんでした。それでもリフトなどは素晴らしいものでしたが…。あのヴィットさんも見守る中であのしょんぼりしたカルメンではちょっと悲しいですね。
井上&ボルドウィン組は彼らの持っているものを十分出せたと思います。リフトは若い組に比べれば幾分シンプルかもしれませんがステップやスピンのユニゾンなどはさすが、スロージャンプも美しかったです。この舞台でこんなに素晴らしい演技をしてくれて、本当にありがとうといいたいです。
しかし、彼らの出したかった力強さという部分ではやっぱり中国の組が圧倒してしまいますね。特にパン&トン組は情熱的で雄大な表現という意味では中国一番手の張&張組よりも素晴らしく、申&趙組のよい部分を受け継いでいます。それに、過去ダンスをやっていた時期もある彼ららしさを加えて、音楽をいかした鋭く切れ味のあるタンゴに仕上がっていました。

続いてアイスダンス、フリーダンス。
1 PECHALAT / BOURZAT    87.95 44.80 + 43.15 - 0.00
2 FAIELLA / SCALI         87.28 43.20 + 44.08 - 0.00
3 BOBROVA / SOLOVIEV   80.55 43.20 + 37.35 - 0.00
4 SAMUELSON / BATES        78.35 40.30 + 39.05 - 1.00
5 NAVARRO / BOMMENTRE  76.68 40.40 + 36.28 - 0.00
6 GORSHKOVA / BUTIKOV  76.17 39.40 + 37.77 - 1.00
7 WEAVER / POJE          75.82 40.90 + 34.92 - 0.00
8 REED / REED           68.79 37.40 + 32.39 - 1.00
9 YU / WANG               65.66 35.60 + 30.06 - 0.00
10 PAJARDI / CARUSO        63.97 36.70 + 28.27 - 1.00

楽しい演技で観客を沸かせたペシャラ&ブルザ組と、表情をあえて抑えて静かで内面的な演技をしたファイエラ&スカリ組。得点も僅差で甲乙つけがたい名演でした。これこそアイスダンスという競技の醍醐味です。ただ、あえて比較するなら、ということでいえば、ペシャラ&ブルザ組は攻める演技をし、ファイエラ&スカリ組は守る演技をした。これがフリーダンスのみの順位に現れたかな、と思います。コンパルソリーダンスを見ることができれば、最終順位もきっと納得のものになったのかなと思いますが。
リード姉弟組はオリジナルダンスよりずっとフリーの方が良かったですね。樋口さんもおっしゃっていましたが彼らのスタイルにこちらの方がよく馴染んでいると思いました。でも、いつも同じような演技ばかりと思われないためには、タンゴやワルツばかりでなくラテンからブルースなどまでさまざまなリズムのスタイルを得手不得手なく身につけていくことも必要になってきます。これは今後の課題になるかな、と思います。

ペアの最終結果です。
1 PANG / TONG         186.06 63.10 + 122.96
2 INOUE / BALDWIN     161.49 57.60 + 103.89
3 DUBE / DAVISON      156.76 55.24 + 101.52
4 KEMP / KING        132.89 49.36 + 83.53
5 SERGEJEVA / GLEBOV 127.70 45.32 + 82.38
6 MAGITTERI / HOTAREK 127.18 45.10 + 82.08
7 TROMBLEY / IBARRA     124.92 44.40 + 80.52
8 PISOTTA / STEWART    124.80 47.78 + 77.02

アイスダンスの最終結果です。
1 FAIELLA / SCALI           176.67 35.61 + 53.78 + 87.28
2 PECHALAT / BOURZAT      175.42 33.20 + 54.27 + 87.95
3 SAMUELSON / BATES    161.45 32.18 + 50.92 + 78.35
4 BOBROVA / SOLOVIEV    159.96 29.80 + 49.61 + 80.55
5 GORSHKOVA / BUTIKOV   159.51 31.54 + 51.80 + 76.17
6 NAVARRO / BOMMENTRE   155.60 31.01 + 47.91 + 76.68
7 WEAVER / POJE           151.10 28.70 + 46.58 + 75.82
8 REED / REED            135.83 27.17 + 39.87 + 68.79
9 YU / WANG                131.90 25.46 + 40.78 + 65.66
10 PAJARDI / CARUSO         128.35 23.86 + 40.52 + 63.97

GPランキングペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY     30pt 最高位1位 369.27
ZHANG / ZHANG                 30pt 最高位1位 359.64
KAWAGUCHI / SMIRNOV      28pt 最高位1位 346.24
PANG / TONG                 26pt 最高位1位 357.92
VOLOSOZHAR / MOROZOV  24pt 最高位2位 342.91
MUKHORTOVA / TRANKOV     24pt 最高位2位 338.54

MCLAUGHLIN / BRUBAKER  24pt 最高位2位 334.20
DUBE / DAVISON               24pt 最高位2位 333.30
INOUE / BALDWIN              20pt 最高位2位 308.00

GPランキングアイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER 30pt 2戦終了 最高位1位 372.45
DOMNINA / SHABALIN     28pt 2戦終了 最高位1位 371.43
FAIELLA / SCALI                 28pt 2戦終了 最高位1位 356.25
KHOKHLOVA / NOVITSKI      26pt 2戦終了 最高位1位 367.12
DAVIS / WHITE             26pt 2戦終了 最高位1位 349.50
BELBIN / AGOSTO         26pt 2戦終了 最高位2位 372.94

PECHALAT / BOURZAT      24pt 2戦終了 最高位2位 334.48
CRONE / POIRIER          22pt 2戦終了 最高位2位 333.62
KERR / KERR               22pt 2戦終了 最高位3位 357.16

2008年11月22日 (土)

ロシア杯・男子シングル

ロシア杯、男子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

ショートプログラム、何人かの選手の演技をテレビ放送で見られました。男子は要素数の変わらないショートからつなぎに凝っている選手が多い!
その中でもジャンプを決めればやっぱりこの人が強かった…
1 Brian JOUBERT            86.10 47.90 + 38.20 - 0.00
2 Tomas VERNER           73.20 37.80 + 36.40 - 1.00
3 Adam RIPPON              71.62 40.62 + 31.00 - 0.00
4 Alban PREAUBERT         71.60 39.20 + 32.40 - 0.00
5 Kevin VAN DER PERREN 69.68 37.88 + 31.80 - 0.00
6 Jeremy ABBOTT       68.80 35.90 + 33.90 - 1.00
7 Kristoffer BERNTSSON  66.21 35.26 + 30.95 - 0.00
8 Chengjiang LI            62.95 36.30 + 26.65 - 0.00
9 Alexander USPENSKI      62.60 35.30 + 28.30 - 1.00
10 Vaughn CHIPEUR      59.60 31.90 + 28.70 - 1.00
11 Artem BORODULIN        58.84 29.44 + 29.40 - 0.00
12 Sergei VORONOV        58.50 27.00 + 31.50 - 0.00

エリックボンパール杯のジュベール選手、「ジャンプ以外はいい演技だと思ったけれど、確かに4回転のコンビネーションが決まったら87点出ていたんだな…」と思いながら見ていましたが、まさしくそうだったという得点が出ました。これまで4回転を決めてきた選手達の他の要素がすこーし問題アリだったということなんですかね。いきなりベテランが勝てなくなっていきましたから心配もしましたが、ヴェルネル選手も4回転が決まれば大丈夫だという出来です。少し安心しましたね。
緻密なトランジッション故に一カ所崩れると連鎖的に崩れるというのを見せたのは、アボット選手。本当に難しいプログラムなんですが、要素2つがおじゃんになってしまうとやはり得点は伸びませんね…
ヴァン・デル・ペレン選手、手術後ちょっと回復が思わしくなく欠場もあったのですが、今回はとりあえずまとめてこられてよかったです。フリーの体力がちょっと心配なのですが、まずはムリせず、マイペースで最後まで滑りきってほしいですね。禿げ山の一夜、面白い動きが多くて彼らしいユニークなプログラムになってて好きです。
リッポン選手は、地元アメリカの大会は緊張してしまったのかもしれませんが、今回トリプルアクセルをなんとか降りてからは本当にうれしそうに伸び伸び滑っていましたね。彼はアクセルナシでジュニアチャンピオンになったくらい滑りの素性はいいので、こうやって乗ってくればもう恐いものナシです。私も、がんばってるね、よかったね、という気持ちです。本人としても、ここは何としてもアクセル成功するまで挑戦し続ける!という意地があるかもしれません。ジュニアでは挑戦できなかったからこそ、です。ジュニアでは、試合に勝ってアクセルに負けていた。誰がライバルというよりもトリプルアクセルがライバルって状態ですよね。フリーでは是非、クリーンなものが見たいです!
プレオベール選手も、シリアスな音楽を表現できるだけの滑りの滑らかさ、姿勢のよさができてきて、新しい彼の一面を見せていますね。やってることはリッポン選手よりハイレベルだったと思いますが、ジャンプの軸があまりきれいでなくて、ジャンプの加点がつかなかったのかもしれません。
李選手は4回転を決めたみたいですね。素晴らしいジャンプを持ちながら、彼は喘息などに苦しみ、フリーの4分半体力がもたなくなってきています。しかし中国の後輩達がなかなか育ってきてくれないというので、衰えを感じながらも懸命に後輩に手本を見せているようです。昨シーズンジュニアで活躍した関選手が今シーズンはなぜか出てきていませんが、呉選手、徐選手などもいいトリプルアクセルももっていることですし、発奮してほしいですね! フリーも彼ができることを見せてほしいです。

11/24追記
フリーの結果です。
1 Tomas VERNER            149.74 73.04 + 76.70 - 0.00
2 Jeremy ABBOTT        148.68 77.98 + 70.70 - 0.00
3 Alban PREAUBERT          147.48 79.98 + 67.50 - 0.00
4 Brian JOUBERT             144.68 69.48 + 75.20 - 0.00
5 Adam RIPPON               136.31 70.01 + 66.30 - 0.00
6 Sergei VORONOV       131.81 67.61 + 64.20 - 0.00
7 Kevin VAN DER PERREN  129.45 65.85 + 64.60 - 1.00
8 Artem BORODULIN       121.20 61.20 + 60.00 - 0.00
9 Kristoffer BERNTSSON   118.86 56.26 + 63.60 - 1.00
10 Alexander USPENSKI   111.64 55.64 + 57.00 - 1.00
11 Vaughn CHIPEUR       101.89 45.09 + 56.80 - 0.00
12 Chengjiang LI         100.65 46.15 + 54.50 - 0.00

ヴェルネル選手は4回転を決めてフリーでトップ。アボット選手は高い加点でTESを稼いで2位につけました。プレオベール選手は基礎点は抜群に高い(78.38)のですが、どうしても加点とPCSで負けてしまいますね。なぜアボット選手などの加点がこんなにも高いのかというと、ひとつには流れの中で要素を実施しているということがあります。ジャンプにしろスピンにしろ、要素の前も要素の後も同じようなペースで演技が続いていきます。プレオベール選手は要素の前はスピーディで好もしいと思うのですが、要素の後に「止まる」。織田選手はこの逆で、ジャンプの入りはやや慎重ですがジャンプの後はよく流れてスムーズに演技に戻っていきます。チャン選手はいいところ両方を兼ね備えています。女子では金選手がこれにあたります。ヴェルネル選手も、成功した4回転だけなら現役男子で一番美しいと思います。それくらい流れのあるものを降りている。
そして、スピードの中で要素を次々と決めていく人というのは基礎的なスケート技術が高い。これは佐藤信夫コーチが著書の中で述べていたことです。伊藤みどりさんはジャンプだけの選手と思われがちだったけれど、あのスピードであれだけ質の高いジャンプを成功させられるのは、基本的にスケート技術が高く安定しているということなのだ、と。ですからジャンプに加点のつく選手というのはたいがいSSも高くなります。SSが高いとPCS全体が高くなります。というのは、SSの高さというのはフィギュアスケートで第一に求められるものなんです。どんなに柔軟性があっても、どんなにジャンプ力があっても、どんなに腕や顔の表現が素晴らしくても、SSが高くなければ「屁のつっぱりにもなりません」。
とはいえ、難易度の高いプログラムをミスなくまとめていったということは、もっと評価されてもいいんじゃないかと私は感じます。まあ、私見ですから、もっと詳しい方には詳しい方なりの考え方というものがあるのだとは思いますが。

最終結果です。
1 Brian JOUBERT             230.78 86.10 + 144.68
2 Tomas VERNER            222.94 73.20 + 149.74
3 Alban PREAUBERT          219.08 71.60 + 147.48
4 Jeremy ABBOTT        217.48 68.80 + 148.68
5 Adam RIPPON               207.93 71.62 + 136.31
6 Kevin VAN DER PERREN  199.13 69.68 + 129.45
7 Sergei VORONOV       190.31 58.50 + 131.81
8 Kristoffer BERNTSSON   185.07 66.21 + 118.86
9 Artem BORODULIN       180.04 58.84 + 121.20
10 Alexander USPENSKI   174.24 62.60 + 111.64
11 Chengjiang LI         163.60 62.95 + 100.65
12 Vaughn CHIPEUR       161.49 59.60 + 101.89

GPランキングです。
Patrick CHAN          30pt 2戦終了 最高位1位 453.54
Takahiko KOZUKA   28pt 2戦終了 最高位1位 456.96
Brian JOUBERT      24pt 2戦終了 最高位1位 451.91
Jeremy ABBOTT       24pt 2戦終了 最高位1位 450.92

Tomas VERNER     24pt 2戦終了 最高位2位 428.42
Alban PREAUBERT   22pt 2戦終了 最高位3位 441.46
Evan LYSACEK          22pt 2戦終了 最高位3位 432.48
Ryan BRADLEY          17pt 2戦終了 最高位2位 388.37
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位 406.54
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Stephen CARRIERE   13pt 1戦終了 217.25
Brandon MROZ        11pt 2戦終了 最高位5位 381.69
Adam RIPPON         10pt 2戦終了 最高位5位 382.75
Yannick PONSERO      9pt 1戦終了 208.97
Kevin REYNOLDS     9pt 1戦終了 204.89

ロシア杯・女子シングル

ロシア杯、女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

今日はテレビ放送がお昼だったので、まずは放送を見ました。
結果はこちらになります。
1 Fumie SUGURI      58.30 32.50 + 25.80 - 0.00
2 Carolina KOSTNER     57.02 30.30 + 27.72 - 1.00
3 Rachael FLATT          55.92 31.80 + 24.12 - 0.00
4 Julia SEBESTYEN   53.64 29.00 + 24.64 - 0.00
5 Alissa CZISNY        53.50 30.50 + 25.00 - 2.00
6 Elena GLEBOVA     51.02 30.62 + 21.40 - 1.00
7 Alena LEONOVA      50.96 30.68 + 20.28 - 0.00
8 Kimmie MEISSNER   48.08 22.76 + 25.32 - 0.00
9 Nina PETUSHKOVA   43.30 25.74 + 18.56 - 1.00
10 Na-Young KIM     43.26 26.74 + 17.52 - 1.00

60点台こそ出なかったものの、全体に前の試合よりよくなっていた選手が多かったですね。そのなかでマイズナー選手はやっぱりルッツの回転不足があったでしょうか。周囲が少しずつ仕上がってきた中でこの点数になってしまいましたから、順位が伸びず残念でした。
村主選手は演技の中で余裕が出てきて、恋する女の子のいじらしさのようなものが演技から感じられるようになってきました。NHK杯の過去の映像を見ましたが(NHKさん、本当にいい番組を3日間もありがとうございます!)、表現は今より拙くても非常に生き生きと演じて見ていて幸福感のある演技をしていましたね。昨シーズンはそういうものが出てこないのが少し心配だったのですが、なんだかそういったものが戻ってきつつあるように感じます。フリーでもカナダよりレベルアップしたものを見せてくれるのではないかという予感がします。
レオノワ選手も、今回はとっても楽しそうに演じていたのが印象的でした。今後もこの気持ちを忘れずに成長していってほしいですね。
コストナー選手は、ジャンプにいまひとつ高さが出ていないかな、と感じます。以前はメンタルの問題だと思われていて、ショートはだいたいよかったのですが、今シーズンはジャンプそのものに問題があるのかショートから調子を崩しがちですね。スパイラルもめずらしくちょっと不安定でした。けれども、ステップはやはり圧巻です。リズムをしっかりとってエッジをしっかり使いながら、笑顔を絶やすことなく、楽しそうに品よく踏んでいるのが他の選手とはちょっと違います。今はどの選手も難しいステップを踏むために「必死!」という感じなのですが、そういう感じがしないのがいいですね。

11/24追記
フリーの結果です。
1 Carolina KOSTNER  113.70 56.22 + 58.48 - 1.00
2 Rachael FLATT       110.14 60.86 + 49.28 - 0.00
3 Fumie SUGURI        103.74 47.26 + 56.48 - 0.00
4 Alissa CZISNY        97.53 47.13 + 52.40 - 2.00
5 Alena LEONOVA      94.97 51.33 + 44.64 - 1.00
6 Elena GLEBOVA     89.65 46.77 + 42.88 - 0.00
7 Kimmie MEISSNER   83.28 34.64 + 48.64 - 0.00
8 Na-Young KIM         82.69 45.33 + 37.36 - 0.00
9 Nina PETUSHKOVA   82.31 47.39 + 35.92 - 1.00
10 Julia SEBESTYEN     77.90 32.66 + 46.24 - 1.00

村主選手は後半のジャンプのパンクが残念でした。スピードはありましたが、微妙な集中の面で体力が影響したでしょうか。あるF1レーサーの言葉ですが、集中力の基礎は体力、スタミナなのだそうです。その選手は抜群の精神力、レース中の冷静さを高く評価されていましたが、それは日頃の肉体の鍛錬によって培われたものだと。首以外、強い筋力は特に必要でないカーレーサーがそうなのですから、自分の筋力で動き続けるフィギュアスケーターならなおさらでしょう。村主選手はもちろんずば抜けた精神力、集中力がありますから、それを下支えする体力をしっかり維持できるようになれば、ジャンプもきちんと決めてこられると思います。
コストナー選手は昨シーズンのフリー。ジャンプはなかなかきっちりとは決まってきませんが、このプログラムはやっぱりいいですね。決まったジャンプはさすがの迫力。最後のダブルアクセルも決めればなお印象がよいのですが…
フラット選手の「海」も、他の選手は使わないようなテーマの難しいプログラムです。ドビュッシーなら「月の光」や「牧神の午後」のようなゆったりした曲がよく使われますが、「海」は曲想もリズムも難しい音楽です。その中でよく音楽を感じて表現しようとしているな、と思います。でもこういう曲だともっとスピードを出して、体を大きく使わないと上位選手に対してはインパクトが弱いかな。ちょっと彼女自身、首の短い体型なので、首を長く使えるように、要所要所では肩甲骨をしめて肩を低く、首はしっかり立てて滑れるようになるとよりきれいに見えるかなぁと思います。

この結果を受けてコストナー選手が逆転でファイナル確定。残り3つの枠を4人の日本人とレピスト選手、ワグナー選手で争うということになりました。得点上安藤選手を下回ってしまった村主選手はファイナルは厳しくなりましたが、全日本に向けてじっくりプログラムを練り上げていくのも、現在の村主選手にとっては決して不利な戦略ではないと思います。

最終結果です。
1 Carolina KOSTNER  170.72 57.02 + 113.70
2 Rachael FLATT       166.06 55.92 + 110.14
3 Fumie SUGURI        162.04 58.30 + 103.74
4 Alissa CZISNY          151.03 53.50 + 97.53
5 Alena LEONOVA        145.93 50.96 + 94.97
6 Elena GLEBOVA       140.67 51.02 + 89.65
7 Julia SEBESTYEN     131.54 53.64 + 77.90
8 Kimmie MEISSNER     131.36 48.08 + 83.28
9 Na-Young KIM     125.95 43.26 + 82.69
10 Nina PETUSHKOVA 125.61 43.30 + 82.31

GPランキングです。今回はファイナルの可能性がある選手まで。
Yu-Na KIM         30pt 2戦終了 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE     30pt 2戦終了 最高位1位 369.62
Carolina KOSTNER     24pt 2戦終了 最高位1位 323.48

Miki ANDO             24pt 2戦終了 最高位2位 339.30
Fumie SUGURI            24pt 2戦終了 最高位2位 325.90
Rachael FLATT          22pt 2戦終了 最高位2位 321.79
Alissa CZISNY        20pt 2戦終了 最高位3位 308.95
Caroline ZHANG          20pt 2戦終了 最高位3位 307.34
Yukari NAKANO       13pt 1戦終了 172.53
Mao ASADA             13pt 1戦終了 167.59
Susanna POYKIO     12pt 2戦終了 最高位5位 290.17
Beatrisa LIANG           12pt 2戦終了 最高位5位 276.71
Alena LEONOVA      11pt 2戦終了 最高位5位 283.20
Laura LEPISTO      11pt 1戦終了 159.42
Ashley WAGNER         9pt 1戦終了 155.59

ロシア杯・ペア、アイスダンスなど

GPシリーズ第5戦、ロシア杯のアイスダンス、ペアに関するエントリーです。
結果詳細ページはこちら

なかなか試合前の更新が難しくなっているのですが、大会初日はアイスダンスコンパルソリーと、ペアショートプログラム。結果が出ています。
まずはコンパルソリーダンス。課題はヴィーニーズ・ワルツです。
1 DOMNINA / SHABALIN          38.77 20.00 + 18.77
2 KHOKHLOVA / NOVITSKI     36.19 18.40 + 17.79
3 DAVIS / WHITE                  35.77 18.16 + 17.61
4 CAPPELLINI / LANOTTE     32.57 16.36 + 16.21
5 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  30.16 16.00 + 14.16
6 COPELY / STAGNIUNAS     29.57 15.48 + 14.09
7 ZARETSKI / ZARETSKI      29.33 15.02 + 14.31
8 PLATONOVA / GRACHEV       28.46 14.98 + 13.48
9 HANN-MCCURDY / CORENO     26.43 14.32 + 12.11
10 BLANC / BOUQUET          24.43 13.46 + 10.97

カナダで優勝したデイヴィス&ホワイト組ですが、さすがに世界選手権の表彰台に乗るカップルと、コンパルソリーダンスでの勝負は分が悪いですね。木戸さんが雑誌の中で若手選手とベテラン選手、若手コーチとベテランコーチを比較していましたが、若手選手、若手コーチは新採点で評価されるところを抵抗なく強化しているので、そこに抵抗のあるベテランよりぽんと点が出る、とのこと。けれどもコンパルソリーダンスは、昔ながらのステップですから技術的ごまかしがききません。

続いてペアのショートプログラム
1 ZHANG / ZHANG                67.06 38.30 + 29.76 - 1.00
2 KAWAGUCHI / SMIRNOV           58.76 32.00 + 27.76 - 1.00
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       58.34 33.54 + 26.80 - 2.00
4 OZEROVA / ENBERT             52.26 32.58 + 19.68 - 0.00
5 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 49.96 29.88 + 22.08 - 2.00
6 PISOTTA / STEWART            47.86 28.82 + 19.04 - 0.00
7 VELENOSI / FERNANDEZ        35.56 19.84 + 17.72 - 2.00
8 SOKOLOVA / SOKOLOV          31.06 17.42 + 15.64 - 2.00

ややミスがおおい競技になりました。しかし川口&スミルノフ組はちょっと張&張組に離されてしまいましたね。やはり張昊選手のスローやキャッチの技術の方が熟練していて、高難度の技術が成功しやすいのでしょう。こういうところはこのペアの持ち味ですから、ロシア勢はロシアらしい、美しさで見せていけるといいですね。

11/24追記
オリジナルダンスの結果です。
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI     59.33 31.00 + 28.33 - 0.00
2 DOMNINA / SHABALIN          58.64 29.10 + 29.54 - 0.00
3 CAPPELLINI / LANOTTE     54.25 28.70 + 25.55 - 0.00
4 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  48.38 25.70 + 22.68 - 0.00
5 COPELY / STAGNIUNAS           47.65 25.40 + 22.25 - 0.00
6 PLATONOVA / GRACHEV       47.04 25.80 + 21.24 - 0.00
7 ZARETSKI / ZARETSKI            45.99 24.30 + 21.69 - 0.00
8 DAVIS / WHITE                  43.68 19.90 + 25.78 - 2.00
9 HANN-MCCURDY / CORENO     41.49 22.50 + 18.99 - 0.00
10 BLANC / BOUQUET          40.47 23.30 + 17.17 - 0.00

デイヴィス&ホワイト組がまさかの2転倒で大乱調。ホフロワ&ノヴィツキー組がトップに立ちました。ドムニナ&シャバリン組はまあ怪我から復帰してから間がないですので、技術的なところはゆっくりとつめていけばいいかと思います。特にリニチュクのプログラムはシーズン序盤から簡単に仕上がるようなものではないそうですから!

続いてペアのフリー。
1 KAWAGUCHI / SMIRNOV           110.51 54.55 + 56.96 - 1.00
2 ZHANG / ZHANG                110.36 51.88 + 58.48 - 0.00
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       109.52 54.00 + 55.52 - 0.00
4 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 100.83 55.15 + 45.68 - 0.00
5 OZEROVA / ENBERT                 95.62 52.02 + 45.60 - 2.00
6 PISOTTA / STEWART                81.47 45.03 + 37.44 - 1.00
7 SOKOLOVA / SOKOLOV        66.67 36.51 + 30.16 - 0.00
8 VELENOSI / FERNANDEZ      63.29 32.05 + 32.24 - 1.00

川口&スミルノフ組があってないような差の首位に立ったものの、この結果は3位まで引き分けのようなもの。結局ショートプログラムの差がそのまま最終結果の差になりました。
全体にジャンプの出来はよくなくて、着氷は乱れながらもスロー4回転が認定されたことで少しアドバンテージがあった感じです。張&張組はリフトがまるまる1つ無効になりTESは伸びませんでしたが、PCSの高さが目を引きます。
ペアとしての一体感のようなものがこの差になっていくのかなと思います。川口&スミルノフ組は二人がすでにもっているよいものはそれぞれに素晴らしいのですが、まだ解け合っていない。ペアを見ている人にとって、ロシア的な美しさを見たいという人には川口選手が足を引っ張っているように見え、技術の高さを見たいという人にはスミルノフ選手が足を引っ張っているように見える。まだ、「ひとつのもの」として語られることの少ない組なのが、ちょっと他に比べてPCSで不利な感じがします。無名の頃からずっと二人で技術を向上させてきた張&張組には、体格差はあるものの技巧派としての一体感、同じ個性を感じます。

最後にアイスダンス、フリーダンスです。
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI       92.10 46.40 + 45.70 - 0.00
2 DAVIS / WHITE                    91.16 47.20 + 43.96 - 0.00
3 DOMNINA / SHABALIN            87.25 41.50 + 45.75 - 0.00
4 CAPPELLINI / LANOTTE       82.94 42.70 + 40.24 - 0.00
5 ZARETSKI / ZARETSKI        76.11 40.40 + 35.71 - 0.00
6 PLATONOVA / GRACHEV    75.64 39.80 + 35.84 - 0.00
7 COPELY / STAGNIUNAS        73.97 37.60 + 36.37 - 0.00
8 HANN-MCCURDY / CORENO  70.59 40.00 + 30.59 - 0.00
9 BLANC / BOUQUET           67.38 39.70 + 28.68 - 1.00
10 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 67.18 34.80 + 35.38 - 3.00

オリジナルダンスで失敗したデイヴィス&ホワイト組は、フリーは気持ちを切り替えて最高のTESをマーク。しかし評価を上げてきた地元メダリスト、ホフロワ&ノヴィツキー組が高いPCSでトップに立ち、総合でも優勝を果たしました。ドムニナ&シャバリン組はTESがやはり上がりきらなかった。スピンにミスがあったほか、ステップのレベルもとれませんでした。このあたりはこれから、少しずつ改善してほしいですね。
オリジナルダンスまではなかなかいい得点を出していたザドロジュニュク&ヴェルヴィッロはフリーで大きく崩れてしまい、残念でした。

最終結果、ペア
1 ZHANG / ZHANG                177.42 67.06 + 110.36
2 KAWAGUCHI / SMIRNOV           169.27 58.76 + 110.51
3 VOLOSOZHAR / MOROZOV       167.86 58.34 + 109.52
4 ILIUSHECHKINA / MAISURADZE 150.79 49.96 + 100.83
5 OZEROVA / ENBERT             147.88 52.26 + 95.62
6 PISOTTA / STEWART            129.33 47.86 + 81.47
7 VELENOSI / FERNANDEZ            98.85 35.56 + 63.29
8 SOKOLOVA / SOKOLOV        97.73 31.06 + 66.67

最終結果、アイスダンス
1 KHOKHLOVA / NOVITSKI     187.62 36.19 + 59.33 + 92.10
2 DOMNINA / SHABALIN          184.66 38.77 + 58.64 + 87.25
3 DAVIS / WHITE                  170.61 35.77 + 43.68 + 91.16
4 CAPPELLINI / LANOTTE     169.76 32.57 + 54.25 + 82.94
5 ZARETSKI / ZARETSKI            151.43 29.33 + 45.99 + 76.11
6 COPELY / STAGNIUNAS     151.19 29.57 + 47.65 + 73.97
7 PLATONOVA / AGRACHEV     151.14 28.46 + 47.04 + 75.64
8 ZADOROZHNIUK / VERBILLO  145.72 30.16 + 48.38 + 67.18
9 HANN-MCCURDY / CORENO     138.51 26.43 + 41.49 + 70.59
10 BLANC / BOUQUET          132.28 24.43 + 40.47 + 67.38

GPランキング、ペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY  30pt 2戦終了 最高位1位 369.27
ZHANG / ZHANG             30pt 2戦終了 最高位1位 359.64
KAWAGUCHI / SMIRNOV        28pt 2戦終了 最高位1位 346.24
VOLOSOZHAR / MOROZOV    24pt 2戦終了 最高位2位 342.91

MUKHORTOVA / TRANKOV  24pt 2戦終了 最高位2位 338.54
MCLAUGHLIN / BRUBAKER    24pt 2戦終了 最高位2位 334.20
DUHAMEL / BUNTIN            20pt 2戦終了 最高位3位 326.43
BRODEUR / MATTATALL    14pt 2戦終了 最高位4位 290.73
VISE / TRENT                 14pt 2戦終了 最高位5位 288.52
DUBE / DAVISON           13pt 1戦終了 176.54
PANG / TONG             11pt 1戦終了 171.86

GPランキング、アイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER  30pt 2戦終了 最高位1位 372.45
DOMNINA / SHABALIN      28pt 2戦終了 最高位1位 371.43
KHOKHLOVA / NOVITSKI       26pt 2戦終了 最高位1位 367.12
DAVIS / WHITE              26pt 2戦終了 最高位1位 349.50

BELBIN / AGOSTO          26pt 2戦終了 最高位2位 372.94
CRONE / POIRIER           22pt 2戦終了 最高位2位 333.62
KERR / KERR                22pt 2戦終了 最高位3位 357.16
CAPPELLINI / LANOTTE       18pt 2戦終了 最高位4位 342.87
CARRON / JOST               14pt 2戦終了 最高位5位 333.76
FAIELLA / SCALI            13pt 1戦終了 179.58
PECHALAT / BOURZAT       11pt 1戦終了 159.06
ZARETSKI / ZARETSKI        11pt 2戦終了 最高位5位 299.60
ZADOROZHNIUK / VERBILLO   10pt 2戦終了 最高位5位 304.62
SAMUELSON / BATES        9pt 1戦終了 175.66
GORSHKOVA / BUTIKOV        9pt 1戦終了 157.83

2008年11月15日 (土)

エリックボンパール杯・女子シングル

エリックボンパール杯、女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

さて、みなさんこの大会を楽しみにしていたと思うのですが、点数からいって会心の演技は出なかったとおぼしき女子のショートプログラム。
とりあえず、結果を。
テレビを見てから結果を知りたい人はまだ下を見ないでくださいね!

1 Joannie ROCHETTE        59.54 32.50 + 28.04 - 1.00
2 Mao ASADA                      58.12 29.00 + 29.12 - 0.00
3 Caroline ZHANG             51.76 26.80 + 24.96 - 0.00
4 Beatrisa LIANG              49.60 28.20 + 22.40 - 1.00
5 Candice DIDIER               47.96 28.24 + 19.72 - 0.00
6 Gwendoline DIDIER            47.58 28.34 + 19.24 - 0.00
7 Anastasia GIMAZETDINOVA  45.44 24.40 + 21.04 - 0.00
8 Emily HUGHES               44.32 22.44 + 22.88 - 1.00
9 Elene GEDEVANISHVILI    41.48 20.40 + 22.08 - 1.00
10 Binshu XU                      40.68 20.92 + 19.76 - 0.00

とりあえず、内容についてはテレビ放送のあとで。

11/16追記
テレビで演技を見ました。真央選手はジャンプの調子がどうもよくないみたいで、残念でした。しかしまだ初戦ですし、今後じっくりと調整していってほしいです。
新しいプログラムについて。これは全くの主観なので、反論等はもちろんあると思いますが、まあこんな見方もあるか、程度に思ってください。コメントでご意見を聞かせていただいてもありがたいです。
技術的には相当に難しいプログラムです。ストロークがあまりなくて、ほとんどが複雑なステップとMIFで構成されています。上体の動きも多い。しかし、この構成を「月の光」という音楽で実施することが果たして芸術的に正しいのか、私には疑問です。もちろん、まだ初戦なので、プログラムが体に身に付いていなくてうまく表現できなかったのかもしれない、とも思います。でも、感覚的には「もっと動きをそぎ落としていいんじゃないか」という気持ちの方が強い。佐藤有香さんのスタイルなどがふさわしいような。月の光は大好きな音楽なので、その音楽の甘美で安らかなムードに酔いたいんです。複雑なことをする技術も優しい音楽を表現する技術も、両方持っているからと、ちょっと欲張りすぎたんではないかと感じます。
全体にジャンプが決まらない試合でしたが、氷が少し柔らかいようですね。そういえばトリノも氷が柔らかかったと聞きます。バンクーバーなら氷は硬そうですが、今後こういう氷の状態に対する調整も各選手大切になってきますね。

さて、フリーの結果も出ていますので結果を張ります。
例によって結果はテレビを見てから…という方は下はご覧にならないでください。

1 Joannie ROCHETTE          121.19 60.87 + 60.32 - 0.00
2 Mao ASADA                  109.47 51.59 + 58.88 - 1.00
3 Caroline ZHANG               104.78 55.66 + 49.12 - 0.00
4 Candice DIDIER               87.29 48.05 + 40.24 - 1.00
5 Beatrisa LIANG              84.69 41.33 + 45.36 - 2.00
6 Binshu XU                          83.15 46.59 + 36.56 - 0.00
7 Elene GEDEVANISHVILI    80.30 41.74 + 40.56 - 2.00
8 Anastasia GIMAZETDINOVA  71.55 30.75 + 40.80 - 0.00
9 Emily HUGHES               71.16 34.32 + 39.84 - 3.00
10 Gwendoline DIDIER        63.60 31.44 + 34.16 - 2.00

内容については、テレビ放送のあとで。

11/17追記
演技を見ました。真央選手はジャンプはよくありませんでしたが、体はよく動いていましたね。今までよりも力強い印象がありました。しかし、これも「むやみやたらと動いている」という印象で、プログラムの世界観というようなものはちょっと見えない感じがしました。もちろん、あれだけ動ける選手は他にちょっといないだろう、と思いはするのですが。タラソワコーチはあえて速い一定テンポの音楽を使っているとのことでしたが、その中でもワルツらしい優美さや、あるいは音楽を補完するストーリー性などを見せるパートがあればよかったのかな、と感じます。タラソワコーチはこの曲を昨シーズンアイスダンスのドムニナ&シャバリン組にも勧めていたそうなので、思い入れのある音楽なのかもしれません。ドムニナ&シャバリン組はトップのアイスダンスカップルだけあってワルツの基礎ができていますし、男女で演じるということでストーリー性を出すのにも成功していました。
しかし、このプログラムは昨シーズンの高橋選手のフリープログラムと同様、独創性や芸術性がどうというよりも技術的な課題を克服する、養成ギプス的なプログラムなのかな、とも思います。これをこなせるようになれば、オリンピックシーズン、同じくらいの技術レベルでも芸術性を意識することが楽になる、という長期計画もあるのかもしれません。
ジャン選手はいい演技を見せてくれましたね。ジャンプのダウングレードだけが少し残念でしたが、もう少しスケーティングにスピードがでて、その中でジャンプが跳べるようになれば、滞空時間も増すのではないかなぁと思います。まあ、すぐにできるようになることではありませんが。
この結果でロシェット選手はファイナル進出を決めました。彼女は大人の気品があり音楽性もあると感じます。派手で大きな動きをするわけではありませんが、表現として的確だと感じるし世界観があります。少し硬い表現が多かった気もしていたのですが、あえて崩したかわいい感じやエモーショナルなところも出せるようになりましたよね。しっかしりた体つきですから、線の細い真央選手、金選手にはできない表現もありますし、そういう個性の異なるメダル候補として成長してきたことを嬉しく感じます。

最終結果です。
1 Joannie ROCHETTE        180.73 59.54 + 121.19
2 Mao ASADA                      167.59 58.12 + 109.47
3 Caroline ZHANG             156.54 51.76 + 104.78
4 Candice DIDIER               135.25 47.96 + 87.29
5 Beatrisa LIANG              134.29 49.60 + 84.69
6 Binshu XU                    123.83 40.68 + 83.15
7 Elene GEDEVANISHVILI    121.78 41.48 + 80.30
8 Anastasia GIMAZETDINOVA  116.99 45.44 + 71.55
9 Emily HUGHES               115.48 44.32 + 71.16
10 Gwendoline DIDIER        111.18 47.58 + 63.60

GPランキングです
Yu-Na KIM               30pt 2戦終了 最高位1位 385.20
Joannie ROCHETTE    30pt 2戦終了 最高位1位 369.62

Miki ANDO            24pt 2戦終了 最高位2位 339.30
Caroline ZHANG         20pt 2戦終了 最高位3位 307.34
Yukari NAKANO      13pt 1戦終了 172.53
Mao ASADA            13pt 1戦終了 167.59
Fumie SUGURI           13pt 1戦終了 163.86
Susanna POYKIO    12pt 2戦終了 最高位5位 290.17
Beatrisa LIANG          12pt 2戦終了 最高位5位 276.71

エリックボンパール杯・男子シングル

エリックボンパール杯、男子シングルのエントリーです。
詳細ページはこちら

エントリー書くのが遅れてしまったんですが、早速昨日のショートプログラムの結果を。
1 Patrick CHAN           81.39 44.24 + 37.15 - 0.00
2 Takahiko KOZUKA    77.00 42.70 + 35.30 - 1.00
3 Brian JOUBERT       73.75 36.20 + 37.55 - 0.00
4 Alban PREAUBERT    73.24 39.64 + 33.60 - 0.00
5 Ryan BRADLEY     69.35 39.30 + 30.05 - 0.00
6 Brandon MROZ       65.44 35.04 + 30.40 - 0.00
7 Jialiang WU          62.74 36.94 + 25.80 - 0.00
8 Peter LIEBERS        61.59 35.24 + 26.35 - 0.00
9 Igor MACYPURA    61.58 35.78 + 25.80 - 0.00
10 Yoann DESLOT    55.65 30.30 + 26.35 - 1.00
11 Gregor URBAS       55.01 30.16 + 24.85 - 0.00
12 Andrei LUTAI        53.33 27.18 + 27.15 - 1.00

ジュベール選手はまさかの4回転パンクで出遅れてしまいました。このTESは痛いですね。昨シーズン世界選手権の最終グループ組がすっかり存在感を失ってしまって、ジュベール選手だけは!と思っていただけに、少し残念です。
チャン選手、小塚選手はすっかり評価をかためましたね。チャン選手の方が洗練されたムードがあるのでPCSが高いですが、小塚選手も滑り自体の迫力はチャン選手にも勝ると思いますので、うまくそれを表現につなげていってほしいと思います。
チャン選手はカナダでちょっと勝ってしまったことが恥ずかしそうでした。今度は勝者にふさわしいフリーを滑ってくれるかと思います。

11/16追記
フリーの結果です。
1 Patrick CHAN         156.70 79.80 + 76.90 - 0.00
2 Takahiko KOZUKA  153.78 82.68 + 72.10 - 1.00
3 Alban PREAUBERT  149.20 81.30 + 67.90 - 0.00
4 Brian JOUBERT    147.38 74.78 + 73.60 - 1.00
5 Brandon MROZ     124.02 67.52 + 57.50 - 1.00
6 Peter LIEBERS      115.29 60.49 + 54.80 - 0.00
7 Gregor URBAS         112.86 62.66 + 50.20 - 0.00
8 Andrei LUTAI          106.77 53.77 + 54.00 - 1.00
9 Jialiang WU              106.62 58.02 + 49.60 - 1.00
10 Ryan BRADLEY    106.27 49.27 + 59.00 - 2.00
11 Igor MACYPURA    103.62 54.82 + 49.80 - 1.00
12 Yoann DESLOT       101.03 51.73 + 50.30 - 1.00

チャン選手は後半のジャンプで乱れましたが、ステップのレベル4を叩きだしてまずまずのTESを獲得。TESが十分とれれば、元の滑りが非常に評価が高いですから、このくらいの得点になりますね。
小塚選手は4回転にまた挑戦。回転不足で得点は実質ゼロになりましたが、挑戦者の気持ちを忘れないのは非常に頼もしいことです。それでもなおこれだけのTESが出るというのも、すばらしい! 守りに入らず、攻めて攻めて! 年上の選手に勝とうというつもりはあまりなかったみたいですが、年下の選手に負けるのはけっこう悔しいものだと思います。その気持ちで闘志に火をつけてほしいです。
ジュベール選手はTESが高くありませんでしたね。4回転こそ入れてきましたが、フリップとトウループという2種のトリプルが入りませんでした。そしてあまり得意ではないといっていたループで転倒したようです。チャン選手も小塚選手もフリップで左足を強く踏み込むクセがありますから、ジュベール選手が挑戦しても相対的に±ゼロだったかもしれない。ジュベール選手ほどの選手の場合、あまり意識しすぎない方がいいような、少なくともダブルアクセルに変えるほどのものではないような気がします。
カナダでせっかく2位に入ったブラッドリー選手、ジャンプの調子が悪くコンビネーションの回数制限にもひっかかってしまいましたね。残念ですが、全米でいい演技を期待しています。

最終結果です。
1 Patrick CHAN          238.09 81.39 + 156.70
2 Takahiko KOZUKA   230.78 77.00 + 153.78
3 Alban PREAUBERT   222.44 73.24 + 149.20
4 Brian JOUBERT      221.13 73.75 + 147.38
5 Brandon MROZ       189.46 65.44 + 124.02
6 Peter LIEBERS        176.88 61.59 + 115.29
7 Ryan BRADLEY    175.62 69.35 + 106.27
8 Jialiang WU          169.36 62.74 + 106.62
9 Gregor URBAS     167.87 55.01 + 112.86
10 Igor MACYPURA      165.20 61.58 + 103.62
11 Andrei LUTAI        160.10 53.33 + 106.77
12 Yoann DESLOT    156.68 55.65 + 101.03

GPランキングです。
Patrick CHAN           30pt 2戦終了 最高位1位 453.54
Takahiko KOZUKA    28pt 2戦終了 最高位1位 456.96

Evan LYSACEK     22pt 2戦終了 最高位3位 432.48
Ryan BRADLEY           17pt 2戦終了 最高位2位 388.37
Jeremy ABBOTT        15pt 1戦終了 233.44
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位 406.54
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Stephen CARRIERE   13pt 1戦終了 217.25
Brandon MROZ        11pt 2戦終了 最高位5位 381.69

エリックボンパール杯・ペア、アイスダンスなど

一昨日、昨日とたてつづけに急用が入り、すっかりエントリーが遅れてしまいました。
さて、GPシリーズ4戦、エリックボンパール杯のペア、アイスダンスなどに関するエントリーです。

この大会は金曜日と土曜日で試合を済ませて日曜日はエキシビションだけを行うという、超過密スケジュールの大会。2日で3回滑るアイスダンスは特に大変です。
というわけでまずはアイスダンス、コンパルソリーダンス。課題はスケートカナダと同じパソドブレです。
結果が出ていますので早速結果から。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 37.98 18.84 + 19.14
2 FAIELLA / SCALI                 34.46 17.12 + 17.34
3 KERR / KERR                     32.32 16.04 + 16.28
4 CARRON / JOST              31.77 16.20 + 15.57
5 CRONE / POIRIER                31.75 16.06 + 15.69
6 FRASER / LUKANIN          30.05 15.58 + 14.47
7 RUBLEVA / SHEFER        28.44 14.96 + 13.48
8 WESTER / BARANTSEV      28.02 15.22 + 12.80
9 BLANC / BOUQUET         25.19 13.56 + 11.63
10 BUDNER / MOSCICKI     24.73 13.48 + 11.25

地元チャンピオン、デロベル&シェーンフェルダー組が貫禄のトップ。コンパルソリーダンスは盤石です。2,3,4位と、ヨーロッパの次代を引き継ぐべき中堅達が並びます。5位のクローン&ポワリエ組は若手の大会となったスケートカナダで2位になった組。ここから先若い力で順位を伸ばしてくるかもしれません。すでに1戦終えている他の選手達に対し、まだ1戦目のファイエラ&スカリ組ですが、その前の国際大会で見た限りではとても繊細な美しいプログラムを用意しています。すっかりイタリアの頼もしいエースに成長した彼らの活躍も楽しみですね。

つづいて男子をはさんで、ペア、ショートプログラム。こちらも早速結果を。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY  68.18 37.98 + 30.20 - 0.00
2 MUKHORTOVA / TRANKOV   64.84 37.60 + 27.24 - 0.00
3 DUHAMEL / BUNTIN       58.66 34.18 + 24.48 - 0.00
4 DONG / WU                    51.12 30.60 + 20.52 - 0.00
5 CANAC / COIA              47.54 27.34 + 21.20 - 1.00
6 VISE / TRENT                  46.48 25.48 + 22.00 - 1.00
7 JAMES / BONHEUR          44.34 26.06 + 18.28 - 0.00
8 CHATAIGNER / BOUZZINE  41.78 25.50 + 16.28 - 0.00

サフチェンコ&ソルコヴィ組とムホルトワ&トランコフ組の再戦となりましたが、前回ショートの失敗を繰り返さなかったサフチェンコ&ソルコヴィ組がリードしました。TESにはほとんど差がありませんから、PCSですね。
同じスケートアメリカで4位だったデュハメル&ブンタン組が3位。こちらも得点をあげています。

そして女子をはさんで、またアイスダンス。オリジナルダンスです。これはあわただしくて選手は大変でしょうね。
早速結果です。
1 FAIELLA / SCALI                 55.79 27.90 + 27.89
2 KERR / KERR                     55.52 27.60 + 27.92
3 DELOBEL / SCHOENFELDER 55.23 25.50 + 29.73
4 CRONE / POIRIER                52.71 27.90 + 24.81
5 CARRON / JOST              52.22 26.50 + 25.72
6 FRASER / LUKANIN          49.94 26.20 + 23.74
7 RUBLEVA / SHEFER        48.40 26.30 + 22.10
8 WESTER / BARANTSEV      45.78 25.30 + 20.48
9 BLANC / BOUQUET         43.02 24.60 + 18.42
10 BUDNER / MOSCICKI     37.09 20.50 + 16.59

1位から3位までは超僅差ですが、なんとファイエラ&スカリ組がオリジナル1位! デロベル&シェーンフェルダー組は地力は高いのですがミスも多い組。TESが低いですからきっと何かやらかしてしまったのでしょう。しかし、コンパルソリーダンスのリードはまだまだ十分。まずは落ち着いてフリーダンスに臨んでほしいところ。

11/16追記
ペア、フリーの結果です。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY  120.32 60.20 + 61.12 - 1.00
2 DUHAMEL / BUNTIN       107.97 58.37 + 51.60 - 2.00
3 MUKHORTOVA / TRANKOV   106.03 53.03 + 54.00 - 1.00
4 VISE / TRENT                      93.52 52.00 + 41.52 - 0.00
5 DONG / WU                        89.46 48.78 + 41.68 - 1.00
6 CANAC / COIA                  88.10 47.34 + 41.76 - 1.00
7 CHATAIGNER / BOUZZINE      78.28 44.36 + 33.92 - 0.00
8 JAMES / BONHEUR              76.81 41.77 + 37.04 - 2.00

サフチェンコ&ソルコヴィ組がスロージャンプの失敗はあったものの貫禄の勝利です。ファイナルの進出を決めました。ムホルトワ&トランコフ組はジャンプの乱れがあいついで3位になってしまいましたが、デュハメル&ブンタン組には中断の減点があって差はあまりつかず総合では2位にとどまっています。

続いてアイスダンス、フリーダンス。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 91.60 43.50 + 48.10
2 FAIELLA / SCALI                 89.33 44.30 + 45.03
3 KERR / KERR                     89.12 44.60 + 44.52
4 CRONE / POIRIER                87.03 45.20 + 41.83
5 CARRON / JOST              82.85 42.60 + 40.25
6 RUBLEVA / SHEFER        80.00 43.20 + 36.80
7 FRASER / LUKANIN          78.54 42.00 + 36.54
8 WESTER / BARANTSEV      69.15 36.70 + 32.45
9 BLANC / BOUQUET         66.25 37.80 + 28.45
10 BUDNER / MOSCICKI     62.98 36.60 + 26.38

デロベル&シェーンフェルダー組がこちらも貫禄の勝利でファイナル進出。リフトのレベルはとれているのですが、ステップとスピンのレベルがいまひとつのようで、TESが伸びていませんが、この辺りはまたそのうち改善してくるでしょう。ファイエラ&スカリ組も力をつけてきていますね。

ペアの最終結果です。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY  188.50 68.18 + 120.32
2 MUKHORTOVA / TRANKOV   170.87 64.84 + 106.03
3 DUHAMEL / BUNTIN             166.63 58.66 + 107.97
4 DONG / WU                    140.58 51.12 + 89.46
5 VISE / TRENT                  140.00 46.48 + 93.52
6 CANAC / COIA              135.64 47.54 + 88.10
7 JAMES / BONHEUR          121.15 44.34 + 76.81
8 CHATAIGNER / BOUZZINE  120.06 41.78 + 78.28

アイスダンスの最終結果です。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 184.81 37.98 + 55.23 + 91.60
2 FAIELLA / SCALI                 179.58 34.46 + 55.79 + 89.33
3 KERR / KERR                     176.96 32.32 + 55.52 + 89.12
4 CRONE / POIRIER                171.49 31.75 + 52.71 + 87.03
5 CARRON / JOST              166.84 31.77 + 52.22 + 82.85
6 FRASER / LUKANIN          158.53 30.05 + 49.94 + 78.54
7 RUBLEVA / SHEFER              156.84 28.44 + 48.40 + 80.00
8 WESTER / BARANTSEV      142.95 28.02 + 45.78 + 69.15
9 BLANC / BOUQUET               134.46 25.19 + 43.02 + 66.25
10 BUDNER / MOSCICKI           124.80 24.73 + 37.09 + 62.98

GPランキング、ペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY  30pt 2戦終了 最高位1位 369.27
MUKHORTOVA / TRANKOV  24pt 2戦終了 最高位2位 338.54
MCLAUGHLIN / BRUBAKER    24pt 2戦終了 最高位2位 334.20
DUHAMEL / BUNTIN            20pt 2戦終了 最高位3位 326.43
ZHANG / ZHANG             15pt 1戦終了 182.22
KAWAGUCHI / SMIRNOV        15pt 1戦終了 176.97
BRODEUR / MATTATALL    14pt 2戦終了 最高位4位 290.73
VISE / TRENT                 14pt 2戦終了 最高位5位 288.52
DUBE / DAVISON           13pt 1戦終了 176.54

GPランキング、アイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER  30pt 2戦終了 最高位1位 372.45
BELBIN / AGOSTO                26pt 2戦終了 最高位2位 372.94

CRONE / POIRIER                 22pt 2戦終了 最高位2位 333.62
KERR / KERR                      22pt 2戦終了 最高位3位 357.16
DOMNINA / SHABALIN      15pt 1戦終了 186.77
DAVIS / WHITE                    15pt 1戦終了 178.89
CARRON / JOST               14pt 2戦終了 最高位5位 333.76
FAIELLA / SCALI                 13pt 1戦終了 179.58
KHOKHLOVA / NOVITSKI      11pt 1戦終了 179.50

2008年11月 7日 (金)

中国杯・男子シングル

昨日エントリーを作るつもりでしたが、諸々の事情でパソコンにさわれませんでした。中国杯の男子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

7日の日本時間午後6時30分から、中国杯の男子シングルショートプログラムが行われていました。
滑走順の紹介をする間もなく結果が出てしまいましたので、さっそく結果から。
1 Jeremy ABBOTT     77.05 42.40 + 34.65 - 0.00
2 Vaughn CHIPEUR         72.70 43.80 + 28.90 - 0.00
3 Stephen CARRIERE       72.00 39.40 + 32.60 - 0.00
4 Tomas VERNER          65.55 28.60 + 36.95 - 0.00
5 Artem BORODULIN     65.05 33.30 + 31.75 - 0.00
6 Kristoffer BERNTSSON 64.81 33.66 + 31.15 - 0.00
7 Kensuke NAKANIWA    61.90 33.10 + 29.80 - 1.00
8 Jialiang WU               59.75 33.60 + 26.15 - 0.00
9 Song GAO               59.31 34.46 + 24.85 - 0.00
10 Jeremy TEN             55.81 30.26 + 26.55 - 1.00
11 Ming XU                    53.28 29.48 + 24.80 - 1.00

高橋選手の欠場で、ヴェルネル選手には相当のプレッシャーがかかってしまった模様です。決してメンタルの強くないヴェルネル選手。ここを克服すれば真に世界の頂点にふさわしい選手になれると思うのですけれどね。しかし、果敢にもショートから4回転に挑戦してきたという話。その意気やよし!
一方1位のアボット選手は今回は手堅くまとめてきたようです。素晴らしい音楽性もあり、ジャンプが失敗しても高いTESを獲得する技術もある選手。フリーも最後までスピードのある選手なので、最終滑走でどんな演技をみせてくれるか楽しみですね。チピアー選手はTESがトップ。すばらしく大きく魅力的なトリプルアクセルを跳ぶ選手ですので、そのスケールの大きさを生かした演技をできたのでしょうね。
中庭選手は転倒もあったようです。ちょっと残念ですね。高橋選手のことで動揺ももしかしたらあったかもしれません。頭では自分の演技をするだけだときちんと集中していても、周囲の雰囲気がおかしくなってしまうと微妙にリズムが狂ってきたりもするもの。しかしPCSは、まずまず出ている感じです。彼のリリカルなムードを生かしてくれそうな「ニューシネマパラダイス」の音楽がハマったのかもしれません。

フリーは8日の日本時間夜9時からです。その頃には高橋選手の検査結果も出ているでしょうか。軽傷であることを祈っています…

11/10追記
フリーの結果です。
1 Jeremy ABBOTT       156.39 79.39 + 77.00 - 0.00
2 Stephen CARRIERE        145.25 76.05 + 69.20 - 0.00
3 Tomas VERNER           139.93 65.13 + 75.80 - 1.00
4 Artem BORODULIN      126.33 62.83 + 63.50 - 0.00
5 Jeremy TEN            119.31 64.41 + 54.90 - 0.00
6 Jialiang WU                118.00 64.60 + 53.40 - 0.00
7 Vaughn CHIPEUR          114.80 51.60 + 63.20 - 0.00
8 Kristoffer BERNTSSON  109.12 47.32 + 61.80 - 0.00
9 Song GAO                107.62 56.82 + 50.80 - 0.00
10 Ming XU                     104.00 55.50 + 48.50 - 0.00
11 Kensuke NAKANIWA       103.04 48.04 + 57.00 - 2.00

アボット選手が気迫の演技で優勝。4回転こそ跳びませんでしたが、途切れのない流れるようなスケーティングで、要素の連続ではなく一つの作品を作り上げていました。キャリエール選手はちょっとスケールが小さかったかな? 特にスケーティングの質のいいヴェルネル選手のあとというのもちょっとあったかもしれませんが。ヴェルネル選手は悪くなかったと思いますが、やはりジャンプを決めて、他でも要素点の取りこぼしをなくさないと、アボット選手の堅さには敵わないですね。アボット選手はたとえジャンプで失敗してもフリーはいつもTESが高いんです。そういう賢さ、したたかさがヴェルネル選手にもほしいところ。
中庭選手は、本人が本当に悔しいでしょうね。若い選手にとっては失敗もよい経験ですが、彼にとってはむしろ、1戦1戦、これまでの経験で得たものを出していかなければならない試合です。しかし、これを新しい糧に、全日本にはいい演技が見られることを願っています。

最終結果です。
1 Jeremy ABBOTT       233.44 77.05 + 156.39
2 Stephen CARRIERE        217.25 72.00 + 145.25
3 Tomas VERNER           205.48 65.55 + 145.25
4 Artem BORODULIN      191.38 65.05 + 126.33
5 Vaughn CHIPEUR          187.50 72.70 + 114.80
6 Jialiang WU                177.75 59.75 + 118.00
7 Jeremy TEN                  175.12 55.81 + 119.31
8 Kristoffer BERNTSSON  173.93 64.81 + 109.12
9 Song GAO                166.93 59.31 + 107.62
10 Kensuke NAKANIWA       164.94 61.90 + 103.04
11 Ming XU                     157.28 53.28 + 104.00

GPランキングです。
Evan LYSACEK          22pt 2戦終了 最高位3位
Jeremy ABBOTT        15pt 1戦終了 233.44
Takahiko KOZUKA    15pt 1戦終了 226.18
Patrick CHAN           15pt 1戦終了 215.45
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Stephen CARRIERE   13pt 1戦終了 217.25
Ryan BRADLEY     13pt 1戦終了 212.75
Tomas VERNER      11pt 1戦終了 205.48

2008年11月 5日 (水)

中国杯・女子シングル

中国杯、女子シングルのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

6日の日本時間8時45分から、女子シングルのショートプログラムです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Yueren WANG
2 Yan LIU
3 Katrina HACKER
4 Binshu XU
5 Alena LEONOVA
6 Mira LEUNG
第2グループ
7 Susanna POYKIO
8 Ashley WAGNER
9 Laura LEPISTO
10 Miki ANDO
11 Sarah MEIER
12 Yu-Na KIM

優勝候補はやはりスケートアメリカでダントツの勝利を飾った金選手。メダル争いは、マイヤー選手、安藤選手といった20代のベテランと、レピスト選手、ワグナー選手といった若手の戦いになりますね。男子では若手が大活躍ですが、女子は比較的ベテランが強い印象があります。安藤選手はスケートアメリカで出てきた課題をどの程度修正できているか。コンディションをどの程度維持できているかが問題です。レピスト選手、マイヤー選手も、フィンランディアトロフィーでいろいろと出てきた課題を時間をかけて修正してきているでしょうから、強敵になるでしょう。ワグナー選手も、今年は少しイメージを一新しているようですから楽しみです。

11/8追記
ショートプログラムの結果です。
1 Yu-Na KIM        63.64 34.48 + 29.16 - 0.00
2 Miki ANDO          59.30 32.26 + 27.04 - 0.00
3 Laura LEPISTO   58.60 33.60 + 25.00 - 0.00
4 Ashley WAGNER  55.40 32.40 + 24.00 - 1.00
5 Katrina HACKER    50.80 30.00 + 20.80 - 0.00
6 Susanna POYKIO  50.00 27.40 + 22.60 - 0.00
7 Sarah MEIER     48.10 23.70 + 25.40 - 1.00
8 Alena LEONOVA    44.04 25.08 + 19.96 - 1.00
9 Yan LIU           42.06 24.66 + 18.40 - 1.00
10 Mira LEUNG       40.76 21.20 + 19.56 - 0.00
11 Binshu XU           37.02 19.46 + 18.56 - 1.00
12 Yueren WANG      34.66 18.90 + 16.76 - 1.00

実はうっかり録画に失敗し、安藤選手と金選手の演技を報道ステーションで1回見ることしかできていません。いい演技ができたらしいレピスト選手、国際大会初戦のワグナー選手の演技も見たかったのですが…。
判定のこと、話題にもなっていますが、ネットの動画ではエッジの具合を確認するのは困難だし、もどかしい…まあ幸いにも(?)いつものような放送ならフリーでジャンプのリプレイはされると思いますので、そこで確認したいと思います。
日頃の金選手のフリップに関しては、入りのターンはちょっと違いますが、ジュベール選手やライサチェク選手のようなタイプの踏み切りになりますね。強く左足で踏み込み右トウは真後ろに軽くつくように跳ぶ。膝はルッツと違いアウトに倒さず膝下をしっかり立てているつもりでも、足首が安定する方向(アウトサイド)に傾いてしまいがちです。正確なフリップの上手な選手は右足を振り下ろすとき右半身全体を回転させてつくので、トウをついた瞬間に左足から力が抜け右足に体重移動がおきます。こういう跳び方をする選手は逆に言えばトウを真後ろにつくことが難しく、正確なルッツが苦手になるようです。
かなり前「女子選手のエッジが正確でないと言われるけれど、男子はどうなんですか」という質問を他所で受けた際、自分でもよくわからなかったのですが興味を持っていろいろ映像を見てみたことがありました。ルッツを完璧なアウトで跳んでいる選手は確かに非常に多かったのですが、フリップのエッジが完璧なインという選手が驚くほど少なかったのにちょっとびっくりしました。案の定、男子は昨シーズンから非常にフリップの不正エッジが多くとられるようになっていたのですが…。
私は素人ですので、ジャッジやコーラーがどういう点を重視するのかについてとやかくいう資格はないのですが、従来は一部の本当にひどいケースでない限り、フリップのエッジというのはあまり問題視されていなかった傾向にあったかもしれません。スリーターンよりカウンターターンの方が難しいので、カウンターターンの技術により目を奪われてしまうような感じでしょうか。しかし、1つの要素はしょせん1つの要素に過ぎません。基礎点でその難度は保証されているのですから、フリップはフリップで厳しく見るべきなのでしょう。その判定が致命傷になってしまうようであれば、言い方は悪いですがトップスケーターとしては総合力に欠けるということです。
金選手はe判定を受けても総合では高い評価を受けているのですから、前向きにこの試合を戦ってほしいところ。
リップで大変な思いをしているマイヤー選手、リップを克服した安藤選手も、一生懸命工夫し、失敗しながら高いレベルで戦っています。

11/10追記
フリーの結果です。
1 Yu-Na KIM          128.11 66.43 + 61.68 - 0.00
2 Miki ANDO             111.58 55.18 + 56.40 - 0.00
3 Laura LEPISTO      100.82 48.82 + 52.00 - 0.00
4 Ashley WAGNER     100.19 50.11 + 50.08 - 0.00
5 Susanna POYKIO   98.03 49.23 + 48.80 - 0.00
6 Sarah MEIER           94.21 45.01 + 49.20 - 0.00
7 Alena LEONOVA    93.23 51.43 + 42.80 - 1.00
8 Katrina HACKER      84.15 41.07 + 44.08 - 1.00
9 Binshu XU               79.57 42.13 + 37.44 - 0.00
10 Yan LIU             76.01 36.25 + 39.76 - 0.00
11 Mira LEUNG       73.29 35.13 + 38.16 - 0.00
12 Yueren WANG       61.02 28.42 + 33.60 - 1.00

優勝の金選手はミスはあったものの、スケートアメリカよりはスタミナが保ったという印象です。
安藤選手は、やはりダウングレードをとられてしまったものの、短時間で確実に入れられるものを入れてきました。笑顔です。安直だと思う方もいるかもしれませんが、表情に「余裕」があるのは大切なことです。必ずしも「笑顔」である必要はないと思いますが、演じる「余裕」があるということは観客に多大な安心感を与えます。
たとえば中野選手の笑顔は、曲想というより中野選手の内面の強さ、冷静さを強く印象づけます。それは見る側の心も落ち着かせるのです。また荒川静香さんは笑顔を「作らない」ことをポリシーとするスケーターですが、常に泰然自若としているため、とてもエレガントに見えます。ある番組で、ミスユニバース日本代表の指導者の方が「エレガンスとは心の余裕。一緒にいる人に、くつろいだ心地よい気分になってもらうためには、自分自身がリラックスしていなければならない。それがエレガンスなのだ」と説明していました。
安藤選手が2年前指摘された「彼女は自分が美しいことを信じていない」というのも、要するに同じことの重要性を示唆しているのだと思います。余裕を態度に示すことは、観客への「思いやり」ゆえにエレガントとされ高く評価されます。トップ選手に求められるのはテクニックばかりではない。いうほど簡単なことではないと思いますが、安藤選手がそういう部分においても、大人の女性として成長していくことを期待したいと思います。
あとはワグナー選手の「スパルタクス」が非常に印象に残りました。彼女のりりしさは古代の戦女神のようで、野趣と優美さが渾然一体になった表現は非常に独特でした。こういう表現は女子シングルにはあまりなくて、素晴らしく個性的ですよね。がんばってほしい選手です。

女子最終結果です。
1 Yu-Na KIM        191.75 63.64 + 128.11
2 Miki ANDO           170.88 59.30 + 111.58
3 Laura LEPISTO    159.42 58.60 + 100.82
4 Ashley WAGNER    155.59 55.40 + 100.19
5 Susanna POYKIO   148.03 50.00 + 98.03
6 Sarah MEIER     142.31 48.10 + 94.21
7 Alena LEONOVA    137.27 44.04 + 93.23
8 Katrina HACKER      134.95 50.80 + 84.15
9 Yan LIU                118.07 42.06 + 76.01
10 Binshu XU          116.59 37.02 + 79.57
11 Mira LEUNG      114.05 40.76 + 73.29
12 Yueren WANG     95.68 34.66 + 61.02

GPランキングです
Yu-Na KIM              30pt 2戦終了 最高位1位
Miki ANDO           24pt 2戦終了 最高位2位
Joannie ROCHETTE   15pt 1戦終了 188.89
Yukari NAKANO     13pt 1戦終了 172.53
Fumie SUGURI          13pt 1戦終了 163.86
Susanna POYKIO         12pt 2戦終了 最高位5位
Laura LEPISTO          11pt 1戦終了 159.42
Alissa CZISNY            11pt 1戦終了 157.92
Rachael FLATT            9pt 1戦終了 155.73

中国杯・ペア、アイスダンスなど

GPシリーズ第3戦、中国杯、ペアやアイスダンスのエントリーです。
結果詳細ページはこちら

直前にショッキングなニュースが飛び込んできた中国杯ですが、本当にどの大会でも有力な選手の欠場が続いています。まずはどの選手も、GPシリーズより来シーズンの一番大きなイベントを睨んだ長期計画でしっかり養生してほしいところです。
6日、日本時間夕方5時55分、ペアのショートプログラムから競技のスタートです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Chelsi GUILLEN / Danny CURZON
2 Amanda EVORA / Mark LADWIG
3 Mylene BRODEUR / John MATTATALL
第2グループ
4 Yue ZHANG / Lei WANG
5 Tatiana VOLOSOZHAR / Stanislav MOROZOV
6 Qing PANG / Jian TONG
7 Dan ZHANG / Hao ZHANG

中国のトップ2が地元で激突です。その中で、ヴォロソザール&モロゾフ組がどのくらいやれるか。まずこの3チームの色争いになってくるかと思います。

続いて日本時間7時20分からアイスダンス、コンパルソリーダンス。課題はスケートアメリカと同じヴィーニーズワルツです。
滑走順はこちら
第1グループ
1 Jiameimei GUO / Fei MENG
2 Xiaoyang YU / Chen WANG
3 Xintong HUANG / Xun ZHENG
4 Anna ZADOROZHNIUK / Sergei VERBILLO
5 Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE
第2グループ
6 Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE
7 Alexandra ZARETSKI / Roman ZARETSKI
8 Jana KHOKHLOVA / Sergei NOVITSKI
9 Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO
10 Oksana DOMNINA / Maxim SHABALIN

昨シーズンの世界選手権、手術のため出場できなかったドムニナ&シャバリン組が登場。かわって世界選手権でメダルを獲得したホフロワ&ノヴィツキー組も登場です。そして2戦目のベルビン&アゴスト組。この3組の争いとなるでしょう。
ザレツキー組は、ハッケンサックのリンクやモロゾフコーチとの間にトラブルを抱えてしまったようで、少し心配です。一方、カッペリーニ&ラノッテ組は魅力的なカップルですので、楽しみです。
中国は地元から3組ものカップルを出場させています。決してレベルの高いカップルではないかもしれませんが、日本もこのように地元から複数組の選手を出せるようになりたいもの。本当にうらやましいです。

11/7追記
ペアショートプログラムの結果です。
1 ZHANG / ZHANG                67.12 38.56 + 28.56 - 0.00
2 VOLOSOZHAR / MOROZOV 60.34 35.94 + 24.40 - 0.00
3 PANG / TONG               59.36 33.72 + 27.64 - 2.00
4 EVORA / LADWIG               51.48 31.12 + 20.36 - 0.00
5 ZHANG / WANG              51.02 29.62 + 21.40 - 0.00
6 BRODEUR / MATTATALL      46.78 26.22 + 20.56 - 0.00
7 GUILLEN / CURZON        35.56 20.04 + 16.52 - 1.00

張&張組がダントツの首位です。ヴォロソザール&モロゾフ組が2位。龐&佟(パン&トン)組はちょっとミスがあったようで3位になってしまいましたが、2位と3位の差はわずかです。

つづいてアイスダンスのコンパルソリーダンス。
1 DOMNINA / SHABALIN         38.34 19.28 + 19.06
2 BELBIN / AGOSTO             37.15 18.82 + 18.33
3 KHOKHLOVA / NOVITSKI    35.68 17.92 + 17.76
4 CAPPELLINI / LANOTTE    32.52 16.98 + 15.54
5 ZARETSKI / ZARETSKI     30.45 16.08 + 14.37
6 WEAVER / POJE                29.91 15.62 + 14.29
7 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 29.68 15.54 + 14.14
8 HUANG / ZHENG                 26.82 14.70 + 12.12
9 YU / WANG                     25.85 14.16 + 11.69
10 JGUO / MENG                    21.97 12.16 +   9.81

ドムニナ&シャバリン組がトップ。ベルビン&アゴスト組は少しリードを許してしまいましたが、まだまだここから追い上げてこられると思います。ホフロワ&ノヴィツキー組はやや離されました。4位にはカッペリーニ&ラノッテ組がつけました。

7日日本時間夕方5時からはアイスダンスオリジナルダンスでした。
結果です。
1 BELBIN / AGOSTO            58.08 28.90 + 29.18 - 0.00
2 DOMNINA / SHABALIN        57.24 27.50 + 29.74 - 0.00
3 CAPPELLINI / LANOTTE         55.22 29.30 + 25.92 - 0.00
4 KHOKHLOVA / NOVITSKI    55.12 27.00 + 28.12 - 0.00
5 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 49.98 27.60 + 22.38 - 0.00
6 WEAVER / POJE CAN          48.77 26.10 + 22.67 - 0.00
7 ZARETSKI / ZARETSKI     47.36 25.20 + 22.16 - 0.00
8 HUANG / ZHENG                 46.03 26.40 + 19.63 - 0.00
9 YU / WANG                     45.90 26.80 + 19.10 - 0.00
10 GUO / MENG                 34.83 20.00 + 15.83 - 1.00

ベルビン&アゴスト組がオリジナルダンストップで、総合でもドムニナ&シャバリンとの差を大きく詰めました。明日のフリーダンスが勝負になります。
カッペリーニ&ラノッテ組はTESトップの演技でオリジナルダンス3位! このまま順調に伸びてほしいカップルです。ホフロワ&ノビツキー組はちょっと点数が伸びませんでしたが、フリーでは思い切った演技を見せてほしいところ。ザレツキー組はあまり点数が出ていませんね…。ザドロジュニュク&ヴェルビッロ組が健闘しています。

ペアフリーの結果ももうすぐ出そうですが、私の方が時間切れ。また明日更新します。

11/8追記
ペアフリーの結果です。
1 ZHANG / ZHANG                115.10 56.30 + 58.80 - 0.00
2 VOLOSOZHAR / MOROZOV 114.71 59.91 + 54.80 - 0.00
3 PANG / TONG                112.50 56.26 + 56.24 - 0.00
4 BRODEUR / MATTATALL     94.81 52.41 + 42.40 - 0.00
5 EVORA / LADWIG              92.40 48.84 + 44.56 - 1.00
6 ZHANG / WANG                   91.08 50.40 + 41.68 - 1.00
7 GUILLEN / CURZON             65.18 34.02 + 32.16 - 1.00

張&張組はジャンプのミスがありましたが、高いPCSでトップに立ちました。技術の方が強みと言われていたペアですが、次第に演技の説得力も身につけつつあるようで、すばらしいことですね。申&趙組もかつては技術だけの組と言われていたことがありましたが、その高い技術を生かして最もドラマチックなペアへと成長していきました。夏の五輪に人材を奪われたせいか中国のスケート競技にはかげりがあると言われていますが、彼らの力でまたスケート競技に元気を取り戻してほしいものです。

11/10追記
アイスダンス、フリーダンスの結果です。
1 DOMNINA / SHABALIN         91.19 44.20 + 46.99 - 0.00
2 BELBIN / AGOSTO             91.18 44.30 + 46.88 - 0.00
3 KHOKHLOVA / NOVITSKI    88.70 44.30 + 44.40 - 0.00
4 CAPPELLINI / LANOTTE    85.37 45.10 + 41.27 - 1.00
5 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 79.24 43.00 + 37.24 - 1.00
6 WEAVER / POJE                78.52 41.90 + 36.62 - 0.00
7 ZARETSKI / ZARETSKI     70.36 36.80 + 33.56 - 0.00
8 YU / WANG                     67.91 39.70 + 30.21 - 2.00
9 HUANG / ZHENG                 60.55 31.60 + 30.95 - 2.00
10 GUO / MENG                       58.35 34.34 + 25.01 - 1.00

フリーはなんと0.01差の順位! TESもPCSも差と言える差はなく、まさに互角の勝負でした。こうなると、やはりベルビン&アゴスト組は、コンパルソリーがまだ弱いことが少し足を引っ張ったといえます。しかしコンパルソリーは経験量。これから練習するほどにきっと上達することでしょう。カッペリーニ&ラノッテ組はTESがトップ! これを自信に変えて演じれば、自然と存在感も備わっていくのではないでしょうか。

ペアの最終結果です。
1 ZHANG / ZHANG                182.22 67.12 + 115.10
2 VOLOSOZHAR / MOROZOV 175.05 60.34 + 114.71
3 PANG / TONG               171.86 59.36 + 112.50
4 EVORA / LADWIG               143.88 51.48 + 92.40
5 ZHANG / WANG              142.10 51.02 + 92.40
6 BRODEUR / MATTATALL      141.59 46.78 + 94.81
7 GUILLEN / CURZON        100.74 35.56 + 65.18

アイスダンスの最終結果です。
1 DOMNINA / SHABALIN         186.77 38.34 + 57.24 + 91.19
2 BELBIN / AGOSTO             186.41 37.15 + 58.08 + 91.18
3 KHOKHLOVA / NOVITSKI    179.50 35.68 + 55.12 + 88.70
4 CAPPELLINI / LANOTTE    173.11 32.52 + 55.22 + 85.37
5 ZADOROZHNIUK / VERBILLO 158.90 29.68 + 49.98 + 79.24
6 WEAVER / POJE                157.20 29.91 + 48.77 + 78.52
7 ZARETSKI / ZARETSKI     148.17 30.45 + 47.36 + 70.36
8 YU / WANG                     139.66 25.85 + 45.90 + 67.91
9 HUANG / ZHENG                 133.40 26.82 + 46.03 + 60.55
10 GUO / MENG                 115.15 21.97 + 34.83 + 58.35

GPランキング、ペア
MCLAUGHLIN / BRUBAKER     24pt 2戦終了 最高位2位
ZHANG / ZHANG               15pt 1戦終了 182.22
SAVCHENKO / SZOLKOWY   15pt 1戦終了 180.77
KAWAGUCHI / SMIRNOV    15pt 1戦終了 176.97
BRODEUR / MATTATALL      14pt 2戦終了 最高位4位
DUBE / DAVISON            13pt 1戦終了 176.54
VOLOSOZHAR / MOROZOV     13pt 1戦終了 175.05
PANG / TONG                    11pt 1戦終了 171.86
MUKHORTOVA / TRANKOV   11pt 1戦終了 167.67

GPランキング、アイスダンス
BELBIN / AGOSTO               26pt 2戦終了 最高位2位
DELOBEL / SCHOENFELDER  15pt 1戦終了 187.64
DOMNINA / SHABALIN      15pt 1戦終了 186.77
DAVIS / WHITE                    15pt 1戦終了 178.89
CRONE / POIRIER                 13pt 1戦終了 162.13
KERR / KERR                      11pt 1戦終了 180.20
KHOKHLOVA / NOVITSKI       11pt 1戦終了 179.50
PECHALAT / BOURZAT       11pt 1戦終了 159.06
SAMUELSON / BATES         9pt 1戦終了 175.66

2008年10月31日 (金)

スケートカナダ・男子シングル

スケートカナダの男子シングルに関するエントリーです。追記形式で結果を追加していきます。結果の詳細ページはこちら

ショートプログラムは日本時間11月1日朝8時45分からです。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Anton KOVALEVSKI
2 Yasuharu NANRI
3 Vladimir USPENSKI
4 Jeremy TEN
5 Ryan BRADLEY
第2グループ
6 Shawn SAWYER
7 Sergei VORONOV
8 Yannick PONSERO
9 Patrick CHAN
10 Brandon MROZ
11 Evan LYSACEK

ライサチェク選手は連戦ですが、ここでも優勝候補です。しかしバトル選手が引退してカナダの若きエースとなったチャン選手が迎え撃ちます。チャン選手もスピン、ステップと確固とした技術を持っていますから、スケートアメリカのようにライサチェク選手にレベルの取りこぼしがあり、チャン選手がいい演技をすればどうなるかわかりません。ただし、小塚選手がほとんどノープレッシャーだったのに対し、チャン選手は17才にして国の期待を一身に背負わなければならない立場。どれだけ伸び伸びと演じられるか、それは彼がバンクーバーでどれだけやれるかの試金石にもなるでしょう。
今季は安定しつつある予感もあるポンセロ選手、怪我でジャンプの種類に難があるもののロシアの一番手であるヴォロノフ選手も楽しみです。ムロズ選手は運悪く世界ジュニアの表彰台には乗れなかったものの、表彰台組と同等の実力は備えていた選手です。シニアの初戦ですが、あまり硬くならずに楽しんでほしいところ。
さて、南里選手は、とにかくこのショートプログラムでジャンプを決めて、フリーは第2グループに入ってきてほしいところです。彼のジャンプの力、滑り込んだ「月光」のプログラムにはそれくらいのポテンシャルがありますから、あとはいかに緊張せず、精神的に落ち着いた状況でリンクに立てるかだけです。ムロズ選手やウラジミル・ウスペンスキー選手、ジェレミー・テン選手など、ジュニアから上がってきたばかりの選手もいますから、彼らには負けない!彼らよりはシニアを知っている!という強い気持ちで、自信を持って滑ってほしいです。

11/1追記
ショートプログラムの結果です。
1 Yannick PONSERO    78.05 44.70 + 33.35 - 0.00
2 Patrick CHAN       77.47 41.42 + 36.05 - 0.00
3 Ryan BRADLEY       72.50 42.70 + 29.80 - 0.00
4 Evan LYSACEK       71.40 36.30 + 35.10 - 0.00
5 Sergei VORONOV   70.45 39.50 + 30.95 - 0.00
6 Brandon MROZ         67.03 36.78 + 30.25 - 0.00
7 Shawn SAWYER         64.20 32.70 + 31.50 - 0.00
8 Anton KOVALEVSKI  64.06 36.26 + 27.80 - 0.00
9 Yasuharu NANRI     63.36 36.26 + 27.10 - 0.00
10 Vladimir USPENSKI  56.17 29.32 + 26.85 - 0.00
11 Jeremy TEN         50.93 25.18 + 26.75 - 1.00

今年はどうやら違う!と噂だったポンセロ選手がなんとショートプログラムトップ! PCSはまだあまり高くありませんが、フリーでも同じようにいい演技をすればSSで7点台がでてもいい選手です。いや、数年前ジュニアで特に滑りがいいと言われてきた小塚選手、チャン選手、そして彼の中で、もっとも表現力があるとされていたのも彼です(とはいえ、彼は織田選手と同じスケート年齢ですから、他の二人より少しお兄さんです)。とにかく課題はジャンプの安定!フリーもいい演技をして、一皮むけてくれることを期待します。
ライサチェク選手はPCSもかろうじて7点台というちょっと残念な演技になってしまったようです。気持ちを切り替えて、フリーでは自分の演技をしてほしいです。
ジュニアから上がってきた選手ではムロズ選手がかなり健闘したようです。南里選手はもう少しTESもPCSも出せたはずです。緊張してしまったのでしょうね…これさえ克服すればもっと上に行ける選手だと思うのですが。フリーでは無心で演技してほしいところです。

男子のフリーは日本時間2日の朝6時5分からです。

11/4追記
フリーの結果です。
1 Shawn SAWYER      142.36 75.16 + 67.20 - 0.00
2 Ryan BRADLEY         140.25 74.45 + 65.80 - 0.00
3 Patrick CHAN         137.98 61.58 + 77.40 - 1.00
4 Evan LYSACEK         137.87 67.17 + 70.70 - 0.00
5 Sergei VORONOV     131.14 67.94 + 63.20 - 0.00
6 Yannick PONSERO      130.92 62.02 + 69.90 - 1.00
7 Brandon MROZ      125.20 67.20 + 59.00 - 1.00
8 Jeremy TEN           118.86 60.16 + 59.70 - 1.00
9 Yasuharu NANRI        114.48 64.68 + 49.80 - 0.00
10 Anton KOVALEVSKI 106.55 56.05 + 51.50 - 1.00
11 Vladimir USPENSKI    94.33 47.13 + 48.20 - 1.00

南里選手、よくがんばったと思うのですがPCSがちょっと残念でした。後半失速してしまうと印象が尻すぼみになってしまいますので、とにかく体力が重要です。滑りや表現力はさして問題ではないと思います。ポンセロ選手も滑り、表現、振付の密度などは素晴らしかったですが、後半明らかに疲れで動きが粗くなっていきました。それがPCSの伸びきらなかった理由だと思います。体力を使ってしまうのは試合で余分に緊張してしまうからというところもあると思います。心身両面で、タフになること…どうすればそうなれるのか、わかりませんが、それが彼の課題ではないかと思います。
ソーヤー選手のフリープログラムは、ジャンプの前のトランジッションがきわめて複雑な、密度の濃いプログラムになっていました。伊藤みどりさんの解説をお聞きになった方ですと、「~からのトリプル~!」と連発していたのをご記憶だと思います。イーグルから、得点表にないジャンプから、などなど、本当に工夫が満載でした。彼はスピンのポジションも多彩でうまいですし、ジャンプが回転不足両足着氷気味になる傾向もかなり克服してきました。
ジャンプという点では小さなミスもありましたがブラッドリー選手が高さのあるジャンプで素晴らしかったですし、プログラムも非常に楽しいものでした。少しスピードがなかったことのみが残念でしたが、私はとても好きなプログラムです。ヴォロノフ選手も4回転をクリーンに決めて見事でした。でも、終わった直後早くもウルマノフコーチが表情を曇らせていましたので、何か細かなミスがある演技だったのかもしれません。
チャン選手に関しては…複雑です。彼の滑りが本当に素晴らしいものであること、ポジションが美しく表現にも品があること、スピンやステップが非常に質の高いものであること、ジャンプも決まれば流れがありとても迫力があること、緻密なトランジッションで要素の構成以上に難度の高いプログラムを滑っていること、などなど、もろもろのことは理解できるのです。しかし…それをもってしても、4回転を跳ばず、トリプルアクセルは成功せず、要素がまるまる一つ抜けてしまったプログラムに、8点近くものPCSをつけるのか…と思ってしまうのです。他の選手のPCSはけっこう辛かったと思いますから、なおさらです。チャン選手自身、点が出たあとに戸惑っていたのを見て、その戸惑いがわかるように思いました。
とはいえ、私はジャッジのように長年、しかも真剣にフィギュアスケートを見てきたわけではありませんし実践経験もありません。もしかしたら、チャン選手は現代的なスケートと、そこに至るまでに失われてしまった古き良きフィギュアスケートを併せ持つ、長年のスケート関係者にとっては真に理想のスケーターなのかもしれません。素人の私には何も言えません。代わりに、現代のトップ選手やその指導者がよく言っている言葉を紹介するにとどめましょう。
”トリプルジャンプすら跳んだことのないジャッジ達には、4回転を跳ぶということがどういうことなのか理解できないのだ。”

最終結果です。
1 Patrick CHAN            215.45 77.47 + 137.98
2 Ryan BRADLEY     212.75 72.50 + 140.25
3 Evan LYSACEK     209.27 71.40 + 137.87
4 Yannick PONSERO   208.97 78.05 + 130.92
5 Shawn SAWYER        206.56 64.20 + 142.36
6 Sergei VORONOV       201.59 70.45 + 131.14
7 Brandon MROZ         192.23 67.03 + 130.92
8 Yasuharu NANRI     177.84 63.36 + 114.48
9 Anton KOVALEVSKI  170.61 64.06 + 106.55
10 Jeremy TEN          169.79 50.93 + 118.86
11 Vladimir USPENSKI   150.50 56.17 + 94.33

GPランキングです
Evan LYSACEK          22pt 2戦終了 最高位3位
Takahiko KOZUKA    15pt 1戦終了 226.18
Patrick CHAN           15pt 1戦終了 215.45
Shawn SAWYER        14pt 2戦終了 最高位5位
Johnny WEIR            13pt 1戦終了 225.20
Ryan BRADLEY           13pt 1戦終了 212.75
Yannick PONSERO       9pt 1戦終了 208.97
Kevin REYNOLDS     9pt 1戦終了 204.89
Sergei VORONOV     5pt 1戦終了 201.59

スケートカナダ・女子シングル

スケートカナダの女子シングルに関するエントリーです。追記形式で結果を追加していきます。結果の詳細ページはこちら

女子シングルショートプログラムは日本時間11月1日の午前3時10分から開始です。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Cynthia PHANEUF
2 Jenna MCCORKELL
3 Myriane SAMSON
4 Alissa CZISNY
5 Nana TAKEDA
6 Beatrisa LIANG
第2グループ
7 Fumie SUGURI
8 Elena GLEBOVA
9 Jenni VAHAMAA
10 Joannie ROCHETTE
11 Caroline ZHANG
12 Carolina KOSTNER

優勝候補はコストナー選手ですが、安定感はジャン選手、ロシェット選手の方が上かもしれません。順位はコストナー選手の出来次第、といえるかもしれません。フィンランドのヴァハマー選手も滑りのいい選手ですから、ジャンプを決めてくれば上位も考えられます。シズニー選手もネーベルホルンでは素晴らしい演技を見せてくれましたから、期待したいところです。
日本勢の村主選手、武田選手は、東京ブロックではそれぞれ挑戦しつつ課題も見つけてきたと思われますので、それをさらに良くしていくようにしたいですね。ジャンプの戻りつつある村主選手、新しいジャンプに挑戦中の武田選手、単なる順位よりも、次に向けてこの試合でひとつ壁を越えてくれたらいいな、と思います。

11/1追記
とりあえずショートプログラムの順位だけ。まだ結果が知りたくない人は見ないでくださいね
1 Joannie ROCHETTE    64.74 36.70 + 28.04 - 0.00
2 Fumie SUGURI      57.92 33.52 + 24.40 - 0.00
3 Caroline ZHANG    53.28 30.40 + 23.88 - 1.00
4 Jenna MCCORKELL  51.64 30.80 + 20.84 - 0.00
5 Beatrisa LIANG     49.92 28.20 + 22.72 - 1.00
6 Alissa CZISNY        49.66 26.70 + 23.96 - 1.00
7 Carolina KOSTNER     48.56 24.80 + 25.76 - 2.00
8 Nana TAKEDA         45.14 25.86 + 19.28 - 0.00
9 Cynthia PHANEUF      45.06 23.38 + 22.68 - 1.00
10 Jenni VAHAMAA   44.90 23.34 + 22.56 - 1.00
11 Elena GLEBOVA       41.18 21.74 + 20.44 - 1.00
12 Myriane SAMSON    40.42 20.50 + 20.92 - 1.00

個人的にはちょっと意外な順位です。嬉しい順位もあり、残念な順位もあり。内容については、放送が終わってからにしましょう。
女子のフリーは日本時間2日の朝9時5分からです。

11/3追記
女子の放送を見ました。非常にジャンプの安定しない大会になりましたね。もしかしてNHLサイズのリンクでしょうか? しかしそういう話は見かけないので、リンクが小さく見えたのは私の気のせいかもしれません。ホッケー用のリンクですと、少し氷が硬くジャンプの着氷がはじかれたりすることもあるようです。
しかしその中でロシェット選手はジャズの洒脱な音楽を優雅に表現してみせてくれました。ジャンプも着氷を工夫したりして流れとともに見せ場をつくっていました。村主選手も嬉しい2位。とにかくジャンプが安定し、演技に安心感が戻ってきました。I字スピンなども姿勢が良くなり、技術的な苦労を感じさせなくなったことで、より見て楽しめる演技になってきたと思います。あとは滑り込み、プログラムを自分のものにすれば、きっとさらに味わいのあるプログラムになっていくと思います。
武田選手は、ジャンプの失敗もありましたが、それよりせっかく彼女の持ち味を生かせるようなお洒落な音楽なのに、乗り切れていなかったのが気になりました。ねんざしたらしくちょっと心配があったのかもしれません。音楽を感じながら滑る余裕が出てくれば、きっと彼女に似合った、PCSももっと出る作品になると思います。

さて、フリーの結果です。
1 Joannie ROCHETTE   124.15 63.99 + 60.16 - 0.00
2 Alissa CZISNY      108.26 56.18 + 52.08 - 0.00
3 Fumie SUGURI          105.94 52.02 + 53.92 - 0.00
4 Carolina KOSTNER   104.20 51.08 + 53.12 - 0.00
5 Caroline ZHANG      97.52 52.68 + 45.84 - 1.00
6 Beatrisa LIANG       92.20 47.28 + 45.92 - 1.00
7 Cynthia PHANEUF    88.41 44.25 + 46.16 - 2.00
8 Jenna MCCORKELL     87.73 43.45 + 45.28 - 1.00
9 Nana TAKEDA            83.79 42.83 + 40.96 - 0.00
10 Jenni VAHAMAA      77.85 34.33 + 45.52 - 2.00
11 Elena GLEBOVA    75.20 38.56 + 38.64 - 2.00
12 Myriane SAMSON       72.32 33.04 + 41.28 - 2.00

ロシェット選手は渋みのある雄大なアランフェス協奏曲で盤石の演技をみせました。伊藤みどりさんはジャンプが決まるたびに「堅い!」と感心していましたが、ほとんど危なげなく要素をこなしていきました。こういう、まったくハラハラさせずにあたりまえに難しいジャンプを跳んでいくことが評価に繋がるのです。最後のシークエンスだけ少しミスしましたが、勢いを殺すようなものではなく、最後まで波に乗って演技しきれたと思います。
シズニー選手は今回はミスも少なく、彼女の魅力も十分に発揮した演技でした。ただスタイルが良く身ごなしが美しいだけでなく、滑りにとても流れがあり、スケートらしい美しさがある演技だと思います。今季ずっとこの調子が続くといいですね。
村主選手は要素の得点が決して高くはありませんが、とにかくプログラムの最後まで失速せずジャンプも決めていき、勢いを感じました。あとはひとつひとつの動作を洗練させていき、その中で要素も流れるように決めていければさらに評価が高まるように思います。
コストナー選手は最後までジャンプの調子が戻りませんでしたね。彼女のジャンプが大好きなので、ロシアではいいジャンプを取り戻してほしいです。

女子の最終結果です
1 Joannie ROCHETTE  188.89 64.74 + 124.15
2 Fumie SUGURI         163.86 57.92 + 105.94
3 Alissa CZISNY          157.92 49.66 + 108.26
4 Carolina KOSTNER  152.76 48.56 + 104.20
5 Caroline ZHANG      150.80 53.28 + 97.52
6 Beatrisa LIANG       142.12 49.92 + 92.20
7 Jenna MCCORKELL   139.37 51.64 + 87.73
8 Cynthia PHANEUF   133.47 45.06 + 88.41
9 Nana TAKEDA      128.93 45.14 + 83.79
10 Jenni VAHAMAA     122.75 44.90 + 77.85
11 Elena GLEBOVA    116.38 41.18 + 75.20
12 Myriane SAMSON  112.74 40.42 + 72.32

GPランキングです
Yu-Na KIM        15pt 1戦終了 193.45
Joannie ROCHETTE   15pt 1戦終了 188.89
Yukari NAKANO     13pt 1戦終了 172.53
Fumie SUGURI          13pt 1戦終了 163.86
Miki ANDO           11pt 1戦終了 168.42
Alissa CZISNY      11pt 1戦終了 157.92
Rachael FLATT      9pt 1戦終了 155.73
Carolina KOSTNER      9pt 1戦終了 152.76
Caroline ZHANG     7pt 1戦終了 150.80

スケートカナダ・アイスダンス、ペアなど

スケートカナダのアイスダンスやペアなどのエントリーです。追記形式で結果を追加していく予定。結果の詳細ページはこちら

日本時間11月1日の午前1時5分から、ペアのショートプログラムが始まります。
滑走順はこちら。
第1グループ
1 Rachel KIRKLAND / Eric RADFORD
2 Amanda EVORA / Mark LADWIG
3 Mylene BRODEUR / John MATTATALL
4 Huibo DONG / Yiming WU
第2グループ
5 Tiffany VISE / Derek TRENT
6 Keauna MCLAUGHLIN / Rockne BRUBAKER
7 Jessica DUBE / Bryce DAVISON
8 Yuko KAWAGUCHI / Alexander SMIRNOV

地元のデュベ&デビソン組とロシアのエース川口&スミルノフ組の一騎打ちですが、スケートアメリカから連戦のマクマフリン&ブルベーカー組もこの2組がミスをすれば上に上がってくる実力があります。デュベ&デビソン組は軽やかで流れが美しく、叙情性もある演技ができる組です。地元ですから声援も大きいでしょう。川口選手たちはテクニックはもちろん最高のものを持っていますが、むしろ表現力でどれだけこの組に対抗できるかが鍵です。アウェイですから、好意的にみてよい、ではなく、否定的な人もうならせるような説得力が必要になります。

間に女子SPをはさんで、日本時間1日朝7時30分から、アイスダンスのコンパルソリーダンスです。
滑走順はこちら。
第1グループ 
1 Andrea CHONG / Guillame GFELLER
2 Jennifer WESTER / Daniil BARANTSEV
3 Vanessa CRONE / Paul POIRIER
4 Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV
第2グループ
5 Kimberly NAVARRO / Brent BOMMENTRE
6 Nathalie PECHALAT / Fabian BOURZAT
7 Meryl DAVIS / Charlie WHITE
8 Kristina GORSHKOVA / Vitali BUTIKOV

地元のエース、優勝候補筆頭だったヴァーチュー&モイア組が残念ながら欠場ですが、これで優勝争いはフランスのペシャラ&ブルザ組とアメリカのデイビス&ホワイト組の一騎打ちになります。ジュニアで多く表彰台に乗ったロシアの組がランキングでは上回っていますが、パーソナルベストを比べればやはり前2組の実力の方が明らかに上です。
この2組はどちらも国内2番手のカップル。しかしこの大会は本当に大きな飛躍のチャンスです。競い合っていい演技を見せ、互いに評価をあげていってほしいところです。

11/1追記
先ほど競技が現地31日分の競技日程が終わったばかり、まだ放送前ですが、できるときに更新してしまいます。
ペアのショートプログラムの結果です。
1 KAWAGUCHI / SMIRNOV     65.02 37.10 + 27.92 - 0.00
2 MCLAUGHLIN / BRUBAKER 60.66 35.22 + 25.44 - 0.00
3 DUBE / DAVISON              60.14 32.78 + 27.36 - 0.00
4 VISE / TRENT                    53.94 30.90 + 23.04 - 0.00
5 DONG / WU                      50.84 30.08 + 20.76 - 0.00
6 MBRODEUR / MATTATALL  50.76 29.32 + 21.44 - 0.00
7 KIRKLAND / RADFORD     50.08 28.64 + 21.44 - 0.00
8 EVORA / LADWIG          47.04 28.56 + 20.48 - 2.00

川口&スミルノフ組が2位に5点近い差をつけてトップ。アウェイのカナダでこの点なのですから、明らかに一番出来がよかったのでしょうね。2,3点程度ではほとんど意味がありませんが、5点ならワンミスが許される、少しは有意なリードになるでしょう。しかし大技も多いペアですから気は抜けませんね。アメリカ大会でも、ムホルトワ&トランコフ組がフリーで順位を落としてしまっていますし。デュベ&デビソン組はミスがあったようでTESが伸びませんでした。表彰台は上位3組の色争いになりそうですね。

続いてアイスダンスのコンパルソリー。課題はパソドブレ。パソドブレはスペインの闘牛をモチーフにした力強い踊りです。
1 DAVIS / WHITE                 34.29 17.18 + 17.11
2 PECHALAT / BOURZAT    33.90 16.96 + 16.94
3 NAVARRO / BOMMENTRE  31.67 16.20 + 15.47
4 CRONE / POIRIER             31.11 16.06 + 15.05
5 GORSHKOVA / BUTIKOV  30.50 15.48 + 15.02
6 WESTER / BARANTSEV    28.71 15.16 + 13.55
7 BOBROVA / SOLOVIEV   28.42 14.34 + 14.08
8 CHONG / GFELLER      26.29 13.92 + 12.37

デイビス&ホワイト組がトップに立ちました。この組はオリジナルダンスやフリーダンスでも強いですから、これはかなり有利になったと思います。ペシャラ&ブルザ組にも個性的な演技で追い上げていってほしいです。アイスダンスは拮抗したライバルだとオリジナル、フリーともに1位でもコンパルソリーの2点差をひっくり返せずに総合2位になることもある競技です。さらに順位よりも得点が重要になってきます。

アイスダンスのオリジナルダンスは日本時間2日午前0時45分から(10月まではサマータイムで日本との時差は13時間でしたが、11月からは普通の時差、14時間になります)。ペアのフリースケーティングは日本時間2日午前3時25分からになります。
滑走順は順位の逆です。

11/3追記
アイスダンス、オリジナルダンスの結果です。
1 DAVIS / WHITE                56.36 29.10 + 27.26 - 0.00
2 GORSHKOVA / BUTIKOV  49.82 27.00 + 22.82 - 0.00
3 CRONE / POIRIER        49.13 25.30 + 23.83 - 0.00
4 NAVARRO / BOMMENTRE  48.68 25.20 + 23.48 - 0.00
5 BOBROVA / SOLOVIEV   47.83 27.00 + 20.83 - 0.00
6 PECHALAT / BOURZAT    47.37 23.00 + 25.37 - 1.00
7 WESTER / BARANTSEV     43.70 23.40 + 20.30 - 0.00
8 CHONG / GFELLER       43.24 23.90 + 19.34 - 0.00

ペシャラ&ブルザ組がまさかのミス、失速で6位となり、デイビス&ホワイト組の独走態勢に入りました。ジュニアから上がってきたロシアのゴルシュコワ&ブティコフは高いTESで2位。うーん、ペシャラ&ブルザ組、好きなカップルなのでちょっと残念です。これからうまく調整し直してほしいですね。

そしてペアフリーの結果
1 DUBE / DAVISON              116.40 60.16 + 56.24 - 0.00
2 KAWAGUCHI / SMIRNOV     111.95 54.99 + 56.96 - 0.00
3 MCLAUGHLIN / BRUBAKER 100.85 47.49 + 53.36 - 0.00
4 BRODEUR / MATTATALL     98.38 54.38 + 44.00 - 0.00
5 VISE / TRENT                  94.58 50.06 + 45.52 - 1.00
6 KIRKLAND / RADFORD         91.58 49.58 + 42.00 - 0.00
7 EVORA / LADWIG              91.10 50.74 + 41.36 - 1.00
8 DONG / WU                    76.33 38.17 + 40.16 - 2.00

川口&スミルノフ組はサイドバイサイドジャンプにミスがありここではデュベ&デビソンに1位を譲りましたが、ショートプログラムのリードを守って総合では優勝しました。ペアは実際に演技を見ていないのでなんともいえませんが、カナダの選手というのはどんな要素も流れを損ねず自然に、たやすそうに実施することに秀でています。ロシアは逆に要素を際立たせるように華やかに魅せる印象です。
そして今回の大会は、たやすそうに魅せる要素に対して加点が非常に積極的だったという印象があります。国際大会なのでいろいろのジャッジがいるわけですが、なぜかしら、開催国選手のよさを積極的に評価するようになるという傾向はあるみたいです。そういうところでTESの差が、基礎点以上の差になってきたのではないかと感じます。けれどPCSは高く出ましたね。

アイスダンス、フリーダンスの結果です。
1 DAVIS / WHITE                 88.24 45.00 + 44.24 - 1.00
2 CRONE / POIRIER              81.89 44.40 + 37.49 - 0.00
3 PECHALAT / BOURZAT    77.79 37.30 + 41.49 - 1.00
4 GORSHKOVA / BUTIKOV  77.51 40.80 + 37.71 - 1.00
5 NAVARRO / BOMMENTRE  77.19 39.80 + 37.39 - 0.00
6 BOBROVA / SOLOVIEV   75.37 41.70 + 34.67 - 1.00
7 WESTER / BARANTSEV    68.65 38.00 + 31.65 - 1.00
8 CHONG / GFELLER            67.46 37.20 + 31.26 - 1.00

デイヴィス&ホワイト組が完勝。ディダクションはリフトの秒数オーバーのようです。ペシャラ&ブルザ組はやはり調子の上がらないまま終わってしまったようです。得点としてはやはりスケートアメリカのデロベル&シェーンフェルダー組やベルビン&アゴスト組に及びませんが、デイヴィス&ホワイト組にとっては、これがいいステップになればいいなと思います。

ペアの最終結果です
1 KAWAGUCHI / SMIRNOV       176.97 65.02 + 111.95
2 DUBE / DAVISON                176.54 60.14 + 116.40
3 MCLAUGHLIN / BRUBAKER   161.51 60.66 + 100.85
4 BRODEUR / MATTATALL   149.14 50.76 + 98.38
5 VISE / TRENT                148.52 53.94 + 94.58
6 KIRKLAND / RADFORD       141.66 50.08 + 91.58
7 EVORA / LADWIG            138.14 47.04 + 91.10
8 DONG / WU                  127.17 50.84 + 76.33

アイスダンスの最終結果です
1 DAVIS / WHITE                 178.89 34.29 + 56.36 + 88.24
2 CRONE / POIRIER              162.13 31.11 + 49.13 + 81.89
3 PECHALAT / BOURZAT    159.06 33.90 + 47.37 + 77.79
4 GORSHKOVA / BUTIKOV  157.83 30.50 + 49.82 + 77.51
5 NAVARRO / BOMMENTRE  157.54 31.67 + 48.68 + 77.19
6 BOBROVA / SOLOVIEV   151.62 28.42 + 47.83 + 75.37
7 WESTER / BARANTSEV    141.06 28.42 + 43.70 + 68.65
8 CHONG / GFELLER      136.99 26.29 + 43.24 + 67.46

GPランキング・ペア
McLAUGHLIN / BRUBAKER  24pt 2戦終了 最高位2位
SAVCHENKO / SZOLKOWY  15pt 1戦終了 180.77
KAWAGUCHI / SMIRNOV   15pt 1戦終了 176.97
DUBE / DAVISON            13pt 1戦終了 176.54
MUKHORTOVA / TRANKOV   11pt 1戦終了 167.67
DUHAMEL / BUNTIN            9pt 1戦終了 159.80
BRODEUR / MATTATALL    9pt 1戦終了 149.14
VISE / TRENT                      7pt 1戦終了 148.52
INOUE / BALDWIN         7pt 1戦終了 146.51

GPランキング・アイスダンス
DELOBEL / SCHOENFELDER 15pt 1戦終了 187.64
DAVIS / WHITE                   15pt 1戦終了 178.89
BELBIN / AGOSTO               13pt 1戦終了 186.53
CRONE / POIRIER                13pt 1戦終了 162.13
KERR / KERR                     11pt 1戦終了 180.20
PECHALAT / BOURZAT      11pt 1戦終了 159.06
SAMUELSON / BATES         9pt 1戦終了 175.66
GORSHKOVA / BUTIKOV        9pt 1戦終了 157.83
CARRON / JOST            7pt 1戦終了 166.92

2008年10月25日 (土)

スケートアメリカ・女子シングル

スケートアメリカの女子関係のエントリーです。追記形式で結果を追加していきます。
大会の詳細ページはこちら

ショートプログラムは日本時間26日の午前11時8分から。にしてもこの8分というのがよくわかりませんね。滑走順はこちら。
第1グループ
1 Yan LIU
2 Annette DYTRT
3 Tugba KARADEMIR
4 Mira LEUNG
5 Rachael FLATT
6 Susanna POYKIO
第2グループ
7 Valentina MARCHEI
8 Mirai NAGASU
9 Kimmie MEISSNER
10 Yukari NAKANO
11 Miki ANDO
12 Yu-Na KIM

世界ランキングの関係から、メダル候補の一人であるフラット選手は前半グループでの滑走になります。マルケイ選手はヨーロッパで開催される国際大会で高いランキングポイントを獲得しています。
滑走グループですが、ジャッジの方はそれに影響されないように意識はしているのでしょうが、どうしても最初の方のグループでは点が低くなってしまう傾向はあります。相対評価だった旧採点ではあからさまに「あとのグループに高い点を取っておく」ということが行われ、同じグループでも後ろに有力選手がいる場合は点数を抑えられる傾向がありました。
新採点では完全な相対評価ではないのでそれが緩和されましたが、やはりPCSでは実績のある選手が出てくるまでは様子見の得点しか出ないところがどうしてもあります。そういう意味でほんの少しフラット選手は不利ですが、ショートプログラムだけのことですし本人の出来で十分覆すことはできるでしょう。

10/28追記
ショートプログラムの結果です。
1 Yu-Na KIM         69.50 39.06 + 30.44 - 0.00
2 Miki ANDO            57.80 30.28 + 28.52 - 1.00
3 Yukari NAKANO      57.46 29.30 + 28.16 - 0.00
4 Mirai NAGASU         56.42 30.50 + 25.92 - 0.00
5 Rachael FLATT         54.92 30.00 + 24.92 - 0.00
6 Kimmie MEISSNER  54.90 28.46 + 27.44 - 1.00
7 Annette DYTRT     48.32 25.64 + 22.68 - 0.00
8 Susanna POYKIO    47.82 24.50 + 23.32 - 0.00
9 Yan LIU                  46.96 25.84 + 21.12 - 0.00
10 Mira LEUNG        45.74 25.54 + 20.20 - 0.00
11 Tugba KARADEMIR 41.26 19.58 + 21.68 - 0.00

金選手がダントツの得点で首位に立ちました。今回は回転不足が非常にとられやすい大会で、金選手の大きなジャンプはインパクトが強くて不足をとられにくいというメリットが出たと思います。実際にコンビネーションのセカンドジャンプは45度くらいの不足でしたが、この程度の不足は女子のジャンプでは8割方そうですので、ほとんど減点の対象とみなされなかったようです。流れが速く大変エキサイティングなプログラムです。ミスをした2Aもバックスパイラルから直ちに跳ぶ難しい構成。
安藤選手はステップで転倒した以外はいい演技だったと思います。ジャンプのセカンドが回転不足なのも気になりますが、切れ味自体はいいので調整次第でしょう。
中野選手もジャンプ以外はとてもいい演技だったと思います。こちらも、じっくりと調整してあげていければいいのではないかと思います。
アメリカ勢はちょっと元気がありませんでした。フラット選手は技術も表現もいい感じでしたが、回転不足と不正エッジ判定が痛かった。けれども、まだまだ若い選手ですのでどんどん難しいことに挑戦していってほしいものです。長洲選手はものすごく緊張していたのがこちらにも伝わってきました。でも素晴らしいスピードの演技でした。マイズナー選手は、なかなかジャンプの不調を克服できませんね。けれどもきちんと最後まで気持ちを入れた演技をできるのは立派です。

続いてフリーの結果。
1 Yu-Na KIM      123.95 63.95 + 60.00 - 0.00
2 Yukari NAKANO   115.07 58.43 + 56.64 - 0.00
3 Miki ANDO        110.62 58.46 + 52.16 - 0.00
4 Rachael FLATT     100.81 50.65 + 50.16 - 0.00
5 Susanna POYKIO    94.32 48.24 + 46.08 - 0.00
6 Mira LEUNG      90.42 48.90 + 41.52 - 0.00
7 Mirai NAGASU         86.48 36.96 + 51.52 - 2.00
8 Yan LIU                  81.16 40.92 + 40.24 - 0.00
9 Kimmie MEISSNER  81.02 33.74 + 49.28 - 2.00
10 Tugba KARADEMIR 72.65 32.61 + 41.04 - 1.00
11 Annette DYTRT       68.51 28.75 + 43.76 - 4.00

フリーも金選手の圧勝。ループジャンプの失敗はありましたが、それ以外は盤石でした。個人的には、リムスキー・コルサコフのゴージャスなオーケストレーションを表現するには少し彼女は線が細すぎるのか、すっきりとしすぎているのか、と感じる部分もあります。けれども彼女なりの世界観はつくることができていたかと思います。
中野選手は滑り慣れればさらに洗練されていきそうなプログラムですが、とにかく見ていて楽しく、エンターテイニングな作品になっていると思います。スピンが1つ減った分、何を加えるのか。どこに力を入れてきたのか、それを最も明瞭に見せてくれたのが中野選手だったのではないかと思います。
逆に安藤選手は、スピンが一つ減って代わりに何かが加わったという印象を持てないプログラムだと感じました。もちろん、4回転を加えるという選択もアリだと私は思いますが、その場合3回転になったときこのくらいのトランジッションの点になってしまうことは覚悟せねばならないでしょう。ちょっとしたスケーティングのミスやスパイラルのミスも残念でしたが、プログラムに一つ世界観のようなものがあってほしい。その高い技術を、表現のためにこそ生かしてほしい。トップ選手として彼女に今一番足りないものはそこではないかと思います。
長洲選手は前半が非常に速い展開でエキサイティングだっただけに、後半のミスは残念でした。しかし、体の成長が落ち着き場数を踏めばシニアの大会でも伸び伸びと滑られるようになるのではないでしょうか。フラット選手はジャンプのポップがありましたが悪くはなかったと思います。シニアの最初の大会としてはがんばれたのではないでしょうか。ポイキオ選手、昨シーズンあまり名前を見なかったのですが、素敵な演技を見ることができてほっとしました。上体の動きなどは少し硬いのですが、細い絹糸が紡がれていくような滑らかなスケーティングは本当に魅力的です。

女子の最終結果です。
1 Yu-Na KIM         193.45 69.50 + 123.95
2 Yukari NAKANO      172.53 57.46 + 115.07
3 Miki ANDO            168.42 57.80 + 110.62
4 Rachael FLATT    155.73 54.92 + 100.81
5 Mirai NAGASU         142.90 56.42 + 86.48
6 Susanna POYKIO    142.14 47.82 + 94.32
7 Mira LEUNG            136.16 45.74 + 90.42
8 Kimmie MEISSNER  135.92 54.90 + 81.02
9 Yan LIU                  128.12 46.96 + 81.16
10 Annette DYTRT       116.83 48.32 + 68.51
11 Tugba KARADEMIR 113.91 41.26 + 72.65

GPランキングです。
Yu-Na KIM         15pt
Yukari NAKANO      13pt
Miki ANDO            11pt
Rachael FLATT       9pt
Mirai NAGASU       7pt
Susanna POYKIO       5pt
Mira LEUNG               4pt
Kimmie MEISSNER     3pt

2008年10月24日 (金)

スケートアメリカ・アイスダンス、ペアなど

スケートアメリカのシングル以外、全般の話題のエントリーです。追記形式で結果を追加していくつもりです。詳細ページはこちら。

最初の競技はもちろんアイスダンス、コンパルソリー。日本時間25日の朝7時5分からです。滑走順はこちら。
第1グループ
1 Jane SUMMERSETT / Todd GILLES
2 Ekaterina RUBLEVA / Ivan SHEFER
3 Allie HANN-MCCURDY / Michael CORENO
4 Katherine COPELY / Deividas STAGNIUNAS
第2グループ
5 Pernelle CARRON / Mathieu JOST
6 Emily SAMUELSON / Evan BATES
7 Sinead KERR / John KERR
8 Tanith BELBIN / Benjamin AGOSTO
9 Isabelle DELOBEL / Olivier SCHOENFELDER

続いて日本時間25日11時5分からはペアのショートプログラム。滑走順はこちら。
第1グループ
1 Caitlin YANKOWSKAS / John COUGHLIN
2 Meagan DUHAMEL / Craig BUNTIN
3 Adeline CANAC / Maximin COIA
4 Yue ZHANG / Lei WANG
第2グループ
5 Rena INOUE / John BALDWIN
6 Keauna McLAUGHLIN / Rockne BRUBAKER
7 Maria MUKHORTOVA / Maxim TRANKOV
8 Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY

こちらはアメリカ勢は挑戦者になりますが、私自身ペアとアイスダンスは技術的なことはさっぱりなので、各チームがどんなプログラムを見せてくれるのか、気楽に期待したいと思います。

10/25追記
ペアショートプログラム、アイスダンスコンパルソリーダンスの結果です。

まずはペア
1 MUKHORTOVA / TRANKOV  66.32 37.40 + 28.92 - 0.00
2 SAVCHENKO / SZOLKOWY  64.08 34.16 + 29.92 - 0.00
3 McLAUGHLIN / BRUBAKER  57.02 30.54 + 27.48 - 1.00
4 DUHAMEL / BUNTIN       54.26 31.06 + 23.20 - 0.00
5 INOUE / BALDWIN             50.00 26.96 + 24.04 - 1.00
6 YANKOWSKAS / COUGHLIN  48.40 29.16 + 20.24 - 1.00
7 ZHANG / WANG         44.60 25.36 + 20.24 - 1.00
8 CANAC / COIA          44.00 25.16 + 19.84 - 1.00

ムホルトワ&トランコフ組が世界チャンピオンをおさえてトップに立ちました。この組はロシア伝統のスタイルをもっともよく受け継いだペアと言われていますが、今回は要素の出来が非常に良かったようですね。
井上&ボルドウィン組は要素の出来があまりよくなかったようです。まあシーズンは始まったばかりですし、ゆっくりと調整していってほしいですね。

続いてアイスダンスコンパルソリー。今回のお題はヴィーニーズワルツ(ウィンナワルツ)。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 38.49 19.50 + 18.99
2 BELBIN / AGOSTO         37.63 19.10 + 18.53
3 KERR / KERR               34.37 17.44 + 16.93
4 CARRON / JOST              32.26 16.74 + 15.52
5 SAMUELSON / BATES     31.81 16.24 + 15.57
6 COPELY / STAGNIUNAS        29.78 15.30 + 14.48
7 RUBLEVA / SHEFER          28.41 14.64 + 13.77
8 SUMMERSETT / GILLES       27.50 14.86 + 12.64
9 HANN-MCCURDY / CORENO 25.74 13.64 + 12.10

コンパルソリーはアメリカ勢よりもフランス勢に分がある競技。というか、全てのステップが決まっていますから得意だ苦手だといえない。練習すればしただけ、その年期が技術となり得点となる競技です。特にデロベル&シェーンフェルダー組は、現役選手の中ではコンパルソリーでどこかの組に負けるということが考えられないほどの技術を確立しています。逆にアメリカ勢はリフトやスピンなどの技が出てくるオリジナルダンスとフリーダンスでこの程度の点差は覆していける力があります。どうなってくるか、まだまだわかりませんよ。

フリー、オリジナルダンスの滑走順は、この順位の逆順となります。

10/28追記
アイスダンス、オリジナルダンスの結果です。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 58.26 28.60 + 29.66
2 KERR / KERR                     57.74 30.40 + 27.34
3 BELBIN / AGOSTO               57.47 29.00 + 28.47
4 SAMUELSON / BATES          55.01 29.80 + 25.21
5 CARRON / JOST              52.74 27.40 + 25.34
6 SUMMERSETT / GILLES     50.51 28.40 + 22.11
7 RUBLEVA / SHEFER        50.37 27.90 + 22.47
8 COPELY / STAGNIUNAS       48.38 25.50 + 22.88
9 HANN-MCCURDY / CORENO 45.44 26.00 + 19.44

優勝候補2組のTESが伸び切りませんでした。演技を見ていませんが、ミスがあったのかもしれませんね。そこに飛び込んできたのがカー姉弟組です。
ジュニアから上がってきたサミュエルソン&ベイツ組はやはりここにきて高いTESでカロン&ジョスト組を上回ってきました。

そしてペアのフリー。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY 116.69 55.81   60.88  0.00
2 McLAUGHLIN / BRUBAKER 115.67 59.99   55.68  0.00
3 DUHAMEL / BUNTIN           105.54 54.50   51.04  0.00
4 MUKHORTOVA / TRANKOV 101.35 46.91   57.44  3.00
5 INOUE / BALDWIN            96.51 49.99   47.52  1.00
6 YANKOWSKAS / COUGHLIN   93.30 50.18   43.12  0.00
7 CANAC / COIA               90.36 51.08   39.28  0.00
8 ZHANG / WANG              80.03 41.63   38.40  0.00

ムホルトワ&トランコフ組は最終滑走のプレッシャーか、ミスが多く出てしまいました。それでも高いPCSを獲得しているのがさすがです。若いマクマフリン&ブルベーカー組は高いTESを獲得していて、勢いを感じます。しかしやはり技術で世界観を表現する域に達しているサフチェンコ&ソルコヴィ組のPCSはずば抜けていますね。井上&ボルドウィン組は、若い組に押されてしまいましたが、今後ゆっくりと調子をあげていってほしいです。

そして最終日に行われたアイスダンスのフリーダンス。
1 BELBIN / AGOSTO               91.43 46.00 + 45.43 - 0.00
2 DELOBEL / SCHOENFELDER 90.89 44.90 + 46.99 - 1.00
3 SAMUELSON / BATES          88.84 47.40 + 41.44 - 0.00
4 KERR / KERR                     88.09 43.90 + 44.19 - 0.00
5 CARRON / JOST              81.92 42.60 + 39.32 - 0.00
6 RUBLEVA / SHEFER        80.25 43.20 + 37.05 - 0.00
7 SUMMERSETT / GILLES     78.61 43.70 + 35.91 - 1.00
8 COPELY / STAGNIUNAS      78.12 42.90 + 36.22 - 1.00
9 HANN-MCCURDY / CORENO 71.77 40.40 + 31.37 - 0.00

デロベル&シェーンフェルダー組はミスが出てフリーダンスは2位。点数は昨シーズンよりかなり低いという印象です。サミュエルソン&ベイツ組はTESで最高の得点を叩きだしてきました。ペアのマクマフリン&ブルベーカー組と同じような若さの勢いでしょうか。まだまだ序盤で上位選手が調子を上げていくまえとはいえ、大健闘と言えると思います。

ペアの最終結果です。
1 SAVCHENKO / SZOLKOWY  180.77 64.08 + 116.69
2 McLAUGHLIN / BRUBAKER  172.69 57.02 + 115.67
3 MUKHORTOVA / TRANKOV   167.67 66.32 + 101.35
4 DUHAMEL / BUNTIN            159.80 54.26 + 105.54
5 INOUE / BALDWIN          146.51 50.00 +   96.51
6 YANKOWSKAS / COUGHLIN 141.70 48.40 +   93.30
7 CANAC / COIA                   134.36 44.60 +   90.36
8 ZHANG / WANG                  124.63 44.60 +   80.03

アイスダンスの最終結果です。
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 187.64 38.49 + 58.26 + 90.89
2 BELBIN / AGOSTO               186.53 37.63 + 57.47 + 91.43
3 KERR / KERR                     180.20 34.37 + 57.74 + 88.09
4 SAMUELSON / BATES          175.66 31.81 + 55.01 + 88.84
5 CARRON / JOST              166.92 32.26 + 52.74 + 81.92
6 RUBLEVA / SHEFER        159.03 28.41 + 50.37 + 80.25
7 SUMMERSETT / GILLES     156.62 27.50 + 50.51 + 78.61
8 COPELY / STAGNIUNAS      156.28 29.78 + 48.38 + 78.12
9 HANN-MCCURDY / CORENO 142.95 25.74 + 45.44 + 71.77

GPランキング・ペア
SAVCHENKO / SZOLKOWY  15pt
McLAUGHLIN / BRUBAKER  13pt
MUKHORTOVA / TRANKOV   11pt
DUHAMEL / BUNTIN            9pt
INOUE / BALDWIN          7pt
YANKOWSKAS / COUGHLIN  5pt

GPランキング・アイスダンス
1 DELOBEL / SCHOENFELDER 15pt
2 BELBIN / AGOSTO               13pt
3 KERR / KERR                     11pt
4 SAMUELSON / BATES         9pt
5 CARRON / JOST             7pt
6 RUBLEVA / SHEFER       5pt
7 SUMMERSETT / GILLES     4pt
8 COPELY / STAGNIUNAS     3pt

スケートアメリカ・男子シングル

スケートアメリカ男子関係のエントリーです。追記形式で試合結果を記していくつもりです。

こちらが大会の詳細ページ
ヴァン・デル・ペレン選手は棄権で、少し寂しい10人の大会となってしまいました。シュルタイス選手は回復して参加可能のようですが、次の試合もありますし、ムリだけはしないでほしいです。

SPの滑走順は世界ランキングの逆順になります。開始時間は日本時間25日午後1時5分、でいいのかな? サマータイムありますからね。
第1グループ
1 Ian MARTINEZ
2 Igor MACYPURA
3 Shawn SAWYER
4 Alexander USPENSKI
5 Adrian SCHULTHEISS
第2グループ   
6 Takahiko KOZUKA
7 Kevin REYNOLDS
8 Adam RIPPON
9 Evan LYSACEK
10 Johnny WEIR

最終グループの最後3人にアメリカ勢が並びました。会場は盛り上がりそうですね。

10/25追記
ショートプログラムの結果です。
1 Evan LYSACEK     81.30 44.10 + 38.20 - 1.00
2 Johnny WEIR            80.55 42.50 + 38.05 - 0.00
3 Takahiko KOZUKA    80.10 44.70 + 35.40 - 0.00
4 Kevin REYNOLDS       67.18 37.08 + 30.10 - 0.00
5 Adrian SCHULTHEISS 64.40 35.40 + 29.00 - 0.00
6 Shawn SAWYER        64.14 33.14 + 31.00 - 0.00
7 Alexander USPENSKI  59.63 30.58 + 29.05 - 0.00
8 Adam RIPPON          59.60 29.90 + 30.70 - 1.00
9 Igor MACYPURA      54.58 27.98 + 27.60 - 1.00
10 Ian MARTINEZ      50.68 25.28 + 26.40 - 1.00

タイムオーバーのディダクションがありながらもライサチェク選手がトップ。PCSも高く、タラソワコーチについたのが功を奏したようです。しかしウィアー選手との差はあってないようなものです。そしてこの2選手に本当に僅差につけた小塚選手! 素晴らしいTESが出ていますし、PCSもTR以外は7点台が出ました。昨シーズンの世界選手権以降、着実に評価を上げている印象です。
70点台がおらず60点台にレイノルズ選手、シュルタイス選手、ソーヤー選手と続きます。メダル争いは実質上の3人の色争いということになりそうです。レイノルズ選手もタラソワコーチの指導を受けたそうですが、PCSは昨年までよりはずいぶん高くなっているようです。ジャンプは素晴らしい選手ですので、ぜひ欠点を克服して伸びてほしいですね。リッポン選手はトリプルアクセルに挑戦し転倒したようですが、それだけでなく緊張していたのか全体に出来はいまひとつだったようです。フリーでは開き直った演技を見せてほしいです。シュルタイス選手、ソーヤー選手も個性的で素敵な選手。演技を見るのが楽しみです。

フリーの滑走順はショートの順位の逆順です。競技は日本時間26日の午後1時10分からの予定です。

10/28追記
日曜、月曜とテレビ放送を見ていたら更新する時間がなくなってしまいました。
フリーの結果は以下の通り。
1 Takahiko KOZUKA    146.08 75.88 + 71.20 - 1.00
2 Johnny WEIR            144.65 69.75 + 74.90 - 0.00
3 Evan LYSACEK     141.91 66.61 + 76.30 - 1.00
4 Kevin REYNOLDS       137.71 73.51 + 64.20 - 0.00
5 Shawn SAWYER        135.84 69.14 + 66.70 - 0.00
6 Alexander USPENSKI  118.18 61.58 + 57.60 - 1.00
7 Adam RIPPON         115.22 55.72 + 60.50 - 1.00
8 Igor MACYPURA     115.03 61.03 + 54.00 - 0.00
9 Adrian SCHULTHEISS 112.86 54.36 + 58.50 - 0.00
10 Ian MARTINEZ     104.50 51.80 + 52.70 - 0.00

小塚選手のフリー、技術面では抜群の出来だったようです。華やかさや技術を表現に生かしていくという部分ではアメリカの二人にはまだ及びませんが、正確なスピンやステップなどをこなすのはもちろん、難しいトランジッションで、技術的にはジャンプがもはや異次元のレイノルズ選手に次ぐ難度のプログラムを滑りきったと思います。本当に見事な優勝。おめでとうございます。
ウィアー選手は、技術的な安定感はスピンの数が減ったことで増した印象です。
ライサチェク選手は表現の面では非常に素晴らしかったと思うのですが、今回は取りこぼしが多かったようです。上位3人、4回転はみんな失敗していますから、TESが伸びなかった原因はライサチェク選手の技術的なクセにあります。こればかりはすぐによくなるというものではありません。せめてステップ、スピンをしっかりとできるように調整できるといいのですが、それにしてもスケートカナダまでは時間がないですね。まずは前向きに次戦に臨んでほしいところです。
レイノルズ選手は滑りやジャンプ以外の要素を改善して最難度のジャンプ構成にふさわしい得点へと近づきつつあります。まだまだトップ選手のPCSには及びませんが、とにかく、若い選手が自分の今の問題点を認識して良くしていっているということが非常に喜ばしいことです。これからが本当に楽しみです。

最終結果です。
1 Takahiko KOZUKA    226.18 80.10 + 146.08
2 Johnny WEIR            225.20 80.55 + 144.65
3 Evan LYSACEK          223.21 81.30 + 141.91
4 Kevin REYNOLDS      204.89 67.18 + 137.71
5 Shawn SAWYER        199.98 64.14 + 135.84
6 Alexander USPENSKI  177.81 59.63 + 118.18
7 Adrian SCHULTHEISS 177.26 64.40 + 112.86
8 Adam RIPPON         174.82 59.60 + 115.22
9 Igor MACYPURA     169.61 54.58 + 115.03
10 Ian MARTINEZ     155.18 50.68 + 104.50

GPランキングは次のとおり
Takahiko KOZUKA    15pt 1戦終了
Johnny WEIR            13pt 1戦終了
Evan LYSACEK          11pt 1戦終了
Kevin REYNOLDS     9pt 1戦終了
Shawn SAWYER       7pt 1戦終了
Alexander USPENSKI     5pt 1戦終了
Adrian SCHULTHEISS  4pt 1戦終了
Adam RIPPON        3pt 1戦終了

2008年10月20日 (月)

JGPイギリス大会inシェフィールド

さて、ジュニアグランプリシリーズもついに最終戦が終了。ファイナリストも決定しました。この試合でも日本代表は活躍してくれました。

まず男子の結果
1 Florent AMODIO      193.34 72.00 + 121.34
2 Keegan MESSING   188.21 64.70 + 123.51
3 Alexander JOHNSON 187.81 68.07 + 119.74
4 Artur GACHINSKI    175.79 60.19 + 115.60
5 Artem GRIGORIEV    169.75 57.27 + 112.48
6 Peter REITMAYER      160.02 54.12 + 105.90
7 Akio SASAKI           159.48 49.35 + 110.13
8 Andrei ROGOZINE     149.50 47.93 + 101.57

アモディオ選手がトリプルアクセルを武器に190点台の高得点で優勝。ファイナルを決めました。これまたトリプルアクセルが武器のメッシング選手がフリー1位で総合2位。チェコ大会で優勝のジョンソン選手が3位に入り、ファイナル進出。ガチンスキー選手はミスもあり、また上位3選手のような素晴らしい3-3がないためにちょっと苦戦してしまったようです。
佐々木選手はブロック大会後急遽のエントリーだったようですが、ショートではくずれたもののフリーではなかなかの演技をみせてくれたようです。映像を見ましたが、表彰台に乗ったチェコ大会よりもむしろいい演技にさえ見えました。彼はとにかく得意のルッツをショートで決めて、できるだけいいグループでフリーを演じ、スピードや表現力をアピールしていくことが重要だったと思います。けれども、順位はおいておいて内容としては素晴らしかったのではないでしょうか。

続いて女子
1 Kanako MURAKAMI    153.84 55.52 + 98.32
2 Yukiko FUJISAWA     149.28 50.82 + 98.46
3 Angela MAXWELL     147.46 51.25 + 96.21
4 Ksenia MAKAROVA    137.78 51.16 + 86.62
5 Alexandra NAJARRO  136.41 50.06 + 86.35
6 Mae Berenice MEITE 123.85 46.88 + 76.97
7 Sandy HOFFMANN  119.40 46.63 + 72.77
8 Tenile VICTORSEN  115.93 47.48 + 68.45

日本人がものすごい得点で1-2フィニッシュです。村上佳菜子選手は150点を超えてきました。私はてっきり2戦目は今井選手になるものと思っていたのですが、日程とリザーブメンバーの都合でしょうか、村上選手が出場することになり、結果オーライとなりました。彼女は本当にチャーミングな演技で人を惹きつけますね。藤澤選手はショートではフリップの回転不足とスパイラルのミスがあったもののフリーでしっかり取り戻してきました。フリーに強いというのは本当に頼もしい強みです。
マクスウェル選手も3-3を決めてショート、フリーともにまとめ、3位に入りました。この表彰台の3人がファイナルへの進出を決めました。

そして、ペア
1 MARTIUSHEVA / ROGONOV 151.10 54.72 + 96.38
2 IMAIKINA / NOVOSELOV  149.72 54.78 + 94.94
3 TAKAHASHI / TRAN      131.10 50.06 + 81.04
4 CASTELLI / SHNAPIR    128.39 48.99 + 79.40
5 LAWRENCE / SWIEGERS   127.14 47.48 + 79.66

高橋選手はジャンプの調子がかなり悪かったようですが、しっかりとペアらしい息のあった滑りを見せたことで3位をキープできました。ファイナル進出が決まり、本当によかったです。やっぱりペアはロシア勢が非常に強いですが、ファイナルでは伸び伸びとした演技を見せてほしいですね。

男女のファイナルのメンバーをおさらいしてみましょう。
Richard DORNBUSH メキシコ1位 南アフリカ1位 30pt 合計点 379.36
Michal BREZINA フランス1位 イタリア1位 30pt 合計点 375.20
Armin MAHBANOOZADEH スペイン1位 フランス2位 28pt 合計点 352.04
Alexander JOHNSON チェコ1位 イギリス3位 26pt 合計点 375.39
Florent AMODIO イギリス1位 フランス3位 26pt 合計点 365.03
Ivan BARIEV チェコ2位 南アフリカ2位 26pt 合計点 376.59
Denis TEN ベラルーシ1位 フランス4位 24pt 合計点 351.94
Elladj BALDE メキシコ2位 南アフリカ3位 24pt 合計点 347.05

アメリカが3人いますが他はいい具合にばらけています。ジャンプもスケーティングも兼ね備えたブジェジナ選手、トリプルアクセルはないものの演技力の評価の高いドーンブッシュ選手やジョンソン選手といったあたりがメダルを争いそうです。
しかし実はブジェジナ選手は負傷してシニアの大会を棄権しています。今年はファイナルまで時間がありますが、それまでに回復するか、心配です。
というわけで、補欠の3選手も一応おさらい。

Artur GACHINSKI スペイン2位 イギリス4位 22pt 合計点 348.67
Keegan MESSING イギリス2位 チェコ4位 22pt 合計点 348.57
Gongming CHENG メキシコ3位 ベラルーシ3位 22pt 合計点 339.09

日本人選手がファイナルに残れなかったのは残念ですが、選手達は小さなチャンスに対しベストを尽くしていたと思います。今回は状況がよくなかったとしかいいようがありません。

続いて女子はこちらのメンバーです。
Kristine MUSADEMBA フランス1位 スペイン1位 30pt 合計点 270.66
Yukiko FUJISAWA チェコ1位 イギリス2位 28pt 合計点 297.53
Alexe GILLES 南アフリカ1位 メキシコ2位 28pt 合計点 270.57
Kanako MURAKAMI イギリス1位 スペイン3位 26pt 合計点 280.71
Amanda DOBBS メキシコ1位 南アフリカ3位 26pt 合計点 268.08
Becky BERESWILL フランス2位 スペイン2位 26pt 合計点 262.25
Angela MAXWELL チェコ2位 イギリス3位 24pt 合計点 284.05
Diane SZMIETT 南アフリカ2位 フランス3位 24pt 合計点 258.04

なんとアメリカが5選手、日本が2選手、かろうじてカナダのシュミット選手が3カ国目に滑り込んだ格好です。アメリカジュニアの層は本当に恐ろしい。
しかしその中で合計得点の高さは日本人が際立っています。マクスウェル選手がいい勝負をしていますが、直接対決で藤澤選手に勝てていないことを考えれば、優勝候補を日本の2選手といっても言い過ぎではないくらいだと思います。しかし、二人とも非常に若い選手ですから何が起こるかはまったくわかりません。全日本ジュニアもありますが、実際どんな結果になるかはふたを開けてみないとわからないところがあります。村上選手の演技力はアメリカ勢に負けてはいないと思いますが、藤澤選手はまだまだ発展途上。失敗を恐れずとにかく最後まで強い気持ちで演技をしてほしいものです。
女子も補欠選手をあげておきます。

Stefania BERTON チェコ3位 フランス4位 20pt 合計点 249.71
Sarah HECKEN イタリア3位 南アフリカ5位 18pt 合計点 245.79
Shoko ISHIKAWA チェコ4位 南アフリカ4位 18pt 合計点 261.96

こんなところにヨーロッパ勢がいました。ヨーロッパが弱いと言うよりは、アメリカが強すぎるといった方がいいですね。石川翔子選手、この順ではファイナルはまず回ってこないと思いますが得点は高いので組み合わせが惜しいですね。全日本ジュニアではぜひいい演技を見せてほしいです。

さて、来週からはいよいよシニアのGPSが始まります。
注目はなんといっても女子!
金VS中野VS安藤VS長洲VSフラットVSマイズナーという豪華対戦!
誰がメダリストになってもおかしくない、なれなくてもおかしくない好カードです。シニア継続の選手の中では実績で金選手が少し抜けているかと感じますが、直接対決のない伸び盛りのジュニア出身選手がいますからどうなるかわかりません。ジュニア出身は通常PCSなどで苦戦するのですが、長洲選手は全米女王、場所がアメリカとなりますとほとんどそういったディスアドバンテージは考えられないように思います。
日本勢の2選手は飛び道具で勝負することになるのでしょうか。リスクの高い勝負になりますから、リカバーの方法をきっちり考えておく必要があるでしょうね。マイズナー選手も、キャラハンコーチの元でどれだけ持ち味のジャンプに磨きをかけているか、楽しみです。

男子は初戦から世界選手権銅メダルのウィアー選手、全米王者ライサチェク選手の対決です。ライサチェク選手はタラソワコーチのもとでどのようなプログラムを作ってきたかが楽しみです。銅メダル争いでは、ヴァン・デル・ペレン選手、シュルタイス選手の負傷がどうなっているか気になりますが、ジュニアチャンピオンのリッポン選手、4回転のレイノルズ選手(トリプルアクセル以来10年ごとに新しいジャンプが成功する法則に基づくと、今年新しい4回転を誰かが成功させるかもしれない!私は彼が一番の候補ではないかと思っています)、そしてなんといっても日本の小塚選手がいます。
彼は北米ではまだいい成績を残せていません。ロシアやスウェーデン、そしてもちろん日本でも、いい滑りを見せているのですが、北米ではそのよさが十分認識されていないように思います。ジャンプを決めれば必ず上位にいける選手です。ぜひここでメダルをとって、チャン選手にひけをとらないスケーティングの持ち主であることをアピールしてほしいです。もちろん3年前の高橋選手のように、優勝を狙ったって構わないと思いますよ!

ペアは世界チャンピオンのサフチェンコ&ソルコヴィ組が登場。地元アメリカは若手のマクマフリン&ブルベーカー組、ベテランの井上&ボルドウィン組で迎え撃ちます。ロシアからは川口選手達の国内最大のライバルであるムホルトワ&トランコフ組が登場。井上選手達はちょっと差をつけられているかもしれませんが、メダル争いはこの辺りになってくると思います。
アイスダンスは世界チャンピオンのデロベル&シェーンフェルダー組とアメリカのエースベルビン&アゴスト組の対決です。もちろんイギリスのカー姉弟組、ジュニアチャンピオンのサミュエルソン&ベイツ組も注目です。

いやいや、本当に毎週末が忙しくなりますね!
いよいよこの季節がきたという感じです。

2008年10月17日 (金)

JGP南アフリカ大会他いろいろ

ちょっと体調を崩している内に怒濤のように1週間がすぎてしまいました。
こうも遅くなってしまうと結果をいちいちアップするのも無意味っぽいですが、一応。

まずは南アフリカ大会男子の結果
1 Richard DORNBUSH  192.66 68.73 + 123.93
2 Ivan BARIEV          189.12 60.08 + 129.04
3 Elladj BALDE            184.89 61.41 + 123.48
4 Daisuke MURAKAMI    168.06 61.81 + 106.25
5 Nikita MIKHAILOV    156.08 52.50 + 103.58
6 Andrew GONZALES    154.86 51.76 + 103.10
7 Alexander MAJOROV  150.19 53.77 + 96.42
8 Javier RAYA          144.24 44.82 + 99.42

村上選手はジャンプがいくつか決まらず4位。ジュニアの得点としては決して低い点ではないのですが、全体に得点の高い大会でした。トップスリーが180点台以上という試合はなかなかありませんよ。
いろいろと村上選手は残念なシーズンの始まりになってしまいましたが、とにかく今年の目標はシニアの全日本に焦点をしぼって、全日本ジュニアの表彰台を目指してほしいです。世界ジュニアには出られなくても、今年もインターナショナルチャレンジなどの大会がありますから、きっとそのチャンスに結びつくはずです。

続いて女子
1 Alexe GILLES     134.11 46.75 + 87.36
2 Diane SZMIETT   131.46 48.93 + 82.53
3 Amanda DOBBS   128.64 40.60 + 88.04
4 Shoko ISHIKAWA   128.42 53.52 + 74.90
5 Sarah HECKEN   127.14 44.06 + 83.08
6 Sonia LAFUENTE    124.95 43.51 + 81.44
7 Miriam ZIEGLER   124.18 44.85 + 79.33
8 Isabel DRESCHER   122.93 43.08 + 79.85

10 Rumi SUIZU      118.85 41.15 + 77.70

女子も残念ながら日本勢はメダルを逃してしまいました。石川選手はショートで素晴らしい得点を叩きだしたのですが、それがプレッシャーになってしまい、緊張が体力を削ってしまったのかもしれません。フリーは崩れてしまいました。水津選手はショートで崩れ、フリーでも十分な演技ができず10位に終わってしまいました。
両選手とも、アメリカ勢との違いはフリーで上げてくる力です。神宮は混雑するリンクなので、どうしても通し練習などの量が環境のいいアメリカとは違ってくるのかもしれません。うまく中京大学のリンクなどを利用しながら計画的な練習ができればいいんですけれどね。

さて、ジュニアは日本勢のファイナリストが決まらず、少し残念な結果ですが、シニアでは日本勢が大活躍しました。
フィンランディアトロフィーで無良選手、鈴木明子選手のアベック優勝!
YouTubeにHanaxxxxxさんがホームビデオの撮影を非常にたくさんあげてくださっていますので、この大会の様子を詳しく知ることができます。無良選手のショートプログラムは本当に素晴らしい、流れのある作品です。情熱や叙情性などで魅せる演技ではありませんが、とにかくスピード感があります。私は特にサーペンタインステップのパートが気に入っています。振り付けた阿部先生をブロック大会で見かけた(というか試合後のロビーではほとんどいつでも見つけることができた)のですが、結局声をかけることはできませんでした…リアルでは小心者で…
ヴォロノフ選手はショートがいまひとつ、ヴァン・デル・ペレン選手は手術のあとが思わしくないのかフリーを棄権してしまったのが残念でしたが、それにしても無良選手は本当にすばらしいシニアデビューでした。
女子の鈴木選手はショート、フリーともにほぼベストに近い演技を披露することができたようです。いくつか回転不足のジャンプがありますが、片足で着氷はしていますし、とにかくこの構成を滑り慣れていけばコンスタントに160点以上を出せる水準に難なく達するでしょう。スケーティング、ジャンプ、表現力と、バランスの良いところを出すことができました。マイヤー選手やレピスト選手、ゲデヴァニシヴィリ選手といったそれぞれに持ち味と定評のある選手に総合で勝てたのは本当に価値のあることです。NHK杯もこの調子でいってほしいですね!

ブロック大会は東京で波乱があったようですね。村主選手が優勝、中野選手は調子がよくなく、3位になってしまったようです。村主選手はフリーを作り始めたのが遅めだったのを考えれば、今の時点ではそうとう良かったのではないでしょうか。失敗したジャンプもかなりあり、TESは低いですが、三連続ジャンプやサルコウジャンプなど、苦手、課題としていたジャンプを決めてきていますから、基礎的な技術はかなり向上していると見ていいと思います。あとは滑り込み次第でしょうか。中野選手もまだまだこれからでしょう。
武田選手は3-3に挑戦するなど、ブロック大会からアグレッシブなところを見せてくれたようです。これがシーズンの中盤、後半へと繋がっていけばいいですね!
私はといえば、羽生選手のショートからのトリプルアクセルの挑戦を見て大興奮しておりました。6分間練習では決めてましたよ。プログラムはまだ少し未完成なところも見られましたが、本当に末恐ろしい選手だと思いました。動きはすごくシャープでそれこそロシアの選手のようですが、仕草自体はやっぱり年相応な感じでした。女子の鈴木真梨選手、及川選手も素敵でした。シニアは、どうしても層の厚さでジュニアに劣るのですが、演技の洗練度自体はやはりお兄さん、お姉さん。最下位の選手までも、魅せることへの意識がジュニアとは違う!と感じました。

さて今週の大会はもう始まってるというか終わっているものもあるのですが、JGPは最終戦、イギリス大会「ジョン・カリー・メモリアル」。詳細ページはこちら。日本勢は藤澤選手、村上佳菜子選手に、佐々木選手、そしてペアの高橋&トラン組。
今のところ女子はショートで1,4とファイナル圏内。5人が50点台ですから、熾烈でハイレベルな争いです。佐々木選手はショートで出遅れてしまいました。しかし諦めずに滑ってほしいです。ジュニアの大会というのは本当に何が起こるかわからない。ブロック大会の直後で疲れがあるとは思いますが、次に繋がる演技をがんばってほしいところ。女子の2選手も、ファイナルを意識しすぎず、今の自分の演技を丁寧に演じてほしいです。

シニアではカール・シェーファー・メモリアルで織田選手が優勝。4回転にも果敢に挑戦してきたようです。これで本当の意味で日本男子が面白くなってきた、と思います。小塚選手も、無良選手も、南里選手も、そして織田選手も新しい一面を見せてきました。高橋選手だって、うかうかしてはいられないでしょう。

2008年10月 6日 (月)

JGPベラルーシ大会inゴメル

さてさて、JGPも第6戦と、しだいに佳境にさしかかってまいりました。潤沢な自国枠をしっかりとより多くのファイナリスト輩出のために使ってきたアメリカ勢、とにかく一人でも多くの選手を出してファイナリストは最低限の選手にかけた日本勢と、ここベラルーシで互いに誤算が出たような気がします。
日本勢は「うれしい誤算」ではありますが…

まずは男子の結果から
1 Denis TEN            188.07 68.36 + 119.71
2 Chao YANG          183.47 59.88 + 123.59
3 Gongming CHENG   179.56 61.11 + 118.45
4 Stanislav KOVALEV    170.48 63.17 + 107.31
5 Curran OI               166.06 53.02 + 113.04
6 Alexander NIKOLAEV 163.12 57.97 + 105.15
7 Yukihiro YOSHIDA   162.51 53.71 + 108.80
8 Austin KANALLAKAN  153.53 56.12 + 97.41

得点を見ると非常にハイレベルな争いとなりました。見たところ、これまでの優勝者のような圧倒的なPCSは出ていませんが、全体に高くなっています。従来はPCSで突出していたアメリカ勢は、東欧勢、アジア勢の従来より高めの(かといってバカ高い!というほどでもない)PCSに埋もれてしまった格好に見えます。もちろん、それだけではないのでしょうが…。
とりあえず、優勝したデニス・テン選手は一戦目が4位でしたから、これでファイナルの目が出てきました。
吉田選手はパーソナルベストを大幅に更新しました。順位こそ7位と羽生選手よりも低くなってしまいましたが、これは周囲のレベルが高かったので仕方がないことです。ショートはコンビネーションの失敗、フリーはフリップのパンクがありましたが、スピン、ステップではきっちりレベルをとっていますし、とにかくフリーのエレメント内容がよくまとまっています。ジャンプの難度こそ男子としては決して高くはありませんが、それをしっかりと滑りきっている印象です。今週末のブロックには間に合わないかもしれませんが、全日本に向けてしっかり準備して欲しいところです。

続いて女子
1 Haruka IMAI        145.00 47.60 + 97.40
2 Oksana GOZEVA    142.24 51.84 + 90.40
3 Kana MURAMOTO  124.50 50.42 + 74.08
4 Evgenia TARASOVA 118.09 37.63 + 80.46
5 Brittney RIZO       117.29 42.91 + 74.38
6 Zhenni RUAN        115.08 42.88 + 72.20
7 Johanna ALLIK     112.58 35.16 + 77.42
8 Isabelle OLSSON    108.50 33.54 + 74.96

今井選手が堂々の得点で優勝。村元哉中選手もすばらしい銅メダル。対照的にアメリカ勢はブランハギ選手がまさかの9位。リゾ選手も5位ではファイナルは難しいでしょう。
ロシア勢ががんばったのはベラルーシですから準ホームアドバンテージがあったのでしょうが、日本勢は本当に会心の成績だったと思います。
今井選手のフリーのジャンプ構成はシニアでも通用する5種6トリプル。ループと2A+3Tの加点がすばらしいです。最後のダブルアクセルをトリプルトウかサルコウにできれば7トリプル構成にできますが、今のものも相当の高難度なので、まずは今の構成をしっかりと滑りながら、「!」判定を受けてしまったルッツの修正を頑張ってもいいかもしれません。
哉中選手はショートはみごとでしたが、フリーは後半ちょっとバテてしまったかもしれませんね。けれどもスピンやステップで加点がもらえています。最初のフリップは冒険という面もあり失敗はやむを得ませんが、とりあえず後半のジャンプをがんばってほしいです。

うれしいことにこれで日本勢の表彰台は5人となりました。しかし、これから2戦目に進めるのは4人だけなうえ、次の南アフリカにエントリーが決まっているのはメダリストの中では水津選手だけ、もう一人は石川翔子選手という布陣になっています。今からエントリー変更は難しいですから、イギリス大会を藤澤選手と今井選手という布陣で戦い、村上佳菜子選手、村元哉中選手は、好成績ながら涙をのむことになってしまいます。
しかし女子に関しては、2戦目に進めるのを4人と限った時点でこうなってしまうリスクはありました。1戦目にたくさん出場させて、2戦目の枠を激しく争わせる、というのは、とにかく人材豊富な女子ジュニアをどう育てるかという連盟の方針としては、十分理解できるものです。
男子に関しては、もう本当に悔しい大失敗だと思います。

もう一つ嬉しいニュース。
イタリアのメラーノで開催されたシニア大会「メラーノ・カップ」で南里康晴選手が優勝。振付師カメレンゴさんの地元で見事な月光ソナタを披露できたようです。フリーは少し後半疲労が見えたようですが、この優勝を自信に変えて、スケートカナダでは堂々としたフリーを演じてほしいものです。
この大会の優勝候補だったシュルタイス選手は怪我のため欠場。グランプリシリーズの出場も危うくなってしまいました。せっかく鳴り物入りでシニアに本格参戦というシーズンに、なんとも残念ですが、とにかく一日も早い回復を祈っております。

さて、今週末は南アフリカ大会。日本からはようやく村上大介選手、女子は2戦目の水津選手、石川翔子選手が登場。
男子はメキシコ大会で対戦する予定だったドーンブッシュ選手やバルデ選手、それにチェコ大会2位のバリエフ選手といった面々がライバル。ジャンプが確実に決まれば村上選手は十分に戦えると思いますが、高難度の構成であるためリスクも高い。まずは順位を気にせず伸び伸び戦ってほしいところです。
女子はアメリカのドブス選手、ギルス選手に、ドイツのヘッケン選手とこちらも強豪揃い。水津選手も全力を尽くさなければこのメンバーでファイナルを確定させるのは難しいでしょう。とにかく、守りにはいることなくベストを尽くしてくれればいいなと思います。石川選手もジャンプの調子が上がっていれば十分チャンスはあります。1戦目の反省を生かして落ち着いて演じてほしいです。

国内のブロック大会も今週末は4カ所で一挙開催。私も最寄りのブロックの大会に1日は足を運んでみようかな…などと思っています。

10/9追記
南アフリカ大会の詳細ページです。男子はメキシコ大会よりさらに参加者が少ないですね…。四大陸地域の大会だと、ヨーロッパの小国の選手などは敬遠するのでしょう。なかなか規模の大きな国際大会が開けないのもうなずけます。
そんななか、最初の内は豪華な景品で有力選手を呼んだ大会だったにせよ、NHK杯のような30年の歴史のある大会というのは本当に大変な努力の中で継続されてきたのではないかと思います。何かスペシャル番組のようなもので過去の名演技を美しい映像で見られればありがたいのですが、そういう企画はなしですかね、NHKさん?

なお、今週はシニアのフィンランディアトロフィーも開催されています。日本からは無良選手、鈴木明子選手が参戦しています。
女性陣はスケーティングの美しいフィンランド勢がずらり。日本人選手としては本当に優れたスケーティングを持っている鈴木選手ですが、この中で個性を出していくには、ジャンプと熱い表現力をアピールしていかなければならないと思います。また、ジャンプを決めても、安定感のある優勝候補のマイヤー選手に勝つのは相当難しいでしょう。けれども、とにかく鈴木選手らしさを国際舞台で存分にアピールしてほしいものです。
男子はヴォロノフ選手とルータイ選手のロシア勢、怪我明けなので読めませんが世界選手権では素晴らしいフリーを見せたヴァン・デル・ペレン選手など、これまた有力な選手達が出場しています。無良選手は、国内ではシニア大会に慣れていますが、とにかく思い切った演技をして国際シニアレベルというものを体感してほしいと思います。以前からジュニア離れした存在感は持っていましたが、シニアに上がればそういった美点は持っているのが当たり前になっていきます。ジャッジの藤森さんは「とにかくクリーンに滑りきることがシニア1年目の課題」とおっしゃっています。クリーンな演技を見せていくことでPCSが上がっていく部分もありますから、これは大切なことでしょう。どんな評価が下されるかはわかりませんが、まずはシニアでいかに戦っていくべきかということを学ぶ場になればいいのではと感じます。

2008年9月29日 (月)

JGPスペイン大会inマドリッド

さて、ジュニアグランプリシリーズも後半戦に入りました。スペイン大会です。
同時期に開催されたネーベルホルン杯ともども、日本勢が活躍しました。

男子の結果です。
1 Armin MAHBANOOZADEH 179.40 62.99 + 116.41
2 Artur GACHINSKI            172.88 51.57 + 121.31
3 Tatsuki MACHIDA           158.97 59.48 + 99.49
4 Javier FERNANDEZ      157.18 45.20 + 111.98
5 Mark VAILLANT            156.50 52.12 + 104.38
6 Chafik BESSEGHIER      153.38 54.23 + 99.15
7 William BREWSTER       151.36 44.73 + 106.63
8 Sebastian IWASAKI          141.69 48.75 + 92.94

マーバヌーザデー選手が優勝でファイナルを決めました。ガチンスキー選手はショートを失敗してしまいましたがフリーで追い上げて見事な2位。町田選手も3位に入りましたが、フリーは決していい出来ではありませんでした。それでも表彰台にとどまったのは立派でしたが、まだ十分にフリーを滑りきる体力がついていないようです。トリプルアクセルを失敗しても、後半を滑りきれば十分取り戻せますから、なんとかスタミナをつけていってほしいものです。4位にこちらもフリーで追い上げた地元フェルナンデス選手。この選手にはひそかに期待しています。
日本男子は、南アフリカ大会に村上大介選手のエントリーが濃厚となりましたので、2試合目に出られるのはたった一人。町田選手は佐々木選手と同じ3位ですが得点で負けていますので、2試合目は厳しくなってしまいました。今後吉田選手と村上選手が戦い、現在の最高成績である佐々木選手との間で2試合目の枠を争うことになります。それにしても…7枠でも少なく、残念な気持ちだったのに、貴重な1枠を手違いで失ってしまったのが本当に悔まれます。

続いて女子。
1 Kristine MUSADEMBA        127.64 45.48 + 82.16
2 Becky BERESWILL          127.27 45.16 + 82.11
3 Kanako MURAKAMI              126.87 46.58 + 80.29
4 Ksenia MAKAROVA              122.89 49.72 + 73.17
5 Rebecka EMANUELSSON     119.89 39.65 + 80.24
6 Rylie MCCULLOCH-CASARSA 118.71 40.45 + 78.26
7 Roberta RODEGHIERO           117.98 43.92 + 74.06
8 Jasmine Alexandra COSTA    115.36 41.08 + 74.28

12 Mari SUZUKI                   104.95 42.22 + 62.73

ムサデンバ選手が2勝でファイナルを決めました。ベレズウィル選手もファイナルが濃厚になりました。そして村上佳菜子選手は堂々の3位。初出場で本当に立派な順位、そして得点です。ルッツジャンプがいまいちだったようですが、今は失敗を気にせずどんどん挑戦していってほしいですね。スピンのレベルはとれていますし、PCSが高いのがうれしいです。鈴木選手は12位。フリーで転倒が2度あり、少し残念な感じでしたが、この経験を次につなげていってほしいです。

アイスダンスではシブタニ兄妹組が2位に入り、ファイナルを決めました。ダンスでノービスから上がってすぐの活躍はなかなかないことです。順調に育ってほしいものです。

ネーベルホルン杯では織田選手が優勝。新しいシーズン、幸先の良いスタートがきれましたね。JGP前半に旋風を巻き起こしたブジェジナ選手はここでもすさまじい強さを発揮。織田選手に迫る200点台をたたき出しました。3位にスケーティングに定評のあるポンセロ選手。シズニー選手共々こういう選手がいいフリーを滑るのは本当にうれしいことです。が、ヴェルネル選手は4位で少々残念。優勝候補筆頭にあげられるような状況ではちょっと力を発揮できないようです。ブジェジナ選手がプレッシャーにもなったようです。けれどまだまだプログラムを慣らしているところだとおもうので、ここから確実性をあげていってほしいです。
女子は伸びやかなスケーティングと美しいスピンを持つシズニー選手が優勝。彼女に足りないのはジャンプだけなので、本当にジャンプをまとめられてよかったと思います。グランプリシリーズや全米でも、こういった演技を見せてほしいです。端正なスケーティングで評価を上げているレピスト選手が2位。鈴木明子選手は3位に入りました。プロトコルを見た限りでは昨シーズンほど好調ではないようです。少しずつ国際大会やプログラムに慣れて、NHK杯を万全で迎えてほしいです。

さて今週末は第6戦ベラルーシ大会。日本からは男子に吉田行宏選手、女子に今井遥選手と村元哉中選手が登場です。
男子はイタリア大会2位のオイ選手、中国の楊選手、程選手などが登場します。アメリカ勢、ロシア勢は層が厚いですから、誰が出てくるかわかりません。吉田選手はこれまでジュニアグランプリでは決していい演技がてきていませんでしたが、清々しいほど元気なスケートが出来る選手なので、とにかく思い切りのいい演技を見せてほしいです。昨シーズンの全日本のように、とはいかなくても、それに迫るような演技ができれば上位は狙えます。
女子はブランハギ選手とリゾ選手が再び登場。この二人にエストニアのイッサコワ選手を含めた戦いになっていきそうです。イッサコワ選手は1戦目がよくありませんでしたので、どこまで戻してくるか。哉中選手、今井選手ともに、あまり硬くならずに伸び伸び滑ってほしいですね。力を出し切ればチャンスはあると思います。

しだいに国内のブロック大会やシニアの方も騒がしくなってきて、シーズンが始まったという感じですが、上位選手にとっては序盤はまず課題を見つけていく方が大切な試合になります。新しいルールへの対応なども確かめながら、じっくりと見守っていきたいですね。

10/2追記
ベラルーシ大会の詳細ページ。現時点(日本時間21:30)で女子のSPが開催中です。中部はすでに終わっていますが、日本のブロック大会も開催されています。興味のある方は最寄りのブロックの大会を覗いてみてもいいかもしれませんよ。

2008年9月23日 (火)

JGPチェコ大会inオストラヴァ

JGPも4戦目終了で折り返し。何人かの選手がすでにファイナルを決めています。
この4戦目は日本人選手が大活躍。初出場の藤澤選手はもちろん、他の二人もしっかりとショート・フリーともにパーソナルベストをマーク。順位がどうというより、こうして選手が会心の演技をしてきたというのがなによりも嬉しいことです。

それでは男子の結果
1 Alexander JOHNSON  187.58 66.53 + 121.05
2 Ivan BARIEV       187.47 61.09 + 126.38
3 Akio SASAKI        167.57 55.06 + 112.51
4 Keegan MESSING     160.36 57.85 + 102.51
5 Stanislav KOVALEV  159.83 56.06 + 103.77
6 Christopher BOYADJI 153.16 52.14 + 101.02
7 Stephane WALKER      147.70 51.21 + 96.49
8 Alexander MAJOROV   144.85 54.68 + 90.17

彗星の如く登場したアメリカのジョンソン選手が1位。国内戦の順位などから、アメリカの選手であるしそこそこの力があるだろうとは思っていましたが、いきなり優勝してしまうとは。ジャンプの力ではなく滑りの巧みさが評価されているあたり、昨シーズンのリッポン選手を彷彿とさせますが、リッポン選手はそれでも以前にJGPの出場経験がありました。彼は国際大会は初出場のようです。本当にアメリカという国の層の厚さは驚かされます。
バリエフ選手は僅差の2位。ショートのダブルアクセルでのミスが悔やまれます。
そして佐々木選手は殊勲の3位! 本当におめでとうございます。上位とは点差が離れているように見えますが167点は実際立派な得点です。何よりも素晴らしいのが、このオフでしっかりと3-3やフリップを身につけてきたこと。ダブルアクセルの習得が遅く、ジュニアでは出遅れてしまったところがあったと思いますが、あの今では3-3もこなす長洲選手も、ダブルアクセルには3年もてこずったと語っています。壁を一つ越えて、やればできるという前向きな気持ちが、彼をどんどん上達させていると思います。
もちろん持ち前のスパークリングな表現力もしっかり評価されています。SSも、とにかくよく走り回る彼ですから評価が高いです。演技の説得力や観客を巻き込む力は並はずれていると思いますが、欲を言えば、もう少しひとつひとつ動きを洗練させていくと、ツウ好みなジャッジもうならせることができるようになると思います。

続いて女子。
1 Yukiko FUJISAWA      148.25 50.32 + 97.93
2 Angela MAXWELL      136.59 43.15 + 93.44
3 Stefania BERTON      134.90 52.75 + 82.15
4 Shoko ISHIKAWA       133.54 50.09 + 83.45
5 Sandy HOFFMANN  123.52 42.69 + 80.83
6 Marissa SECUNDY    123.12 42.10 + 81.02
7 Alexandra NAJARRO  119.71 45.30 + 74.41
8 Oksana GOZEVA     118.08 38.65 + 79.43

藤澤選手が見事な初出場、初優勝。ショートではルッツで転倒がありましたが、その中でも50点を超える点を出してきました。フリーもスピンなどで高い評価をもらって100点に迫る得点を出してきました。今後体力がついてジャンプが安定すればさらに伸びそうです。
マクスウェル選手はショートの2ミスから怒濤の追い上げで2位。彼女はアピール力は備えた選手なので、洗練されてくれば良い点がでるとは思いましたが、これほど短期でPCS評価の高い選手になるとは、という感じです。
石川翔子選手はベルトン選手に僅差で敗れて4位でしたが、全体には昨シーズンより断然よい要素構成、出来映えになっています。フリー後半のジャンプに崩れがあるので、体力的な面の改善が必要なのかもしれません。来年からシニアになりますので、ここでいい成績を残していきたいですね。

さて今週末はマドリッドのスペイン大会です。
日本から出場するのは今年からジュニアに上がってきた村上佳菜子選手と、鈴木真梨選手、男子は昨シーズンのイギリス大会を制した町田選手です。
女子はどちらも国際大会の経験がありませんから、とにかく思い切って楽しんでほしいですね。優勝候補はフランス大会を勝ったムサデンバ選手。フランス大会2位だったベレズウィル選手もやはり強いでしょう。しかし佳菜子選手もあの山田コーチの指導を受け、エッジはあやしいですがルッツジャンプも跳べます。おおいに上位が期待できる選手です。どんな結果が出るかはわかりません。番狂わせに期待です。
男子は優勝もおおいに期待できる町田選手。ライバルは2戦目となるアメリカのマーバヌーザデー選手に、ロシアの二人、ガチンスキー選手とグリゴリエフ選手。地元スペインのフェルナンデス選手も期待できますが、このあたりの選手よりは少し距離があるかもしれません。安定感が武器のマーバヌーザデー選手相手では、トリプルアクセルが武器の町田選手、ガチンスキー選手といえども、勝つのは簡単ではないはずです。ジャンプはとにかく、確実に決めたいところです。演技面でも、彼らの華をうまく表現していってほしいです。

9/25追記
スペイン大会の詳細ページです。今回は競技ごとの更新はされないようです。
なお、シニア大会のネーベルホルントロフィーも同時開催中。男子には織田選手が登場。さまざまな中堅選手が出ていますが、注目は前回優勝のブジェジナ選手、織田選手ともいい勝負をしそうな気がします。ヴェルネル選手が本来の力をフルに出せば最有力だと思いますが、シーズン序盤だけにどうなるかはまったく予断を許しません。織田選手もここでいい演技をして弾みをつけてほしいですね。女子は鈴木明子選手が登場。フィンランドのレピスト選手やアメリカのシズニー選手、地元ドイツのディトルト選手、エストニアのグレボワ選手、韓国の金那英選手、ロシアのイエフレワ選手など、ヨーロッパの中堅どころや期待の若手が多数出ていますが、ここでなんとかメダルをとってその力を世界に見せつけてほしいです。宮本賢二さん振付のプログラムも非常に楽しみです。

2008年9月18日 (木)

JGPメキシコ大会inメキシコシティ

更新が遅れてしまいましたが、JGPのメキシコ大会が終了しています。
なお、村上選手はこの大会の直後に行われたアメリカの小さな大会に出場し、優勝しています。おそらくは日本の連盟が派遣大会を発表する前に、一応エントリーだけしておいたのでしょう。こういう、滑り止め私立にも願書を出しておくような感じのエントリーは、けっこうあることらしいのですが、今回は功を奏しましたね。
これによりメキシコ大会の棄権が手続きの不備であることははっきりしてしまいました。とても残念です。彼は本当に才能ある選手ですが、まだ日本に不慣れなジュニア選手なのですから、周囲がしっかりとサポートしてあげてほしいものです。

さて試合結果です。例によって男子から
1 Richard DORNBUSH  186.70 67.24 + 119.46
2 Elladj BALDE       162.16 62.19 + 99.97
3 Gongming CHENG   159.53 54.33 + 105.20
4 Andrew GONZALES   158.00 58.94 + 99.06
5 Nan SONG          147.80 52.03 + 95.77
6 Javier FERNANDEZ   147.35 54.57 + 92.78
7 Bela PAPP          145.18 49.03 + 96.15
8 Samuel MORAIS     144.79 48.92 + 95.87

ドーンブッシュ選手、有力選手に名前を挙げてみたものの、ここまで飛び出るとは思いませんでした。中国の程選手もノーマークでした。宋選手は前の試合でも成績がよかったのですが、やはりスケート大国と呼ばれる国はどんどんとタレントが出てきますね。
そんな中でもヨーロッパの選手には、もっとがんばってほしいものです。それにしても、この中で村上選手がどんな順位が出ただろうかと想像すると本当に残念でなりません。

続いて女子
1 Amanda DOBBS               139.44 50.46 + 88.98
2 Alexe GILLES                      136.46 49.91 + 86.55
3 Min-Jung KWAK              117.42 46.97 + 70.45
4 Cecylia WITKOWSKI          109.78 48.64 + 61.14
5 Ayane NAKAMURA         108.10 39.08 + 69.02
6 Dana ZHALKO-TYTARENKO 102.37 41.43 + 60.94
7 Karina JOHNSON          102.16 38.52 + 63.64
8 Bingwa GENG              101.71 37.96 + 63.75

10 Nanoha SATO            95.52 36.06 + 59.46

アメリカの二人が圧倒的でした。中村選手はショートのコンビネーションが入らなかったのが残念でした。しかし、スピンなどのレベルはまずまずとれています。ジャンプの調子を整えていってほしいです。佐藤選手もジャンプが課題。ジャンプは努力で必ず向上するようなものでもないのでしょうが、できる範囲で向上していって欲しいですね。

そしてペア
1 KRASILNIKOVA / BEZMATERNIKH 132.84 50.90 + 81.94
2 SHEREMETIEVA / KUZNETSOV    131.94 49.89 + 82.05
3 MARTIUSHEVA / ROGONOV       131.78 50.12 + 81.66
4 TAKAHASHI / TRAN           120.12 45.67 + 74.45
5 ZHANG / WANG                 118.91 47.75 + 71.16

ロシア勢が熾烈な争いを繰り広げました。ロシア連盟がソチオリンピックに向けて最も力を入れているのは、もしかしたらペアかもしれません。
そのメダル争いの外ではありましたが、しっかりと4位につけた高橋&トラン組、本当に着実に向上していっているようです。ペアは、二人で息を合わせて滑ることがもっとも重要。ペアを組んだ最初の内は、技の成功率よりも、滑りのスムーズさ、つまりTESよりもPCSの方が顕著に向上していく競技といえます。彼らのPCSの向上は、二人の息が合ってきた、着実な成果といえるでしょう。

さて、今週末はチェコ大会。大会詳細ページはこちらです。
日本からは男子では佐々木選手、女子ではコペンハーゲンのノービス大会で羽生選手とアベック優勝を果たした藤澤選手と、昨シーズンの全日本新人賞を獲得した石川翔子選手。
男子の優勝争いは世界ジュニア7位のロシアのバリエフ選手が一歩リードでしょうか。フランスのボヤジ選手、アメリカのジョンソン選手といったあたりもメダル候補です。佐々木選手、ルッツジャンプは得意なジャンプなのでショートから決めていってほしいです。上位に行くにはジャンプの手数は足りないかもしれませんが、彼ならではの音楽性と楽しいプログラムに期待しています。
女子ではアメリカの日米ハーフ、マクスウェル選手が登場。他に有力なのは韓国のシン選手でしょうか。イタリアのベルトン選手も2戦目ですから、初戦の反省を生かして得点を伸ばしてくる可能性があります。ジュニア初戦となる藤澤選手ですが、ジャンプ指導に定評のある河野コーチ(南里選手などの指導者)の元で培ったキレのあるトリプルルッツが跳べますから、緊張せず伸び伸びと滑ることができれば上位が狙えます。石川翔子選手もスケーティングの美しさ、独特の優雅さがありますから、しっかりと演技をまとめて上位を狙って欲しいです。

2008年9月 7日 (日)

JGPイタリア大会inメラーノ

さて、ジュニアグランプリ第2戦イタリア大会が終わりました。今回はフランス大会に比べるとやや点数が低く、演技内容もやや低難度のものが多かったような気がします。参加選手の持つレベルというより、試合会場全体がそういう空気になってしまう、ということがたまにあります。いくつかフランス大会の演技を見る限り、いいムードの大会だったように見えました。

さて男子の結果。
1 Michal BREZINA    192.48 63.52 + 128.96
2 Curran OI          165.38 67.19 +   98.19
3 Alexander NIKOLAEV  161.59 55.49 + 106.10
4 Nikita MIKHAILOV    159.28 64.39 +   94.89
5 Yuzuru HANYU      146.68 51.06 +   95.62
6 Ronald LAM          138.63  53.40 +   85.23
7 Abzal RAKIMGALIEV   138.41  47.37 +   91.04
8 Peter REITMAYER      134.54  49.45 +   85.09

ブジェジナ選手、ショートはルッツが抜けてしまったようで3位と出遅れましたが、フリーはその点差をまったく問題にしない圧倒的な点差で優勝。一人シニアレベルを突っ走っている感じです。フランス大会が本人としては納得のいかない演技だったようですが、この大会では短期間で見事に修正できたようです。ショートのミスがなければもしや200点越えが出たかもしれません。これはヴェルネル選手、うかうかしてはいられませんよ!
羽生選手は初出場、ショートは第一滑走、フリーは最終滑走というすごいくじ運を発揮したばかりでなく、フリーで順位を上げるという勝負強さも発揮。新人らしからぬ貫禄の5位です。演技内容を見ると、フリーの要素はけっしてよくなく、コンビネーションも3回転3回転1つしか入らなかったようですが、とにかくすばらしいPCSが出ました。13才で5点台中盤をずらり並べるとはただならぬ選手です。プログラムの構成がいいのかもしれません。是非見てみたいですね。

続いて女子
1 Melissa BULANHAGUI  127.25 50.36 + 76.89
2 Rumi SUIZU        121.97 48.22 + 73.75
3 Sarah HECKEN      118.65 45.94 + 72.71
4 Brittney RIZO        117.19 45.10 + 72.09
5 Alexandra ROUT      116.97 43.16 + 73.81
6 Ivana REITMAYEROVA 115.10 41.36 + 73.95
7 Joshi HELGESSON      110.25 46.50 + 63.75
8 Satsuki MURAMOTO    109.59 36.27 + 73.32

ブランハギ選手が全体に演技をまとめて優勝。水津選手はルッツがダブルだったもののショートは3T-3Tを決めてまとめ、フリーはなんとか踏みとどまり2位をキープしました。フリー2位から8位くらいまでの点数は団子になっておりまして、この中でいちばんショートの良かった水津選手が抜けたという格好になりました。小月選手も、ショートで崩れてしまったのですが、フリーでこの集団に飛び込む演技を見せて8位まで順位をあげました。ふたりとも本当によく戦ったと思います。
水津選手はおそらくこれで2戦目が確定かと思いますが、2戦目のメンバーはもう少し強敵揃いになりそうな気がします。この結果に満足せず、さらにいいものを目指してほしいです。

次戦はヨーロッパを離れ、メキシコでの大会になります。日本からは、アメリカに拠点を置く男子の村上選手と女子の佐藤なのは選手とペアの高橋&トラン組、それにジュニア2年目の中村選手というエントリー。
男子のライバルはやはりアメリカのドーンブッシュ選手、それにカナダのジュニアチャンピオンバルデ選手、スペインの代表でシニアの経験もあるフェルナンデス選手といったあたりになるでしょうか。私にはあまりなじみのない選手が多いのですが、国際大会に久しぶりの復帰となる村上選手がどのあたりに飛び込むのか、楽しみです。
女子はアメリカジュニアチャンピオン、ギルス選手がいよいよ登場。同じアメリカのドブス選手もなかなかいい選手だと聞きます。レベルの高いアメリカ勢に、中村選手、佐藤選手、どこまで食い下がれるか、がんばってほしいです。
ペアのことは本当によくわからないのですが、高橋&トラン組、とても期待しています。ペアは世界的にも競技人口が少なくなっていて、日本では満足に練習できるリンクなんて皆無に等しい状況なのですが、彼らの活躍がもしかしたら光明になるかもしれませんからね。

そうそう、リンクといえば、サンピア倉敷のスケートリンク、暫定的ではありますが再開の目途が立ったそうです。関係者の皆さま、本当におめでとうございます。
しばらくは社会保険機構からリンクを借りるという不安定な形式での経営になりますが、うまいこと採算がとれるよう願っています。暫定的ではなく永続的な経営ができるようにするには、いろいろ考えなければならないこともあるかと思いますが、普段頻繁にリンクを使うわけでもないフィギュアスケートファンも、もっとたくさんできることがあるのではないか、と思っています。

9/11追記
メキシコ大会の詳細ページです。村上選手のエントリーが消えています。なぜでしょうか?
怪我など深刻なものでなければいいのですが。
村上選手はUSFSAが特別に許可しない限り日本代表でのISU選手権の出場権はまだないはずなので、せめてジュニアグランプリで活躍して欲しかったのですが…。もしかしてその肝心の出場権に関してISUやUSFSAとの間の手続きが不十分だったとかいうオチではないですよね!?
本人が滑ることができない状態での棄権であれば、それは仕方のないことなのですが、もしも何か単なる手続き上の問題なのであれば、なんとか他の試合に枠を復活できないものでしょうか…って、そんな温情があるなら元々出場取りやめなんて事態にはなっていないか…。ただでさえ日本選手の出場枠が少ないのに、せつないですね。

2008年9月 1日 (月)

JGPフランス大会inクールシュヴェル

というわけで、いろいろ波乱も予想通りの結果もありの大会となりました。簡単に順位の方をおさらい。

まずは男子です。
1 Michal BREZINA          CZE  182.72 63.13 + 119.59
2 Armin MAHBANOOZADEH USA  172.64 60.46 + 112.18
3 Florent AMODIO         FRA  171.69 58.30 + 113.39
4 Denis TEN              KAZ  163.87 54.81 + 109.34
5 Nan SONG             CHN  161.63 54.43 + 107.20
6 Chao YANG            CHN  161.11 49.77 + 111.34
7 Christopher BOYADJI      FRA  159.17 56.26 + 102.91
8 Eliot HALVERSON        USA  155.50 54.05 + 101.45

ブジェジナ選手は少しミスもあったのですが、格の違いを見せつけるような得点で優勝。さすがはシニアの経験も豊富で小さな大会ではヴェルネル選手を破る(彼に派手なミスが多かったからとはいえ)だけの力の持ち主です。マーバヌーザデー選手は少しだけ演技を見た感じでは、まだ技術要素をきれいにこなしているだけで、おもしろみのある演技はできていないようです。伝統的に個性的でおしゃれな選手が多い西ヨーロッパではパンチ力が足りなかったかもしれませんね。
1戦を終えただけでは今年の傾向はなんともいえません。この時期にしては高い得点が出ていますが、昨シーズンもオーストリアの大会などは非常にレベルが高かった。ルール変更の影響を予測するにはあと2戦程度は様子を見なければならないでしょう。

続いて女子
1 Kristine MUSADEMBA         USA  143.02 53.18 + 89.84
2 Becky BERESWILL           USA  134.98 51.74 + 83.24
3 Diane SZMIETT               CAN  126.58 48.27 + 78.31
4 Stefania BERTON             ITA   114.81 42.19 + 72.62
5 Evgenia POCHUFAROVA       RUS  114.00 41.00 + 73.00
6 Yuka ISHIKAWA              JPN  112.33 44.74 + 67.59
7 Rylie MCCULLOCH-CASARSA CAN  107.62 39.28 + 68.34
8 Mae Berenice MEITE          FRA  107.50 36.64 + 70.86

15 Yuki NISHINO               JPN  99.99 37.41 + 62.58

西野選手はどうやら調子を崩していたようで、残念な結果でした。しかしここでしっかり課題を見つけて、全日本ジュニアまでに立て直していって欲しいですね。
憂佳選手は、いつもショートに比べるとフリーで得点を落としてしまいがちな傾向がありますね。スピンやステップが優れていて、ジャンプが不安定な選手がこのような傾向にあります。特にジャンプで、体力を消耗してしまうんですね。しかし果敢にトリプルルッツに挑戦していますから、この努力が後々に生きていくといいなと思います。
女子のスパイラルは、特にジュニアということもあるでしょうがやはり明らかにレベル認定が難化しています。それでも何人かレベル4を獲得していますが、彼女らが6秒間のポジション維持をしたのか、柔軟性を生かしてスプリットのアラベスクなどを使ったのか、実際の演技を見てみたいです。

不正エッジ判定の傾向については、1試合だけをみても何ともいえません。昨シーズンもスケートアメリカの女子だけを見て「今年は回転不足の判定が厳しくなった!」という話が出ていましたが、最終的にはほどほどの判定に落ち着いたという印象です。

ついでに、アイスダンスの結果も貼っておきます。
1 Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI         USA  157.84 28.49 50.46 78.89
2 Kharis RALPH / Asher HILL                CAN  146.84 27.97 47.89 70.98
3 Lucie MYSLIVECKOVA / Matej NOVAK      CZE  139.72 27.55 45.62 66.55
4 Terra FINDLAY / Benoit RICHAUD           FRA  136.42 28.63 39.00 68.79
5 Tatiana BATURINTSEVA / Ivan VOLOBUIEV  RUS  135.92 27.22 43.62 65.08
6 Elizaveta TCHETINKINA / Denis SMIRNOV    RUS  133.12 26.89 42.45 63.78
7 Anastasia VYKHODTSEVA / Alexei SHUMSKI UKR  133.07 27.56 45.45 60.06
8 Charlene GUIGNARD / Guillaume PAULMIER  FRA  132.99 28.19 43.26 61.54

昨シーズン全米ジュニアに初出場し4位だったシブタニ兄妹組が優勝。昨シーズンのオリジナルダンスではフォーク/カントリー音楽として「さくらさくら」を演じてくれたという日系人の二人。ジュニアとしては非常に高い得点で初出場、初優勝。すばらしい結果です。
彼らのコーチは、かつてベルビン&アゴスト組を、現在はヴァーチュー&モイア組、デイヴィス&ホワイト組を指導しているシュピルバンドコーチ。この採点法下で若い選手を次々と世界トップレベルに育て上げているコーチで、共に指導に携わるマリーナ・ズエワコーチは中野選手の振付師でもあります。やや身長差があり、しっかりホールドするとマイア選手がアレックス選手にぶら下がっているように見えてしまうところに不安はありますが、今後が楽しみではあります。同じ東洋系の長洲選手やジャン選手のように、これからマイア選手もどんどん身長が伸びてくることも十分考えられますしね。

今週末はイタリア大会、女子は水津選手と村元小月選手が出場。ライバルは昨シーズンのファイナルに出場したアメリカのブランハギ選手やエストニアのイッサコワ選手、世界ジュニア7位のスウェーデンのヨシ・ヘルゲッソン選手、同8位で昨シーズンのJGPでも地元で優勝を果たしたドイツのヘッケン選手などです。トリプルルッツの跳べない水津選手はショートから3T-3Tをしっかり決められるかが勝負の鍵になるでしょう。
男子はジュニア国際大会初出場の羽生選手。また、前戦から引き続きブジェジナ選手とアモディオ選手が登場します。夏のショーでは少し本調子でなかった羽生選手ですが、まずは強力な先輩ライバル達の胸を借りるつもりで、失敗を恐れず思い切り演技して欲しいです。

9/4追記
ちょっと遅くなりましたが大会詳細ページのリンクです。
試合は今日から。いい大会になるといいですね!